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アングロファイルさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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21.  続・さすらいの一匹狼 《ネタバレ》 
本作の主人公、女性を助けたり、悪い奴にだまされたりして、映画としては善人に描こうとしているようなのですが、どうも完全に善人とも思えない。被害者的な役回りなのですが、あまり共感できないというか、主人公として少々弱いような気がします。こういう人物なら、もっとタフさがほしいのですが、ジュリアーノ・ジェンマのように甘いマスクではそこは期待できません。ジェンマには合っていないのでは。彼を助ける医者と保安官のコンビは面白かった。 あと本作で興味深かったのは、有力者に煽られて町の人間が主人公をリンチにかけようとするところ。これ、現代では「炎上」という呼び名で、ネット上でしばしば見かけます。この場合、有力者に煽られているわけではありませんが。要するに正義を行使したい、正義の側にいると思いたいという自己満足から、悪と思うものを集団で攻撃する。人間というものは昔から変わらないのだということを感じさせました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-03-26 19:45:21)
22.  素直な悪女 《ネタバレ》 
どこが悪女なんだか。まわりの男が勝手に騒いでいるだけで、それを「女がエロイせいだ」と言うのは、一方的に責任転嫁してるだけ。女が挑発したからレイプしてもいいという理屈と同じですよ。特に長男は、ジュリエットに対して「一晩寝れば十分」と言ったり、あげくの果てには売春婦扱いしたりしてますし。 しかし当のジュリエットは、長男に対する思慕を捨てきれず、ミシェルと結婚しても悶々として過ごす日々。そんな迷える娘の心情をブリジット・バルドーが繊細に演じていて、私としてはそちらの方に魅せられました。まあこれに関してはミシェルがいまいち覇気がない、ということがあるようで。鬱屈を吹き飛ばすかのように踊り狂ったあと、ミシェルに平手打ちされてやっと平静に戻るわけですが、これはミシェルが夫としての「力強さ」を示したことが原因でしょう。つまりこの映画は、とことん男目線のマッチョな思想で作られています。そのあたりがどうしようもなく古いというか、かび臭い時代遅れなわけですが、先にも書いたような、自分でもどうしようもない思いに悩むジュリエットには、青春ドラマとして現代にも通ずるところがあって、そのあたりを高く評価しておきます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-03-22 20:39:32)
23.  ロミオとジュリエット(1954)
68年版だと思って録画したら、こっちでした。しかし古典らしく落ち着いた雰囲気で楽しめました。カラーもどぎつくなく美しい。地味ですが正統派という感じで、いいんじゃないでしょうか。今の観客は、テンポが遅すぎると感じるかもしれませんが。ジョン・ギールグッドが案内役で登場するのも面白い。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-03-15 10:15:24)
24.  ボッカチオ'70 《ネタバレ》 
基本的に、この手の話ってあんまり好みじゃないんですよね。つまらないというわけではありませんが。 印象的だったのは2話・4話。2話はお堅い人たちを揶揄しているバカバカしい話かと思っていたのですが、看板のモデルとの妄想あたりから雰囲気が変わってきて、かえってつまらなくなってしまいました。ミニチュアセットはよくできていたと思います。4話がいちばん楽しめました。あの若い男は物語の展開上必要なのでしょうが、演じている俳優のためか、あまり魅力的に感じられません。ソフィア・ローレンがなびくぐらいだから、もっといい男でないとね。しかし、彼女の仕事仲間の奥さんやクジに当たっちゃう気の弱そうなおじさんなど、それ以外の人物はなかなか魅力的でした。 1本約50分程度ですから、1時間ドラマを一ヶ月分続けて見たような案配ですね。そのせいか、長さの割にはボリューム感とか重厚さとかを感じませんでした。そもそも題材がそういう種類のものだと思いますし。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-11-04 21:00:51)
25.  イングリッシュ・ペイシェント
見終わってネットで調べた結果、アルマシーがハンガリー人だと気づきました。これでは内容についてきちんと理解できたかどうか、心許ないわけですが……。長時間でも見られましたが、それは撮影と音楽のおかげでしょう。時間に見合った作品だったかどうかは、「?」が付きます。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-11-03 09:37:19)
26.  南から来た用心棒 《ネタバレ》 
これまで見たマカロニ・ウェスタンでのジュリアーノ・ジェンマの役は、どちらかというと心優しい人物が多かったのですが、本作でのアリゾナ・コルトはなかなかハードボイルド。トランプでいかさまをしたりと、一筋縄ではいきません。それでも、どこか人のいいところがあって、そのあたりがちょっと生ぬるいかと思います。敵のゴルドの方は、バンバン人を殺しまくり。仲間だろうが町の人間だろうが、まったく関係ないようで、気に入らない相手にはすぐ鉛の弾をお見舞いするという人物。人殺しを楽しんでいるような極悪人で、ハードボイルド風の主人公の相手としてはこれぐらい必要なのでしょうが、あまりにもどんどん死にすぎるので、後半は食傷気味でした。裏切り者のウィスキーとか、なかなかいいキャラですが、それ以外は魅力的な人物もあまり登場せず、いまいちでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-08-18 17:01:37)
27.  リオの男 《ネタバレ》 
ベルモンド主演のアクションコメディは何本かありますが、これはその初期の作品。あとのものほどのドタバタ感はなく、うまくまとまっています。誰が黒幕かは、簡単に察しがつきますが。 前半はどちらかというとサスペンス味が強く、007を思わせる部分もありました。終盤は元祖『レイダース』みたいな展開で、そこまでも普通に面白いのですが、この最後のあたりがいちばん楽しめました。あの結末も、皮肉が効いています。  以前見たときは英語版だったのですが、今回はフランス語だったのもよかったです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-10 10:50:28)
28.  怒りの荒野 《ネタバレ》 
あいかわらずリー・ヴァン・クリーフが渋くてかっこいい。本作では、いずれ若者に追い抜かれるであろう中年男のわびしさや、そんな若者を利用する狡猾さもうまく出していました。対する ジュリアーノ・ジェンマは、本当はガンマンに向いていないナイーブな若者役が合っています。最後に銃を捨てるところは、ジェンマだからサマになります。彼の映画は、ああいう甘さがあるところが特徴のようで、製作者も俳優をよく見ているということでしょう。 本作では、必ずしも簡単な善悪の対立構造図になっているわけではありません。正義を行使しようとしているのは、保安官の任に当たった2人くらいでしょう。あとの人物は、だいたい私利私欲で動いています。スコットにしても、マーフを殺された怒りからタルビーと決闘したわけで、街を守ろうとかいう気持ちはあまりなかったでしょう。あと、判事の娘があっさりタルビーについていったりと、現実的な面もしっかり描いています。そのあたりが単に甘いだけではなくてよかったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-03 18:17:47)
29.  続・荒野の1ドル銀貨
邦題は「続」となっていますが、『荒野の1ドル銀貨』とはなんの関わり合いもない映画。銀貨も特に出てきません。 どうも話の進行や演出に思わせぶりというか、もったいをつけたところがあって、面白さがややマイナス。マカロニ・ウェスタンだから、格好つけるのは悪くないんですが、なんだか凝ったことをやりたくてすべった感じ。結婚式のあたりからやっと乗ってきました(要するに、アクションが見どころ)。キャストはそれぞれ存在感があってよかっただけに、残念でした。でも基本的には、おもろい娯楽映画です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-07-19 21:38:38)
30.  荒野の1ドル銀貨 《ネタバレ》 
マカロニ・ウェスタンというのは、時代や国・地域があいまいというか、どこでもいいというイメージがあります。しかし本作では、南北戦争終了後のアメリカ西部が舞台。それはいいのですが、セリフがイタリア語なので違和感があるなぁと思いつつみていたら、最後にやられました。あれがあるから南北戦争後だったのですね、納得。ほかの方のレビューにもありますが、こうした小道具の使い方がうまいです。それ以外では、主人公が妻帯者であるためか、ちょっと甘い雰囲気があるところが異色です。しかし主演がジュリアーノ・ジェンマですから、それはそれでいいでしょう。紳士然とした悪役のピエール・クレソワも魅力的。銃撃戦だけでなく肉弾戦も十分楽しめます。主題曲もマカロニらしくていいですし、娯楽作品としてはなかなか楽しめました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-07-12 17:18:41)
31.  エル・シド 《ネタバレ》 
カトリックのスペイン人とムーア人との争いかと思ったら、キリスト教徒同士で延々と争っていて、なんだかなぁという感じ。しかも人物の思考経路が単純すぎて、行動が短絡的に思われます。恋人が父の仇とか、けっこう複雑に悩む状況だと思うのですが、そういうところは見られません。そのあたりが、私にはむしろ「アメリカ的」と映りました。この単純さのため、話はわかりやすいですが深みが感じられず、重厚な歴史大作風ですが、いくぶん薄っぺらい作になってしまいました。戦闘場面はなかなか見せましたが。 出演者では、ソフィア・ローレンはさすがにスターの存在感がありましたが、それよりもジュヌヴィエーヴ・パージュの王女様が印象的でした。ミクロス・ローザの音楽はさすがに『ベン・ハー』を連想させすぎて、悪くはないですがちょっとどうかと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-30 10:57:48)
32.  マーサの幸せレシピ
勝手にコメディだと思いこんでいたのですが、かなり違いました。疑似親子ものとしてはまあ普通でしょうが、最後までマーサに好感が持てず、楽しめませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-01-13 19:16:30)
33.  夕陽のガンマン 《ネタバレ》 
何がかっこいいって、リー・ヴァン・クリーフがかっこよすぎ。色々な銃を持っているというのも、大いに魅力的です。単なる賞金稼ぎと思わせておいて、裏に人情話があるという展開もよいです。イーストウッドにも見せ場が用意されているし、主役2人のコンビがきわめてポイント高いです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-07-18 21:58:55)
34.  嘆きのテレーズ 《ネタバレ》 
前半は不倫の話なので、渡辺淳一風の文芸作品かと思いきや、後半サスペンスに移行したのは驚き。しかし不自然さもなく、うまい展開だと思います。本作の登場人物はそろってエゴが強く、それがぶつかり合うところが見どころでしたが、そこが最後になってあざやかに反転する。水兵がいまわのきわ、テレーズたちのことを思って手紙のことを伝えようとするところに、人間のあるべき姿が描かれていたと思います。非常に効果的でした。車のぶつかる場面がわざとらしいのが、玉にきずですが。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-15 22:25:41)
35.  トスカーナの休日
よくあるパターンの再生物語ですが、特にこれといったセールスポイントが見つからない。イタリアの風景は美しいのですが、それだけでは……。主人公が作家で金持ちというのも、個人的にはマイナスに働いています。なんだか都合よく行きすぎて、共感できません。あと、邦題は「休日」となっていますが、休日どころの話じゃないでしょう。原題の方がしっくり来ます。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-06-11 21:14:24)
36.  ダンケルク(1964) 《ネタバレ》 
これも最初は洋画劇場で見たのですが、カットされていたためかあまりいいとは思いませんでした。その後BSで見直したら、ユーモアを含みながらも辛口の戦争映画だと感じました。今回再見ですが、ユーモアよりもシニカルさが目につきます。マイヤと仲間との会話に、それが強く感じられます。ほかにもイギリス船に乗り込む一連のエピソードは、ある種運命的なものを感じさせます。まるで戦争という大きな船にみんなで乗せられて、その船の行くままに流されるしかないような。それが、戦争から逃れようとしたらあっけなく最期をとげてしまうラストに象徴されているようです。この船は一度乗ったら降りることは許されないのだと。それによって戦争の悲しさ・残酷さをよく表していると思います。あと、モーリス・ジャールの音楽はとてもすばらしい。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-06-10 13:11:48)
37.  ある公爵夫人の生涯
18世紀後半のイギリスが舞台ですが、お話は昼メロ級の惚れたはれたに終始しています。これはこれで面白く見ましたが、話の展開が早いためか、人物の心情変化が唐突に感じるところがあり、そこをじっくり描いてこそ話が生きるのではと思います。しかし男女が相手に求めるものの違いや親と子の情愛など、現代に通じる部分もあったのはよかった。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-06-01 19:45:54)
38.  天地創造
映画版聖書物語ということで、聖書(創世記)のお勉強にはいいんじゃないでしょうか。ただ、エピソードの羅列で流れが平板なところが残念。ノアの洪水が一番よかったと思うし、スペクタクルシーンもそれなりに見せていたのですが、盛り上がりに欠けたような気がします。 まあ、こういう宗教がらみの映画はいろいろと気をつかうでしょうし、聖書の映像化となればなおさらでしょう。結果として無難な(無難すぎる?)できになったのではないかと推察します。映画として見ると、面白味が少ないです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-01-03 08:37:07)
39.  花咲ける騎士道(1952) 《ネタバレ》 
序盤は占いを信じて疑わないファンファンにちょっといらつきますが、王女様を助ける場面での剣さばきはお見事。アドリーヌに恋していることを自覚するあたりからは、かなり楽しめました。やはり見どころは、さらわれたアドリーヌを追跡するところでしょう。活劇とギャグの取り合わせ、その切り替えがよかったです。地下道を通って敵の中枢へ潜り込み、さらに机の下からはい出ても誰も気づかないというアホらしさ。このご都合主義があるので、最後にアドリーヌが国王の養女になっていても許せます。しかし、なんだかんだで王様を「いいひと」にしてしまうのは、疑問もありますが。とはいえ、十分に楽しめる作品でした(ジーナ・ロロブリジーダの谷間も含め)。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-05 21:07:15)
40.  赤と黒 デジタルリマスター版 《ネタバレ》 
原作は、一応支配階級に対する批判が込められているようです。たしかに聖職者が「パリに行けば出世できる」と発言するなど、ずいぶん俗っぽいという印象がありました。しかし原作発表当時のフランス人ならともかく、現代の日本人である私から見ると、週刊誌やワイドショーを賑わすような不倫と三角関係のメロドラマとしか映りませんでした。主人公のジュリアン・ソレルは、聖職者を目指したかと思うと女におぼれたりして、人間くさいといえばたしかにその通りですが、あまりにも俗物で魅力を感じませんでした。デジタルリマスターされて、映像は美しかったです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-07-14 18:04:21)
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