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1.  ストーカー(1979)
この感覚どこかで味わったことがある・・・と思っていたら子供時代の野原での遊びの記憶でした。芒の原っぱは広大な海原、崖は海にそそり立つ断崖絶壁の秘密基地、廃坑は怪物の住むトンネルだったかもしれない。あそこを踏んだら異次元に落ちるから近づいたらダメ、とか。マンションの非常階段、抜け道的な用水路、おっかない爺さんの居る近所の立派な庭・・・かくれんぼかヒーローごっこか何の遊びだったか憶えていませんけども、この映画にはあの時の感覚が横溢している。「童心に戻って遊ぶ」と言えば、スポーツ化された雪合戦や欧米にあるサバイバルゲーム等がありますが、ルール化され、お金をかけて装備を揃える点で立派な「大人の」遊び。あの頃の、自由に想像力を駆使して遊ぶような面白さとは異なるものです。子供時代のあの感覚を再現するのにこういう手法があったかと唸りました。ちょっと異端の感想かしら。
[DVD(字幕)] 9点(2011-06-05 18:25:56)(良:2票)
2.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 
前半は安っぽいゾンビ映画、後半はその映画を作るスタッフ達のホームコメディ。 ドラマは普通に面白いけど、アイデア一発ものとしてはイマイチ。後半で何か異なる真相が見えてくるわけでもない、単なる制作の裏話。 「何?このしょうもない映画?」と思わせておいて・・更にそれを真剣に一生懸命作っている姿を見せて、どうしろと。 これが何で大マスコミが「社会的現象」とまで大絶賛する羽目になったのかさっぱり解らない。 関係者によっぽどマスコミにコネの利く人物でもいたのか。或いは、マスコミがどこまで一般大衆を騙せるかという社会実験(w)でもしてたのか。 ひょっとして「日本軍の人体実験」という与太話のフレーズを久々に聞かされた在日サヨク記者さん達が評価を10倍山盛りしてしまったのか。 (リアル監督はやけに悪魔のエンブレムに拘ってたけど、鬼畜米英と戦った筈の日本軍が西洋の悪魔崇拝ってそれだけでおかしいやん。) 大丈夫なのかマスコミと日本映画。
[DVD(邦画)] 5点(2019-04-30 15:02:46)(良:2票)
3.  ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版> 《ネタバレ》 
デッカードがレプリカントで4年の寿命だとすると、早く死ぬロイ(ハウアー)よりも新型って事ですよね。しかも抹殺専用に開発されてるから、あらゆるレプリカントの機能を体力・知力で凌駕してるはず。それなのにまともに自力で倒せたのは女性2体だけで「慰安用カワイコちゃんタイプ」にすら悪戦苦闘する有様。当時ヒットしなかった要因であろう「デッカードの弱さ」は、個人的にはいかにも人間ぽくていいな…とか思って観てたんですが。それどころか元々はタイレル博士ですらレプリカントという設定もあったそうな。ガラスのピラミッドの頂上に安置されるタイレル博士の遺体をロイが発見するシーンなどもシド・ミード氏によりデザインされていたそう。(さぞや美しいシーンになってたでしょう。)これはこれで「最後に世界がひっくり返る」という魅力的なオチですが・・。しかしこれだと、新たな肉体を用意して記憶を移植すればロイ達も延命できたという事に。抗う事の出来ない死に対峙してもがきながら全力で生き続けた…といったレプリカントに感情移入できる要素が大きく削がれてしまいます。単に「タイレルに騙された可哀そうな人」って話になってしまう。デッカードを助けた理由も、単に「仲間だと気付いたから」という解釈で片付いてしまいそう。その他諸々の点でデッカード=レプリカント設定は、劇場版にあったの多くの本作の本質的な魅力を犠牲にしてしまうようで個人的に嫌です。監督に軌道修正させてあの「劇場版」を完成させた会社や投資者側の人達に逆に拍手を送りたいくらい。当時の「投資者の口出し」というのも、単純に儲けのためだけでなく、それなりに真剣に作品の本質を熟慮した上での事だったんでしょうかね…。
[DVD(字幕)] 8点(2012-02-05 13:52:31)(良:2票)
4.  ディセント 《ネタバレ》 
シリアスタッチな「フロム・ダスク・ティル・ドーン」って感じ。何も期待せず事前情報無しで観たので大変面白かったです。音楽をほとんど入れない演出やカメラワークなど、地底の閉塞感が上手く表現できてたと思います。あのまま普通に脱出ドラマで続いていたとしてもかなり面白かったと思う。最後の仲間同士の殺し合いは不要。自分達を喰おうとする生き物目の前にして…物事には優先順位があるでしょうに。
[DVD(吹替)] 8点(2009-08-03 16:21:30)(良:2票)
5.  トロール・ハンター
最近見たPOV映画の中では「●REC」に並ぶ良い出来。この手の映画はモンスターの造形が重要だけど、いきなり3つ首が登場したのは良。「他の首に見えるものは実は瘤で、威嚇や求愛のためのもの」という説明がもっともらしくてよかったです。科学技術争奪戦という側面がある宇宙人を政府が隠す…というのはそれなりに説得力ありますが、なんで単なる野生生物をそこまで必死に隠さないといけないのかが意味不明でした。 一番の収穫は、北欧の何気ない風景をドライブ感覚で満喫できた事。一般的なロードムービーに比べるともっと日常的な感じで気持ちよく、POVにはこういう見せ方もあるのだ…と1つ発見した気分。
[DVD(字幕)] 8点(2013-08-04 11:15:00)(良:2票)
6.  ミスター・ガラス 《ネタバレ》 
ヒーローものはコスチュームが命。まぁでもコスチュームの無い普段着のまま摩天楼で空中戦繰り広げるのも新鮮かな・・と思ってたら、病院の裏庭でおっさん同士がフーフー言ってじゃれ合ってるだけ。なんだコレ。 「オオサカタワーはダミーで、地下道の監視カメラに沢山映るのが目的だったのね!!キィーーーッ!!」と女医さんは悔しがるも、タワーまで行って大観衆の不特定多数の人々に動画UPしてもらった方がよっぽど拡散するのでは・・。 冒頭でダイアナ・シルヴァーズのチアガール姿が拝めたのだけは良。
[DVD(字幕)] 5点(2021-06-28 22:46:48)(良:1票)
7.  ヘイトフル・エイト
「髑髏島の惨劇」(マイケル・スレイド著)という小説を読んだ事がある。残虐描写が売りのサイコスリラー作家が書いた本格推理小説として一時期話題になったもの。 絶海の孤島にある豪邸に招かれた一癖も二癖もある登場人物達が、一人、また一人と殺されていく…。殺され方たるや、今時のミステリーには滅多に登場しない徹底した機械トリックで、これでもかという残虐な方法。(暖炉の上にある骸骨の置物が時計仕掛けで弓矢を放ったり、便器がいきなり真空になって内臓が吸い出されたり、一歩踏み出す毎に刃が飛び出す階段駆け下りて足先から頭まで順番に輪切りにされたり…。) でも最後の一人になるまで犯人は分からない。  …てっきりそういう話かと思って見てたら、ミステリーでもなんでもない単なる「密室劇=室内劇」(※「密室殺人」とかそういう類ではない。) たっぷりお金かけて劣化した「レザボア・ドッグス」って感じ。 こういうのが好きな人はいいけど、日本での宣伝の仕方はJAROものの虚偽宣伝では。
[DVD(字幕)] 5点(2016-10-04 22:20:27)(良:1票)
8.  座頭市(1989)
緒方拳が好演。こんなイイ感じの敵役になるとは思いませんでした。殺陣も痛快。ただ主人公の友達がいちいち殺されり不幸な目に遭ったりするのは、ちょっと無理矢理な感じがして残念。悲惨さは煽ればいいものでなく、砂糖と塩の塩梅をもう少し練っていたらもっと評価されていたと思う。
7点(2004-08-15 23:39:28)(良:1票)
9.  ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
007がやや失速気味なのに比してこちらは好調ですね。面白かったです。様々なカーアクションも工夫を凝らした迫力で良。 偶然なのか、どちらかが意識したのか、後半の舞台と展開が「スペクター」と同じ? モロッコの秘密施設での大活劇、クライマックスの夜のロンドンでの追いかけっこ等々。ランドスケープの見せ方や、アイデアの面白さという点でこちらに軍配。 組織が解体された中で孤立して戦わないといけないという設定も同じですね。上層部トップに工作員が居たというのも同じ。 残念なのは中盤のオペラのシーンが意味無く中国モノな事。これだけは「慰めの報酬」の現代美術的なトスカに大きく劣った感じ。 オープニングで中国資本が大きく係わっている事は察せられますが、自国の文化をゴリ押ししてくるんでしょうかね?製作者もこのシリーズと中華センスは合わないって事を「2」で学ばなかったのか。
[DVD(字幕)] 7点(2016-07-23 06:27:07)(良:1票)
10.  ミッドサマー 《ネタバレ》 
アイデアや映像はとっても良い。ストーリーはイマイチでした。 飛び降り自殺儀式までは快調。更にこの後も常軌を逸した命懸けの儀式が続き(本当に死ぬまで踊り続けるとか)、それに主人公たちが巻き込まれていくんだろな・・と思ってたら、全然違う話。 ラスト、お父さんを殺してしまって新しい命は共同体で育てる・・って事なんだろうけど、これ社会主義ですね。子供を親から引き離して共同体で育てるというのはポル・ポト時代のカンボジアが有名ですが、北朝鮮も今だにそういう事やってるかもしれない、要は伝統を騙った新興宗教。考えてみれば最初の方で「僕はコミューンで育ったんだ」とネタバレしてますね。(フランス以外で「コミューン」というのは「社会主義共同体」という意味。「コミュニスト」とは「社会主義者」。崩壊したソ連や資本崇拝主義と化した中国を始め、あらゆる実験が完全に失敗してるのになお信奉しようとするのは、科学でなく宗教以外の何物でもないです。)これなら冷戦の影に脅えた70年代辺りに、もっと出来の良い怖い話が腐るほど有りそう。 結局学生たちは最初から犠牲になる運命だったのか、オイタをしたからああいう事になってしまったのか、見てても何か良く判らない。 地元の大切な祭りにヨソ者が入り込んで優勝してしまうという図々しさ、あれだけ友人たちから庇ってくれた恋人を簡単に裏切ってしまう薄情さ。ヒロインの自己中ぶりも何だか不快。 そもそも白夜という設定が生きていない。夜は閉め切った真っ暗な小屋で寝るので、夜寝て朝起きる普通の生活と同じ。「明るいのが怖い」ってキャッチコピー通りになってない。 結局この監督、ストーリーや演出で怖がらせるという能力が決定的に足りない。だからショッキングなシーン(自殺した妹の白目向いた正面顔や、老夫婦の顔面崩壊)でポイント稼ぎしてるだけって感じ。 次はもう観る事ないだろな・・。
[DVD(字幕)] 6点(2021-08-13 00:21:01)(良:1票)
11.  切腹 《ネタバレ》 
何やらミステリーじみた出だしに、おぉ・・と見入りましたが、こんな展開になろうとは。まず違和感を感じたのが、子供が熱にうなされてるのになぜ直ちに町医者に駆け込まない?という事でした。普通は金の有る無いに係らずとりあえず診てくれるはず。そもそも「寺子屋の先生の坊ちゃんが大変」なのに長屋の人達は何で無関心なんだろう、一体どういう近所付き合いだったんだろう…とも思ってしまいます。製作者は落語の世界にでも浸ってもう少し江戸の下町文化について学ぶべき。また主人公が鬼の首を取ったように叫ぶ「事実無根で藩の取潰し」も変。幕府もそんな事でわざわざ内乱のリスクを高める事はしないでしょう。赤穂浪士でさえ廃藩には異論が無く、異議は「相手が無罪放免である事」。更に言えば、身分社会といえど武士から商人・職人・僧侶等への転職はゴマンとあるわけで、武士に未練無い筈の息子氏は竹光刺して何をしたかったのか意味不明。また、主人公が16年プラプラ遊んでた割にに強すぎるのは「関ヶ原で実戦を積んだから」の一言で片づけられますが、外国へ傭兵に行ったわけじゃあるまいし、関ヶ原経験者など譜代大名にもゴロゴロ居るはず。「いや、その中でも超人的に強い」のであれば、仕官など引く手あまただった筈で「上役に気を使わないで気楽でいいわい」と自堕落な生き様で同情を引くのは無理がある・・・等々、キリがありませんが、とにかく違和感だらけ。一見「とても酷い話」なのによく考えるとおかしな事だらけ、というのは何やら「我々は日本軍に強制連行されて来たニダ」に共通するものを感じてしまいます。内容0点、映像は良かったのでこの位かな・・。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2011-12-05 23:23:16)(良:1票)
12.  イーグル・アイ 《ネタバレ》 
ミステリーじみた面白いプロットだけど「ダイハード4.0」に全ていい所を持って行かれた感じ。同じような時期に同じような事考える人居るんですね。「マイノリティ・レポート」でもそうだったけど、スピルバーグの描く管理社会はどことなく設定が甘い。
[DVD(字幕)] 7点(2011-06-05 17:35:53)(良:1票)
13.  ヒート 《ネタバレ》 
ひたすらシブくて熱い。カッコイイ。最後まで現実と向き合ってた側に軍配が上がるのも良い。女性との絡みにそれぞれの「現実との向き合い方」が集約されているようで自分は結構好きです。大一番の直前、血も繋がっていない義娘と「家族」のために必死に駆けずり回るパチーノ。現実からの逃避を誓い合った愛人すらからも最後の最後に逃げてしまうデニーロ…逃げてばかりの人生。この時点で既に勝敗が予感されているようです。  かなり好きな映画ですが、ただ、泥棒をスタイリッシュに描いてあるのを見ると「人の物盗んでないでもっと生産的なことやってくれ~」と思ってしまうので1点マイナスです。
8点(2003-12-01 20:33:35)(良:1票)
14.  クリムゾン・リバー 《ネタバレ》 
犯人の女性の演技力は凄かった。血統を重視しながらその辺の村人の血を入れるって発想が変。プロットが破綻してるのでは? あと細かい所だけど、雪崩の際に雪が「キュキュキュ」と鳴りながら迫ってくるのは他の遭難物には無いリアルさだと思った。
5点(2004-01-11 20:13:19)(良:1票)
15.  セブン 《ネタバレ》 
何かに見立てた殺人(童謡の通りに人が殺されるとか)は推理小説ではよくある手法。ただし本作は単に死体に細工するのでなしに、殺し方そのものが「見立て」になっているのがスゴイ。「大食」の罪で胃袋が破れるまでスパゲティを喰わされる男、「怠慢」の罪でベットに縛り付けられ数百日かけて衰弱死させられる男、「高慢」の罪で自らのプライドのため死を選ばざるを得ない女…等々、被害者が自らの罪を悔いながら死んでいく。 -そういう意味では最後の2つはどうも釈然としない。刑事は「怒り」を露にした事を後悔などしないだろうし、そもそもこの人が人一倍怒りっぽいわけでもない。彼の罪を問うとすればあえて「幸福」の罪だろうが、それをキリストは罪と認めていない。 あと犯人自身「嫉妬」により他の被害者と同格になってしまうのも変。他の被害者と同格という事ははつまり「犯人は神に代わって他人を裁く資格などない」という事になってしまう。(囚人が裁判官になり得ないのに同じ。) これがため「大衆に原罪を自覚させる」どころか、「あんたに言われたくない」とか「彼も寂しかったんだね」程度の印象しか与えられないと思う。それまでが凄かったのでなんとも残念なオチ。
7点(2003-11-21 21:27:01)(良:1票)
16.  ブラック・ムーン
夢をそのまま具現化したかのような作品。こういうの好きです。ただ「家」に辿りついてからは場面設定が不動になってしまったのが残念。以降は少々退屈でした。もっと車で色んな変な場所回ってほしかった感じ。
[DVD(字幕)] 7点(2010-07-31 23:41:39)(良:1票)
17.  郡上一揆
日本史上最大の農民一揆といえば…痩せて干からびた農民、鋤や鍬を持ち暴発する群衆、引きずり回される城主、炎上する城…という一大スペクタクルを想像していましたが…全然違いました。暴力的なシーンといえば直訴反対派との小競り合いくらい。でもこれが実際だったんでしょうね。「虐げられた悲惨な江戸時代の農民」というイメージがいかに想像の産物であるかがわかります。考えてみれば、訴えた側だけでなく訴えられた側(役人)も吟味の上同等に処罰されると言うのは、同時代の他国の封建制と比べても驚異的に公平な制度なんですね。  ただ映画としてはやや地味すぎという感じは否めず残念。映像はとても美しい。知り合いの郡上出身のおばあさんが「風景といい人情といいあの辺の感じがよく描けている」と絶賛してました。
7点(2004-08-15 21:46:07)(良:1票)
18.  インビクタス/負けざる者たち
ラグビーワールドカップで3回目の優勝を遂げた南アフリカ。こんまいチョロチョ動き回るデクラーク選手が目立ちまくっていましたが、キャプテンはチーム初の黒人主将となる巨漢シヤ・コリシ選手。貧民屈育ち、少年時に優勝時のワールドカップを観て「国がここまで一体となれるのか」と衝撃を受け、ラグビーの道を目指すことになったそうな。 ワールドカップ初参加・初優勝時の南アフリカを描いた本作。強豪国として名を馳せながら連盟からオミットされ、アパルトヘイト撤廃により初めて大会参加が認められる。でも当時ラグビーは上流階級、即ち白人限定のスポーツと見做されており「アパルトヘイトの象徴たるスプリングボクスなど潰すべき」と黒人達は叫ぶ。一方で「この国ももう終わり」と士気がガタ落ちになる白人選手達。そんな彼らを身一つで説得し、鼓舞する為に必死に動き回るマンデラ大統領。最後には、黒人と白人が一体となって熱狂の渦に巻き込まれる。実際にはもっと色々あったでしょうが、脚本がシンプルながら本当によく出来てると思いました。 当時の黒人の大半はサッカーにしか興味がなかったそうで、大統領警護の黒人SPが白人SPにいちいちしょうもない質問を発する小ネタが良。「おい何が起こったんだ!?」「得点が入ったんだよ。」 当時チームに黒人は1人しかおらず、それが20年の時を経て、初の黒人主将を戴き世界制覇。映画とリアルが一連となった感動巨編のようです。
[DVD(字幕)] 8点(2019-11-24 23:50:31)(良:1票)
19.  イット・フォローズ 《ネタバレ》 
これ見よがしの怪物でなく、ただ普通の人間が歩いてくるだけなんだけど怖い・・アイデアはとても良い。 デッド・コースター(FD2)やブレアウィッチ・プロジェクトのような、新しい形のホラーって感じ。前半はとても良かったです。 ただアイデアを上手く練りきれなかったのが残念。 拳銃で死なないって事が序盤で明らかになってるのに、後半のプールのシーンは確かに「何やってんの?」って感じだし、効果的な撃退法を思いつかず、成す術も無いまま唐突に終わってしまう。例えば水に入れないとか、火に弱いとか、猫が気付くとか・・何か特徴を見つけて話を盛り上げてほしかった感じ。 あと「うわーキター!早く気付いて-!」みたいな感じでもう少し「それ」の登場シーンが多くても良かったと思う。せっかくのアイデアが少し勿体ない。
[DVD(字幕)] 7点(2016-07-28 20:17:44)(良:1票)
20.  パッセンジャー(2016) 《ネタバレ》 
一人だけ90年早く目覚めてしまう、トラブルを会社に連絡するも返事が来るのは数十年後・・新たな閉所恐怖症的アイデアがお見事。 IOT駆使した宇宙船内の緻密な描写はまるで「2001年宇宙の旅」の現代バージョンて感じ。 ここからホラーでもサバイバル・サスペンスにでも持っていけそうな所、ラブストーリーにしてしまったのも良。 ラストもファンタジー風で後味が良いんだけど、物理的にこれでいいんだろうか?とは思った。 あれだけ木々が大きく育つと相当重くなるので宇宙船の航行に影響を及ぼすはず。いや違う、宇宙船という閉じた世界なので全体の質量は不変。 すると木々があれだけ大きくなるためには養分として何かが減ってないといけない。船に肥料のようなものは積まれていないとなると、考えられるのは大勢の乗客たち・・ 最後に起床してきた数名の乗客達は(夫婦が先に死んでしまった為)辛うじて肥料になる運命を免れた生き残りだった・・て、やっぱりホラー映画? 「ゼロ・グラビティ」でも明らかに物理的におかしい場面が幾つかあったけど、ハリウッドってまともなサイエンス顧問とか居ないんだろうか。
[DVD(字幕)] 8点(2021-08-23 00:37:32)(笑:1票)

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