1. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
交通事故が起こって大怪我をした被害者が高級料理店のシェフで、それがきっかけで料理店は閉店に追い込まれる。そこの料理が生きがいで足繁く通っていた会社社長は自殺、遺産相続をめぐって兄と弟が対立。その兄は交通事故の加害者である。裁判当日、裁判所の警備を担当するのは料理店を失ったオーナー。裁判終了後、警備員が帰路につこうと裁判所を出た出頭に会社社長の未亡人とぶつかり、恋に落ちる・・・みたいな群像劇。 9点(2004-01-25 14:44:56)(笑:1票) (良:2票) |
2. アメリカン・ヒストリーX
《ネタバレ》 この映画を表わす言葉は「因果応報」。「差別はいけない、だから差別をやめます。」では済まない。たとえ姿勢をあらためたとしても報いは残り、根は消えない。だからこういった問題は難しいのだと思う。憎しみは憎しみを生み、滅多なことでは消えない。そんな歪んだ社会の縮図がラストシーンには込められている。 9点(2004-01-24 04:36:56)(良:2票) |
3. ドッジボール
同じく国際線で。よくあるスポコン映画が基調だけど味付けが良い。同じ様な笑いを重ねると笑える事がある点や、ベタなネタで逆に笑いが取れるということを演出担当がよくわかってる事が勝因。珍しく悪役に徹したスティラーもモジャモジャの髭と毛で良い味を出してる。登場人物が皆イキイキと演技をしているのもミソ。ここまでベタベタなスポコンコメディなら全てを忘れて笑っていいでしょう。そりゃチャック・ノリスも実名出演するわ。 8点(2004-11-30 20:05:24)(良:1票) |
4. アメリカン・サマー・ストーリー
飲んで騒いで笑って泣いて・・・前作から引き続いてのスタッフ&キャストで、今回のテーマは「大人になって変化するものとそれに対する抵抗」。この映画の成功点としてまずそれぞれのキャラの個性が前作で完全に確立し、それを壊すことなく(それ以上に)キャラの役割分担がしっかりしていること。そしてそれぞれの感情や行動を余すことなく存分に表現したことに尽きる。これぞ青春! 9点(2004-01-22 04:06:21)(良:1票) |
5. ジョニー・イングリッシュ
サアサア、またまたあのローワン・アトキンソンがやってくれるぞ!と、息んで観てみると・・・アレ・・・?狙いすぎでしょその笑い、ってシーンが多くて笑えない笑えない。いや、違う、笑えない理由、それはさんざん予告、CMで笑いどころのシーンを繰り返し繰り返し見てしまっていたからなのです!これは最早映画がどうこう言うよりもマスコミの弊害であります!かくして英国が誇るコメディアン、アトキンソンはマスコミの前に沈没したのでした。 5点(2004-03-06 23:56:17)(良:1票) |
6. フロム・ダスク・ティル・ドーン
《ネタバレ》 観始めるとハードボイルド+タランティーノのトークにクールな展開を期待する。が、バーに入ったところから肝心のタランティーノ急死、ヴァンパイア増殖でジェットコースター的にホラーへ一直線、ていう、一粒で二回美味しい映画。誰がこんなこと思いつくんだよ・・・って思ったらロドリゲスとタランティーノか、と何となく納得。 7点(2004-01-24 20:23:22)(笑:1票) |
7. デアデビル
深みのあるテーマはいいんですがどうしてもあの姿に愛着が持てないよ・・・。露出してるあごのザラザラ感がヒーローっぽくないんですが。 5点(2004-02-07 22:58:34)(笑:1票) |
8. ターミナル
トム・ハンクスの主演が決定した事を受けてスピルバーグがメガホンを取る事に決めた、まさにスピルバーグがハンクスのために撮った映画。 内容はいたってシンプルで出国も入国も許されない非アメリカ人旅行者が米国ターミナルでの生活を送ってゆくうちにターミナルで出会う人々と心を通わせていく。 しかし穿った見方をするとその裏には、非米国人に対するアメリカ人(全ての、ではないが)の傲慢とも取れる態度に対する揶揄であったり、イラク人に対する過度の警戒への戒め、などなど複雑な問題に対する問いかけが見受けられる。 ラストもありがちなものではあるが、この映画のテーマに対してそういった見方が出来る以上、米国人の固い殻のような壁を突き破って心を通わせた非米国人という点からみて心に染み入るものになっている。 表面上に見て取れる現象以上に考えさせられる、良作である。 9点(2004-12-02 04:17:17)(良:1票) |
9. ドッグ・ソルジャー(2002)
犬軍団。最初の得体の知れない時点での俊敏な動きといつ襲われるかわからないという状況の下で、恐怖感、臨場感を沸き立たせる。篭城してからは尽きるまで抵抗してゆく(そしてその手段を持つ)人間たちの魅力とアクション。これぞエンターテイメント! 7点(2004-01-27 16:10:33)(良:1票) |
10. チャーリーズ・エンジェル フルスロットル
テンポよすぎて、説明不足で、観てる側に徹底的に優しくない映画。自己満足で突っ走っていたらここまできちゃったという感じ。ここまで貫徹したら最早見事というべきか。そこにあるのは観られる映画ではなく作るための映画。 1点(2004-01-24 20:31:04)(良:1票) |
11. フル・フロンタル
大変だ、これは事件ですよ!作り手の意図がさっぱりわからない!ていうかここまでくるともう怪奇事件だよ!モルダーに相談しなきゃ!モルダー!・・・ひぃっ、死んでる・・・ 3点(2004-06-03 22:38:51)(笑:1票) |
12. シックス・デイ
そっくりさんだと思ったらシュワちゃん二役だって。 4点(2004-02-17 02:08:54)(笑:1票) |
13. ファイナル・デスティネーション
本当の意味で怖い、というのも下手したら現実に起こりうる、というものだから。観ている方はキャラに死が迫ってるのに教えることもできないもどかしさを持ったり、急に、意外なところで死んだりの連続でハラハラしっぱなし。発想がすごいわ、これは。 8点(2004-01-22 06:56:24)(良:1票) |
14. ミニミニ大作戦(2003)
確かにミニクーパーの小回りが利く点を利用した作戦がメインなんだろうけどもっと見所はある。特に一人一人の登場人物が一癖も二癖もある連中で全体的に引き締まった印象を受ける。何よりこういう系統の映画に必須の「テンポが良い」事が大きい。主題歌のピンクフロイドも雰囲気に良くあっていてグッド。あまりにミニを前面に押し出した邦題はちょっとひどいと思う。 7点(2004-02-07 13:40:13)(良:1票) |
15. ディナーラッシュ
大変おいしゅうございました。(料理記者歴四十年・岸朝子) 8点(2004-06-06 05:36:15)(笑:1票) |
16. ウェイクアップ!ネッド
天才的に計算された(それともされてないのか?)笑いに心がウキウキした。こんな嫌味の少ない笑いを提供してくれる映画も珍しい。こんな老後、送りたいなぁ。 8点(2004-01-27 16:28:00)(良:1票) |
17. セブン
フィンチャー的世界構成が見事に実を結んだ良作。テーマの7つの大罪連続殺人も一歩間違えればよくある刑事映画に堕するところを、観客を、(降りしきる雨に象徴される)重い空気に取り込み、逃さないことに成功した。あまりにも美しく、残酷。 9点(2004-01-28 16:10:07)(良:1票) |
18. イン・ザ・カット
この映画で描かれているのは普段理性や規則によって抑圧された衝動を解放した人間たちの思考、及び行動である。全編を通して漂う濃密な性の香り、暴力描写は、観るものを深い、暗い穴の淵に誘う。わたしたちはおそるおそるその穴を覗いている。穴を覗き込むわたしたちは、映像の端々がぼやけている事も手伝って言い様のない不安感を掻き立てられる。その不安感はどこから来るのだろうか。それは一見浮世離れしたこの映画に潜むリアリティである。 6点(2004-04-25 12:45:37)(良:1票) |
19. 閉ざされた森
《ネタバレ》 観る前と観た後で完全に印象が違ってくる作品だと思います。観る前は「サミュエルとトラボルタの本格サスペンスか、ホラー要素もあるのかな、スリラーだったりして・・・。」なんて期待を抱いていて、観終わってみると「とんでもないおバカ映画でした。」なんてものである。何でも良いけど最後の回想シーンでL・ジャクソンが撃たれた時に「ウワー!」ってあんたそれはないでしょ・・・。 7点(2004-03-06 23:52:19)(笑:1票) |
20. イン&アウト
予告だけ見ればすごい面白そうに思えるが実際観てみるとそれほどでもない、という予告編がすごく秀逸な映画。 5点(2004-01-28 12:06:56)(良:1票) |