41. Undo “アンドゥー”
息苦しく重苦しく濃密で病理的な、歪曲した官能。そういう雰囲気はとてもよく出ている。とりあえず山口智子は女優として色々な引き出しがあるのだな、と感心した。連ドラでは見ることの出来ないダウナーな山口智子を見てみたい方に。 5点(2003-12-30 16:55:19) |
42. アトランティスのこころ
何も起こらず、何も解決しない。そんな感じがした。“ノスタルジー”というものの曖昧でぼやけた部分だけを、ぼやけたまま、そのままに映画化したような作品。駄作、とかそういうのではないような気がする。つまらない、というのともちょっと違う。ただ「何かが足りない」という印象。絶対的に何かが足りない、けれど何が足りないのか上手く説明出来ない、そんなちょっと困ってしまう作品。 4点(2004-02-26 20:10:05) |
43. 愛と精霊の家
「グレン・クローズが泡吹いて倒れた」という話だけ聞いて観てみたけれど、想像したのとは随分違った(笑)。キャストが不思議な位豪華だけれど、何だか無駄に長い。シリアスで重厚な物語を描こうとする製作者の意図、その意は汲めるのだけれど、やたらに弱く印象が薄い。冗長なだけになっている。ちょっと失敗しちゃったかな。ただ、ギャロは当時から「只者ではないオーラ」を放っている。凄い存在感。見るからにヤバい感じでした。 4点(2004-01-24 14:43:23) |
44. 姉のいた夏、いない夏
《ネタバレ》 邦題は結構良いと思うのだけれど、確か何かのパクリだと言われていたような気がする。原題は好き。「見えないサーカス」。何だか精神世界的でノスタルジックで切ない感じ。前編を包む霞がかった柔らかな雰囲気は良かった。でも決定的な問題として、キャラクター達に魅力を感じなかったし、感情移入も出来なかった。脚本が頂けないと思う。主人公と姉の元恋人の成り行きに、「は?そう来る?…いや、それはちょっと違うだろ」となんて思ってしまったり。とにかくあの流れはちょっと違うような気がした。 4点(2004-01-16 15:08:22) |
45. 穴(2001)
ソーラ・バーチ本人は本当は、「頭が良く、陰があり、闇を抱えた10代の女の子」という周りのイメージから脱却したがっているのに、またこういう役を選んだのか、と思ってしまった。演技派の若手女優であるのは誰もが認めるところだろうけれど、同時に、こういう役ばかりで逆に演技の幅を狭めてしまっているような気がしてならない。観ている間中、何だかそんなことばかり考えてしまった。 4点(2003-12-12 21:06:43) |
46. 愛と哀しみの果て
何が駄目だったのか…。多分、そのメロドラマ感とメリル・ストリープを拒否ってしまったんだと思う。最初、せっかく1時間位観たのにギブアップしてしまった。それがあんまり悔しかったので、1カ月位経ってもう1回観てみた。やっぱり何回も止めた。長い…長いよ…そして迎えるオチも真性メロドラマ…。こういうの、きっとそもそもおいら的に苦手なジャンルなんだろうと思う。メリル・ストリープも個人的に苦手な女優。 3点(2004-06-21 14:17:38) |
47. 悪魔の棲む家(1979)
やたらに平坦で山場のない作品だった。観ていてだらけて来てしまう。どこが山場なのかがまるで分からない。この作品はお化け屋敷ものの走りなのかも知れないけれど、今観るときついものがある。インパクト薄。これは確か実話を元にしているということで。こんな屋敷が本当にあるのなら1回は行ってみたい。お化け屋敷(遊園地のじゃないよ)はよだれが出る位好き。私は柴犬とお化け屋敷にはよだれが吹き出る。 3点(2004-01-15 21:12:00) |
48. アメリカン・スウィートハート
アメリカのバタ臭さ全開の映画。これはアメリカ人の為の映画で、日本人にはあまり分からないのでは。日本との国民性の違いを感じる映画です。日本にあんなカップルがいたら、ワイドショーにネタを提供してくれるキワモノカップル扱いでしょう。 3点(2003-12-22 20:23:48) |
49. アンブレイカブル
畜生、あいつが一発屋だとも見抜けず、何を期待してうきうきと、映画館までのこのこ足を運んでしまったんだ、と自己嫌悪に陥った一作。しかも、それなのに、次の「サイン」まで映画館で観てしまった。シャマラン・マジックなのか?インドの神秘のなせる技なのか? 3点(2003-12-09 21:17:03)(笑:1票) |
50. 赤ずきんの森(2000)
フランスがアメリカ真似して「若手スターのプロモホラー」を撮っちゃだめでしょう。しかも何だコレ、ちっとも面白くないし、細かいとこ、何にも消化されてないし。 [ビデオ(字幕)] 2点(2005-06-10 19:20:26) |