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コメント数 2394
性別 男性
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1.  アマデウス ディレクターズカット
サリエリの、ひどく屈折した神への復讐計画。病床に伏すモーツァルトを追いつめていくサリエリ。しかしモーツァルトの口述筆記こそは、サリエリが神の言葉を書き綴ることを許された初めての瞬間。その至福の前では復讐心など霧散してしまう。神に選ばれし天才の前では、凡庸なる者はただ平伏すことしかできない残酷さ。それを理解する才能だけを与えられる残酷さ。憎むべき才能を愛してしまう残酷さ。20分伸びて3時間になった本作は、余りの悲しみに涙が溢れてしまう程の残酷物語に変貌。そして全編を彩る、どんな映画音楽も敵わないモーツァルトの調べ。昔は、ただ面白い映画としか感じなかったもんですが、この映画はあらゆる事が圧倒的でした。評価アップの10点献上。
10点(2002-09-15 17:02:45)(良:1票)
2.  アンダーグラウンド(1995)
ジュネ+キャロ作品に近い作風で綴る「フォレスト・ガンプ」のアンチテーゼ(?)。第二次世界大戦から現代までの旧ユーゴスラビアが辿る悲劇的な歴史を、滑稽なる大河ドラマで体感させてくれるカンヌ映画祭パルムドール受賞の傑作。しかし惜しい、惜しすぎる! 最後の最後まで完璧だったのに…。この映画のメッセージは映画自体でいやと言うほど解るので、ラスト3~5分程カットしてくれていれば文句なしの10点。だからと言って傑作に変わりはないですけど、すんなり終わらせて感動に浸らせておいて欲しかった私としては、残念ながら9点献上。
9点(2002-02-24 19:07:57)
3.  アマデウス
そう、凡人が天才を妬むっていうストーリーなんですけど、サリエリは「天才を解る凡人」ってとこがミソ。私にとって一番印象的なのは、宮廷に招かれたモーツァルトの楽譜を何気なくサリエリが見て、すると頭の中にその音楽が鳴り響いちゃって卒倒しそうになるシーン。音楽家ってやっぱり楽譜見るだけで頭ん中に音楽が鳴るんだ。と納得しつつ9点献上。
9点(2001-07-08 18:46:38)
4.  アラビアのロレンス
「地獄の黙示録」という特異な例外を除いて、きっと史上最後となるであろう本当の意味での大作映画。今後も劇映画では、この圧倒的なスケール感を70mmフィルムに収めることは無いでしょう。演出という意味では技術力云々以前に、ただひたすら壮大さを求めるだけ。しかし一切の矮小さと決別し、ここまで壮大さにこだわる執念というのも第一級の才能です。最も観る者を圧倒する映像というのは、圧倒する事象がそのまま収められた映像しかない。これは、どんなに特撮技術が発達しても越えられない崇高なる映画の極みです、8点献上。
8点(2002-09-05 20:04:13)
5.  雨に唄えば
はっきり言って当時のジーン・ケリーはダンサーと言うよりスタントマン(ジャッキー・チェンに近い)。全編に渡る振り付けの凄いコトったらない。勧善懲悪ハッピー・エンドは古き良き時代を思わせます。全て丸く収まって8点献上。
[映画館(字幕)] 8点(2001-07-29 23:32:44)
6.  アンネの日記(1995)
何故か相当マイナーながら、落ち着いたリアル志向の上質な作品になってました(本サイトの永丘昭典監督のフィルモグラフィーからすると、本作はかなりの異色作)。裕福な暮らしから一転、知り合いの家に身を寄せ、外出もままならない隠し部屋での生活を強いられるフランク家。やがて他のユダヤ人も加えた不慣れな共同生活になり、物資が不足し始めると、人間関係もギスギスし始める。しかしアンネ・フランクは健気に青春を謳歌する。これらが特別な緊迫感を煽ることなく、淡々と綴られてます。アンネのキャラクター・デザインは確実に本人の写真から倣ったもの。その他の登場人物達もユダヤ人的雰囲気を上手く出してました。アニメという媒体の取っつき易さもあるので、これは是非お子さんにお薦めします、7点献上。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-12-08 00:02:39)
7.  アリス(1988)
ヤン・シュヴァンクマイエルの長編デヴュー作ということで、これ以前の短編のエッセンスが全て凝縮された「本当は怖い不思議の国のアリス」という雰囲気に仕上がってます。お伽噺や童話をリアルに描こうとすれば、特別なホラー要素を加えなくても、それだけで充分悪夢的なヴィジュアルになる。ディズニー風のキャラクターが喋っても何ら違和感ありませんけど、剥製の兎が喋れば完全にホラー。ペット以外の動物は服を着ることはなく、有袋類じゃない動物が「懐」に何か入れれば、そこは身体の裂け目であり、そこからは当然「詰め物」がこぼれる。これらはシュヴァンクマイエルという人の「リアル志向」が非常に良く解る演出です。得てして真実をあからさまにする人のことは、「悪趣味」とも呼ばれますけどね…、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-12-08 00:02:06)(良:1票)
8.  アザー・ファイナル
お互い聞いたことも無い国同士の対戦でも、「代表試合」の盛り上がりは世界共通。本作では試合そのものよりも、ブータン、モントセラト両国民のサッカーに対する素朴な愛情、そしてサッカーを通じた友好に胸が熱くなること請け合い。小国同士でFIFA公認の国際Aマッチを開く苦労も垣間見れて興味深いです。また、淡々としたドキュメンタリー・タッチではなく、ちゃんとボールを使って「演出」してあるのも良かった。ところで、体格差ではモントセラト有利に見えましたけど、状況が彼らにはかなり不利だった様なので、出来ればホーム&アウェイで対戦して欲しかったですね。そうすれば我々も、この素晴らしいゲームがもう一試合見れた訳です。ワールドカップ年である今年も、最下位決定戦は開催されるんでしょうか? 7点献上。
[地上波(字幕)] 7点(2006-03-13 00:34:56)
9.  愛についてのキンゼイ・レポート
最近の伝記映画の中では最高に楽しめました。常識と戦うエキセントリックな人物の物語は、それだけで充分面白い。特に前半の、面接調査のリハーサルとして自分で作った設問に、キンゼイ博士自身が答えていくという自然な構成が秀逸。有名な「キンゼイ報告」についてはもちろん「熟知」してますけど、博士本人については全く知らなかったので非常に勉強になりました。この人は正に近代のガリレオ・ガリレイ。単なる迷信でしかない宗教的倫理観から「異端」扱いされる科学者というのは、「キンゼイ報告」から350年遡った「ガリレオ裁判」の時と全く同じ。生物の本質は「多様性」にあるという結論に辿り着いた動物学者は、ヒトの持つ多様性の素晴らしさも信じていました。それにしても良い奥さん見つけたよなぁ…、7点献上。
[映画館(字幕)] 7点(2005-09-09 00:09:25)
10.  赤い橋の下のぬるい水 《ネタバレ》 
撮影当時、齢74を数える人間が作ったとはとても思えない、何とも艶めかしい前代未聞のファンタジック・ラヴ・コメディ。原作のある共同脚本とは言え、自らこれを書いてるのがまた凄い。水を得た魚の様に男を生き返らせるサエコの水は、正に「生命の水」であり、「目を開かせる水」。まるで間欠泉の如く、虹が架かるほど噴出する「水」をバックに、「常識で考えりゃ、こんなに水が出る訳ゃねーだろっ!」と言い放ってしまう破天荒なラスト・シーンに舌を巻く。「自分の常識は世間の非常識」とは良く使われる言葉ですが、世間は、その逆も真だということに気がついていない様子。世間もまた、常識の無い個人の集まりでしかないのです。つまり、この世には最初から常識なんてものは存在しないんですね、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-07-01 00:08:09)
11.  或る夜の出来事
何が凄いって、ロマンティック・コメディに必須のエッセンスが、この時点で既に全部取り揃ってるのが凄い。じゃじゃ馬女。うらぶれた男(でも美男美女)。意地の張り合い。アクシデント。珍道中。同じ屋根の下。Fall in Love。すれ違い。第三者の応援。式から逃げ出す花嫁。etc.。要するにロマコメは、この時からほとんど進化してないってことですか。ところで私、これを映画館で観てるんです。私の記憶が正しければ、確か「歴史は夜作られる」との「夜」二本立てでした。しかし、最近テレビで観直すまで、すっかり中身を失念してました(「歴史~」も同様)。特に私が印象的だったのは、富豪の実家で二人が再会したシーン以降、二人のツーショットが一切無かったこと。こういう粋な演出は、現在ではもう見かけませんね、7点献上。
[映画館(字幕)] 7点(2005-04-10 02:12:26)
12.  アバウト・シュミット
アメリカ映画としては非常に珍しく、リアルな小市民の生活がそのまま描かれてる。いくら偉そうなことを言ったって、大多数のサラリーマン同様、所詮副部長どまりの男ですから、会社にとっては居ても居なくても一緒。気に食わないことがあっても、長年の生活で染み込んだ小市民的気遣いで、場を滅茶苦茶にする勇気も持てない。家庭にかまけてこなかった所為で、子供には疎んじられるだけ。これで頼みの女房に先立たれたり、三行半を突きつけられたりしたら生きることもままならない。出来ることと言えば、月々2千数百円程度の寄付くらい。おまけに、それで逆に慰められてる始末…。これは見るも無残な老後の物語。“About Schmidt”とは即ち“About Us”であり、“About Nothing”なのです。そういうことで、7点献上。
7点(2005-03-08 00:19:18)(笑:1票) (良:1票)
13.  アメリカン・スプレンダー
自らの輝きは自分では気がつきにくい。ましてや冴えない日常に埋没し、その冴えない日常をより注意深く観察しているハービー・ピーカーには自分が輝いている等とはとても考えられない。しかし、彼が中退した大学の同窓生が我々観客を代弁した様に、彼は成功者に見える。ここに彼自身にとって最大の皮肉がある。原作コミックのスタイルを突き詰めた本作のスタイルは、ある意味正しい選択だったのかもしれませんが、個人的にはもっと「劇映画」として楽しませて欲しかった。こう本人が頻繁に登場し、一部メイキングの様な部分もあっては、「映画」部分が「再現ドラマ」の様に見えてしまって(ま、実話の映画化は全て再現ドラマなんですけど…)今一つ映画に入り込めなかった。本作は一種の伝記映画になるのだと思いますが、むしろドキュメンタリーと呼んだ方がいいかもしれない。それでも、充分「面白い映画」ではあるんですけどね、7点献上。
7点(2004-07-22 17:38:14)(良:1票)
14.  アベックモンマリ
似た様な人物設定に見えつつも、大谷健太郎監督のデヴュー作は「とらばいゆ」とはテーマが違う。あちらが女性の視点による女性の映画だったのに対し、不可思議な二組の夫婦を描いた本作は、男性の視点による男性の映画になっている。男女平等参画社会に於いては男性による女性差別と同時に、女性による男性差別をも根絶させなければ真の平等とは言えない(ジェンダー・フリー思想が正しいか否かは、また別の話)。美都子とタモツの関係からは男女間の意識には大差が無いことが良く解る。最初はこのギスギスした女とナヨナヨした男に嫌悪感しか感じませんでしたけど、次第に物語の面白さに引き込まれ、ラスト・カット(二人の表情が完璧!)では二人が好きになってしまいました。これは中々の映画です、7点献上。
7点(2004-07-15 23:31:48)
15.  アダプテーション
面白い! 脚本も良いですけど演出も流石。そして、やっぱニコラス・ケイジはこういう役が本当に巧い。幸い私はハゲかけてはいませんが、この主人公にはかなり感情移入してしまった。特にセミナーで「私の人生には語るべき出来事が無い」と質問した件は最高。その通り!、人生なんてつまんないもんです。だから映画を観るんです。しかし、そのつまらない人生からこれだけ面白い映画が出来てしまうんだから、人生自体も捨てたもんじゃありません。自身ではつまらないと思ってても、端から見れば、もしかして私も映画になる位面白い人生を歩んでるのかもしれませんネ、7点献上。
7点(2003-11-30 05:15:17)(良:1票)
16.  アバウト・ア・ボーイ
そこそこお金もあって、都会でお気楽極楽な独身生活を送っていると、寂しさや不安など感じることはありません。好きな映画を観て、たまに飲みに行き、休日に惰眠を貪っていれば、そんな暇はない(最近は何故か、試写会に行くのにも忙しいし)。しかし、それは寂しさや不安を感じないのではなくて、知らないだけなのです。一度でも団らんや恋人の温もりなどを知ってしまうと、一人になった時に、どーしょーもない孤独感と無気力感に襲われてしまう事があります。これは結構、身につまされる。映画では12歳の少年が物語のポイントになりますが、あくまでヒュー・グラントが主役なのが良かったです(因みにレイチェル・ワイズは役名レイチェル、もろゲスト出演って感じ)。そして後半の唐突な展開も、甘々のラストも不思議と許せてしまった…。そんな訳で、かなりの主観的評価になりますが、7点献上(「ブリジット・ジョーンズの日記」を観た同年代独身女性の気持ちって、こんな感じなのかいな?)。
7点(2002-08-10 19:41:49)(良:1票)
17.  I am Sam アイ・アム・サム
サムとルーシーの親子関係よりも、親権争いの中でサムが周りの人間を癒していく過程がこの物語の主題。そしてアカデミー主演男優賞ノミネートのショーン・ペンよりも、最初っからキレまくるミシェル・ファイファーと娘役のダコタ・ファニングちゃんの演技に圧倒される(何たってこの子が出来過ぎなくらい可愛い! この子なら私も絶対に親権を手放しません)。あと、ローラ・ダーンがちょい役ながら例によって良い所を持っていきます。映画自体は、まるで「ドグマ映画」のようなハンディ・カメラのドキュメンタリー・タッチで進み、とにかく全編が涙の地雷原(BGMのビートルズが、また泣かせる)。これを無事に通り抜けることなど不可能。鑑賞の際はハンカチとティッシュの用意をお忘れなく、7点献上。
7点(2002-05-29 19:58:18)
18.  あの子を探して
オープニングからの展開に一抹の不安を抱いたものの、実地の経済授業が始まってからは俄然面白くなる。13歳のヒロイン魏老師は純朴一途猪突猛進、たった10元(約160円)に命をかける(ここでも走ってたなぁ)。ここには甘っちょろい美談など皆無、全ての登場人物(幼い子供さえ)が金と打算だけで動いている(チャン・イーモウはありのままの中国を描こうとしたのか、それとも中国人の拝金主義を皮肉ろうとしたのか?) しかし同時に、生きることに貪欲な生命力の美談を描き出してもいる。貧しい人間にとって金は文字通り命、この「純粋な」金銭へのこだわりには非常に共感しました。天真爛漫な素の子供達にも驚き、こりゃアメリカも資本出すわなぁ(あ、また金の話)、7点献上。
7点(2002-03-12 21:55:35)
19.  アメリカン・ヒストリーX
自らの行いが招いた余りにも過酷なる代償。これは人種差別や家族の物語などではなく、果てることのない因果応報と当てどなく連鎖する憎悪の物語。どこまでも強固なこの鎖を断ち切ることの難しさよ。この困難な問題が一国内だけに留まっていない現在、全世界が結束してこの問題に対峙しなければならないことを痛感(アメリカに問いたい。この問題と対決する側に立つのか、増長させる側に立つのか、と)。アメリカ映画としては近年希に見る程、制作者サイドの誠実さを感じさせる地に足の着いた作りで、エリオット・グールドの久々の登場も嬉しかったです。ということで、7点献上。
7点(2002-01-18 19:38:36)
20.  アメリ
カラフルでありながらセピア調でレトロな(アコーディオンのBGMがまたレトロ)モンマルトルの町を舞台に、あることをきっかけに、自分の周りの人達をほんのちょっとだけ幸せにする無邪気な悪戯を繰り返すようになる、空想好きで内向的な女の子の物語。他愛なくも可愛らしい悪戯の数々が、観ている方をもほんのちょっとだけ幸せにしてくれます。ストーリーには直接関係ない登場人物紹介が多分に毒を含み、怒濤の寄りを多用し1カットをこれでもかと作り込むジュネ・ワールドを形作っています。とにかくドングリ眼で刈り上げおかっぱのオドレイ・トトゥ(英語読みではオードリーになるんですか?)のコケティッシュな魅力が満載。私的には今一の印象ながら(ハマる人はハマると思う)、総合評価で7点献上。
7点(2001-11-20 03:19:18)
040.17%
1351.46%
2793.30%
326911.24%
438015.87%
553122.18%
664126.78%
733814.12%
8823.43%
9241.00%
10110.46%

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