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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ゴースト/ニューヨークの幻 《ネタバレ》 
伏線を駆使する脚本の周到さとか、ウーピーの巧さだとか、デミの可愛さとかはもちろんですが。一番この作品を心に残るものにしているのは、主人公サムのステップアップの過程を、きちんと順を追って描いていること。最初はただ途方に暮れているだけ、話しかけもできなければ相手に触れもしない。せっかく得た犯人の情報も使いようがない。その状態から、「オダ・メイを味方につける」「物を触れるようになる」「真犯人の悪だくみを阻止する」といった課題を1つずつ(それも自然な流れで)克服し、最後は「モリーと意思疎通をする」という最大にして最難関の課題を達成するのです。その一本の筋と、それに向けた主人公の「意志の強さ」が確固としているからこそ、この作品は単なるラブロマンスを超えて見る側の心を捉えたのですし、その後も語り継がれる作品となったのです。
[DVD(字幕)] 10点(2003-03-15 23:32:13)(良:1票)
2.  恋人までの距離(ディスタンス) 《ネタバレ》 
電車の中で初めて対面した相手と意気投合していきなり一晩デートする、なんて、一言でまとめたらものすごく陳腐だし、よほど一時的に盲目にならないと本来はできないはずなのだが、この2人は、あくまでも理知的に理性的にことを進めているのが素晴らしすぎる。しかも、この2人がそれに及ぶ経過が実に自然かつ必然的であって、キャラクターの作り込みの丁寧さを実感させる。一夜のデートの過程も、あえて風光明媚な場所を避け、トラムの中、普通のカフェ、道端、公園というような場所を選んでいるのだが、どの地点の選択も実にストーリーにぴったりはまっている。単純でありながら無限の解釈を可能にするラストも素晴らしい。そして、2人が別れた後に、それまで通ってきた場所の「朝の光景」を映し出すシークエンスは、胸に突き上げるとてつもない説得力をもって迫ってくる。恋愛初期の男女の接近という場面を舞台に、人の心理の細やかな動きを徹底的に描写しきった傑作。なお、ダブル・ミーニングを含む邦題も秀逸だと思う。
[DVD(字幕)] 9点(2004-12-26 04:31:05)(良:1票)
3.  恋はデジャ・ブ
前半はやや単調だったが、主人公が本格的に悩んだり迷ったりし始めてからは、物語全体が有機的に動き出して、最後の着地まで見事な展開だった。終盤などはお約束以外の何物でもないのだが、それをマイナスと感じさせないほどのカタルシスがある。単純明快な表現がびしっと決まったときの効果は恐ろしい。
[DVD(字幕)] 8点(2005-09-17 03:03:40)
4.  心の旅
これは、受傷からの立ち直りの記録でもなければ、家族の交流をテーマにしたものでもありません。1人の人生における「喪失」と「再生」の表現に挑戦した作品なのです。それに気付いたときに、この映画が一気に輝いて見えました。突っ込みが甘い部分とか、駆け足の部分もなくはないのですが、少なくとも、無駄な場面、無駄な台詞はほとんどありません。伏線が全部裏返るラスト15分にもぞくぞくしました。
[DVD(字幕)] 8点(2003-10-18 03:36:58)
5.  恋におちたシェイクスピア 《ネタバレ》 
最初に見たときは、美術や衣装関係の豪華絢爛さとか、俳優陣の装丁負けしないテンションの高い楽しそうな演技に目を奪われていたのですが、実は脚本も細部まで凝りに凝っているというのが後で分かりました。最初はただの三文脚本家とただの演劇好きのお嬢様から始まって、それを最後にロミオとジュリエットに持っていくために、あらゆる工夫がなされています。その中で、ジョン・ウェブスターやクリストファー・マーロウなんかの小ネタも挟みつつ、マーロウの死をめぐる顛末がロミオとジュリエットのクライマックスにつながっていくだなんて、もう笑みが止まりません。これだけの内容を詰め込んでおいて、2時間ちょっとできっちりまとまっているのも凄い。
[映画館(字幕)] 8点(2003-06-21 01:10:09)
6.  go(1999) 《ネタバレ》 
同一シーンを角度を変えて繰り返すパターンは好きなので、点は甘め。悪人っぽく見える人も何だかんだで善人になっていくのが面白い。ただ、各ストーリーの相互の絡みはもう少し欲しかったとは思う。
[DVD(字幕)] 7点(2015-01-17 01:51:12)
7.  湖畔のひと月 《ネタバレ》 
このヒロインは、割と同時にいろいろなことを考えていたりして、一筋縄ではいかないのだが(もっとも、実際の人間の思考はランダムで無秩序であり、そちらの方が現実に近い)、その主演にレッドグレーヴを当てるという正解すぎるキャスティングによって、それが奇跡のように無理なく成立している。しかし、当時すでに58歳とは思えない若々しさ、元気さ、無邪気さは驚き。助演の人たちのサポートも堅実であり、それによって上品なラブコメとしてまとまっている。最後に「ほかに誰もいなくなったシーン」を入れているのが実に効果的。
[DVD(字幕)] 7点(2012-05-06 02:25:38)(良:1票)
8.  コンタクト 《ネタバレ》 
最初に見たときは、やたら序盤がダラダラしているなあという印象だったのですが、改めて見直したらそうでもありませんでした。それよりも、いろいろな場面に力をこめて作っている制作者の気合を感じます。ジョディ・フォスターは、この主人公のようにちょっと考えすぎの感じがする人物を演じさせたら見事にはまりますね。マシュー・マコノヒーの宗教者というのも、意外に役に合っていますし、話に奥行を与える程良いアクセントになっています。
[DVD(字幕)] 7点(2006-11-23 01:33:49)
9.  ことの終わり 《ネタバレ》 
全員が互いに未練持ちまくりのドロドロの不倫メロドラマなのだが、同じ場面を異なる視点から撮る各シーンにはどきっとさせられる(こういうのには弱いのです)。前半、時系列がやや不明確だったのが残念。ジュリアン・ムーアの、映画史上屈指の美しいバストに+1点。
[DVD(字幕)] 7点(2006-02-28 02:32:33)
10.  コーリャ 愛のプラハ
 本題に入るまで30分もかかっているのがマイナスですが、2人の素朴な交流はいい感じでした。あっけないラストも、展開にふさわしくて良かったです。 
[地上波(字幕)] 7点(2003-12-05 01:18:05)
11.  恋は嵐のように 《ネタバレ》 
危うくダサさの側に転びそうになりながら、ぎりぎり最後まで1本のラブロマンスとして成り立っています。よく見るとなかなかの名場面がいくつもありますし、ラストの大風の中でバルコニーの花嫁を見上げるシーンなどは、映像的にもインパクトがあります。また、最後のぎりぎりのところまで、どちらの結論になっても矛盾しないように考えて作ってあるのにも好感を持ちました。
[DVD(字幕)] 7点(2003-05-18 02:53:38)
12.  コキーユ ~貝殻~ 《ネタバレ》 
98年製作とは言われないと分からないほどの単純朴訥な作品。ロマンスの描写は最も重要な一瞬の部分にとどめ、それ以上深追いしていないのが、作品の純度を高めている。だから、心の中に誰もが持っている郷愁感が湧き起こってくるのです。台詞が説明台詞ばかりだとか、ラストの締め方が強引だとか欠点はいろいろあるのですが、ハイキングから朝の温泉に至るまでの各シーンの美しさで許します。点数も甘め。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-09-09 03:56:02)
13.  恋のためらい/フランキー&ジョニー 《ネタバレ》 
前半は地味で起伏のないやりとりが続くだけなのですが、2人の感情が動き出す後半が良い。ベッドインしそうになって、途中で止めて、でもやっぱり・・・なんてじっくり見せてくれるのがいいですね。ラストの朝の光も、作品の優雅で穏やかな着地に貢献し、印象を上げています。ただ、120分弱はやっぱり長かったと思う。全体的に、カメラの切り替わりが妙に速いのもちょっと残念。
[DVD(字幕)] 6点(2008-06-10 03:03:17)
14.  告発
濃い内容の話が約2時間の枠内でうまくまとめられているし、ケビン・ベーコンの名演は必見ものだとも思う。ただし、法廷シーンがかなりひょいひょいと進んでいて拍子抜けなのと(検察官はどうみてもイモだし、よく見ると裁判官にかなり助けられている)、クリスチャン・スレーターについては「なんか、1人で騒いでいた」という印象しかなく、内面の表現ができていないのがマイナス。
[DVD(字幕)] 6点(2005-05-01 00:02:50)
15.  こうのとり、たちずさんで 《ネタバレ》 
川越しの結婚式のシーンをはじめ、重量感とインパクトのある(ありすぎる)ショットはいくつもある。しかし、よく分からないのは、何で主人公をわざわざレポーターに設定して、その視点からの作品にしてしまったのかということ(この監督にはほかにも同じ手法はあるが)。しかもその上で、主人公が特に何がしたいわけでもなくああだこうだうろうろしているだけなので、結局はせっかくの作品世界が収縮してしまっている。
[DVD(字幕)] 5点(2019-09-09 03:13:46)
16.  コーカサスの虜 《ネタバレ》 
捕虜交換云々という話だとは知っていたので、もっとはらはらする展開かと思っていたら、何とも牧歌的な雰囲気なので驚きました。あえてエンターテインメント性を排する方向をめざしたのかもしれませんが、それでも、前提としての敵味方の緊張感まで感じられないのは問題です。例えば、冒険家がどこかの集落にたまたま迷い込んで、戸惑いながらも何とか現地の民と交流する、というような場合と、あまり違いが感じられません。なので、いざ事態が変化して行動を要する局面になっても、何でいきなり慌ててるの?という感じになってしまうのです。
[DVD(字幕)] 5点(2015-06-02 02:22:50)(良:1票)
17.  恋する惑星 《ネタバレ》 
前半と後半が全然つながっていない時点で、何がしたかったのかが分からない。"California Dreamin'"の使い方がしつこすぎるのもマイナス。フェイ・ウォンが合い鍵で忍び込んであれこれやるといったところは新鮮だったので、その辺の観点をうまく使えばもっと面白くもなったと思うのに、そういう方向には行かなかったね。
[映画館(字幕)] 5点(2014-02-09 20:09:12)
18.  ゴッドファーザー PART Ⅲ 《ネタバレ》 
魅力的なキャラクターが減ってしまっているのはやはり大きなマイナス。いや、減ったとしても、それを補う次の人物がいればよいのですが、アンディ・ガルシア1人に全部それを振ってしまったのは、やはり荷が重かったと思います。ソフィア・コッポラについては、本人の責任というよりも、本来あまり前に出るべきではないメアリーというキャラに大きく重きを置いてしまった構成力不足(もしくは親馬鹿)の問題(これまでのダイアン・キートンやタリア・シャイアの効果的な使い方とは対照的)。ラストの娘撃たれる→主人公絶叫なんて、あまりにもありがちな締め方すぎて悲しくなりました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-08-28 03:40:42)
19.  恋人たちの食卓 《ネタバレ》 
いろいろ考えている割には、人物描写は平坦なんですよね・・・。三姉妹についても、それぞれの男性関係の推移から何となく人格の想像がつくという程度であって、内面からにじみ出る個性というものが希薄です。なので、そんなに面白い作品ではありませんでした。オチでかなり救われているのでは?
[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-04-17 02:16:18)
20.  恋する人魚たち 《ネタバレ》 
ボブ・ホスキンスはともかく、娘の恋の相手の方が、どこでどう考えているのかがまったく見えないお人形状態なのは、ラブロマンスとしては大いにマイナス。シェールも、演技してるときよりも、最後のテーマソングでの歌唱の方がずっと楽しそうなんだよね・・・。ウィノナのしつこいナレーションも邪魔。やろうとしていることに全体の構築がついていかなかった感じ。
[DVD(字幕)] 5点(2007-12-11 03:20:47)(良:1票)
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