1. unknown アンノウン(2006)
《ネタバレ》 視点、発想は良いと思う。全員が記憶喪失というのは無理がある設定かもしれないが、誰が味方で誰が敵かわからない(加えて、自分が誰かもわからない)シチュエーションは緊張感を生んでいる。しかし、プロットが薄っぺらく、エンディングに向けての盛り上がりに欠ける。どんでん返しのサプライズを作りたい意図はわかるが、もう一工夫が欲しかった。 [DVD(字幕)] 6点(2007-07-16 02:00:45) |
2. アダム -神の使い 悪魔の子-
《ネタバレ》 雰囲気はあったが・・・、リアリティにまったく欠けると感じた。もっと科学的・医学的に描けば良かったと思う。しかし、デニーロ・ファンとしては、悲しい気持ちにさせられる。 [DVD(字幕)] 5点(2007-05-05 03:08:20) |
3. 穴/HOLES
《ネタバレ》 おもしろい。この映画のジャンルはなんだろう?ミステリーであり、アドベンチャーであり、コメディーであり、ファンタジーであり、ロマンスであるヒューマンドラマ。砂漠という舞台、そこにある無数の穴の映像には魅惑さえ感じた。各キャラも個性的で良い。シガニー・ウィーバーやジョン・ヴォイトという「チョイ落ち」の名優に、こういう配役をするなんて、なかなかのものである。 [DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 02:09:26) |
4. アンダーワールド/エボリューション
《ネタバレ》 前作はこうコメントしていた。「スタイリッシュな映像・音楽、アクションだけでなく、プロット、脚本もしっかりしていて、テーマもある上質な映画。民族同士の戦いが、旧式伝統を重んじる保守層と自由・平和・融合を求める革新層の戦いへと変質するストーリーはありがちだが、バンパイア族(ブルジョア)と狼男族(プロレタリアート)でそれを描いている点は秀逸。」続編であるこの作品も悪くはない、だが、やはり前作には劣る感は否めない。ストーリーは、それぞれの発祥や隠された秘密を描き、矛盾無く膨らましてはいるが、おどろおどろしい感覚が強く、前作の「スタイリッシュでスピード感あふれる展開」は影を潜めてしまった。CGやロケ等に相当なオカネもかけたとは思うが、残念である。ただし、ヒロインの体当たりな演技は見事で、魅力にあふれていたと思う。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-08-31 00:54:36) |
5. アンスピーカブル
《ネタバレ》 私も、見たことを忘れて、2回レンタルしていしまいました。それだけDVDジャケットと内容が食い違っていたということなのでしょうか?でも、あらためて見てみると、それほど悪くもない。テーマは深いし、各キャラは個性的でした。特に、デニス・ホッパー、自分の顔を剥いじゃって、この親父、最高!こういう役は、ほんとにハマリ役ですな。 [DVD(字幕)] 5点(2006-06-07 00:50:48) |
6. 悪魔の棲む家(2005)
《ネタバレ》 「呪われた家で父親が狂う」というホラーの王道を行くこの映画に「ひねり」や「サプライズ」は必要がないーーーそう言いたげな作りである。音響や唐突な映像で恐怖感をあおって見る側を驚かそうとはしていない点は良いと思う(最近のモダンホラーでは一般的になってきたが・・・)。棺を作っていたのは余分だし、現代風にアレンジしたいのはわかるが、妄想シーンも含めて余計なシーンが多かったのが残念。 ただし、子役たちは3人ともそれぞれのキャラがしっかりとしており非常に良かった。 [DVD(字幕)] 5点(2006-06-01 02:28:31) |
7. アライバル2
《ネタバレ》 「1」との関連性は?社会の中に異星人が入り込んでるパターンの作品としては、ジョン・カーペンター監督の「ゼイ・リブ」があるが、とても比較にならない。導入はそこそこであったが、その後はプロットも理解しにくくトーンダウンしていった。 [DVD(字幕)] 4点(2006-05-25 01:21:41) |
8. アセンション 終焉の黙示録
《ネタバレ》 難解。意味のあることを意味なく描写したかったのか、意味のないことを意味があるように描写したのか、もわからない。女性3人(&一瞬だけ出る謎の男)以外は死体だけと出演者も少なく、ロケ地も廃墟となった建物だけなのに、作品全体の雰囲気はあった。しかし、テンポがどうにも遅すぎて、自分にはマッチしなかった。 [DVD(吹替)] 4点(2006-04-04 01:26:41) |
9. アイランド(2005)
《ネタバレ》 近未来SFというより英雄・冒険物という感じの映画であった。もう少しヒネリが欲しく、ストーリーはかなり薄っぺらいイメージである。しかし、ラストで解放された製品=クローンたちは、これからどうするんでしょうか?解放されても、市民権はない(だいたい人間じゃない)、働けない、メシは食えない、所有者(大統領含むクローン元)に迷惑をかける等々結局は幸せシナリオを描くのは無理がある、クローン解放機構を作って人間に対抗したり、泥棒やテロで食っていくんでしょうか?世の中を混乱させるだけでしょう。どうもしっくりこないラストです。 [DVD(字幕)] 6点(2006-03-10 02:53:29) |
10. アイ,ロボット
《ネタバレ》 なかなか。CGはすごい。特にトンネルの中の戦闘シーン、表現を変えたゾンビ映画と思った。ウィル・スミスも良かったが、こういうタッチの映画には向かないか? [DVD(字幕)] 6点(2005-04-10 01:27:28) |
11. アンダーワールド(2003)
スタイリッシュな映像・音楽、アクションだけでなく、プロット、脚本もしっかりしていて、テーマもある上質な映画。民族同士の戦いが、旧式伝統を重んじる保守層と自由・平和・融合を求める革新層の戦いへと変質するストーリーはありがちだが、バンパイア族(ブルジョア)と狼男族(プロレタリアート)でそれを描いている点は秀逸。 7点(2004-07-19 12:10:09) |
12. アルタード・ステーツ/未知への挑戦
《ネタバレ》 いささかチャチであるが、作られた時代を考えればしょうがない。退化(?)という非現実性にリアリティを持たせたインテリ風脚本は評価。道具が使える原始人に退化したという設定であろうが、キノコがどうとか、水槽がどうとか、ディテールにこだわる作品ではないだろう。動物園のシーンはたいへん興味深かった。でもラストシーンにかけては意味不明、キューブリックの「2001年宇宙の旅」を意識したにだろうか?登場する主人公も作った監督も自己満足したいナルシシスト映画である。 6点(2004-06-06 13:30:55) |
13. Avalon アヴァロン
よくできた映画だろう、だが後半部分(天然色部分)は余分では?後半に裸足だったヒロインがいつの間にヒールはいたのかが気になったぐらいで出会いにあまり意味がなかったのでは?クラスSPに行く・出るプログラムがゴーストと呼ばれる少女を殺すというのもどんなもんでしょう、小さい子使っちゃねえ・・・ 5点(2004-06-06 02:05:52) |
14. アイ・スパイ
中途半端。ストーリー、コメディー、アクション、フレンドリーシップ、エンディング、すべてが中途半端。俳優を見せる映画なんだろうが、どうにもいただけない、評判落としちゃうよ。 3点(2004-04-24 18:57:08) |
15. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 質の高い映画だと思う。「夢落ち」でリアリティがないと言われればそれまでだが、雨にガードされて外に出れないMOTELはまさに心の中を表しているし、車の爆発の後、全員の死体を消すことで、犯人の坊やの存在を観客の頭から消そうとする(死んだと思わせる)仕掛けも見事。あの坊やが最後のシーンまで一言もしゃべらないのも後から考えれば大きな意味があった。随所にヒントが散りばめられている「伏線の映画」であり、何度も繰り返して見てみたい。自分としては、この数年で最高の部類に入る映画。 10点(2004-03-15 00:37:30) |