Menu
 > レビュワー
 > 梅桃 さんの口コミ一覧
梅桃さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 325
性別
自己紹介

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  かぐや姫の物語 《ネタバレ》 
…なんだか「姫が犯した罪と罰」っていうキャッチコピーに振り回された感があるっていうか。 清らかで完璧な月の世界の住人であるにも関わらず、穢れた地球に憧れを抱いてしまったことが「罪」で、地上に島流しとなって地球がいかに穢れているかを実際に体験するのが「罰」?? ウーン…なんか煽ってた割には弱い気がするのはアタシだけ?? …キャッチコピーが邪魔しなければもっと純粋に楽しめたかもしれないわね。 あと…とにかく長い! ほぼ昔話どおりのこの内容ならもう30分短くてもいいような気がするんだけど。 見に来てたチビッコたちがちょっと気の毒だったもの。 それから、捨丸の「一緒に逃げよう!」はナシでしょー。 アンタ、カワイイ赤ちゃんとその地味な奥さんはどうすんのよ!?ってアタシは思っちゃったんだけど。 『ひまわり』のアントニオか!って感じ。 …全体的に全然悪くはなかったんだけど…やっぱりキャッチコピーが邪魔してる気がするわ。 ウン。
[映画館(邦画)] 6点(2013-11-23 23:48:33)(良:1票)
2.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 
実はジブリ作品を映画館で見るのはコレが初めてなアタシ、実在の人物をモデルにした「最もジブリらしくない」作品っていう触れ込みだったんでどうかなーと思ってたんだけど…最近のジブリ映画は最初に大風呂敷広げすぎちゃって後半迷走ってパターンが多かった割に、このお話はよくまとまってて終わり方もイイ感じだったわ。 堀辰雄の『風立ちぬ』は未読なんでわかんないけど、このお話は基本的には零戦開発者である堀越二郎の半生を追ったドキュメンタリーで、恋愛関係のみ小説『風立ちぬ』だと理解すればいいのかしら?? …ただただ美しい飛行機が作りたかっただけなのに結局それが戦争に利用されてしまうっていうやるせなさと、最愛の菜穂子を結核で亡くしてしまう絶望感、それでも彼女の言葉に従って「生きねば」という結論に達する姿勢…そのあたりがとってもよく伝わってきてアタシはウルッとしちゃったわ。 でも…零戦とか旭日旗とかが出てくるから韓国とか中国の人が過剰反応しそうで心配ね。 戦争を美化するのが目的の映画ではないってことをちゃんとわかってくれるといいんだけど…。 あと!荒井由実の大昔の歌「ひこうき雲」が、この映画のために作られたんじゃないかってくらいの奇跡的なハマリ具合でビックリ!! ほんとエンディングまでキレイにまとめたわねー。
[映画館(邦画)] 8点(2013-07-20 21:28:19)(良:1票)
3.  華麗なるギャツビー(2013) 《ネタバレ》 
冒頭の「In my younger and more vulnerable years...」っていうトビーの台詞を聞いて、学生時代に読んだ原作がフラッシュバックのように蘇ったわ。 昔はアタシも若かったから、一途な愛を貫いたギャツビーとその彼をいとも簡単に裏切る悪女デイジーっていう印象だったけど、今回この映画を見て結局は階級の違う二人はどうしたって結ばれることはない運命だったのかな…と。 ギャツビーのデイジーに対する盲目の愛は一見純粋で美しいものに思えるけど、実は貧しい幼少期を過ごした彼にとってのデイジーは上流階級への強い憧れの一部に過ぎなかったのかも。 病的なまでの富への執着とデイジーへのストーカー並に強引な愛情はほぼイコールな気がするっていうか。 愛のない結婚生活に疲れたデイジーは、自分を猛烈に愛してくれるギャツビーに確かに惹かれてはいたと思うけど、ギャツビーが待ってくれって言ってたのに無視して金持ちのオトコとの結婚を選んだようなオンナだもの、どうあったってあの脳ミソ筋肉オトコと別れたりしないわよ。 上流階級の彼女がそんな体裁の悪いことするわけないし。 …ようやくデイジーから電話が来た!って思った瞬間に撃たれるラストはもちろん悲劇ではあるんだけど、ギャツビーにとってはある意味一番幸せだったのかも。 身分相応で満足するってホント大事なことね。
[映画館(字幕)] 7点(2013-07-07 08:38:47)
4.  かもめ食堂 《ネタバレ》 
とっても良かったわ。 特に何が起こるってわけでもないんだけど、女優3人のほのぼのした雰囲気だけで延々と見てられる感じ。 主人公サチエがとっても丁寧に毎日を生きてる姿がホント清々しいっていうか。 アタシもこういう人になりたいわー。 そしてなんといってももたいまさこ! もう彼女の存在自体がアタシ的にはツボで、出てくるたびに笑っちゃったわよ。 それから映画の中に出てくる食べ物の数々もホントに美味しそう! でもアタシは食べたい!ってより無性に料理したい!って気になったわ、なんか。 それこそサチエのように毎日穏やかな笑顔で体に良さそうなお料理を作りたいもんだわね。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-06-30 18:05:30)
5.  帰らざる河 《ネタバレ》 
アラ、案外評価低いのね。アタシはけっこう好きよ、こういう映画。ちゃんと女優してるマリリン・モンローがとってもステキで、アタシは終始ケイ目線だったわ。荒くれ男どもしかいないすさんだ町からどうしても抜け出したかったケイが、詐欺師のようなクズ男につい引っかかっちゃったのはまあ理解できなくもないし、その後の彼女の心情の変化もマリリンの演技でよく伝わってきたわ。助けてくれた父子から馬とライフルを盗む恋人ハリーの姿を見た時点でケイは気づいてたと思うのよね。ああ、この男はダメだなって。そっから先、彼女がハリーを擁護するのは、曲がりなりにもそれまで付き合ってきた人に対するわずかな情けと、自分の男を見る目の無さを認めたくないっていう意地だけ。結局クズ男は最後までクズのまま殺されちゃうわけだけど、問題はその後よ。そのまま父子とくっついても良さそうなもんなのに、結局自分は商売女でしかないってことを認めるかのように、ケイは赤いハイヒールを持って酒場に入って行く…ココが健気でねえ。彼女が酒場で歌う「帰らざる河で失った恋」は間違ってもクズ男のことじゃないわよ!口ベタだけど逞しくて心優しいマットに惚れてるのに「幸せな父子を私のような商売女が邪魔するわけにはいかない」ってことで泣く泣く諦めてるのよ。そこへマットが入ってきてケイを強引に攫っちゃうんだからキャー!!ってなもんで。見てるアタシまでキュンキュンしちゃったわ。…赤いハイヒールを捨てていったケイはきっと問題なくマット&マークと慎ましやかな家庭を築けるわね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-13 17:48:15)
6.  風と共に去りぬ 《ネタバレ》 
素晴らしかったわー。 4時間近い超大作なのに全然退屈することなく一気に見れたってだけでもスゴイのに、ヴィヴィアン・リーの美貌にクラーク・ゲイブルのオトコの色気!! ホント見て良かったわ。 スカーレットはアレね、波乱万丈な人生を歩まずにはいられないオンナなのよ。 トラブルを起こさずにはいられない性分っていうか。 幸せになると退屈しちゃって問題を起こすの。 だって逆境に立たされた時のほうがイキイキしてて魅力的なくらいだもの。 アシュレーのことも最初から愛してなんかなかったわよ、手に入らないから固執してただけで。 そこにあるのはオンナとしてのプライドと、自分と正反対のオトコへの憧れ(ナイモノネダリ)だけよ。 (そんな問題児スカーレットをありのままに受け入れて深く愛したのがアシュレーの妻メラニーだったってのも、聡明で芯の強いメラニーが実はスカーレットのママによく似てるってのも…なんだか深いわー。) レットも慎ましやかな幸せでは満足できない性質のオトコだから、この二人はホントに似た者同士なんだけど…どっちもがトラブルメーカーだから上手くいくわけないのよね…。 案外数年後にはレットがひょっこりタラの地を訪れてヨリ戻してたりしそうな気もするし、二人の腐れ縁は一生続きそうだけどね…。 ところで!アタシがスカーレットだったら、あの虚言癖アリのプリシーって黒人メイドは5往復ビンタくらいしてるわね。 キーキー声もやたらイライラしたわ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-03-09 17:36:01)
7.  カクテル 《ネタバレ》 
アラ、意外と評価低いのね。 実はトム・クルーズが生理的に苦手なアタシだけど、ウン年ぶりに見たら案外楽しめたわよ。 もちろん酒瓶ポンポン放り投げるド派手パフォーマンスをアッサリ習得してたり、リゾートで偶然出会ったカワイコちゃんが実は大金持ちのお嬢様だったりとツッコミどころは満載なんだけど、イキってる若者が挫折を経験しながらも恋と友情によって成長していくストーリーは、80年代特有の妙な安心感もあってアタシは悪くないと思ったわ。 劇中に流れる音楽もとっても懐かしかったしね。 …開店したばかりのバーにもうすぐ生まれてくる双子の赤ちゃん、ジョーダンは勘当されちゃったし若い二人にはまだまだ紆余曲折ありそうだけど…なんとか幸せになってほしいわー。 って完全な保護者目線がアタシも立派なオバチャンね。 ホホ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-03-08 12:17:02)
8.  ガス燈(1944) 《ネタバレ》 
よくできてると思うわ。 スッキリまとまりすぎてるのが難と言えなくもないけど…。 舞台作品としてはこれぐらいでちょうどいいんでしょうけど、映画にするとちょっと出来すぎてる感じがしちゃうのよね。 でもそこを補ったのがイングリッド・バーグマンの狂気の演技と、ジュード・ロウ似のシャルル・ボワイエの高橋英樹ばりによく動く眉毛よね。 バーグマンは後半にかけてほんとにゲッソリしちゃって、彼女の美貌を堪能したかったアタシとしてはちょっと残念だったけど、まあ演技力がアピールできて良かったのかしら? ところでナンシー役のあの娘ってジェシカおばさんなのね! 意外なところで意外な人を見れてちょっとうれしかったわ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-07 14:14:18)
9.  カサブランカ 《ネタバレ》 
これは…反ナチスのプロパガンダ映画ってことでいいのかしら?? 戦争をまったく知らない世代のアタシとしては、当時の混沌とした状況とか、いつ殺されるかわからないっていう危機感とか、その中でフツフツと湧き上がる愛国心とかが、頭では想像できてもいまいちピンと来なくって…正直なかなか入り込めなかったわ。 ダンナの死を乗り越えてようやく別の男を愛しはじめたら、実はダンナが生きてて…っていう状況も戦時中じゃなきゃ成り立たないから、誰も悪くない三角関係ってのもどうも感情移入しにくくって…。 でも、ラ・マルセイエーズをみんなで歌う場面は感動したし、リックとルノー署長の友情もステキだったし、有名な「君の瞳に乾杯!(Here’s looking at you, kid.)」も聞けたし、イングリッド・バーグマンの美しさも堪能できたし…まあ良かったわ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-31 17:42:06)
10.  借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》 
アタシはけっこう好きよ、この映画。 確かに若干消化不良な感じは否めないけど、案外よくまとまってると思うわ。 序盤のアリエッティたちの冒険には、我が家の床下にも小人さんたち住んでないかしら??ってワクワクさせられたし。 アリエッティ一家はその後、お母さん念願の海の見える家に住むことができたのかしらね? そんで将来はアリエッティとスピラーが結婚ってなことになるのかしら?? ハルさんは確かにちょっとやりすぎよね。 悪気はないんだけど好奇心が強すぎてつい暴走しがちってなキャラなら可愛げもあるんだけど、いくらなんでもちょっと意地悪すぎな気が…。 それにしてもジブリの描く「家」って毎回ほんとにステキよねー。 今回の翔くんのお屋敷もアリエッティの家も、生活感がある割に小洒落てるし、歴史や温もりも感じられて…アタシもあんな家に住んでみたいわー。
[DVD(邦画)] 7点(2011-07-18 22:02:55)
11.  崖の上のポニョ 《ネタバレ》 
脈絡のないメチャクチャな話でも「へえー」って聞いてられるお気楽な性格だからかもしれないけど、アタシはけっこう楽しめたわよ。 確かに船の墓場とか、避難中な割にのんびりしてる赤ちゃん連れとか、ポニョが怖がるトンネルとか、なんの説明もないまま垂れ流しなエピソードが多いのは事実だけど…アニメだしねえ。 夢にしちゃあ案外筋が通ってたわね程度で見たらいいんじゃないかしら??ってなもんで。 話の整合性なんかを求めるタイプの映画ではないと思うわ。 でも…他人の夢の話が決して「へえー」超えしないのと同じで、この映画も残るものはあんまりないわね。 相変わらず映像(特に海の中!)はとってもキレイだったけど。 …でもこれから考えるとラピュタとかトトロとかのストーリーはほんとによくまとまってたわね。 あの頃はいろんな方面から制約があったり大人の事情があったりして宮崎さんの思い通りにはなかなか制作できなかったと思うけど、それが逆に良かったのかしら。 今のジブリに一番必要なものはこの「制約」(=第三者の意見)なのかもしれないわね。
[DVD(邦画)] 6点(2011-04-03 09:47:52)
12.  彼女は最高
いい意味でも悪い意味でもとっても「リアル」だと思ったわ。 各登場人物がそれぞれ等身大って感じで。 なにげに豪華キャストな俳優陣もそれぞれとってもよかったし。 でも…わざわざ映画で「リアル」を見たいかっていうと…どうかしらねえ? アタシはこの映画のテンポとか雰囲気は割と好きなんだけど、「退屈だった」って人の気持ちも分からなくもないっていうか。 いい意味で今までとは違う「異色な」作品なのかしらね。
[地上波(字幕)] 6点(2005-07-28 18:11:56)
13.  勝手にしやがれ
…ゴダールの映画は頭で理解しようとしちゃダメよね。 でもこの映画は彼の作品の中では「わかりやすい」部類に入るんじゃないかしら? ずいぶん昔に見た『ウィークエンド』って映画なんて、わけがわかんなすぎて頭から煙が出そうだったもの。 それにしてもジャン=ポール・ベルモンド、ダメな男を演らせたらピカイチねー。 別に美男でもないのに、オトコの色気がスゴイの。 ジーン・セバーグも小悪魔的な魅力がほんとにステキだし。 ヌーヴェルヴァーグだのなんだのっていう小難しいことはわからないけど…アタシはこういう「オシャレ映画」大好きよ!
[地上波(字幕)] 7点(2005-04-20 20:45:34)
14.  carmen.カルメン 《ネタバレ》 
情熱的だったわ。 何度もオペラや舞台の題材になってるとっても有名なこの話、実はアタシきちんとした内容を知らなかったのよね。 この映画でやっと通してわかったわ。 アタシはずっと、カルメンってもっとこう悪女な感じかと思ってたんだけど、どっちかっていうと動物的な、本能のままに行動する感じの人だったのね。 頭がいい感じでもないし、直感だけで生きてるっていうか。 でもタロットでピタリと言い当ててくとこなんか、やっぱり悪魔的な力がありそうで魅力よね。 ホセも、もっと男らしいゴツい感じの印象があったんだけど、けっこうヤサ男だったわね。 真面目で世間知らずだからこそ、カルメンみたいな危険な女にのめりこんで破滅しちゃうのかしら。 そんな全然違うタイプの二人が出会ってしまったのは、幸か不幸か…でもホセが最後に、もう一度やり直せるとしたらカルメンなしの平穏な生活を選ぶか、と聞かれて、やっぱりカルメンとの人生を選ぶ、と答えるあたり、恋愛って一筋縄じゃいかないのねーってしみじみ思っちゃったわ。 それにしてもカルメン役の女優さん、ものすんごく裸がキレイねー。 見とれちゃったわ。 ホホ。
[映画館(字幕)] 7点(2004-03-28 00:16:44)
15.  カンニング・モンキー/天中拳 《ネタバレ》 
なんだかとっても懐かしい感じがしたわ。 それにしても、中国の人ってほんとよく体が動くわねー。 感心しちゃうわ。 ストーリー的にはどうってことないんだけど、っていうか恐ろしくワンパターンなんだけど、香港のカンフーものだとそれも許せちゃうのが不思議ね。 っていうか、むしろそのほうが安心感があっていいわ、アタシなんかにとっちゃ。 最近のジャッキー・チェン見てて、いつまでこのおっちょこちょい路線で行くつもりなのかしら?って密かに心配してたんだけど(←余計なお世話)、若い頃は彼のあの独特の愛嬌もそんなに無理なくてステキね。 フフ。 たまにはこういう映画もいいもんだわね。
[地上波(字幕)] 6点(2004-03-20 15:47:07)
16.  髪結いの亭主 《ネタバレ》 
…彼女はなぜ自ら命を絶ったのか? …家族のいないマチルドは、幼い頃から誰かに無条件に愛してほしかったんじゃないかしら。 愛情に飢えてたのよ、きっと。 だから自分にホレまくってるオッサンとあんなに簡単に結婚したのよ。 「この人なら一生私を大切にしてくれる」って信じて。 実際にアントワーヌは彼女を大切にしてくれたわけだけど、いったん幸せを手に入れたら今度はそれを手放すのが恐ろしくなって…。 それにマチルドは彼が彼女自身を、ではなく「髪結いとしての彼女」を愛してるってことを、うすうす感じ取ってたんじゃないかしら? もちろんアントワーヌに悪気があったとは思わないし、彼自身はそんなこと気づいてもいなかっただろうけど。 …これ以上の幸せを望めないなら、いっそ今幸せの絶頂で死にたい…自分勝手なのはもちろんなんだけど、アタシは逆にこの行動に「あー、マチルドは今までずーっと淋しさと孤独に耐えてきたのね」って切なくなっちゃったわ。 親からの無条件の愛を受けてないと、愛情に貪欲になるっていうか…こういう人、アタシはけっこういると思うわ。 幼い頃に愛情を受けてないと、どうやって愛情を与えればいいのかもわからないから、自分が自殺したらアントワーヌが…なんて考える余裕もないのよ、きっと。 というわけで、あの奇妙なダンスも毛糸の水着(サクランボ付き)もとってもかわいかったんだけど、一抹の切なさが残るの。 いや、ちがうな、あのダンスと水着がいたたまれなくなりすぎるのを和らげてるのかしら。 とにかくなんだか切ない雰囲気の映画だったわ。
[地上波(字幕)] 7点(2004-03-09 19:48:20)
17.  風の谷のナウシカ 《ネタバレ》 
アタシこの映画何回見たかしら?ってぐらい見てるんだけど…今回もしっかり考えさせられちゃったわ。 アタシにとってのこの映画のテーマって、単に環境保護的な「自然を大切に」ってことだけじゃなく、もっと広い意味での「お前ら、いい気になってんじゃねえぞ」的なことなの。 なんていうのかしら、人間の都合で自然の形を変えたり、思い通りにならない人を力でねじふせたり…そんなことを重ねた結果、世界が腐海に覆われ、偉大な文明は失われてしまったのに、それでもまだ腐海を焼き尽くそうとしたり、巨神兵をめぐって戦争したり…。 そんな未来を実際に築きかねない愚かなアタシたち人間に、なんでも思い通りになると思ったら大間違いだ、あんまり傲慢になっちゃダメだぞ、ってなことを言ってるような気がするわ。 もちろんアタシはナウシカみたいな「イイ子ちゃん」にはなれないけど、この映画見るといつも気をつけようって思うのよね、いろいろと。 ところで、誰かも言ってるけどナウシカは人間を超越した存在よね。 そういう意味では感情移入しにくいし、アタシはそんなに魅力を感じないわ。 アタシに言わせりゃナウシカよりクシャナ! すごく魅力的な存在よ。 映画ではあんまりそれが発揮できてなくて残念だけど、すごく人間くさくて、でもすごく尊敬できて、キャラクターとして秀逸だと思うわ。 ところで映画と漫画を比較してる人が多いようだけど…アタシはどっちも好きよ。 ってか別物だと思うわ。 映画は寓意童話っていうか、絵本みたいな感じで単純化されてるところがあると思うけど、漫画は人間の弱さとか汚さとか、避けることのできない矛盾だとか、間違いだとわかっててもせざるを得ない切なさとか、もっとなんかこう人間味あふれる感じの現実感があると思うわ。 ナウシカも映画よりは人間っぽいし。 それにしても宮崎駿の頭の中って一体どんな具合になってるのかしら? こんな不思議な世界を創造できるなんて、なんだかんだ言われててもやっぱり天才なんでしょうね。
[地上波(邦画)] 9点(2004-01-17 01:16:10)(良:1票)
18.  帰ってきたドラえもん
ひさびさに見たんだけど…大泣きしちゃったわ。 ほんとにこの映画を見ると、あの有名なシーン、のび太が自分の力だけでジャイアンに勝つシーンに泣かされると同時に、ドラえもんとのび太の真の友情がうらやましくなったりもするのよね。 ほんとにいいお話だわ。 でもアタシはやっぱり漫画バージョンが一番好き。 ってことでちょっと辛いようだけど7点よ。
[地上波(字幕)] 7点(2003-12-31 20:53:48)
19.  狩人の夜 《ネタバレ》 
よくできてると思うわ。 でもアタシけっこうイライラしちゃったわ。 映画の出来に、ではなく登場人物に。 偽伝道師はもちろん憎ったらしいことこの上ないんだけど、パールもルビーもスプーンおばさんもバーニーおじさんもほんっとにムカついたんだけど。 だってルビーなんて偽伝道師のことを「彼は本当はいい人なのよ!」なんて言ってんのよ!? でもクーパーさん見て反省しちゃった。 だってあんなおバカなルビーを温かく包んであげられるなんて…やっぱりキリスト教徒だから無私の慈悲深い愛情ってのが備わってるのかしら? でも精神異常っぽい偽伝道師も、アタシをイライラさせた単純でおバカな登場人物たちも、物語風にデフォルメされてはいるけど改めて考えてみると、アタシたち実際の人間をうまく風刺してるのかも、って思ったりして。 とにかく、なんだかんだ言って最後までひきつけられたし、やっぱり映画としてはおもしろいと思うわ。 それにしても、偽伝道師はなぜあそこまで女を嫌ってたのかしらね?
[地上波(字幕)] 7点(2003-12-20 17:36:56)
000.00%
100.00%
200.00%
310.31%
420.62%
5319.54%
69027.69%
713641.85%
85617.23%
992.77%
1000.00%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS