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プロフィール
コメント数 2394
性別 男性
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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  アンネの日記(1995)
何故か相当マイナーながら、落ち着いたリアル志向の上質な作品になってました(本サイトの永丘昭典監督のフィルモグラフィーからすると、本作はかなりの異色作)。裕福な暮らしから一転、知り合いの家に身を寄せ、外出もままならない隠し部屋での生活を強いられるフランク家。やがて他のユダヤ人も加えた不慣れな共同生活になり、物資が不足し始めると、人間関係もギスギスし始める。しかしアンネ・フランクは健気に青春を謳歌する。これらが特別な緊迫感を煽ることなく、淡々と綴られてます。アンネのキャラクター・デザインは確実に本人の写真から倣ったもの。その他の登場人物達もユダヤ人的雰囲気を上手く出してました。アニメという媒体の取っつき易さもあるので、これは是非お子さんにお薦めします、7点献上。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-12-08 00:02:39)
2.  アップフェルラント物語
20世紀初頭のヨーロッパの小国を舞台にした架空史アニメーション。一応は現実世界を舞台にしてる為、こちらは純粋ファンタジーではありませんが、明らかに「天空の城ラピュタ」の影響を受けた(てか、そのままなぞった)冒険活劇になってます。ありがち過ぎる程ありがちなキャラクターの設定と配置で、お話の方はかなり陳腐。キャラクター・デザイン、作画品質も並以下。製作サイドとしては、極一部のコアなファンだけに向けた低い志の元で作ったのでしょう。それでも、後に「ポケモン」でヒットを飛ばすようになる湯山邦彦の小手調べ位の役には立ったんでしょうか、3点献上。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2006-08-02 00:02:39)
3.  アサインメント
「顔の似た男を心身共にターゲットへ同化させる」という肝心のモチーフに、全くと言って良いほど意味が無い。何の為にこんなことするの? こんなことしなくても、直ぐにターゲットであるテロリストの居場所は判っちゃうし、おまけに敵には直ぐに正体がバレてしまう体たらく。最後も潜入や暗殺ではなく、正面突破の急襲だし…。これまでの苦労は一体何だったんだ? 主人公がテロリストに同化していくことへの苦悩も、アクションも中途半端。出演者も中途半端に有名所。もう何もかもが中途半端。また、何の為に実在のテロリスト逮捕を題材に選んだんでしょうか…? 4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-02-11 00:02:56)
4.  愛と精霊の家
結構なオールスター・キャストで激動の歴史を描く大河ドラマというのは好みのジャンルですけど、私も期待程は楽しめませんでした。主要キャストを英米人にしてチリの歴史を描く、デンマーク人が監督・脚本の英語作品という、良く言えば国際的な、しかし悪く言えば趣旨の良く判らない作品プロフィールそのままに、物語の趣旨も良く判らないまま終了してしまいました。基本的にはジェレミー・アイアンズの一代記で間違いないんでしょうけど、「精霊の家」というタイトルにしてる位ですから、元々のメリル・ストリープの役はもっと重要だったんじゃないでしょうか。その他の家族のエピソードが有りがちな分、たぶん彼女の役割が最も重要な物語上のポイントだった筈。何か肝心な部分を飛ばされてしまった様な印象です、4点献上。
[ビデオ(字幕)] 4点(2005-12-02 00:01:24)
5.  あこがれ美しく燃え
「思春期の少年と大人の女性との秘められた情事」というシチュエーションは、ノスタルジックで甘酸っぱい良き思い出って感じになるのが定石ですけど、そんな都合の良い話なんてそうそうある筈もないし、全盛期のシルヴィア・クリステルやラウラ・アントネッリみたいに、魅惑的で「親切」な美女がザラにいる訳でもない。ましてやずる賢い大の大人は、アホなガキより一枚も二枚もうわ手なのが普通です。本作もノスタルジーはそのままですが、「甘酸っぱい経験」は「苦い失敗」として描かれます。サカリのついたガキとグダグダの生活に疲れてる女の間に愛情は芽生えず、ガキの抱く「あこがれ」が急速に色褪せていくのは必定。太腿をチラつかせても言うことを聞かなくなれば、大人の力を行使するしかありませんネ、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-14 00:07:54)
6.  I love ペッカー
濃い監督と濃い役者達による、出がらしの紅茶の様な何とも薄い一本。初期設定ではかなり変わった登場人物達を想定しつつ、しかし製作段階になり、その一歩手前で留めてしまった様な中途半端さを感じる。これなら始めからキャラクター設定を作り直すべきでした。だから大都会やアート・シーンへの毒も薄まっただけ。薄まった分にも、何も加えていないみたいなので、パンチの足りない寝惚けた味になってしまいました、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-07-23 00:08:25)
7.  アンドリューNDR114 《ネタバレ》 
原作は読んだことがあるんですけど、なにぶん随分と昔のことなので細部の記憶はありませんが、この映画はどうしてもラストが引っかかる。オープニングでお馴染みの「ロボット3原則」を華々しく紹介してますけど、これではアンドリューが「自身の破壊」である寿命を設定する行動と第三原則とのパラドックスが解決されてません(あと、どうやって「老化」を実現したの?)。それに、ガラテアがポーシャの生命維持装置のスイッチを切るのも、第一並びに第二原則に反する行動の筈。こういう肝心な部分をないがしろにしてしまっては、感動も伝わってきません、4点献上。
[ビデオ(字幕)] 4点(2005-07-17 00:07:11)
8.  青いパパイヤの香り
雰囲気作りだけは凄いと思う。陰影に富むベトナム家屋、常に窓格子を入れた構図、徹底した横移動のカメラ…。更には絶え間なく響き渡る鳥のさえずり、虫の音、蛙の鳴き声、雨音、それに加えて後半は戦争を告げるジェット機の爆音…。しかし私は、それらがもの凄くあざとく感じてしまった。成長したムイが、ラスト近くまで一言も台詞を喋らないのもあざとい、てか、この演出は明らかに不自然。私はこの10年の間に何かあって、声を失ったのかと思った。それに最も肝心なのは、本作のテーマが何かってこと。ベトナム戦争直前の懐妊は、無常観の表現でしょうか? 4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-05-09 00:36:15)
9.  あなたに降る夢
実話は基にしてるだけで、丸っきりこの通りの話があった訳ではないと思いますけど、それにしても凄い話です。実際に起こった現代のフランク・キャプラ映画って感じでしょうか。だから本作の作りもキャプラを踏襲してる様に見える。どこまでもお人好しの主人公とウェイトレス。どこまでも性悪な主人公の妻(ロージー・ペレスって、いっつも美容師役じゃないか?)。裁判に負けた二人は、最後に人の善意に救われる。善を為す者は善を為され、悪を為す者は悪を為される、これ即ち因果応報なり。しかし善を為すことは難しく、悪を為すことは容易いのが世の常なんですよネ、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-04-10 02:13:00)
10.  ある歌い女の思い出
フランス統治下のチュニジア王制の末期を、王宮に暮らす使用人の娘の目を通して描く、1994年度カンヌ映画祭カメラドール受賞のチュニジア初の商業映画(らしい)。しかし、カメラは王宮から一歩も外へ出ないので、独立闘争に揺れる国情は噂話やラジオのニュースで語られる程度。物語の基本は使用人達の置かれた日常と、思春期を迎えた主人公と母親との関係。興味深い未知の題材だったんですけど、映画としては淡々とし過ぎていて、私的には退屈でした。終盤の主人公の歌に向けて、もう少し話を盛り上げていけば、感動的な歌声が更に映えたと思います、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-04-05 00:05:16)
11.  アンジェラの灰
そうそう、最大の謎はこのタイトル。一体どーゆー意味なんでしょうね? アイルランドの諺か何かにあるのかな? そして次の謎は作品のテーマ。この今更な物語から一体何を汲み取ればいいんでしょうか? 1930年代、アル中で甲斐性の無い父親は、アイルランド以外にも何処にでもいたし、神経症的な子沢山の母親も、幼い兄弟の面倒を見る兄や姉も同様。もう貧困そのもの、しかも「過去の」貧困を描くことは無意味。今この時、貧困に喘ぐ人達は、津波の被害地域以外にも無数に存在するのです。この物語は裕福になった人の懐古趣味というだけのことだと思う、4点献上。
4点(2005-01-05 13:34:50)(良:1票)
12.  アンナ・カレーニナ(1997)
愛の前では理性は無力になるのが道理。従って、盲目的な愛の物語は嫌いではないのですけど、これは根本的に違う。最初にアンナはヴロンスキーを拒む→でも愛に身を任せる→が、子供の為に諦める→しかし子供をほっぽり出して駆け落ち→やっぱり子供に会いたい…って、どっちなんだよ! ヴロンスキーはヴロンスキーで、地位も家も捨ててアンナをストーキング→醜聞も気にしない→駆け落ちに成功→でもロシアが恋しい→そして家も地位もお金も恋しい…って、お前、これじゃ人の家庭を壊しただけだろが! 二人共ブレ過ぎ。それにドック・オクは、この物語で一体何の役割を担ってたんだ? これならいない方が良かったゾ。こんなつまらん話に、これだけのロシア・ロケや豪華なセットは全くの無駄です、3点献上。
3点(2004-12-24 00:11:41)
13.  ANA+OTTO/アナとオットー
悲恋に仕立てられたスペイン版「みゆき」って感じ? アナとオットーそれぞれの視点で語られていく禁断のラヴ・ストーリーには、まるで現実感が無く、「北極圏の恋人達」という原題通り、演技にも映像にもどこか寒々しさを感じる(ナイワ・ニムリの独特のクール・ビューティ振りは大変好みですけど…)。この雰囲気にハマれれば楽しめると思いますが、本作はかなり観る人を選ぶと思う。そして私も、ハマれなかった者の一人です、5点献上。
5点(2004-12-15 00:17:53)
14.  ありがとう (1996)
現代に於ける極普通の家庭の一形態を描いたホーム・ドラマ。この家庭はレイプ事件の前、そして父親の単身赴任の更に前、多くの現代家庭と同様に出来た時から壊れていた。壊れている状況が普通の状況であれば、それが壊れているなどとは判りませんし、最初から壊れてるものは今更崩壊しないし、再生もしない。ストーリーは妹の視点で語られますが、この映画の主人公はあくまでも父親。彼がレイプ事件をきっかけに家庭崩壊を疑い始めるも、事件を通してこの状況が普通であることに気づき、それを納得して家庭を営む決意をする物語です。それにしても、この物語ならエロ描写もハードなシリアスな展開にするか、逆にスラップスティックな展開にした方が良かったと思う。演出の中途半端さは致命的です、3点献上。
3点(2004-10-29 00:34:48)
15.  アンモナイトのささやきを聞いた
本作は宮沢賢治の妹との関係をモチーフに、痛々しい愛情を鮮烈な感性と幻惑的な映像で描いた秀作…などではもちろんなく、変質的な妄想を、古惚けた感性と独りよがりの映像で描いた、マザー・コンプレックスをシスター・コンプレックスに置き換えただけの、時代錯誤の「草迷宮」。本サイトの関連作品を見てみると、何とこの山田勇男監督、「草迷宮」の美術スタッフだったんですね。こんな所に寺山修司の遺志を継ぐ人間がいたとは驚きです。ところが、撮影だけは非常に優れてます。照明も緻密に考えられた質感のある映像には感心してしまいました。ということで、4点献上。
4点(2004-10-17 20:39:45)
16.  甘い嘘
「レベッカ」風スリラーをベースに観客をミス・リードしていく、実は(ハリウッドに毒された)エロティック・サスペンス映画の「ゲーム」風フランス版複製。アメリカ製の同ジャンル物よりは映像も美しく、あり得ない設定に目を瞑れば中々楽しめる仕上がりではあります。しかし、こういう映画の最大の弱点が、罠にかけられる人間の行動予測性と罠をかける人間の動機に対する説得力。ここは相変わらず弱い。それに同じオチでも、本来ならもっと衝撃的に開示するのがセオリーというもの。「裏窓の女」という官能系パッケージでビデオ・DVD化されてしまうのもやむを得ません、5点献上。
5点(2004-10-13 23:15:03)
17.  愛人/ラマン
(↓)【やましんの巻】さん、ホント日本人ってこーゆーの好きですよね。ま、世界で一番エロに寛容な上、小児性愛傾向丸出しの国民性ですから、モロに日本人の資質にマッチしたのでしょう。(過去を美しく飾るのは本人の勝手ですけど)本作は紛れもない援交女子高生と淫行男の物語。それ以上でも以下でもない。こんな話、当時のフランス人男とベトナム人少女の間には掃いて捨てる程あった筈。そもそもフランス語の原作で、フランス人監督で、フランス人少女を描くフランス映画(資本はイギリスとベトナムも出した様ですけど)なのに、何で英語劇なの? これが最も気に食わない。でも、細部まで手を抜かない大作感と、主演の子の口元と身体付きの卑猥さに参ってしまったので(うわっ、小児性愛傾向丸出し!)、6点献上。
6点(2004-10-05 00:17:25)
18.  アデュー、ぼくたちの入江
「アデュー、ぼくたちの入江」よりも、「渚のロリータ」って方が本作には正しいタイトルの様に思えた。だって、鮮烈な性の匂いを振り撒く低脳少女しか印象に残らないんだもん。てか、タイトル以前に、わけ解んないんですけど、この映画。時、場所、登場人物の境遇、テーマ等、全く解らない。またF1、殺人、不法侵入した屋敷、「天使の入江」(これが原題)等に何の意味があったんでしょう? 淡々とした映画には訳の解らないのも良くありますけど、これだけ作為的な映画でこの中身じゃどーしょーもない。官能作として騙して売るしか方法が無かったのも頷ける仕上がりです、2点献上。
2点(2004-09-12 00:05:19)
19.  アンカーウーマン
これって、きっと女性が観てもすんなりとは納得できないストーリーなんじゃないでしょうか。一見「マイ・フェア・レディ」的シンデレラ・ストーリーですけど、私にはセクハラ上司と性悪女の恋愛って感じがして、何かスッキリしません。この物語を昇華させるにはどっちかに死んで貰わなければならないので、こういう結末になったのでしょう。終盤までは比較的地味で嫌味なラヴ・ストーリーとして展開していきますが、終盤の大規模な刑務所暴動シーン、そして涙の演説で締め括る全く予定調和の展開は流石ハリウッド映画。何も考えずに見ればそれなりなんでしょうが、私的には4点献上。
4点(2004-07-22 17:37:50)
20.  青 ~chong~
本サイトでの私のレヴュー対象は「映画」のみ。私の言う映画とは、地球上の何処かの劇場で1回でも上映された商業作品のこと(もちろん私の知る限り。従って「刑事コロンボ」は映画ではなく、「激突!」は映画です)。本作は日本映画学校の卒業制作ですが、一般公開されている立派な商業作品でもあります。内容は1991年の、高野連の神奈川朝高の大会参加特別措置をベースにした青春映画。本作を観ると在日の人達の方が(北朝鮮に住む朝鮮人は知りませんが)韓国に住む韓国人よりも日本人への憎悪が深い様に感じます。そして在日のアイデンティティをテーマにすると、どうしても最後は「俺は俺」的な着地点に落ち着いてしまうのが「GO」同様の難点。しかし、本作は自主映画っぽさの無い中々の力作です、6点献上。
6点(2004-07-22 17:35:13)
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