1. 怪物(2023)
《ネタバレ》 結局二人は死んでしまったということなのか、よくわからないまま映画は終わる。監督の自己満足だけを見せつけられたような気がした。2時間以上退屈な話を見せられて最後は生まれ変わりの幻想ですか。是枝の名前がなければ企画の段階でボツになるような話だと思う。 [インターネット(邦画)] 2点(2025-03-06 17:10:09) |
2. 紙の月
とりたてて不可思議なことが起こるわけではなく事実を淡々と描写していく演出は好きです。宮沢りえの小手先ではない佇まいで表現する演技が素晴らしい。最初のオーラを消した地味な女性が、子供のようにキラキラと輝き始める。若い男に貢ぐ喜びに目覚めたからだ。池松は逆に小芝居が本当に上手い、演技派の片りんを十分に見せている。役者人は頑張ったと思うが脚本がしょぼくて、締まらない話になってしまった。ラストは「だからどうなの」と思ってしまった。残念。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-01-28 21:01:58) |
3. 神さまの言うとおり
《ネタバレ》 これは何だろう。続編があるということなのか?話が途中で終わってしまったので拍子抜けした。それなりにゲーム感覚でカイジのように楽しんでいたのだが、ラストのぶった切りでがっかりです。それにしても福士蒼汰はおいしい役をもらったなと思った。 [インターネット(邦画)] 3点(2023-11-30 14:31:42) |
4. 観察 永遠に君をみつめて
映画的な映画。カットの一つ一つに意味を持たせていて感心した。例えばガソリンスタンドの2つ並んだ赤青のノズルのアップで二人の結婚を表現しているのは白眉だと思う。ただ、ストーリーがあまりにもベタで寓話というにしてもちょっとどうかと思う。寓話ならば強烈なテーマが欲しいところだが、結局覗き魔と覗かれ魔のおはなしで終わってしまっているような気がする。それにしても、子役のルックスがきちんと成人俳優のルックスに繋がっているのは素晴らしいキャスティングだと思う、大人になったら別人じゃんということが全くなくて納得の成人ぶりだった。子役の弥生役の子がバチクソ可愛かったのでプラス2点。これやったらクラスの男の子がみんな惚れてまうやろ。 [インターネット(邦画)] 6点(2023-10-22 20:34:02) |
5. 累 -かさね-
《ネタバレ》 演じるということの意味、そして役者とは何者なのか、演劇の本質に迫るテーマを究極の設定で表現した映画。テーマ自体は最高なのだが設定があまりにも無理がありすぎて作品世界に入り込めなかった。ラストで2人が同じようにテントの上に落下したのに、1人は意識不明の重傷で救急車、もう一人は全くの無傷で舞台の上で全力演技って、ちょっと都合が良すぎるラストにも興ざめした。 [インターネット(邦画)] 4点(2023-09-25 19:14:02) |
6. 勝手にふるえてろ
「私をくいとめて」もそうだが、綿谷ワールドは小説だからこそ成立しているという気がする。松岡茉優はすごく上手く演じているのだけど、どうにもストーリーに入り込めない。見ていてしらけてしまう。 [インターネット(邦画)] 3点(2023-07-24 20:58:28) |
7. 科捜研の女 -劇場版-
《ネタバレ》 脚本が面白くない。たいして面白くない話をBGMで繋いで最後までなんとか飽きさせないようにしている感じ。殺人の動機もちゃちだし、実際の殺害方法もあまりにも現実離れしている。第2の殺人については、2階から飛び降りても人はほとんど死なないということを無視している。満載の突っ込みどころを全部無視して沢口靖子を見るためだけに映画館に行く人がどれだけいるのだろう。この映画を見に映画館へ行った人はテレ朝のTV版のファンだけなのだろうと思ってしまう。 [インターネット(邦画)] 3点(2023-07-13 17:55:53) |
8. 鏡
はっきり言って、話は全く分からない。しかし、映像の美しさでプラス5点、女優の美しさでプラス3点の合計8点。風でそよぐ草むらは風待ちをしたのだろうか、大型送風機をズラッと並べたのだろうかなどと考えながら観てしまった。それにしても、白黒の映像美は筆舌に尽くし難い。これだからタルコフスキーはやめられない。 [映画館(字幕)] 8点(2020-09-27 08:24:27) |
9. カサブランカ
話は戦時下モノのベタな展開だが、すべてのキャラがカッコよくきまって見える役者にとっておいしい設定で、出演するだけで役者冥利に尽きる作品、しかもイングリッドバーグマンを堪能できる。見て損はない。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-06-14 19:56:20) |