1. 怪物(2023)
かの偉人の言葉「人間ならば誰にでも現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は見たいと欲する現実しか見ていない」を思い出しますが…それにしても母親視点の校長をはじめとした学校側の対応はコメディだったの?と思ってしまうような違和感。 このしっくりしない感じもサスペンス・ミステリー仕立ての学園ドラマに引き込まれてしまい、いつの間にか雲散霧消。 あの変な感じがなければ…ちょっと残念。 [映画館(邦画)] 7点(2023-06-29 20:34:03) |
2. カセットテープ・ダイアリーズ
《ネタバレ》 移民排斥の理不尽な差別をうけているムスリムの父親がユダヤ人を嫌悪… 外見や宗教、性差や所得格差からだけではないようにも思える偏見や差別、人類進化の過程で生き残りをかけて染みついてしまった本能? そんなことを考えながら、流れる曲の歌詞に共感しつつロックと青春と家族愛にほっこり。 母親が生活費のために手放した金のブレスレットを買い戻すシーンにも思わずウルウル。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-04-24 13:05:07) |
3. 怪物はささやく
脚本(原作?)の「気取り」がちょっと気になりますが、意外性のない回りくどい展開にしては少年の演技にすんなり感情移入できます。 [地上波(字幕)] 6点(2020-11-13 22:01:37) |
4. KANO 1931海の向こうの甲子園
台湾の人が日本的と感じる雰囲気みたいなのは伝わってきますが、言葉だけでなくシナリオや演出にも粗さが目立つのでイマイチ現実感が希薄です。もっと感情移入できる物語だと思いますのでちょっと残念。 [地上波(字幕)] 4点(2019-01-29 00:02:20) |
5. 華麗なるヒコーキ野郎
走る列車の屋根を動き回るシーンは見慣れていますが、翼の上ですか。えっヒロインが・・・。ストーリーより迫真の映像と意外な展開に引き込まれます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-11-01 20:34:49)(良:1票) |
6. カリートの道
ショーン・ペンの演技の方に目がいってしまいますが、どう見ても本気で足を洗おうとしているようにはみえない主人公。先が読めないのかアバウトなのか、どんどん冒頭のシーンに向かって突き進んでいきます。裏切と死が隣り合わせの世界は当事者でなくても見ているだけで疲れます。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-10-20 11:29:28) |
7. カメラを止めるな!
前半をこらえにこらえて耐え忍んだだけに、観終わった後のこの作品自体のあまりにも高過ぎるコストパフォーマンスが実に爽快でした。監督、次もあまり当たりを気にしないで力まずにお願いします。 [映画館(邦画)] 8点(2018-10-16 00:03:07) |
8. 帰ってきたヒトラー
もう少し華奢な俳優さんだったらリアルだったのに、ちょっと残念。アレクサンドロス、カエサル、チンギス・ハン、ナポレオン・・・生まれた国で彼らが英雄であるように、ヒトラーもドイツで偉人となる日がくるのでしょうか?たっぷりと皮肉が込められたコメディですが、喉元過ぎて歴史を繰り返すみたいな人間のサガにちょっと背筋が寒くなります。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2018-10-10 21:06:08) |
9. カプリコン・1
アポロ11号月面着陸捏造説をみているような映画ですが、O・Jはどうみても世紀のプロジェクトに選ばれるような宇宙飛行士には見えないし、話が進むにつれてどうしちゃったのかなというくらいアラが目立ってきます。ちょっと残念でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-08-22 22:10:02) |
10. 家族はつらいよ2
可笑しさの中にも全編漂う偽善とデリカシーのなさ。世の中こんな人たちでいっぱいといわれればそうかもしれませんが・・・ [地上波(邦画)] 6点(2018-06-03 08:51:29) |
11. ガンマン大連合
とぼけた映画も嫌いじゃないですが、マカロニウエスタン黄金期を倣って無理にそれっぽく味付けしているように感じられます。確かに中味もマカロニみたいに空虚ですが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-04-11 22:55:05) |
12. 眼下の敵
《ネタバレ》 まるで相手の動きを予測しながら行う対戦ゲームのような爆雷と魚雷の攻防、英語を話すドイツ軍としょぼい特撮に目を瞑れば、張りつめた心理戦と実写シーンの迫力に引き込まれます。絵にかいたような敬愛精神のラストですが、戦争に騎士道が通用するのはこの頃までですか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-17 22:16:30) |
13. 怪談(1964)
豪華な顔ぶれのスタッフ、キャスト陣が醸し出す日本昔話みたいな怖くない怪談。お金をかけているだけあってスローテンポな映像からは妙なリアル感が伝わってくる。人間の本質に古今東西の違いはないと思っているけど、グローバルな原作者の割にはこの4つの物語は殆ど響かない。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-08-26 09:03:56) |
14. 隠し砦の三悪人
お姫様の時代劇らしからぬコスチュームにコントみたいな言動。火祭り踊りに至ってはファンタジー映画かと思ってしまうほど。違和感多々あるけれど、三船敏郎の体を張った馬上アクションはお見事。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-04-09 11:54:38) |
15. カンバセーション・・・盗聴・・・
出だしからいい感じで中盤以降も結構引っ張られるけど、終わってみれば主人公の感性の異様さだけが際立つ。コッポラの感性を押しつけられたような気がしてならない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-03-12 21:03:51) |
16. 紙の月
顧客の孫とラブホに行く流れが唐突で物語りにすんなり入り込めない。世間が忘れたころに繰り返される銀行員の横領事件を、少女時代の善意の施しに絡めるのにも違和感あり。「八日目の蝉」のように自己中犯罪者に心を動かされることもあるけど、このヒロインは動機が不純でイマイチ響かない。宮沢りえの演技はナイスでした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-12-24 00:14:19) |
17. カイロの紫のバラ
《ネタバレ》 映画の中の虚像世界も世俗的だけど、たかがファンタジーをここまで作り込むのは流石。登場人物の気のきいたセリフが皮肉っぽくてとても可笑しい。ヒロインの幸せのハードルが低いので、現実世界に飛び出した虚像俳優同様思わず手を差し伸べたくなるけど、結局実在の人物の虚ろな愛の方を選んでしまう。絵にかいたような薄幸ヒロインが大好きな映画を見ながら笑顔になっていく前向きなラストに切なさを感じてしまう。 [CS・衛星(吹替)] 9点(2016-11-23 23:33:33) |
18. ガンジー
ガンジーの超人ぶりに比べると映画の出来は物足りないが、人間の優越感や宗教の排他性の根深さがよく分かるし、英連邦のインドが親日なのもなんとなく伝わってくる。非暴力が常に上手くいくとは限らないが、正義や真実や愛が勝つ史実には癒される。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-20 00:51:59) |
19. ガンズ・アンド・ストレンジャー
麻薬密売が蔓延る町でドゥテルテばりの主人公が悪党どもをバタバタ撃ち殺していく痛快さを伝えたかったのか、ガンアクションだけは見応えがある。ストーリーはいたってシンプルだけどデフォルメされているのか歪んで見える。「犯罪者の人権」などと綺麗事を言っていられるような環境にない人たちの気持ちも分からないでもないが。 [地上波(吹替)] 6点(2016-09-29 17:40:41) |
20. がんばれ!ベアーズ
オーソドックスではないストーリーは味わい深いけど、粗いシナリオと中途半端な演出で大人も子供もキャラクターの魅力が伝わってこない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-07-26 00:02:10) |