1. グッバイ、サマー
《ネタバレ》 人生に大きな影響与える、中学生のひと夏の大冒険。 自分たちで作った家型四輪車で、フランス国内を走る。 とても夢のある話で、ワクワクする。 好きな話です。 人生のほろ苦さも、後半からしみじみと・・ 秘密基地とロードムービーが合体した、素敵な作品です。良作♪ [DVD(字幕)] 7点(2024-10-27 22:05:26) |
2. 首(2023)
《ネタバレ》 チン説本能寺の変! 戦国版アウトレイジで、たけしさんのサービスぶりが楽しめます。 でも観てて、今まで好きだった時代劇のイメージが壊れたり、 まじめに歴史を勉強することってどうなんだろう?とか考えてしまったり、とにかく破壊力があります。 話変わりますが、DVDで字幕で見ると、誰が何をしゃべったか分かって、 勉強になります。 [DVD(邦画)] 7点(2024-10-15 00:53:41) |
3. 郡上一揆
《ネタバレ》 一揆といえば、白土三平の漫画のような反乱を思い浮かべる。 が、この映画の一揆は、むちゃくちゃ事務的である。 年貢の取り高を決める方式をめぐって、郡上の村の人々が、 地域の取りまとめ役の庄屋じゃ埒あかない。 ならば江戸に行って、お偉いさんに直訴って考えるのが、一揆なのだ。 しかし、お上はこの直訴騒動に、騒動の芽をつぶそうと、 一旦、訴えた連中を村に返して、監視の目を強める。 そこで、また何やら話し合ってるとこを、お上が足軽連れて、抑え込みに行くとこで、 これは、また直訴しかないというとこから、全員、打ち首。 酷い話だと思う。 しかし、逆に言えば、統制の強い時代が江戸だったのかもしれない。 打ちこわし~とか、過激な騒動は、江戸時代にはもう少なかったのかもしれない。 [DVD(邦画)] 7点(2024-08-11 00:15:49) |
4. 黒い罠
《ネタバレ》 オーソンウェルズは、スゴイ! ヒッチコックのやりたがらない、女性に手を出す展開も、やってのけてしまう。 多分、当時は、かなりショッキングなものだと思う。 やり手の悪徳警官に対する正義側が押され気味なところが怖い・・ 悪のキャラは今観ても斬新。 臆病なモーテルの管理人をはやしたてるチンピラの様子は、タランティーノが影響受けてるんじゃない? そもそもオーソンウェルズみたいな俳優、その後いないっしょ!? 白黒の構図が見事で、アメコミの漫画を見ているよう。 多分、アメリカの漫画家も、この映画を観て手本にしたのでは? 大友克洋の「アキラ」のジュークボックスは、ここからかな? [DVD(字幕)] 7点(2024-04-12 22:58:10) |
5. グラスハープ/草の竪琴
《ネタバレ》 大人VS子どもの「ぼくらの7日間戦争」を思い出した。 トムソーヤの国で、これをやられると、こっちの方が元祖かなぁと思ってしまう。 秘密基地あるあるで、終始、顔がほっこりしてしまう。 今の子は、ネットばかりで、こういう世界は、どんな風に感じるんだろう? [DVD(字幕)] 8点(2024-03-20 23:51:10) |
6. グッドナイト&グッドラック
《ネタバレ》 実話なのか!? アメリカは、史実をよく映画にするね。 アメリカ人には、映画が面白いだろうね。 教養を深められるからね。 厳しい人が、厳しいとこから、闘い、世の中前に進むんですね。 [DVD(字幕)] 7点(2023-12-20 21:28:05) |
7. クルーレス
《ネタバレ》 なんと!この作品、原案がジェインオースティンなんですね。 ロストバージン系の映画なのですが、 (令和の女の子には信じられないかも、ですが、こんな時代もあったんですね) 日本ではバブル破裂前、アメリカでは同時多発テロ前の ハッピーな時代のアイドル映画です。 今となっては、懐かしいノリです。 令和の「ブックスマート」と比べると、時代の変化が分かります。 [DVD(字幕)] 7点(2023-10-11 22:10:15) |
8. クリード 過去の逆襲
《ネタバレ》 自分が楽しみなシリーズ物は、イギリスの007とアメリカのロッキー・クリードシリーズ。 お国柄が出てて、楽しい。 でもスタローンは今回、もう出てない。 お話は、かつてのロッキーみたいな悪友が相手。 ムショでは敵なしだったという彼は、ウォルターヒルの「デッドロック」を思い出す。 堅気の世界でのチャンピオンがムショでボクシングで叩きのめされるというもの。←面白いです♪ さて本作だが、観終わった後、違和感が残る。 結局、今の時代は、ロッキーのような負け犬伝説はあり得ないのかもしれないなぁと・・ そこを深堀りしないのが、「今」を生きるアメリカらしいといえば、そうなのだが・・ デイムにも、彼女がいて、その辺を描いてたら良かったのかも・・ [DVD(字幕)] 7点(2023-10-03 22:05:30) |
9. グッド・バッド・ウィアード
《ネタバレ》 タイトル通り、いい奴、悪い奴、変な奴がメインに動く。 主人公は、変な奴で、これがラスト、どんな人か分かる仕組み。 朝鮮半島の上側の部分の大陸が舞台。だから西部劇じゃないんだが、 ハングルウエスタンという出来上がりデス。 もう軍やら阿片やら絡んできて、 それがアップテンポな演出で、矢継ぎ早に展開するのが、快感。 韓国映画って、ここまで来てるんだって驚きも・・ また隣の大陸で、暴れていたという馬賊を描いた映画としても特筆すべき。 博多には、馬賊のような、客から金をせしめて、奔放に遊ぶ芸者を「馬賊芸者」といい、 大正のころ、いたとされる。 映画にもなっており、京マチ子主演で映画化されている。(未見) [DVD(字幕)] 8点(2023-04-02 19:59:09) |
10. 国定忠治(1946)
《ネタバレ》 さずが!国定親分の子分は粒ぞろいですね。 お松さんとの別れのシーンは、歯を食いしばって観ました。 映画を観て、歯を食いしばるなんて、中々ないですよぉ。 歴史を知っているから、ラストがたまらない。 赤城の山にこもるまでを描いた映画でした。 板妻がばっちりはまり役! [ビデオ(邦画)] 8点(2023-02-12 01:23:25) |
11. 鞍馬天狗 角兵衛獅子(1951)
《ネタバレ》 初鞍馬天狗♪ 新選組に対抗するヒーローだったとは、今回、初めて知りました。 美空ひばりの角兵衛も大活躍で、鞍馬天狗を何度もピンチから救う。 胸のスカッとする展開。 近藤勇との決闘も、どうなったかははっきり描かないのは、 この頃の時代劇にはありがちです。 ただ江戸へ立つ手紙の中で、その決闘後の心境を語っているが、 自分はよく分かんなかった。 多分、鞍馬天狗シリーズも、その都度、ヒロインが出てくるのだろう。 今回は、山田五十鈴。 美空ひばりとのコンビも楽しい。 面白いです!鞍馬天狗♪ [ビデオ(邦画)] 8点(2022-08-17 23:47:13) |
12. 空白
《ネタバレ》 古田新太が俳優というより、その辺のおっちゃんの顔してるので、 鑑賞後、まるでNHKの「ドキュメント72」を観終わった後の感じと似てて、 いい作品だなぁとしみじみ思った。 後半、古田の顔が柔らいでいくのに、ほっと安心できた。 松坂君は、邦画界の中でも傑出してるイケメン。 [DVD(邦画)] 7点(2022-07-03 21:57:37) |
13. クライ・マッチョ
《ネタバレ》 ニワトリは、可愛がって育てると、本当に頭がよくなる。 家で飼ってたので、よく分かる。 さて、本作は、どこか「刑事ジョンブック」のような、異文化での ナイスガイの優しさが描かれてて、イーストウッド作品の中では、一番好き。 毒もそんなにないし、枯れた味わいというか、口にやさしい作品。 ただ、設定が1979年。 古き良きアメリカ、と言った感じでしょうか・・ 現代が舞台では、とてもこんな映画は無理と言ったとこでしょうか・・ 悲しいっす、イーストウッドさん。 ※最後のアランに捧ぐは、撮影担当者への追悼みたいです。 [DVD(字幕)] 9点(2022-05-13 21:59:11) |
14. クリスマス・ストーリー
《ネタバレ》 いやぁ~いいですね~♪ フランスの方は、クリスマスの日にこんな映画があるんですね~ クリスマスの日に、集まる家族。 一見、平和そうな団らんの中に、複雑な兄弟関係や恋人関係が隠されていたぁ! 縦糸と横糸が上手く絡むように、 家族の刺繍が施されて、ジエンド。 大満足なメリークリスマス!!! また何年かしたら、観てみよう♪ [DVD(字幕)] 9点(2021-12-26 01:59:09) |
15. 空気人形
《ネタバレ》 是枝監督は、静かな映画をつくる監督だ。 その静かな映画でできる素材を常に探している感じだ。 今回のは、静と俗。 セックスドールが心を持ち、世界の美しさに触れ、恋もする。 そこで失恋の気持ちも味わい、 「ココロヲモツコトハセツナイコトデシタ」とつぶやく。 東日本の前の作品で、日本全体が、閉塞感で心を失っている頃の作品で、 まさに時代の作品だと言える。 今の子たちには分からないかもしれないが、オジサン連中には 心に沁みる映画です。 心を持ったセックスドールが、恋した相手を殺してしまうことで、 また心を手放す・・・?というか、あまりラストに意味は感じなかった。 でも「エクスマキナ」も同じような素材の映画だが、 アメリカの作品は、結末が荒いし、是枝さんの作品がはるかに上と思った。 [DVD(邦画)] 8点(2021-01-23 17:28:32) |
16. 愚行録
《ネタバレ》 「蜜蜂と遠雷」の監督作なので、観ました。 正直、驚きました。 どんな作品でも、シャープに創り上げられる監督なんですね。 「メッセージ」を創ったドゥニヴィルヌーブが「プリズナーズ」を創ったように・・ 複雑なサスペンスを見事に創りました。 理系出身の映画学校卒の期待の星です。 全く観たことない日本映画を創りそうな予感がします。 でも本作は、鑑賞後の後味の悪さにこの点数です。 [DVD(邦画)] 6点(2020-05-19 02:07:51) |
17. グリーンブック
《ネタバレ》 いや、なかなかの良作。 まずヴィゴモーテンセンがすっかり太ってしまったことに驚く。 その彼が演じるトニーがなかなか良いのだ。 一見、汚い言葉連発するわ、すぐ殴るわ、チキンを食べた手でハンドル握るわ・・ しかしそんな粗野な彼が、物語が進むにつれ、情の細やかな頭のいい男と分かる。 奥さんもそんな彼を知ってるからか、家庭は貧しいが温かい。 対する天才ピアニスト。複雑な事情を持ち、当時にしては珍しく、黒人なのにエスタブリッシュ。 そんな彼と一緒に偏見の強いアメリカ南部を通って、ツアーに行くのだ。 色々あるが、ラストはしっとりと・・ これはアメリカ人て、誤解されやすいかもしれないけど、情の細やかな人たちなんですよ~と トランプアメリカ時代に外国に発信されたメッセージなのかもしれない。 [DVD(字幕)] 7点(2020-01-11 19:24:58)(良:1票) |
18. 来る
《ネタバレ》 最初はCMに出てくるような裕福層の不安みたいのを描いてると思いきや、 後半、からっぽ親子に育てられた子どもの孤独や中絶された子の命などがテーマに なってきて、日本の文化のお祓いとの対決になってくるとこは、見ごたえあった。 大友克洋の「童夢」のような話に意味を与えたような作品だった。 [DVD(邦画)] 7点(2019-10-19 23:17:47) |
19. 蜘蛛の巣を払う女
《ネタバレ》 リスべット再び! 格闘技とか銃撃戦になったら、女性は不利なので、 今回はパソコン、オタク仲間、子ども、記者、軍人を味方に 敵と戦う。 前作のフュンチャーのリスべットは変態男にブチ切れたけど、 彼女の父親もそういう血筋だったんだね。 女性がヒーローなので、すぐ窮地に追いやられるが、そこはダイハード。 センスある場面が多く(特に向かい合ったエレベーターでの連絡の取り方)、イカスのだが、 映像が暗いので、疲れてしまう。 女性の感性のとらえる世界は、このようにダークな世界なのでしょうか・・ [DVD(字幕)] 7点(2019-09-28 18:28:52) |
20. クリード 炎の宿敵
《ネタバレ》 面白かった。 ロッキーシリーズ、見事大団円か!? まだこの続編とかありうるっちゃろうか? 後半、試合中にクリードの映画なのに、 ロッキーのテーマが流れたりして、やはりクリードの映画も ロッキーシリーズやったんやねぇとシミジミ・・ しかしロシアの女性も(?)キツイね。 [DVD(字幕)] 7点(2019-08-10 15:42:28) |