1. グッドフェローズ
《ネタバレ》 ストーリー、キャスト、テンポ、音楽等々全てに惹きこまれました。マフィア映画ならまずこの作品!といえる作品 [地上波(吹替)] 10点(2014-05-31 11:19:53) |
2. グレイテスト・ショーマン
《ネタバレ》 「本物ではない」「作り物だ」等々主人公に投げかけられる言葉が、そのまま、この作品へも投げかけられていますが、個人的には「本物でなくても、この映画を観て幸せな気持ちになった人がいるのであれば、それでいいじゃないか」と言いたいです。 世の中、いろいろな人がいる中で、それが例え共同体の中のマイノリティであっても、マジョリティに遠慮を強いられたり、迫害されるようなことがなく「This is me」と言える、そして受け入れられる社会を作り上げたい!という製作者の思いが伝わってきました。 [DVD(字幕)] 9点(2021-04-11 00:27:23) |
3. クワイエットルームにようこそ
《ネタバレ》 素晴らしい作品でした。精神病院を舞台にしている作品ではありますが、「カッコーの巣の上で」のようにその非人間性を告発するわけではなく、そこで起こるいろいろな出来事の中で、自分を取り戻す過程を描いたストーリーです。「認めたくない自分を認める」ことが大切なのかなという感想ですね。 松尾監督らしくユーモアに溢れた作品です。但し、それはあくまでもオブラートであって溶けるまでは非常に楽しめますが、徐々に中から重いテーマが出て来るんですよね・・・・・。最初は笑い声で溢れていた映画館内が最後は沈黙に包まれていました。観終わった後なんかは、まさに入院生活から退院した時のような心境になってましたね。 しかし、主役は内田有紀で良かったです。演技の素晴らしさはもちろん、蕁麻疹やゲロまみれの姿でも鑑賞に堪えうる女優はそうそういませんから。今後も再ブレイクを期待したいですね。 蒼井優についてはもう何も言うことはありませんね。あのオーラをこれからもずっと維持していってもらいたい、それだけです。 日々の生活に精神が痛めつけられていると感じている人に是非見てもらいたい作品です。 [映画館(邦画)] 9点(2007-11-04 22:02:42)(良:3票) |
4. 靴をなくした天使
思いっきり、フランク・キャプラ風(「群衆」が一番近いですかね・・・・)ですが、良く出来ていてとても面白い作品でした。やはり、ダスティン・ホフマンって本当に素晴らしい役者さんだなと改めて思いましたね。 しかしながら、マスコミの世界の描き方がフランク・キャプラの時代からほとんど変わっていないのに全く違和感を感じなかったというのも恐ろしい話ですね。 [DVD(吹替)] 9点(2007-02-08 17:18:49) |
5. 狂い咲きサンダーロード
《ネタバレ》 いやあ、ロックを感じさせてくれる映画ですね。映画全体がロックのリズムで進んでいくので、本当に見ててノッてきますね。(泉谷格好いいですね。サントラ買おうかな・・・)ストーリーも危険すぎますしw(テレビ放映したら音声とかヤクでブッ飛んでるシーンとかカットされまくりでしょうね・・・・)。 とにかく山田辰夫が素晴らしい!最後に見せる笑顔が格好良すぎです。あと、小林稔侍のアヤしすぎる右翼(キャプテンウルトラよりもある意味伏せたい過去なのでは。何せ君が代を歌いながら登場してくるんですから・・・・)やヤク中のガキ(ツッパリの小太郎さん)とかもう素敵過ぎるキャラクター満載で本当に面白いです。 本当に、格好良くて面白い作品でした。(「さらば青春の光」の日本版といった感じですかね。) [ビデオ(邦画)] 9点(2006-11-04 19:53:38)(良:1票) |
6. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
《ネタバレ》 本当に観終わった後、爽やかな気分にさせてくれる作品でした。ロビン・ウィリアムスの言葉が、まるで自分自身に投げかけられたかのような錯覚に陥り、しばしカウンセリングを受けているような気分になってしまいました。一つ一つの言葉が心に響いてきて、とても良かったです。 マット・デイモンとベン・アフレックの友情も、ちょとクサいけど素直に感動してしまいました。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-07-19 14:29:11) |
7. 黒猫・白猫
とても楽しくハッピーな作品です。登場人物がみんな魅力的だし、音楽が最高にいいですね。テンポが良いので、あっという間に見終わってしまう感じです。(「カサブランカ」を事前に見ておくと、より楽しくなるかもしれません・・・・) [ビデオ(字幕)] 9点(2006-04-16 21:16:56) |
8. グリーンブック
《ネタバレ》 様々な違い・価値観を受け入れることの難しさはいつの時代も、どこの国でも変わらない。 ただ、そこを「そういうものだ」と放置するのでなく、変えていこうとする気持ちが大切なのだということを教えてくれる作品。 [DVD(吹替)] 8点(2019-12-31 12:00:44)(良:1票) |
9. グローリー
《ネタバレ》 人間が人間として扱われない不条理への怒り・恐れ、そのことが当たり前のように常識として存在しており、南北戦争の原因の一つとなっていることへの驚き、そしてそんな状況の中で自らの人間としての尊厳を取り戻そうとする登場人物たちへの賞賛等々様々な感情が湧き上がって来た作品でした。 [DVD(吹替)] 8点(2011-08-18 01:30:01) |
10. クロッシング(2008)
《ネタバレ》 物語としてよく出来ているかどうかは別として、北朝鮮の人々の暮らしぶりや脱北、そして収容所の様子が映し出されていて非常に興味深い作品でした。 日本の隣でこのような現実があることを多くの人に知ってもらいたいですね。 [DVD(吹替)] 8点(2011-04-27 23:44:42) |
11. 空気人形
《ネタバレ》 非常にシュールで哲学的でいろいろと考えさせられる作品でした。 この作品における「空気人形」とは、社会の中での自分の立ち位置、ポジションに埋もれながら惰性で生きている空っぽな現代人の象徴ではないでしょうか。そして心を持った「空気人形」は、われわれにそういった空虚な人生からの脱却を呼びかけているように感じました。心を持つことによって辛く哀しい状況に出くわすこともあるかもしれない、しかしながらそれこそが人生なのである・・・・・ しかしながら、この作品はキャスティングが完璧でしたね。ペ・ドゥナの不思議な魅力が「空気人形」役にズバリとはまっていました。しかしまあ、韓国のトップ女優がよくぞこの難しい役を引き受けてくれたなと思いますね。この役は演技力のある人でないと下品な感じになってしまうでしょうから。 岩松了のいつもながらの本当にしょうもないおっさん役も見事でした。そして、板尾創路のあのキャラはまさに日本映画の宝であるといっても過言ではないですね。 はっきり言って、万人受けする映画ではありません。嫌悪感を抱く方も少なくないと思いますが、観ておいて損はない作品です(ただ、デートとかにはちょっと・・・・・)。 [映画館(邦画)] 8点(2009-09-27 00:32:05)(良:1票) |
12. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
《ネタバレ》 子供向けアニメと侮るなかれ。この合戦シーンの描写は中々リアルで見ごたえがありました。ストーリーも戦国時代の非情さを、ギャグを交えながら大人にも子供にも分かりやすく伝えるもので面白かったです。 [地上波(邦画)] 8点(2009-09-21 00:29:59) |
13. グラン・トリノ
《ネタバレ》 イーストウッドが「男の生きざま」や「男の美学」を教えてくれる映画でしたね。本当に、こんな風に年をとっていきたいなと思わせるような名演技でした。 そして、どんどんおかしくなっているように思える現在のアメリカ社会の姿も映し出されていて非常に興味深かったです。 [映画館(字幕)] 8点(2009-08-13 16:09:52) |
14. ぐるりのこと。
《ネタバレ》 橋口監督の繊細な人物描写は見事ですね(これまでの作品はテーマ的に敬遠していましたけど、今後の作品は見ていきたいと思いました)。木村多江とリリー・フランキーのキャスティングも見事にはまってました(理想的な夫婦関係ですよね・・・)。それと、90年代の不気味で世紀末な世相をうまく取り入れてたのも良かったです。 見終わった後、確実に心がやさしくなっている・・・そんな作品でした。 [DVD(邦画)] 8点(2009-07-03 18:31:28) |
15. クライング・ゲーム
《ネタバレ》 いやあ、完全にニール・ジョーダンの掌の上で踊らされてしまいましたね。最初はIRA絡みの政治色の強いストーリーなのかなと思ったら、どんどん違った方向(いろんな意味で)へ進んでいきますからね。まあラストの締めかたも見事で、本当に面白かったです(オスカー脚本賞受賞も納得です)。 これから観る方は予備知識なしでこの作品にぶつかった方がいいですよ。いろんな衝撃を味わえますから。ちょっとグロテスクな部分もありますけど・・・。 [ビデオ(字幕)] 8点(2009-02-03 20:30:05) |
16. クローバーフィールド/HAKAISHA
《ネタバレ》 怪獣が市街地で暴れたり、怪獣と人類、または怪獣同士が闘ったりする場面を第三者的視点で描いている作品は数多くありますが、この作品はまるで自分が怪獣襲撃の場に居合わせているかのようなこれまでにないリアルでスリリングな感覚を味あわせてくれます。 非常に斬新で面白い怪獣映画だと思います。映画館で体験したかったですね・・・・。 [DVD(字幕)] 8点(2008-12-28 12:11:03)(良:1票) |
17. クラッシュ(2004)
《ネタバレ》 「人種問題」という非常にデリケートなテーマを、ファンタジーの要素を交えながら練りに練られたほとんど無駄の無い脚本と幻想的な映像で描いた良作です。 無知や無理解からくる他民族に対する恐れや不安に対する過剰反応、社会的に抑圧された弱い人間が更に弱い(と判断した)人間を叩いてしまう構図等、結局差別を引き起こしているものは、人間の持つ弱さなんでしょうね(まあ、権力がそういった足の引っ張り合いを利用している部分もあるのでしょうが)。 この映画は、人種問題について「同じ人間同士なんだから絶対に分かり合える」といった理想論を伝えようとしているわけではなく、差別を引き起こす人間の様々な弱い部分をストレートに描写し伝えることによってこの厄介な問題についてもう一度冷静に考え直すきっかけを観ている我々に与えてくれているのではないでしょうか。 [DVD(字幕)] 8点(2008-02-02 22:38:58) |
18. ククーシュカ ラップランドの妖精
《ネタバレ》 これは期待以上に面白かったです。ポスターとか見ていると、北欧の美しい自然の中で繰り広げられる感動のストーリーみたいな感じですが、実際はユーモアと人間味に溢れていて、とても清々しい気分にさせてくれる作品でした。 まあ、とにかく会話の噛み合わなさはまるでコントのようでした。それで、言葉が通じないので、何とか何を伝えようとしているのか察しようとしても育ってきた文化が違うので、これまた噛み合わないし・・・・。でも、そんな中でも通じる部分が出てくるのがとても心を打ちました。 まあ、最後の子供の名前は笑えたけどちょっと可哀想ですねw [DVD(字幕)] 8点(2006-12-23 14:17:38) |
19. 黒部の太陽
石原裕次郎の17回忌特別シネマ上映会で遂に観ることが出来ました。本当に、この迫力はテレビやDVDでなく映画館で味わうべき作品だと思いました。 ただ、縮尺版だったのが残念でした。いつか完全版を映画館で見たいですね。という事でその日まで8点です。 [映画館(邦画)] 8点(2006-09-15 18:12:31) |
20. 群衆(1941)
《ネタバレ》 マスコミによる情報操作の恐ろしさを伝えてくれる作品です。記事の捏造、やらせ等々現在も変わらず行われている事が描かれており、非常に面白かったです。というか、情報を支配することによって他人を自分の思う通りにコントロールしようとするのは人間の本能なんですかね?まあ、この作品では「群衆」はマスコミの思う通りにならずに終わった訳ですが、現実社会では・・・・・と考えるとちょっとゾッとしますね。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-08-20 23:05:39) |