1. アマデウス ディレクターズカット
まずはモーツァルトってこんなファンキーなの?っていうのがプチ衝撃。そしてこの時代のクルクル巻き毛はヅラだったのか、というのでダブル衝撃。取っつき難い映画かなと思っていましたが、全然そんなことはなく、むしろ分かり易いし面白いし音楽良いし装飾素敵だしの傑作です。結構長いけど全く退屈せずに一気に見れます。音楽の才能がある人を見ると、やっぱり羨ましいです。鑑賞後にピアノ弾きたくなりました。最後にサリエリに一言。神は神が神を神にと、何かとカミカミ五月蝿い! 9点(2003-12-09 05:12:59) |
2. アニー・ホール
《ネタバレ》 面白くもあり悲しい映画でした。恋愛を通して、人間の矛盾する感情が浮き彫りになっています。下世話なんだけどどこかファッショナブルな雰囲気を壊さずにいるところは流石です。相思相愛って、奇跡的なことなんだなって思いました。 [DVD(字幕)] 8点(2013-12-30 20:49:50) |
3. 愛が微笑む時
《ネタバレ》 展開がスピーディーで、笑いと感動が交互にやってくる。全く退屈無く楽しめた。女性の霊が取り憑いた時のロバート・ダウニー・Jrの演技は必見です。爆笑します。「君がいないとダメなんだ、何もやる気が起きない」「一番の恥は挑戦もしないことだ」など、心に残る台詞があった。最後はみんな笑顔になる。観て良かった作品です。 [インターネット(字幕)] 8点(2012-08-24 23:53:16) |
4. アーティスト
《ネタバレ》 ジョージは、サイレント映画をずっと肯定し続けていました(→頑なにサイレント映画に固執してる)。よって失敗しました(→自殺まで追い込まれた)。 このサイレント映画は、サイレント映画を否定しています(→サイレント映画は終わったという内容だよね)。よって成功しています(→アカデミー賞とった)。 結果の前には、必ず原因があります。「ジョージが落ちぶれた」結果には、「時代の流れが変わった」のと「プライドを曲げれなかった」のが原因にあります。 ジョージを教訓にすると「時代の流れに逆らわず、時としてポリシーを変えれる柔軟さを持とう」と考えることができる。 過去というのは、それが華やかであればあるほど、とても良い物に感じます。だけど、未来も良い物なんだよね。ただ誰も知らないだけで、良い物だったりするんだよ。そう思わせてくれる映画でした。 [映画館(字幕)] 8点(2012-05-11 13:02:28) |
5. 愛する人
《ネタバレ》 親子三代に渡り、女優さんの顔立ちが似ていました。また、頑固な性格も血の繋がりを感じました。 虐待する親のもとで育った子供が大きくなると、自分の子どもに虐待してしまうというニュースを聞いたことがあります。 この映画でも、子供が孤児になる連鎖が起きていて、寂しく感じました。 最後、成長を見れずに他界してしまった娘の写真を見つめるシーンで号泣。 いい映画でした。 [映画館(字幕)] 8点(2011-02-25 15:17:05) |
6. アイズ ワイド シャット
《ネタバレ》 ニコール・キッドマンがもう、溜息が出るほど素敵です。子持ちでフェロモン出まくりの人妻を、これでもかってくらいにポルノ女優並みにエロエロ演技をしています。ぱっと見は、何てことないシンプルな白い下着でも、ニコールが着るともうそれだけで、裸以上にセクシーです。一挙手一投足が全て芸術的にさえ感じてしまいます。興奮ってよりも、うっとりするセクシーさです。対するトム・クルーズは、真面目で家庭思いだけど、イイ子ぶってて陰で悪い事をしたい欲求、男にありがちな所有欲など、ビル役を好演しています。とにかく財布から札を出し「釣りはいらないよ」って渡すところが、何でも金で解決している上層階級の男性っぽいです。この夫婦を見て思ったのは、あれだけ裕福で可愛い子供もいて何不自由ないのに、新しい刺激や欲求、嫉妬に頭が支配され続けていかなければならないんだなっていう所・・・人間が死ぬまで解くことができない呪いですねw ラスト、夫婦仲がギクシャクした時、妻役のニコールが「私達にはすぐやらなければならないことがある」と言い、続けて「ファックよ」と言います。よく喧嘩の後にする「仲直りエッチ」ってるけど、この場面での台詞ではセックスじゃ無く、ファックという言葉を用いるところが、何だかとてもキューブリックらしく感じました。 [DVD(字幕)] 8点(2010-01-08 22:44:15) |
7. 雨に唄えば
《ネタバレ》 歌と踊りのドタバタ劇はテンポが良くて見てて楽しいです。今見ても全く色褪せていません。映画「時計じかけのオレンジ」で、主人公のアレックスが仲間と共に民家へ強盗に入り、歌いながらその家の奥さんをレイプするシーンがあるんですが、その時アレックスが口ずさんでた曲は、この「SINGIN' IN THE RAIN」だったんですね。この映画見て分かりました。 [DVD(字幕)] 8点(2009-04-28 20:57:26) |
8. アマデウス
《ネタバレ》 ディレクターズカットと合わせると3回くらい見ましたが、何度見ても面白い映画です。どちらも十分に面白いです。強烈な劣等感から生まれるサリエリの行動は、いつ見ても着実かつ陰湿に見えます。「温厚な上司の怒らせ方」というお笑いDVDがあって、それに出てくる碑文谷教授が、年老いたサリエリに似て蝶です。 [DVD(字幕)] 8点(2009-03-18 00:37:15) |
9. アメリ
《ネタバレ》 妖精のいたずらのような奇行を繰り返すアメリですが、これはあのルックスと思いやりがあってこそ成立する行動です。普通の人(特に確信犯的な不思議少女系や、自分を見失った盲目少女系)が真似するととんでもないことになるのでご注意を。何度か鑑賞している映画ですが、何度見ても面白い映画です。最初に見た時は、この映画から漂うオシャレさ/キュートさ/センスなどに目がいきました。改めて見直した時は、奇人変人達でも通用する町社会の人情の温かさを痛烈に感じました。下品な場面が多々あるので一家団欒で楽しむ事はお勧めしません。一人かカップルで見て、微笑むくらいが丁度良いです。鑑賞後に恋がしたくなる映画です。 [DVD(字幕)] 8点(2009-02-24 23:40:47) |
10. アメリカン・ヒストリーX
人間はなんて愚かなんだろうということ。例え愚かであっても人の命はとても尊いんだということ。あらゆる差別や至上主義の先には、決して解決策は無いんだということ。エドワード・ファーロングが無茶苦茶かっこいいということ。見たことあるな~と思ったらT2のあの少年だったということ。まぁそんなとこ。 8点(2004-02-27 20:01:44) |
11. “アイデンティティー”
ホラーに近い恐さがあるミステリです。夢オチのような話は大抵がっかりするのが多いのですが、この映画は例外です。どうなるんだろうというワクワクよりも、寒気や嫌悪感のようなものを感じました。悪いことが連鎖して起きると、やたら不吉に感じます。見ているこっちの身にも何か起きるんじゃないかと思わせる大量の雨と暗がりは、より一層の恐怖を煽っていて、演出が実に上手いです。脚本も秀逸。 8点(2004-02-09 18:35:28) |
12. IAM A HERO アイアムアヒーロー
《ネタバレ》 なんと言っても大泉洋が最高。ラスト、英雄のエイム力が爆発するシーンが高揚感溢れています。長澤まさみも最高。岡田義徳も最高。有村架純は可愛いから最高。全体的に、ゾンビのクオリティーは海外に比べてだいぶ遅れてる感じがするけど、その分俳優陣の演技で楽しむことができました。 [インターネット(邦画)] 7点(2018-06-10 19:05:29) |
13. 悪の教典
《ネタバレ》 論理力の強いハスミン。行動力あり過ぎです。勇気もある。実行力もある。手際もいい。 ベクトルは大幅にズレてるけど、自分にない所を沢山持ってて、羨ましく見えてもしまった...w。 デヴィッド・グローネンバーグのヴィデオドロームを彷彿とさせる。現実なのか幻想なのかわからない感覚。 後半の勢いが、真剣だけどちょっとふざけていて、そこが気に入りました。 [DVD(邦画)] 7点(2013-05-27 15:37:48) |
14. 或る夜の出来事
《ネタバレ》 フランク・キャプラ監督の作品は、ほんと面白く、素敵です。今の所ハズレ無しです。ピーターのモテオーラ、凄いですね。しかも人間的に良い人なので、憎めないし。男優、女優共に演技も良かったです。角笛を鳴らして壁が壊れるラストシーン、憎い終わり方だな~。粋ですね! [DVD(字幕)] 7点(2010-05-29 00:09:23) |
15. I am Sam アイ・アム・サム
《ネタバレ》 トム・ハンクス、ディカプリオ、デ・ニーロなどにも、引けを取らない演技のショーン・ペン。ルーシー役の子役、リタ役の女優さん、アニー役のおばさんも皆素敵でした。サムとルーシーの間には、誰にも負けない確固たる親子愛があります。ハートウォーミングな映画でした。自分がもっと歳をとった時に、また見たいと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2010-05-18 19:48:44) |
16. アルカトラズからの脱出
《ネタバレ》 見事な脱獄劇でした。淡々としたストーリー進行の中、時折割り込んでくる緊張感がちょうどいいです。鈴虫や鳥の音が聞こえてくるくらい、静かな脱獄模様は、素晴らしかったです。緊張感があってこそサイレントな場面が活きてくる訳で、、、かっこいいとすら思えてきます。ごちゃごちゃと伏線を作らず、頑なに「脱獄」というメインのみを照らし出している脚本は、とても硬派で好感が持てます。この硬派な部分がクリント・イーストウッドと実に良くマッチしています。 [DVD(字幕)] 7点(2009-09-19 00:58:51) |
17. アポロ13
《ネタバレ》 乗組員が無事で、本当によかった・・・。海上にパラシュートが見えた時、不安感からの解放で、目頭が熱くなりました。中盤からはトラブルの連続で、度重なる不運にくじけず臨機応変に動いて前を見続けていた、クルーと管制官の人達の熱意が、良く伝わってきます。これが逆に、帰還できないバッドエンディングだったら、私はきっと少しの間落ち込んだでしょう。 [DVD(字幕)] 7点(2009-06-30 20:02:08) |
18. アンタッチャブル
《ネタバレ》 ストーリーは月並みだけど、カメラワークに神憑り的な物を感じます。役者陣は豪華なんだけど、そこまで素晴らしい演技というわけでもない。ストイックで渋い作品に仕上がっている理由は、やはり監督の業なんでしょう。黒澤明やフランシス・フォード・コッポラまではいかないが、ブライアン・デ・パルマの作る世界観には独特のセンスを感じました。 [DVD(字幕)] 7点(2009-05-27 01:23:14) |
19. アパートの鍵貸します
《ネタバレ》 最後に「アパートの鍵貸しません」になる主人公のバクスター。それまでは自分の部屋をラブホ代わりに上司に貸しまくり、いつも人の尻拭いばかりのダメ男だったけど、最後にプライドが垣間見れました。お互いを見つめながらカードゲームを楽しそうに始めるバクスターとフラン、あのラストシーンが無茶苦茶かっこいい!フラン役のシャーリー・マクレーンが素敵でした。 [DVD(字幕)] 7点(2009-03-09 19:24:34) |
20. AKIRA(1988)
面白い。原作と内容が変わっている所もあるがこの内容をアニメーション化しちゃってるのが凄い。生命のエネルギーとか判り難く大きいテーマを機軸にしつつ、友情、希望など判り易いテーマも織り交れていてバランスが取れていると思う。だけど、ストーリー云々より映像を楽しむのが一番。 7点(2003-01-13 21:18:45) |