1. 愛と追憶の日々
「アパートの鍵貸します」でのジャック・レモンとの若きシャーリー・マクレーンを思うと、ニコルソンとの本作は何だかいろいろ感慨深い。 [DVD(字幕)] 6点(2017-02-28 20:43:21) |
2. AKIRA(1988)
ずいぶん前に観たときは、圧倒的な絵の迫力は感じたが、ストーリーがわかりにくかった。 改めて見直しても、世界観には何となく惹かれるが、ストーリーはシュールで消化しきれない。 原作未読だと、なかなかつかみづらいのか。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-07-25 01:40:20) |
3. 愛と宿命の泉 PART II/泉のマノン
《ネタバレ》 ベアールが泉での水浴びで美しいヌードを披露。 もちろんベアール目当てで見たのだが、そんなよこしまな気持ちはストーリーに引き込まれてどうでもよくなってくる。 実はⅠにはベアールが出ないのでⅠを見ずにこのⅡから見始めたが、途中でこれは絶対にⅠを見てからのほうがいい映画だと察知して中断。 日を改めて、Ⅰを先に見ることに。 そうしたらⅠが期待通りの作品で、すぐにⅡを見ずにはいられなくなる。 ⅠとⅡは言ってみれば前編・後編のようなもので、前編を見なければ後編は成立しないのと同じ。 一つの映画としてセットで見るべき。 因果応報、自業自得を絵に描いたような物語。 Ⅰではウラゴンとパペの悪事は暴かれることなく、悪人が得をするラストだったが、Ⅱで全部ツケを払わされた感じ。 西洋のおとぎ話のような古典的な味わいもあり、リアリティはないけれど、物語としてよくできていて釘付けにされる。 悲劇ということなら、ストーリーは全然違うがロミオとジュリエット並。 そういえば、こちらも分岐点は行き違いで届かなかった手紙だった。 手紙が届いてさえいれば、ハッピーエンドになったのに。 盲目の老女から真実を知ったパペが、生きる気力を失くして翌朝ベッドで冷たくなっているというのは、自殺でもないのに通常ありえない死に方。 でも、それも納得してしまうくらい失ったものが大きすぎて、それも全部自分自身の招いたこととなれば、生命エネルギーがゼロになるのかも。 マノンの復讐は当然で、ざまあみろというカタルシスもあるが、同時に運命の苛酷さと哀しみも感じる。 あまり知られていないようだが、隠れた名作と言ってもいいレベル。 思いがけない秀作だったので得した気分。 キャストもばっちりハマって素晴らしい。 [DVD(字幕)] 9点(2015-02-04 22:54:09) |
4. 愛と宿命の泉 PART I /フロレット家のジャン
《ネタバレ》 「せむし」なんて言葉は子供の頃の童話にあったくらいで、久々に聞いた。元公務員のジャンが畑違いの農業に手を出し、思わぬ水不足に悪戦苦闘。ただ、ウゴランと伯父のパペが下心から泉を隠さなければ、何の問題もなかった。ジャンが事故死することもなかったとなれば、二人の罪は重い。親切そうなふりをして、泉の湧く土地を安く手に入れようと悪だくみしている姿は外見通りに醜い。その心の醜さにジャンはまったく気づいていなかったが、直感的に嗅ぎとっていた少女の目が印象的。 都会から田舎にやってきたジャンは、うさぎを飼ったりカボチャの種を植えたり井戸を掘ったり、一人で夢を叶えようと奮戦するところは何だか「北の国から」の五郎さんを彷彿させる。ところが、身体的なハンデに加えて呆れるほどの運の悪さがじれったい。 そんな夫を支える健気な妻に、天使のような少女となれば、自然とこの一家に肩入れしてしまう。それだけに、欲にまみれた二人が望み通りにジャンの土地を手に入れるさまは、ムカっ腹が立ってしかたない。 ラストで薄汚れた大人の真の姿を知った少女の救いようのない悲嘆にどっぷり感情移入してしまう。 PARTⅠだけでも一応成立はしているが、伏線がすべて回収されるのはPARTⅡ。ⅠとⅡがセットになった作りなので、続きを見ずにはいられない。 [DVD(字幕)] 9点(2015-02-02 21:57:19) |
5. ある日どこかで
《ネタバレ》 一向にストーリーに乗っていけないハーレクイン的ラブロマンス。 二人が時を超えてでもそこまで強烈に愛し合う理由がわからないので、さっぱり感情移入できない。 飾られた写真を見て恋焦がれて――なんて、あまりにも浅すぎて…。 美男美女が互いに運命の人って感じたんだろうけど、たいしたエピソードもなくファンタジックな雰囲気だけではつまらない。 [DVD(吹替)] 3点(2014-08-30 20:54:39) |
6. あ・うん
板東英二と高倉健のからみはどうも違和感が。 向田邦子の原作の世界をどれだけ表現できているかは疑問。 [ビデオ(邦画)] 4点(2014-04-16 00:20:21) |
7. 青い珊瑚礁(1980)
南国の美しい自然の中で若い二人の愛の交歓。 ストーリーはあんまり後に残らない。 [ビデオ(吹替)] 5点(2013-08-17 19:47:21) |
8. アンタッチャブル
《ネタバレ》 言うことを聞かない店主への見せしめに、孫の少女ごと爆弾で店を吹っ飛ばす。 冒頭のつかみからこれ以上ないギャングの極悪非道ぶりで物語世界に引き込まれる。 シンプルな善と悪の対立構造。 ギャングは悪役としてあくまで憎たらしく、少数精鋭の捜査官チームはカッコいいというのがわかりやすい。 王道なので安定感のあるエンターテイメント映画だけど、そのぶん意外性としては物足りないかも。 -------------- 前回はDVDの字幕鑑賞だったが、今回は吹替のテレビ放映を再鑑賞。 階段からベビーカーが落ちるスローモーションでは、瞬間的なワンプレイに心の声をたっぷり詰め込んだ昔のスポ根アニメを彷彿。 そんな一瞬にいろいろ動けるかよとツッコミを入れたくなるほど、シリアスな場面なのにマンガチックなものに感じてしまった。 評価を少し下方修正。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2013-07-10 22:26:43) |
9. 青い性 処女喪失
島の風景と女優の美しさがみどころだが、ストーリーはデタラメでわけがわからない。 何を描きたかったのか、支離滅裂なまま終わった感じ。 デヴィッド・ハミルトン監督なので、ストーリーは横に置いてイメージビデオとして捉えたほうがいいかも。 もともと映画畑ではなくソフトフォーカスのヌードが評価された写真家なので、物語を作る才能はないのだろう。 きれいな海を背景に、若くてきれいな女優たちのヌードが拝めればいいでしょうという作品だ。 もう少しまともなストーリー性があればいいのだが、女優がもったいない。 エマニュエル・ベアールはコケティッシュで好きな女優。 主役かと思って見たら、この作品では完全に脇役だった。 ヌードを鑑賞する映像作品としてなら価値はあるが、映画としてはポンコツ作品。 [DVD(字幕)] 3点(2013-05-26 20:46:21) |
10. 愛と青春の旅だち
《ネタバレ》 士官養成学校を舞台に鬼軍曹との絆、ゆきずりのはずだった女との本気の恋愛。 気恥ずかしくなるほどベタな話だが、ストーリーに乗せられて結構楽しめた。 いかにもハリウッドらしい映画。 ベーシックコースだけれど、ちゃんとエンターテイメントの要素は詰まっている。 [ビデオ(吹替)] 7点(2013-01-06 00:54:13) |
11. アマデウス
天才モーツアルトに対する宮廷音楽家サリエリの苦悩が見事に描かれている。 ストーリーに引き込まれて、160分の長さを感じさせない映画。 ディレクターズカット版より20分短いが、重厚なドラマになっている。 [ビデオ(吹替)] 9点(2012-12-05 14:05:41) |