1. アンブレイカブル
《ネタバレ》 「シックスセンス」のすぐあとということで、 制作側も見る側も比べますよね~ それにしてもB・ウィリスがまた子役と組んでるし・・ それよりも感心を通り越して呆れてしまったのが、 監督のカメラワークの懲りよう・・ キューブリック的ともいえますが、 私はむしろ初期のヒッチコック的なスピルバーグ的だなぁと。 シャマラン監督はスピルバーグをリスペクトしているので、 シャマラン<スピルバーグ<ヒッチコック これは仕方がないのですが、 なんか中途半端・・ やはり前作に心霊ものでヒットしたからか、 どんでん返しはそのオチになるであろうと変な期待感。 ホラーと思って見ていたら、 アメコミの世界なんです・・ これもアメコミのヒーローと悪の繋がる点を探していた、 ガラスのようにか弱い偏執狂役が、 あのごつい顔のサミュエル・L・ジャクソンだから違和感。 もっとオタク顔でしょぼい風貌の役者のほうが怖いです。 そして正義と悪の繋がる点をアメコミのヒーローとして扱った映画は、 もうゴマンとあるから斬新さは感じられない。 アメコミではなくてもその世界をよく描けていたのが、 スターウォーズのベーダーとルークでしょう。 こういった大袈裟な社会の崩壊と偏執狂を描くならば、 ある程度テンポもよく爆破シーンも描かなければ観客は飽きる。 カメラワークがよかったのも偏執狂の幼少時代だけ。 巻き込まれ型が得意のいつの間にかヒーロー役のブルースも、 あまり説得力がないかと・・ 前作と比較という問題でもなく、 キャストと展開にムラがあると思いました。 シャマラン監督の世界観は好きなんですが・・ [DVD(字幕)] 3点(2006-09-21 07:32:27) |
2. アンジェラの灰
《ネタバレ》 ああ・・アラン・パーカー作品ってことだけのようだ・・ 映像美と音楽で壮大なテーマの作品が多い。 これは私には失敗だった。 実話を基にしアイルランド移民の子供が貧乏にも負けないで生きる。 そこには差別やら飲んだくれの父親やら兄弟の死やらと、 決して明るくはないネタをコミカルに描いているんです。 暗いのか明るいのか何なんだ・・ しかもひとりづつ兄弟が栄養失調で死んでいくのを、 淡々と描いていくので悲惨さもあまり感じられず。 音楽は全編を通して明るい・・ イングランド、アイルランド・・とくればIRA、 宗教差別も手伝って時代も背景も難解。 カトリックとプロテスタントに詳しくなければついてゆけない。 それでもこれは貧困に負けずに希望をアメリカへと望んだ、 ある少年の(勝ち組)物語。 感動できない・・ 漫画や小説でこういった貧困物語を読むのも嫌なのに、 映画で観るともうしらけてしまいます。 好きな人も感動する人もいるかとは思いますが・・ この実話を書いた作者が言うに、 子供時代に幸せだったなんて何の価値もない。 私はそこからバネにしてどうなるかが見たかったんですが、 これでは俺の不幸な過去を見てくれという感じで、 それもアメリカ中が涙した原作というだけあって、 自分の不幸に酔っているとしか思えない・・ という見方をするのもいやらしいんですが、 私には根性者、成り上がり成功者とかの物語は合わないのかも・・ 成功した人が落ちていく物語は好きです(変?) 落ちていく過程で何もなくなり本当に大事なものが残る・・ そんな物語のほうが好きだな。 この物語は本当は不幸な幼少時の忘れたい過去が、 本当はかけがえのない宝物だったということなんですが・・ なぜなら自分の過去を書物にしそれで成功した男の物語なのです。 [DVD(字幕)] 4点(2006-09-21 07:22:18) |
3. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 この作品に関してはあまり書けないんですよ~! 何も考えないでテキトーに観たほうがいいかも・・ 私は観ている最中にどうしても題名が気になってしまった(苦笑) ジョン・キューザックは好きな俳優さんなのですが、 かえってこの没個性さが意味ありげに思え、 やはりそれでもケビン・スペイシーが上だなぁと(顔は似てるんだけどね) そう思ってたらもう「ユージュアル・サスペクツ」がアタマから離れない(笑) 今まで観た映画と混ざる法則!! この手の作品はやはり俳優にウェイトが置かれます。 ところがこの作品は登場人物が多すぎて別の期待をしてしまいます。 その期待とは・・犯人は誰なのか? そのワナに陥っちゃうんですよ。 それがうっすらとわかるまである法則通りの作りですから。 デッドコースター 死ぬ順番の法則、ユージュアル・サスペクツ 全て作り話だったという法則、ロスト・ハイウェイ 自作自演の法則、これらを見事に融合させ、 霊界オチかも?夢オチかも?と考えさせます。 いらいらいら~どれなんだいったい(爆) まさか・・ ポルターガイスト 呪われた家の法則(アザーズも)落ちじゃあないだろうな?? 本当は私は霊界オチが好きなんですが(苦笑) まあオチはあえて書きませんから興味のある方はどうぞ。 確かめてくださいな。 ご紹介した法則の映画もいいですよ♪ ここらを観ると全部似てくるんですが・・ [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 15:24:24) |
4. ALI アリ
《ネタバレ》 映像特典でアリ自身が出ていましたが、 相当スミスを気に入ってるみたいでした。 踊るようなステップやマシンガントークは明の演出で、 これは異存なくはまり役なのではなかろうか。 これをアリはよろこんで自宅に頻繁にスミスを招き、 俺の真似をしてくれみたいにセリフを喋らせたらしい(苦笑) まさにアリお気に入りのアリのための自叙伝映画。 家族や女性はわりときれいな人らばかりで、 その逆に対戦相手はいかにも悪そうな(苦笑) フォマン以外は扱いが寂しい。 ボクシング映画の魅力(観客から)としては、 ○ハンデをものともせずに這い上がる これはハンデ=トラウマがアフリカ系黒人で、 奴隷名が嫌でイスラムに改宗したことといっても、 対戦相手のほとんどが黒人なわけですから共感は薄い。 ○ライバル 「ロッキー」が続編が多いほど人気なのはこれもあると思う。 この作品はフォマン以外はライバルとして魅力がない描かれ方。 よって本当の復活劇までが長く感じる。 ○マーチ系の音楽 にしろとは言わないけれども、 全編中に流れるのがソウルミュージックばかり。 やはり黒人差別も根底にはあるのかも・・ 観終えて明日の活力に繋がるような熱い映画ではなく、 内容は当時の歴史背景を知らなければ共感できかねます。 アリは結局黒人というアイデンテイに誇りを感じ、 黒人の頂点になろうとしてなった。 その背景にはやはり幼少時からのトラウマがあるわけです。 ここらに絞って最初と最後だけにしても理解はできますよ。 中版をかなり削ってドラマチックに演出できたのでは・・ アリ本人としてはやはりイスラム教のことや、 恋愛のことも描いてほしいから当然個人的なことになり長くなる。 ファイトシーンの演出がとてもよかっただけに残念。 アナウンサー役のジョン・ボイドは変装と思うくらい気づかなかった。 あとユダヤ教のブラザーは暗く淡々とした内容にコミカルさを与えている。 ひとりの人生(半生)を描く難しさは「アビエイター」でもありました。 ここまで長く人生を描くならば後半のアリに、 特殊メイクをしてもっと老けらせてもよかったのでは・・ [DVD(字幕)] 5点(2006-05-28 15:14:39) |
5. アイ,ロボット
《ネタバレ》 ダークシティ」の監督作とわかり今まで避けてたこの作品を観ました。 どうせロボットとかコンピューター映画なんて、 結局は風刺や哲学めいたことを問いながら人間とは機械とは? とかの世界になるんだろうなぁ・・とあまり好きではないジャンル。 「A.I.」「アンドリューNDR114」は見た目も人間だから感動してしまったんだけど・・ でもよく考えればこの「アイ.ロボット」こそわかりやすいのです。 「マトリックス」のほうが登場人物の名もあってか宗教色が強いと言われていますが、 この作品こそそのまんまじゃあないのかと変に感心。 キリスト教映画として観ると、 博士はイエスで彼サニーが今のキリスト教の言う新しい救世主。 すべてのユダヤ人をあの丘に集め改宗させると死んだはずのイエスが君臨する。 ・・らしいお話をこの作品にあてはめてみた(爆) まあこんな暇なこと考えるのは私ぐらいか(汗) 最近のSF映画ってこういうパターンに当てはまるのが多いんです・・ 演出的には「SW2」クローンの攻撃そっくりで大うけしました。 個人的に私はこの監督はパクリの天才と思っていますし、 そこがうまいので結構好きなんです。 「ダークシティ」もだから好き。 テリー・ギリアム監督とも共通する点なんですが、 このアレックス・プロヤス監督・・ なんともいえないミスマッチなセンスの悪さが目立つところがある。 そこが好きなんです。 近未来なのになんですかあのビルのデザインのセンスは・・ そこがいいのですよ。 まるで「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」のセンスだ・・ 「未来世紀ブラジル」と「ダークシティ」がよく似た雰囲気だったし、 この作品も「12モンキーズ」真っ青な変な建物やオシャレではないモノ・・ 完璧なかっこよさがないにもかかわらずマンガみたいなかっこよさもある。 まさにA級の中のB級っぽさの違和感が好き。 「バビル2世」をハリウッドでリメイクできるのは、 テリー・ギリアムかサム・ライミしかいないと思っていたのですが(苦笑) もしかしたらアレックス・プロヤスが一番近いかもしれない・・ [DVD(字幕)] 6点(2006-04-02 13:45:55) |
6. アザーズ
《ネタバレ》 この監督の作品って個人的には、 1度観て結末がわかってもまた観られる面白い仕掛けがされていると思うんです。 しかしこの作品は「シックスセンス」のあとですから分が悪いですね。 「オープン・ユア・アイズ」とは異なり、 クローズ・ユア・アイズと劇中のセリフできました。 観てる最中はどちらかだと決め付けていたのです。 どちらかというと違う世界の人がこの中のどちらかと・・ それがああだったんですね(なるほどなぁ・・) 観終えたあとまた観たくなって見直しました。 おかしくておかしくて・・ コメディにもできそうなんだけどなぁこれ。 幽霊は暗闇にしか現れないなんていうのは明らかに思い込みで、 観客の揚げ足をとった面白い脚本です。 私はこの作品をブラック・ジョーク作品だと観ました。 ニコール・キッドマンが神経質で切れるサイコな役をよくやってて、 うまいよなぁと感心しました。 その演技がとてもおかしいのです。 あちらの世界の人とこちらの世界とが共存していて、 お互いが見えないとなれば怖いというよりもこっけいです。 もしかしたらこの監督のバーチャルな世界観の中では、 こちらでいる私たちは実は逆だということに気づいていないと、 怖い笑えないジョークを提供しているのかもしれません。 最後のキッドマンの「ここが私たちの家よ」というセリフは不気味。 もう、自縛霊で離れないに違いありません。 わかったうえでのことですから確信犯なのです。 お墓=我が家なのでしょう。 これは何度か出てきたセリフ、 「神父さんを呼ぶ」というのが現実味を帯びてきますね。 こちらの世界だと勘違いしていたときのキッドマンが、 今度は神父さんを拒む番になるかも(苦笑) 3人の使用人はいい役でした。 私はこちらには騙されてしまいました。 そうとったらストレートすぎだからあえて外して考えていたので・・ ちょっと「シャイニング」にも似ていますね。 やはり映画(特にホラー)は、 脚本も大事ですがたまに怖い演出もサービスしないといけませんね。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-15 11:03:03) |
7. 愛されちゃって、マフィア
《ネタバレ》 またしても音楽がデヴィッド・バーン(トーキング・ヘッズ)♪ 映画が終わっても最後までポップな曲が流れ続けます。 しかしこの作品・・かなり俳優が豪華です。 ミシェル・ファイファーはどうなのでしょうか。 私はわりと好きな女優さんなのですがこの髪型このコスチュームは・・ すぐに殺される夫のアレック・ボールドウィン・・ わりとかっこよかったのになぜこの役なのか(トラボルタ似) ジョン・キューザック・・出てたのわからなかった! もちろん マシュー・モディーン目当てで観た作品なのですが、 この曲者濃い連中の中でひときわ存在感のないごく薄顔といったら! あまりに薄すぎて逆にドタバタ映画がまとまってるという好例。 観終わったあと記憶に残るのがこのごく薄マシューと、 派手ケバファイファーと、ボスの妻(ボスもよいが妻がホラー) その他の方はドタバタの中に消えていってイマイチ印象が・・ 監督もジョナサン・デミという大御所! このあと「羊たちの沈黙」で賞監督になるのですが・・ どこをどうすればトラボルタのギャングコメディみたいになるのか・・ やはり脚本かな? 贅沢すぎで詰め込みすぎです。 マシューがバック・トゥ・ザ・フューチャーのパパ似と言われていたのですが、 この作品ではマイケル・J・フォックスの役みたいでおかしかったです。 [ビデオ(字幕)] 5点(2006-01-20 04:53:55) |
8. あきれたあきれた大作戦
《ネタバレ》 この監督の作品では「見ざる言わざる目撃者」のほうが面白い。 また借りて見てみよう・・ そうなんですよ。 この作品はそこそこは面白いんですがテンポが悪いから、 ただのドタバタ映画になっちゃってる。 切れがないというのかな。 アラン・アーキンのとぼけた演技が好きで観てみたのですが、 ピーター・フォークと掛け合いコメディをさせてるのに、 なんでこんなに切れがないのだろうか・・ だから個人的に厳しい点をつけました。 編集が悪いのかどうなのか・・ 笑いのタメを伸ばしすぎで、 切って即次の展開に持っていくとかあるのですが・・ ラストはとてもよいと思うし音楽もいいんだけれど、 俳優がいいだけに残念です。 一見アホウのような役柄のアーキンですが、 実は普通にまともすぎるからおかしいだけなんですよね。 とぼけてるのではなく周りのバカとテンポが合わない。 そのバカたちに合わせてしまうと小ざかしく面白くない。 そこであくまでもわが道を行く普通のオッサンが天然で生きてくる。 メル・ブルックス風というより、メル・ブルックスのほうが面白いですよ。 アラン・アーキンはおとぼけ役がお得意なんですが、 「摩天楼を夢みて」あのエド・ハリスとの掛け合いがよかった。 [DVD(字幕)] 4点(2005-12-23 16:20:46) |
9. アビエイター
《ネタバレ》 長い作品それならいっそあるお約束で締めればよかった・・ お話の終わりに実はこうでしたみたいに、 主役のそのあとを5分くらいかけて説明する。 お約束すぎるんですが・・ うまく使うと感動作にもなるんですよ。 わかりやすくなると理解する人が増えるから感情移入しやすくなる。 特にキャラがかぶるディカプリオを使った伝記もので、 「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を思い出したけど、 あれもちょっと似てなかったですか? でもあっちの方が私は好きです。 トラウマを抱える主人公の成功と挫折を伝記もののお約束で締めている。 アビエイターもそうしろとは言わないけれど、 いらない場面も削れたと思うしあとの説明もあったほうがいい。 これではハリウッドの本当に個人的な昔の映画ファンしかわからない。 しかしあいかわらずディカプリオは演技がうまいなぁと感心。 童顔が合ってないと言われていますが、 私はもとのヒューズ氏を知らないのでピンとはきませんし、 ディカプリオ自体が現代風な顔ではないので良いと思いました。 が・・調べると体格が全然違うんですねぇ(苦笑)190cmもあったんですか。 トラウマという扱いはわかりやすいし原因もよく描けていますが、 あまりにひつこすぎるので共感はできませんでした。 そして同じ暗いトラウマ映画でもラストの描き方のていねいさや、 同じ日本人としてわかりやすいということで「砂の器」のほうが断然よい。 逃げても忘れたくてもいつかどこかで忘れたいものは蘇るのです。 それが悪いことに弱いときに現れるんですね。 そのときにそばにいてくれる人がいたらどんなに心強いか・・ どんなになってもそばにいてくれるそんなわがままを他人に求めるのも、 満たされなかった幼少時のトラウマから抜け出せないから。 逆にそれを反骨としてバネにしている人もいる。 でも成功のレベルが大きいほど逃げ込む夢が大きいほど、 失ったときにそばにいてくれる人は少ないはず。 ある意味「市民ケーン」と同じような世界の映画なのですが、 この映画が市民ケーンになりえなかった原因はなんだったのでしょうか・・ ヒューズはキャサリンに母親を父親を求めていたのかもしれない。 そして大きな空をも重ねていたのかもしれません。 [DVD(字幕)] 5点(2005-12-04 15:49:51) |
10. 或る殺人
《ネタバレ》 法廷劇になるまでがやけに長く感じました。 でもそれを我慢すれば後半はなかなか面白いです。 しかし・・この時代の白黒はどうなんでしょう。 と、前にも書きましたがカラーの時代と思うのですが・・ ジョージ・C・スコットは「天地創造」で、 息子を神に生贄として捧げたアブラハム役しか知らなかったので、 この役はちょっとびっくりしました。 マフィア役かと思った(苦笑) ちょっとリーアム・ニーソン似ですね。 対する主演のジェームズ・スチュワートは・・ 法廷劇での正義感あふれるが固くもなく逆にこっけいでした。 このふたりのまるで違う個性でのぶつかりはなかなか面白く、 軟投派のピッチャーとコワモテのホームランバッターの対決みたいで、 法廷劇だけでも見る価値はあります。 ただし結末はしっくりこないものがあります。 結局なんだったんでしょうか・・?? あの法廷劇はなんだったのか、スチュワートに同情しちゃいます。 ちなみに本編に入る前のおしゃれな紙芝居風の演出、 「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」思い出しました。 音楽も軽快なジャズでした。 法廷劇に入るまでが長いので間延びしているのが割引。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-20 23:16:40) |
11. 悪魔のいけにえ2
《ネタバレ》 本編とあまり関係のないことですが主役のDJ役の女優がラジオ局でいてて、 その壁に貼ってあるポスターがやけに目につきました(苦笑) これ・・ビートルズの確か販売中止になった例のアルバムですよね・・ ブッチャーズだったかな? 人肉と戯れるポスター・・おお、こんなところで使われて(泣) ところで私はこの映画を1は高いから買えないので格安の2をDVDで持っています。 どうせ2だからと見ないままだったのですがレンタルの谷間で思い出しました。 どうせ2だから一般評価がイマイチだから・・ そんなことはありませんでした! 面白すぎ・・と思う私は変かも?? 1のロードムービーのようなゆったり感と暗すぎる演出がちょっと合わなかったのですが、 2は演出の怖さは全くないのでその点は完敗ですが、 正直1より好きかもしれない・・ 1よりずっと下品ですし新鮮さも割引ですが、 おかしすぎて全然怖くないからまた違うばからしさで大笑いできます。 レザーフェイスの現れ方にはもう開いた口がふさがりませんでした。 二人羽織のように人肉をまとい踊りながらチェーンソーを振り回す。 車で逃げるいかれたチンピラのセリフもおかしい。 英語では(ジーザス!?)なんですが・・とにかく日本語字幕の方がおかしい。 DJは保安官ことD・ホッパーの言うとおりその惨殺の様子をラジオで流したから大変。 それからレザーフェイス一家の報復劇が始まるのですが・・ 今回はレザーフェイスの恋も描かれちょっと怪しい・・ 前回の家族揃っての食事シーンもちゃんとあり、 なんと130歳を越えたじいさまもトンカチを握る役で登場。 こいつらの砦は今回は遊園地の地下ですから、 ちょっとしたアトラクション娯楽が楽しめます。 本物のレザーフェイスが現れないのならこんなアトラクション行きたい~(爆) D・ホッパーはこの一家を退治する役なんですが、 なんと二刀流チェーンソー! ここまでコメディにしていただくと楽しいですよ。 ただし相変わらずフーパー監督の悪趣味は変わらず(別な意味でいっそう強化) お食事中(特に肉料理)は避けて見たほうがよろしいかと・・ あとに妙な気持ち悪さが残らないから1よりお手軽に見られるホラーです。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-20 23:02:10) |
12. 熱いトタン屋根の猫
《ネタバレ》 シリアスな舞台劇風なドラマは観れる範囲なのですが、 これちょっときつかったです・・ 社会派ならきつくても我慢できるんですが、 家族愛がテーマですのでセリフの応酬ばかりでは苦痛でした。 どうにかついてゆけたのはP・ニューマン(若い!)がなぜそんなにE・テイラーを嫌うのか? その謎がはっきり知りたかったことがサスペンスとしての面白さでした。 それをここでばらすとこの退屈な映画が全く面白くなくなるので伏せます。 ある理由は中半から父を通してわかってゆきますが、 この夫婦の父は家族全体の嘘(この世の全ての嘘とも)に嫌気がさしているのです。 嘘偽の嫌いな父は誕生パーティで息子のニューマンによって余命の事実を知ります。 地下室に閉じこもりショックを受ける父に長男より愛されていたニューマンは・・ ここの親子の本当の語らいはなかなかよかったです。 ラストもそれまでの悪舌合戦が見事に新しい嘘というアイデアで後味はよい。 この新しい嘘というのは父についた嘘と同じようなよい嘘だと思います。 真面目に考えれば実に難しい問題を扱っているので、 もう少し見やすく映画的な面白さがほしかったです。 おそらく10年くらいまだ前の白黒の時代なら作風に余裕もあり、 セリフ回しももう少しコミカルでいてブラックユーモアにあふれた作品になったかも。 映画の作り方で大分違うと思うのです。 ラストからしてこれはブラックコメディにしたほうが面白く、 また緩急もついた感動作にもなったかもしれません。 出演者が豪華なのでちょっともったいないなぁとおもいました。 E・テイラーはやっぱりきれいでしたね~! [DVD(字幕)] 5点(2005-11-04 08:02:14) |
13. アンドロメダ・・・
《ネタバレ》 この映画はかな~り地味でたいした盛り上がりもないのですが、 脚本&発想としては10点満点! ただし映画として観れば3点・・で、総合的には6点でしょうか? 最初と残り30分くらいの面白さを味わうためには全部を観なくてはいけませんが・・ 細菌がなかなか動き出さないので本当に忍耐が必要です。 最期まで引きずりこむ脚本のうまさには感心します。 地下研究室の真の意味や細菌繁殖が始まったあとの駆け引き、 これは地球全体の戦争問題にも発展しかねないスリルです。 DVDでレンタルしてざっと全体を観てもう一度ラスト付近だけ見直す手も・・ たぶん科学が好きな方が観ればこたえられない面白さだと思いますよ。 私は科学や地学は苦手なのですが道理がかなってるので面白かったなぁ・・ エンディングもそのあとは?と深く考えさせられる問題もあり、 後半だけなら何回も見られるんですが・・全体が淡々としているのが映画の娯楽に欠けている。 なぜ細菌にやられた街で赤ちゃんとアル中の胃潰瘍の老人だけが生き残ったのか? そこに鍵があるのですがまた発想がいいです。 どんな方法を考えても無敵の細菌。 すでにアメリカ中に広まるのは時間の問題・・ 細菌をやっつけるために原爆を使うことを選ぶのですが、 さてここの原爆発動装置の解除キーは科学者のひとりが持っています。 ところが原爆を使ってもさらに世界中が細菌の恐怖に落ちる恐怖が判明。 しかも地下研究室はコンピューターによってドアが遮断され融通がきかない。 原爆解除できなければ細菌がさらに繁殖してしまう。 映画的にここは最高に面白い演出です。 ゲームが好きなんですが(笑)昔やったはしごゲームを思い出しました。 ここをすぎてもまだ山はありますので後半30分盛り上がりばかり。 なぜ赤ちゃんとアル中の病人だけ生きられるか?? テンポよく時間も短くリメイクしてくれたらいいのになぁ・・ その際、政治的なところも新たに絡めてくれるとサスペンス度もアップするかも。 観終わったあと、人に話したくなる映画というかSF小説の映像化という感じ。 映像で見せるエイリアンものでもなくアクションもありません。 戦闘シュミレーションや科学が好きな方に特にお勧め。 [DVD(字幕)] 6点(2005-09-01 11:39:47) |
14. アラバマ物語
《ネタバレ》 ん~こういう映画に辛い点をつけると人でなしのように思われるので、 また迷ってしまう困った映画です(苦笑) とても優等生な映画でありこれを面白くないからと合わない私は「右派」だと言われました(笑) というんでもなくて、苦手なジャンルにピタリ合っていたのです。 法廷もの(十二人の怒れる男は別)、田舎の人情もの(大草原の小さな家とかも) 子供の回想という点でも「ニューシネマパラダイス」は合うが、 「スタンドバイミー」は全く合わなかった(ジャンルは違うんですが・・) それとシリアスなのにファンタジーが入ってるところも苦手だった。 「普通の人々」や「リバーランズスルーイット」は合う作品でしたが・・ 自分が合わないというのを解く鍵はスピルバーグ映画での黒人映画、 「カラーパープル」は合わなかったけど「アミスタッド」は合ったという感じ。 作品は(社会の公民の時間)に先生に進められる良識な映画という感じ。 プーの正体が、ロバート・デュバルだったというのが、観てもわからない。 若すぎて別人です。好きな俳優さんなのですが・・ 借りたきっかけは・・グレゴリー・ペックの演技が観たかったこと。 私の大好きな「アラビアのロレンス」がアカデミー賞を取った同年、 しかし俳優は取っていません。この作品が主演賞を取っていますね。 大作の賞総なめか?の年は俳優には別作品が選出されることが多いですが・・ ペック氏は他にもっともっといい映画やいい演技をしていると思われ、 これが最高とは思えないのですが・・(演技的には渋い押し殺した演技ですね) [DVD(字幕)] 5点(2005-09-01 11:19:45) |
15. アイランド(2005)
《ネタバレ》 (選ばれた人、君は特別)そのようなセリフ。 そして科学者が手がけてきたのは人間のコピー。 つまり自分は人間の雛形を作る神だと勘違いしているわけで、 主人公の名がリンカーン(アメリカの創世記ともいえて)というのもおもむろに変だけど、 自分の発注者を逆に殺すあたりはケインとアベルに見えたし。 リンカーンが連れだって逃避行した女性と初めてのキス、 これはアダムとイブだなぁと思いながらでは最後はモーゼだろうと読んでいたら、 やはりノアの箱舟を髣髴とさせる小型の船にはラテン語・・ 基地から逃亡し帰ってきて仲間を救うモーゼになったリンカーン。 コピー人間たちはまだ与えられた記憶しかありませんが、 彼らの未来は明るくはないと思いました。 なぜなら発注者の潜在意識は消えることはないからです。 罪から生まれた無垢な魂はどれだけの可能性を秘めているのか・・ 帰ってきた英雄リンカーンも自分の片割れを殺したのです。 人格も攻撃的に変わりその未来は指導者になるだろうと予測できます。 クローンが本当の人間界と合うはずがなく(同じ人間も多いので) 反体制を強いて滅びることは目に見えている哀しさ。 遅かれ少なかれそういうクローンが現れるのはわかりきっている。 それならばそういうモノを作らなければよかったとまた上のエゴのせいだけにしてよいものか。 このラストの爽やかさには逆に諦めと暗さが残りました。 壮大なSF大作に仕上げられたのに私は疲れただけになってしまったのは、 T3のカーアクションよりひつこい中半からの関係のないシーン。 カーチェイスを映すなら目標を定めてほしいです。 揺れの多いカメラワークと平面的な構図が多くこれは映画館では逆に酔うと思いました。 そこまで描けるのになぜアクションばかりを重視したのか? もうその時点(あまりに長く力を入れていたので)娯楽SFと思ったほうが楽とガックリ。 その割りにメッセージ性が誰が見てもわかるくらいあるから私には長かった。 どちらかといえばこの映画の内容は万人受けではなくSFの古典のようなメッセージ作品でしょう? 旧約聖書のSF版みたいな重厚なストーリーがアクションSFになってしまい残念。 [映画館(字幕)] 5点(2005-08-10 12:06:51) |
16. アンドリューNDR114
《ネタバレ》 A.I.では泣きましたがもしかしたら泣かされたのかも・・ 感動というよりかわいそうという事と人類の問題まで発展させてたし。 神々しい迫力とどうにもならないものへの哀れみに。 このアンドリューも神々しい世界にやはり到達します。 両作とも(ありえるかもしれない世界)の暗さを描けてましたが、 A.I.は全て滅んでしまっていた世界を見せられる(未来人は除いて)。 こちらのほうが寒々として(特に子供が題材なだけに逆に) 大人の作った怖い童話、哲学的でさえあります。 いわゆる感動はしたけれども重い後味が残りました。 アンドリューのほうは救いがありました。 この感動の種類はまた違います。 ここを書くとネタばれになるので注意 未見の方は飛ばしてね。 ↓ アンドリュー=人類が彼を人類の仲間と認めた。 昇天のラストは違うけれどコクーン的で、 どちらかと言えば子供も一緒に見られるSFです。 ただし性の問題にも触れるので中学生くらいからかな。 A.I.=未来人が発見し彼を滅んだ人類の鍵と見て調べる。 こっちのほうが救いがないやん~(今考えても暗いSFで、 子供向きではないことがわかりますよ) 家族で見るには暗くて寒いんだろうけれど、 この疎外感もわりと好きですよ。評価も書いています。 さて・・アンドリューについて、 コメディがいい。テンポの緩急もよくたいくつしない。 感動したのは、人類の仲間と認められた瞬間、 まあそのあと旅立つんですが・・ もう最近で一番感動したかもしれません。 自分でも(あ、ダメこういう系の映画)と、 号泣しましたから・・ みんなが泣けると言うのもうなずけましたよ。 ピアノの連打シーンや木の馬もママのことなんですが、 それが孫娘の代に変わっても同じ性格と顔なのでだぶります。 アンドリューが一目ぼれしたのも間違ったくらい似てたから。 ここらがかわいいけれど説得力がありますね。 議員の採決シーン?はSWのエピ1を思い出し、 アンドリューのお友達ロボの女の子はまさにC3-PO! こういうストーリーに一番近い的をついてて観やすく感動できるのが、 ディズニーなのではないんでしょうか?? ピーターパンしかりピノキオしかり・・ 世界中の子供に受けてる世界なのですが、 深く考えるとかなりシリアスで哀しい物語ですね。 [DVD(字幕)] 9点(2005-07-17 06:35:25) |
17. アラビアのロレンス 完全版
《ネタバレ》 実際政治とはそんな簡単なものではなく、この時代の歴史背景も難解で、 特に2巻目はほとんどそのことで冒険的な面白さはありません。 正直たいくつだと感じていたあの長い長い砂漠の出会いや、 旅の場面が2巻目になると恋しくなるのに気づいた。 それはロレンスがイギリスに戻ると飼い猫のような変わりようで、 また砂漠にもどりたくないと言いつつ、 戻るのはアラブと決まっている。 主役の気持ちがなんだかわかるという、 最初の長いショットが忘れかけたころに生かされる映像の力。 1巻目にはこれでもかと大げさな音楽が雄大に流れる。 それがもっと戦いが大きくなった2巻目では、音楽はないに等しい。 もしかしてこれが現実なんだと知らされているような・・ 誰しも自分の欲望はあるし志もある。国のため名誉のため自分のため。 一番自分に正直だったのは盗賊の頭だったのかもしれない。 政治の現実に嫌気がさし去っていくロレンスを、 最初に出逢ったアリが止めるがそれを諭した盗賊のアウダは、 こうなることも本能で知っていたのかもしれない。 アラブ人になろうとしてなれなかったイギリス人は、 どうみても滑稽だが笑えない苦悩がそこにはある。 助けた仲間を処刑し助けそこねた仲間を思い非情になっていく。 だが戦地から離れまたイギリスに帰れば称号はあれど雇われ兵だ。 アラブを独立させる神にもなれず、大英帝国の駒にされただけなのか。 ぶつ切りになったような終わり方も妙な余韻を残し、 さらにバイクとすれ違う幕切れはオープニングと繋がっているようで、 この主人公のその後にリンクさせているようで不気味な後味です。 気になって仕方なくなり、DVDを購入することにしました。 こういうタイムスリップ的な感覚の映画は気になるのです。 回想から繋げる手法が特にうまいですよね。 主役のピーター・オトゥールは昨年度のアカデミー賞の名誉賞を辞退、 最終的には周りの説得もあり授与されました。 [DVD(字幕)] 10点(2005-05-07 08:22:19) |
18. 穴/HOLES
《ネタバレ》 公開映画のほうと勘違いして借りてきてしまったのですが、コレが面白かったので得した感じです。 出演者がすごい顔ぶれで、えっこれが未公開?とちょっとびっくり。 さすがディズニー映像はきれいでファンタジーです。 やっぱり私は冒険映画が好きなんだなぁ・・ シガーニー・ウィーヴァーなんて久しぶりに見た。「ワーキングガール」の時っぽかった。 あと、パトリシア・アークエットがこんなにきれいだなんて再発見。 謎解きサスペンス、冒険ドラマ、ファンタジー、コメディと欲張ったわりにまとまってる。 このところ、こ難しい作品ばかり見ていたので、たまにこんなものもいい。 本当に軽い気持ちで見たのですが、感動できるところまでありまして・・ 難しい映画ばかり観てると子供の心が失せると危ぶんでいたのですが、 また取り戻せたような気がします。 一応子供向けにはなってはいますが、気を抜くと筋がわからなくなるので注意。 感動したところは・・回想シーンで黒人の子が女教師につたない愛をうちあけるところ。 恋愛も入っていますけれど、恋愛苦手なわりにこんなところに感動しました。 雨漏りを「直してあげる」と修理する、次の雨漏りは先生の涙。 「治してあげる」あ~こういうのに弱いのかな・・ [DVD(字幕)] 7点(2005-05-07 08:05:54) |
19. アラビアのロレンス
《ネタバレ》 スピルバーグ監督が監督を志すきっかけとなった作品であり、 新作映画に取り掛かる前に必ず見るという、「素晴らしき哉!人生」と、 本作「アラビアのロレンス」こちらがまだ未見でした。 まず主人公がバイク事故で亡くなること、 葬儀の席で話をする恐らくその後出てくる予定の過去の知人たち。 こんな始まりから一気に回想は第一次大戦中のアラブへ・・ 自分の足元に字幕が出てしかも目線はほとんど下。 すごい映像の作りですね。真っ白、何もない砂漠・・ まるで「スターウォーズ」「インディジョーンズ3」のようだ・・と、 一人のイギリス人兵がアラブの独立に燃える、 正義の冒険物語を楽しみにしました。ところが・・ 実際政治とはそんな簡単なものではなく、この時代の歴史背景も難解で、 特に2巻目はほとんどそのことで冒険的な面白さはありません。 正直たいくつだと感じていたあの長い長い砂漠の出会いや、 旅の場面が2巻目になると恋しくなるのに気づいた。 それはロレンスがイギリスに戻ると飼い猫のような変わりようで、 また砂漠にもどりたくないと言いつつ、 戻るのはアラブと決まっている。 主役の気持ちがなんだかわかるという、 最初の長いショットが忘れかけたころに生かされる映像の力。 1巻目にはこれでもかと大げさな音楽が雄大に流れる。 それがもっと戦いが大きくなった2巻目では、音楽はないに等しい。 もしかしてこれが現実なんだと知らされているような・・ 誰しも自分の欲望はあるし志もある。国のため名誉のため自分のため。 一番自分に正直だったのは盗賊の頭だったのかもしれない。 政治の現実に嫌気がさし去っていくロレンスを、 最初に出逢ったアリが止めるがそれを諭した盗賊のアウダは、 こうなることも本能で知っていたのかもしれない。 アラブ人になろうとしてなれなかったイギリス人は、 どうみても滑稽だが笑えない苦悩がそこにはある。 助けた仲間を処刑し助けそこねた仲間を思い非情になっていく。 だが戦地から離れまたイギリスに帰れば称号はあれど雇われ兵だ。 アラブを独立させる神にもなれず、大英帝国の駒にされただけなのか。 ぶつ切りになったような終わり方も妙な余韻を残し、 さらにバイクとすれ違う幕切れはオープニングと繋がっているようで、 この主人公のその後にリンクさせているようで不気味な後味です。 [ビデオ(字幕)] 10点(2005-03-03 09:10:27)(良:1票) |
20. アポロ13
DVDを持っていたので久々にまた見直しました。 忘れている・・・ そうか、これってサスペンスのようだけど、実話なんだって。 トム・ハンクスがまた若い!今かなり太ってるんですね。 というかもしかしたら宇宙飛行士役だったから痩せてたのかもね。 ひとつひっかかるのは、風疹って誰がかかってたのか解明されたかな? もし船内にいるあの人だったならみんな感染してたり・・ ただの誤診なんだろうか??そのことばかり気になって。 あとはまあ、映画自体が長いのと画面があまり切り替わらず、 たいくつなところがあった。 ほとんどが船内と管制塔だから・・ 大画面で見たので宇宙の景色が迫力あったのと、 ドッキング画面とかトラブル画面とか面白かった。 船内の寒さや緊迫した空気は伝わりましたが、 もっと多くの宇宙や飛んでいる映像が欲しかった。 みんなで助かる方法を考えるというのは、 生還への計画に距離はないんだと思いました。 マスコミも失敗したら即ニュースという、 人間の命を商売にするあたり現実が見えます。 特に居残り組となった、ゲイリー・シニーズが好きな演技をするので、 もっと出してほしかったなぁ・・ 彼はトム・ハンクスとよく絡んでるんですよね。 グリーン・マイル、フォレストガンプ・・ いつも出番で負けてる。でもやっぱり脇役が光る俳優です 6点(2005-03-01 05:42:03) |