21. 岳-ガク-
《ネタバレ》 いくつかのケースでもって構成されており、そのなかでは悲しい結末のものも。 もちろんそのどれもに三歩が絡みます(主人公だからね)。 いろんなケースの順番を変えると映画の印象もだいぶん変わるのかな、なーんて考えちゃう珍しい作品でした。 最後はまぁ、過酷な状況に陥りながらも助かってハッピーエンドになるんですが、大切なキーワード『命令遵守』を無視した行動が発端になってしまっています。 この点が惜しかったなぁ。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-03-22 04:21:27) |
22. カメレオン
《ネタバレ》 松田優作さん用のシナリオだったんですね。 いやぁこちらのレビュアーのみなさんの情報は勉強になります。 そう言われれば、色んなところに合点がいくというもの。 細部だけじゃなくて、映画としての根幹まで、 『あー松田優作の映画だったのね』で納得できちゃうんですから 偉大な役者さんだったということですね。 藤原竜也さんだからここまでもってこれたと思います。 制作陣はもう少ししっかりしましょう。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-02-14 08:46:32) |
23. 渇き。(2014)
《ネタバレ》 うーん、目的と手段の力量が反対というか、映像作家としては素晴らしいけど監督としてはどうかなって感じです。 スタイリッシュなエログロと若者を絡める手法もあまり好きではありません。 嫌悪感ですね。単純な。 一応自分的には6点という点数をつけてますが、そこらへんのテキトー映画の6点とは違います。 ここらへんがこの監督の難しいところなんですよね。 わたしの読解力・思考力・表現力では、いつもレビューに時間がかかって大したこと書けません(笑) [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-02-08 04:36:22) |
24. 紙の月
《ネタバレ》 だらしない女の話。 なーのに雰囲気出しちゃって。。。 池松さんにしても最初からカネ狙いなのかなんなのか。 [DVD(邦画)] 6点(2015-06-23 05:42:17) |
25. 神さまの言うとおり
《ネタバレ》 不条理さが惨殺シーンのインパクトを超えてない。 映画の集客にはいいのかもしれないけど、見たあとの満足感は低いかなぁ。 神木隆之介さんはしっかりお仕事してました。 みなさん仰るように、引きこもり男、何もしない警察、見上げるだけの観客、ホームレス+神さま、全てが不要。 味付けにも何にもなってない。 各ステージのバケモノたちも、あれだけペラペラ喋ってコミュニケーションとれちゃったら、、、ね。 あ、染谷将太さんをあっさり使い潰すあたりは非常に理不尽でしたw [ブルーレイ(邦画)] 4点(2015-05-24 01:57:25) |
26. かぐや姫の物語
《ネタバレ》 高畑勲監督ごめんなさい。 完全に食わず嫌いでした! アニメでは長尺の部類のはずなんだけど、最初から最後までイッキに観れました。 色彩や躍動感がハンパなく、新しい表現方法に挑戦ている点も素晴らしかった。 [地上波(邦画)] 8点(2015-04-29 15:29:43) |
27. 風立ちぬ(2013)
《ネタバレ》 どことなーく嫌な予感がして、観ることを避けてきましたが、さすがのジブリ作品ということでテーマの堀越さんを取り上げた番組など、日テレ系の宣伝番組で予備知識を得て、ようやく鑑賞。 まぁ、事前の知識がなきゃ、さすがにツラかったかなぁ。。。 妄想と現実を行ったり来たりの表現力や一途な男女の想いなど、アニメーションのもつ良さをうまーく出してるとは思いましたが、映画としてのテーマや起伏のなさがあまりに酷かったような気がします。 アニメだからって必ずしもワクワク感やドキドキ感がなきゃいけないって、わけじゃないけど、ちょっと淡々としすぎかなぁ。 [DVD(邦画)] 5点(2014-06-28 22:34:25) |
28. カムイ外伝
《ネタバレ》 観といてこんなこと言うのもなんですが、何故いまさらカムイ?感は否めませんね。 抜け忍モノを実写化したらこんな感じだろうな!の予想を1ミリも出ない出来栄えでした。 いや、むしろショボイCGのせいでよりチープな印象だったかも。 演者さんはわりと良かったと思うので、撮り方の問題なのかなぁ。 [地上波(邦画)] 4点(2013-07-25 08:53:43) |
29. 鍵泥棒のメソッド
《ネタバレ》 冒頭の広末さんのヘンテコリン感と、香川さんの冷静沈着な殺し屋ぶりと、堺さんのダメダメ感に、俄然期待が高まります。 そして銭湯での入れ替わりから、お互いのライフスタイル!?をこなしていく過程が面白かったですね。 内田けんじ監督作品だけに、複雑さは覚悟の上で観始めたのですが、今作はまぁまぁ落ち着いて観られましたね。 香川さんの記憶が戻ってからはちょっとややこしいところもありましたけど。 これで三作品目でしたっけ? この作風はもはや内田印とも言えなくもないですが、どうしても伏線を回収しなくてはイケナイ種類の映画なのでちょっとしたセリフやカットが気になって仕方ありません。ネタバレしたあとも『あーっ!』ってよりは『やっぱりなっ!』って感じがしちゃって、もはや内田印が面白さへの足枷になりつつあるのかなとも思いました。 とはいえ緊張感がありつつも、ユーモラスでハートフルな作品作りは凄く好感がもてますけど。 ラストはアフタースクールに続いて、堺さんイイコト無しかと思ったら。。。 やわらかいエピローグにホッとしました。 [DVD(邦画)] 7点(2013-07-17 22:15:07) |
30. 監獄島
《ネタバレ》 死刑囚を集めてきて殺し合いをさせ、それをネット中継、有料アクセスで荒稼ぎ。 と、まぁ簡単に言うとそんなお話。 ネット創世記における現代では、しばしばこの手のお話が語られ、その度ネットリテラシーというか、その倫理観が問題になったりしますね。 やってるのは人間なのに、どうもこういった荒唐無稽で無慈悲な内容の企画が、『さもありなん』的に扱われるのは、まだまだネット耐性が出来ていない証拠でしょうか。 ともあれこのバトルロワイアルが『アリ』だとしても、その内容的には深作欣二監督作品のほうが面白かったかなぁ。 あっちはクラスで殺し合ってたのに対して、こっちは死刑囚10人ですからね。 シチュエーション的にぶっ飛んでるのはやっぱり未成年にヤラせちゃうほうが、よりショッキングですもんね。 ただまぁ海外のほうがまだそういった意味では倫理観がしっかりしてると言えなくもないような。 で、死刑囚の殺し合いですが、これがあんまり面白くありません。 生き残り『善』オトコと『悪』オトコが『場外乱闘』するあたりになってから、ジワリと面白さが出てきましたね。 特に『悪』オトコが中継クルー達をバンバン殺し始めたときは爽快感が半端なかったですね。 自分の中の残虐性に驚かされたぐらいですが、映画の中でのそれぞれのキャラクターの描かれ方のせいのような気もしますが。 死刑囚って言っても、特にその犯罪歴を映像シーンで語られたわけではないのに対して、中継クルー達は拝金主義で冷酷(一部迷う奴らもいたけど)、無感情な人間の集まりでしたから。 そりゃぁ死刑囚達を応援したくなっちゃいますよね。 しかしまぁいくらネット絡みとは言え、こんなあり得ない設定、『バカみたいw』と笑って迎えられるような世の中になるといいんですけどねぇ。 [地上波(吹替)] 5点(2013-06-07 16:15:56) |
31. 風と共に去りぬ
《ネタバレ》 長い!わかっちゃいるけど長かった!! それもこれも自己愛の強い主人公のキャラクターにハマらなかったからそう感じたのかなぁ。 前半は南北戦争に巻き込まれていくストーリーに彼女のキャラクターがバッチリ合っていて、なるほどこれは名作たる出来栄えだと感心させられましたが、後半がいただけません。 前半で創り上げたキャラクターの貯金を食いつぶすような蛇足蛇足、蛇足の嵐です。 特にスカーレットとレットの『愛』の応酬は猫の目のような展開であっち行ったりこっち行ったり。。。 地蔵のアシュレーと慈愛のメラニーがいなかったら、辟易してしまうほどの愛憎劇でした。 あ、あと黒人の女性の使用人さんはスカーレットにもズケズケ言ってくれるので、長い上映時間において、わたしの大切なストレス解消として機能してくれました! まぁやっとこさの鑑賞、これだけのビッグネームな映画を無事に観終えてホッとしてるのが正直な感想でしょうか。 みなさん仰るように制作年を考えれば、とてつもない名作だということは言わずもがなです、ハイ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-03-18 17:03:46) |
32. 家族ゲーム
《ネタバレ》 森田監督と松田優作だから出来た傑作ですね。 あ、もちろん伊丹さん、由紀さん、宮川さんの好演もあってこそですが。 生活音だけのBGMや横並びの食卓、笑ってもいいのかな?ってゆーギリギリのコメディ感、そしてあまりにも有名な食卓での大立ち回り!すべてがうまく機能してこの作品を名作にまで昇華させました。 この手腕は相当スゴイ! もう30年も経つんですね、家族の有り様ってのも変わってきましたが、この作品をコメディとして笑えなくならないようにしたいものですね。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-03-14 10:14:38) |
33. 感染列島
《ネタバレ》 これコメディでしょ? 笑えないコメディ、観戦劣等バンザイ! [地上波(邦画)] 1点(2013-03-01 22:07:52) |
34. ガントレット
《ネタバレ》 バスハチの巣バスハチの巣バスハチの巣 …この映画、これがやりたかったんでしょうね。 わたしはこれが言いたかっただけです。 [地上波(吹替)] 6点(2012-12-06 20:24:53)(良:1票) |
35. ガチ☆ボーイ
《ネタバレ》 事故後の記憶を明日に持ち越せないオトコの青春奮闘記。 (記憶を)積めないオトコの最後のドロップキックは高く、高く、それまで肉体に積み上げられ、昇華された素晴らしいモノでした。 またチャットモンチーの歌もイイんだ、これがまた! なんかいかにも映画的な話ですが、この障害は実際にもあるんですってね。 その紹介をテレビで見たとき、周りの人の大変さ、本人の孤独感は尋常じゃなく、世界から取り残されたような気持ちになるそうです。 劇中にもありましたが、サエコさんへの告白のシーン、あんなに切なくて残酷なことってありますかね!? 端的ですがこの障害の恐ろしさをよく表した素晴らしい脚本だと思いました。 [DVD(邦画)] 7点(2012-09-05 04:09:53) |
36. 風が強く吹いている
《ネタバレ》 なかなか楽しめました。現実的な箱根駅伝出場の厳しさはわかりませんが(もちろん大変なのはわかりますが、どれぐらい大変なのかは正直わかりません)、映画ですのでそこはともかくとして、非常に魅力的に観ることができました。 それも楽しい寮生活をベースにそれぞれのキャラクターが活きていたおかげでしょう。 優勝争いなどではなくてシード権争いに焦点を持っていったのも良かったですね。 ただ寛政大学にとってシード権にどれほどの意味があるのかは不明でしたけど。 とにもかくにも練習風景、本番前に体調を崩しちゃうヤツ、ライバル校とのやりとりなどなどスポーツものの醍醐味を感じさせつつ軽やかにまとめられていたと思います。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-07-11 21:14:05) |
37. カイジ2 人生奪回ゲーム
《ネタバレ》 ロジックがない!!←これ致命的ね。 パチンコ台の前で泣き喚き懇願するだけ。 最後のすり替えも伏線なし。 まぁ演者の熱で見せきることはできてるかもしれないけど BGMうるさすぎ、かといって音量下げるとセリフが聞きとれないし。 仕方ないので邦画なのに字幕で観ました。 なんで日本人が日本の映画の字幕を読まなきゃなんないの? [DVD(邦画)] 3点(2012-06-25 10:48:07) |
38. カイジ 人生逆転ゲーム
《ネタバレ》 ハイテンション芸ともいえる藤原竜也さんの演技は、この場合良かったかな。 ただ脚本がイケません。 マンガの原作者に対して映画の制作委員会的な人達は完全に負けてます。 もはやこの作品が映画化には向かないのかとさえ思ってしまいました。 せめて映画化したことでの『良さ』をなんらか見せて欲しかった。 [DVD(邦画)] 4点(2012-06-25 08:43:28) |
39. かいじゅうたちのいるところ
《ネタバレ》 これってば子供向けの作品ですか? 美術や音楽、演出、脚本、すべて大人向けじゃないですか? 大人向けの作品だったとしたら素晴らしい出来だとは思います。 でも絵本原作である以上、やっぱり子供が繰り返し観たくなるような作品じゃないと! なんだかオシャレ大人にDVDを買わせるための様な作品だったのが残念です。 [DVD(吹替)] 4点(2012-05-01 16:40:24) |
40. GANTZ
《ネタバレ》 なんだかシリアス版『大日本人』みたいでしたね。みなさんの原作との対比でのレビューをみるにつけ、原作コミックを読んでみたくなりました。もちろん映画の続編も観ようと思います。っていうぐらいに楽しめました、設定は。なんだかとっても興味深いじゃないですか、あの設定。しかも謎だらけだし。だけどどうも映画自体の魅力はないんですよねー。キャラが薄いといいましょうか。そもそも『GANTZ』ってものを知らなかったので、面白そうなコミックとの出会いのきっかけを作ってくれたことへの点数として5点ですかね。いずれにせよ映画としての評価も、続編をみてからということでしょうか。 [地上波(邦画)] 5点(2012-04-26 08:39:24) |