1. クワイエット・プレイス
音が出せないならでは、の恐怖の前菜がほしかった。 一番ちいさな子どもが序盤で襲われるが、 家族という観点でみれば大きな悲しい出来事。 しかし音が出せない、をより強調するために 「こんな世の中だから騒音クラスの音でゴキゲンな音でドライブするぜ」 とか 「気をつけるけど神への祈りは別もんだ」 とか 「とにかく徹底しているけど、病気で出てしまう喘鳴が」 とか 家族を主体にするにしては、ちょっと男女区別が見えてしまったりとか、 ハグする愛が唐突に感じられてしまったりとか ストーリー性が弱いかなぁ。 怪物も終盤にようやく全容が出てきたと思ったら、 反応が生理的嫌悪に溢れてすぎてた。。 [インターネット(字幕)] 4点(2021-12-08 22:34:01) |
2. グリーンブック
ひと悶着ある度に、トニーはどんな気持ちでいるのだろうか。 ドクはどんな想いでいるのだろうか。 最初は開いていたなんてものじゃない距離が、 実はゼロ距離だったのだということを、 トニーはもちろんドクも気づいていったのだろうと思う。 「南部に行くドクの勇気」とセリフにあったが、 それは片側だけの勇気ではないだろう。 凝り固まった四十肩のような、しかも痛みを増すような社会の中で たった二人は、されど二人は間違いなく同じになった。 他の映画だと、一方的である描写が多いとおもってしまう中で この映画は一方的では済まさない、痛快ではなくオデンのような染みた心の動きがある。 [インターネット(字幕)] 10点(2021-11-27 22:41:09) |
3. グランド・イリュージョン
《ネタバレ》 もし自分がホースメンショーの客の一人なら、 疑いの目を強く抱いてしまうだけに、そのぶん虜になってしまうだろう。 あたかも義賊、答えとしても義賊。 マジックの力を信じて疑わなかったメンバーの心情と マジックの演出は美しかった。 別に黒幕がどうだの、というよりも、 そんなエンターテイメントしてる映画として終わらせた方が、 義賊としても嬉しいのではないか。 復讐劇やちょっとした恋愛劇は陳腐であり、 それが演出のスパイスにはなれていない、かな。 [インターネット(字幕)] 6点(2019-01-02 22:40:58) |
4. グレイティスト
冒頭はなかなかに掴まれる。 しかし、被害者男の子の両親が必死に息子の最後の心境を知ろうとする中、 恋人の女の子は「せめて路肩に寄ろうよ」といったのに、 それが聞かれなかったために事故に遭ってしまったこと。 それが最後まで伏せられて、美談が進んでいくので 「なんだかなぁ」という心持ちで観てしまった。 真の被害者は追突しまってした彼だろうなぁ。 男の子、女の子のいかにも青春な閑話はGood。 [インターネット(字幕)] 5点(2018-04-03 20:59:22) |
5. グレートウォール(2016)
超B級映画な内容であるものの、 雰囲気は非常に重厚なものを感じさせるため B級と割り切って観るのがむずかしい。 戦闘に緊迫感がないし、 怪物には格好良さもアホらしさもなく、 なんとも宙ぶらりんなバトルが淡々と進んでいく。 怪物の女王さまも造形に特徴がなく、 ようやく倒したときも「やったぜ」ってな爽快さなく、 ただただ万里の長城からの景色が荘厳だなぁと思うばかり。 [インターネット(字幕)] 5点(2018-01-30 15:28:53) |
6. グラン・トリノ
ぼんやりと見ても、真剣に見ても、ついつい考え込んでしまう。 どうやったらこんな画の中に生きることが出来るのだろう。 何年たっても、このような想いの食い違いだったり、 近場に災難を被ったりするのだろうけど。 人種、育ち方、本当の家族、自身の人生結論、 すべてがストーリーとして一つになって、 映画としてみられる。 これは自叙伝なのか、それとも。 少なくとも想像だけ、でつくることのできる映画ではないと想います。 [インターネット(字幕)] 10点(2017-02-15 23:05:07) |
7. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス
《ネタバレ》 良くも悪くもテレビアニメのしんちゃんと同じ味わい。 オトナ帝国や戦国と比べて、ひまわり人たちのキャラが立ってないかな。 しんのすけがひまわりを追いかける終盤のシーンも迫力に欠けるため、 「ひまわりと太陽系の天秤」を問いかけるシーンも心に響ききらなかった。 あと、やはりシロにもう少し活躍して欲しいんだよなー、シロに。 [地上波(邦画)] 5点(2017-01-21 09:29:00) |