Menu
 > レビュワー
 > ヴレア さんの口コミ一覧。2ページ目
ヴレアさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1351
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順123
投稿日付順123
変更日付順123
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  哭声/コクソン
田舎町を舞台に連続怪事件が起きるという展開は「殺人の追憶」と重なるが、國村隼演じる謎の人物が絡んでくる事で、一種の異様な展開を見せるのがこの映画の面白い所。 國村隼の存在感がとにかく際立っており、ミステリアスかつ謎な人物を迫真の演技で作り上げている。 また、それに劣らない演技を見せていた子役も凄い。韓国映画はほんと脇役に至るまで皆演技が巧いなぁと思う。 ただ150分という上映時間は少々長く感じた。もうちょっと短くまとめられたんじゃないかなと思った。 サスペンス映画だが、主役の警官がとにかく間抜けで冷静さが足りないので、それがこの映画から緊迫感を奪っている最大の原因であり、冗長さを感じる要因でもあった。そこがちょっとダメな点。
[DVD(字幕)] 7点(2017-08-09 15:08:33)
22.  ゴースト・イン・ザ・シェル
昔「JM」という映画があってだな・・・だからサイバーパンクもの×ビートたけしはやっちゃ駄目だとあれほど・・・。 この映画もちょっと難解で一般受けしなさそう。と思ったらアメリカではもう赤字確定らしい・・・ああーやっちゃったかぁ。 なんか全体的にB級臭が・・・。 街並みは完全にブレランっぽいし、あんなでっかい人間のホログラムとか常時出てたらなんか怖い・・・。 あと、たけし途中からアウトレイジ化してる!なんだ馬鹿やろうとか言い出しそう。 って感じでかなりハチャメチャな内容だったなぁ。
[映画館(字幕)] 4点(2017-04-12 19:30:20)
23.  ゴジラ FINAL WARS
ミュータントとかどうでもいいよ。あと、特撮の怪獣とCGの怪獣バトらせるのやめろ。CGショボいんだから余計安っぽくなるよ。
[DVD(邦画)] 1点(2016-07-29 03:12:40)
24.  殺されたミンジュ
なぜ少女は殺されたのか?  復讐する謎の集団は何なのか?  普通の映画だったら、これらの謎を引っ張りつつ最後には明かされる事になる。しかし、これはキム・ギドクの映画。そんな型にはまったサスペンスになるはずもなく・・・。悪く言えば暴走。一般の観客置いてきぼり。マニア向け。と揶揄されてしまうだろう。 実際、ギドクの映画を全部観てきたマニアな私でさえ今作にはいささか疑問を覚えた。「嘆きのピエタ」を遥かに凌ぐ拷問シーンの連続に辟易し、現代韓国における様々な政治的不満や社会問題を盛り込みすぎて主題がぼやけ、明確なテーマが見い出せないなど。さらに、初期のギドクを思わせる荒々しさだけが前面に出てきて芸術性が失われてしまっている点など。一体ギドクは何処へ向かおうとしているのか。  というわけで、ギドク映画が好きな人以外にはあまりお勧めできないし、暴力描写に耐性のない人は要注意。 また、必ず作中に魚(もしくは魚のモチーフ)を登場させていたギドクだが、今回遂に出てこない・・・と思いきや、会話の中でライギョの話が出てきた!それが強烈な印象を残していたので一応アリなのかな。
[DVD(字幕)] 3点(2016-07-06 16:51:35)
25.  この国の空 《ネタバレ》 
戦時下を描いた物語としてはそれほど重苦しくもなく、意外とあっさりしていたので見やすかったが、逆にリアルさは薄れてしまっていたように思う。 男女の許されない関係を描いた禁断の愛!みたいな感じもあまりなく、むしろ周りからも認められてんじゃね?と思ってしまい、なんだか普通の恋愛ものだった。二階堂ふみはその喋り方がいかにも昭和な感じがして良かったのだが、長谷川博己どうもミスキャストな気がして・・・。 あと、ラストに急にメッセージ性を持たせたのが何か違和感。くどすぎると思う。
[DVD(邦画)] 4点(2016-01-26 15:59:03)
26.  恋の渦
ここまで観ていて苦痛だった映画はなかなかない。 なんでただひたすらDQN達のぐだぐだした日常を見続けなければならないのか。 これを映画にする意味があるのか。 むしろ映画自体がDQNで、観客をムカつかせる為に作ったのだとしたら、それは相当な効果を上げているだろう。 ああ時間を無駄にした。 こんなん観て喜ぶのはDQNだけ。そう思うことにした。
[DVD(邦画)] 1点(2015-10-09 18:38:16)
27.  ゴッド・ギャンブラー
みんな意外に点数甘めで思わずニンマリ(笑) チョウ・ユンファのコメディーなら迷わず『大丈夫日記』をオススメするが、この映画のユンファのコミカルな演技も見逃せない。一見シリアスなギャンブラーものと思うだろうが、80年代の香港映画の実力を舐めてはいけない。いきなり賭神であるユンファが崖から転落して記憶を失い、知能が幼児並になるという超展開が待っている。これにはもう拍手するしかない。我々はただただ、その強引な展開に身を任すしかないのである。 そこへアンディ・ラウ扮するチンピラ、ナイフが絡んできて、賭神のギャンブルの才能を利用しようとあれやこれやのドタバタ劇が展開されていきます。この辺のゆるい展開がもう最高で、ユンファも笑顔全開!ハートウォーミングな物語を楽しめます。ちなみにこのナイフは後に賭神の弟子になり、『ゴッドギャンブラー2』では主役を務めます。でも、実際には『2』は続編ではなく番外編で、この映画の正統な続編は『ゴッドギャンブラー完結編』である。ちなみに『3』はチャウ・シンチー主演のパクり映画なのでご注意を。同じくシンチー主演の『賭聖外伝』ってのもありました。もう訳がわからないけど、面白いので全部観るのも手です。その場合は、本作→完結編→賭聖外伝→2→3の順に観るといいでしょう。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-20 20:29:51)
28.  ゴーン・ガール 《ネタバレ》 
この手のジャンルの映画ってハッピーエンドにしろバッドエンドにしろ、解決すれば一定の安堵感とか余韻に浸れるものじゃないですか。しかし、この映画に限っては全くそういった感情を抱く事がなく、むしろ解決してからが本番であって…画面が暗転しても尚余韻に浸れる余裕などなく、ただただエンドクレジットを呆然と見送りながら"その後"の展開に思いを馳せていた。こういう終わった後も色々想像して楽しめる映画は好きですね。観た人それぞれに色んな結末があると思います。  映画が終わって近くに座っていたご老人が呟いた「なんかホラーみたいだな」 全くその通りだと思った。下手なホラー映画よりよっぽど怖い!
[映画館(字幕)] 8点(2014-12-13 18:35:18)
29.  殺しの烙印
ウォン・カーウァイがこの作品のファンだと知り、興味を持って観たのが最初。以降、清順作品にはまったが、最初に観たこの作品こそ変態度においては1番なのではと思う。いや、『ツィゴイネルワイゼン』の目玉舐めの方が凄いか。 訳が分からない映画を作ったという理由でクビになったらしいが、そのことで伝説的な作品として位置付けられているのだからある意味おいしいエピソードである。 のっけから『殺しのブルース』だし、主人公は米の炊ける匂いフェチという設定からしてもうギャグとしか思えない。バーに行っても酒を頼まず「米を炊け」だかんね。意味わからん。 物語も一応殺し屋組織内の抗争という大筋があるものの、その殆どがシュールな展開と意味不明な展開で構成されており、ただただ唖然としてしまう事請け合い。 主人公は殺し屋なのに何処か間抜けだ。真理アンヌがシャワー浴び終えて全裸で出て来てるのに、見向きもせず炊飯器にすがり付いてる所とかね。 あと、No.1の殺し屋との対決は見物。かつてここまで恐ろしい追い詰められ方があっただろうか。オッサン殺し屋と寝るときも一緒でトイレに行く時も腕を組んだまま。24時間一緒に行動をさせられるという恐ろしいものだ。さすがNo.1の殺し屋だけあって隙ができるからトイレすら行かず、そのまま漏らしてしまうというね。これがNo.1のやり口か。 とにかく、全編に渡って笑い通しでした。これは真面目に観てはいけません。ギャグとして楽しむのが吉である。
[ビデオ(邦画)] 9点(2014-12-03 02:20:30)
30.  恋する惑星
観る年齢によって見方が変わる映画だと思う。 この映画を初めて観た10代の頃は断然前半パートの方が好きだった。 しみったれた警官のトニー・レオンより金城武演じる刑事の方が格好良かったし、謎めいた金髪の女も魅力的だったからだ。 しかし、アラサーになってしまった今観ると、前半は確かに疾走する映像などスピーディーで面白いとは思うが、刑事と金髪女という如何にも劇画的な組み合わせが嘘臭く、あまり入り込めない。それよりも後半のトニーとフェイ・ウォンのピュアな恋愛にドキドキするのだった。単にトニーの年齢の方に近づいたせいかもしれないが…。フェイ・ウォンの行動はピュアというにはちょっと犯罪めいているが可愛いいので許せてしまうから不思議だ。それにしてもトニーの鈍感ぶりにはあきれを通り越して笑えるものがある。その鈍感ぶりが頂点に達するのがこの映画屈指の名シーン、トニーがフェイの足をマッサージする場面で、昔彼女が好きだった曲だと言って「カリフォルニアドリーミン」のCDを流す所。もう、完全に病気だろう(笑)でも、複雑な表情を見せるフェイはとにかく可愛いいのだった。  あと、ラストシーンはとにかく切なくて希望に溢れていて良い。もう2度と会えないかもしれないと思った相手との偶然の再開。なんという奇跡。今ならネットがあるからすぐに繋がる事ができるが、当時は連絡手段が限られている。今の若い人がこの映画を観ても「パスワードは1万年愛す」なんて何のこっちゃわからんだろう。  純粋なラブストーリーとしては文句無く1番好きな作品である。この映画の影響でTWEMCOのパタパタクロックを購入したし、失恋したら涙が乾くまでとにかくジョギング、ポテトを食べる時は床に座って後ろ手にテーブルの上のポテトをまさぐりながら食べます。
[ビデオ(字幕)] 10点(2014-10-10 14:45:18)
31.  コースト・ガード 《ネタバレ》 
キムギドク映画は救いようのない内容の作品が多いが、この作品は群を抜いて救いようが無い。モストオブ救いようが無い作品inキムギドクに認定致します。『受取人不明』も相当救いようが無かったが、僅かながら希望は残されていた。だが、この作品に全く希望は無く絶望のまま突き放して終わるので当然後味は悪い。気が狂った演技が圧巻のチャン・ドンゴンは凄い存在感で良かった。もう一人気が狂ってしまう女も登場するが、これは如何にもキムギドクらしいキャラクターだった。あと、相変わらず魚が印象的に使われている。
[映画館(字幕)] 6点(2014-08-26 21:00:04)
32.  ゴジラVSメカゴジラ
ハリウッド版ゴジラがあまりにもアレだったので子供の頃大好きだったこの作品を再見。ほとんど怪獣プロレスがメインな為ストーリー性には欠けるが、子供でも純粋に楽しめるという点では良い作品だと思う。オープニングからメカキングギドラの頭部やガルーダ、建設中のメカゴジラ等が出てきてもうワクワクが止まらない。なんといってもメカゴジラの圧倒的強さにしびれた。当時小学生だった私は「アンカーさえ使わなければ勝てたのにー」という会話を友達としていたことを思い出した。今見返すとラドンも意外に強くてビックリ。ゴジラ瀕死やんけ!あと、靴をくわえたベビーゴジラが可愛すぎ(笑)
[映画館(邦画)] 8点(2014-07-28 08:34:32)(良:1票)
33.  GODZILLA ゴジラ(2014)
私の行く映画館では公開初日だろうといつも席がガラガラなのだが、今日はレイトショーながら結構人が入っていてビックリ。やっぱり未だにゴジラ人気は根強いんだなぁと安心した次第です。ふと、前の席を見るとジュースを飲んでいる青年(オタクっぽい)のコップの蓋の部分がゴジラのフィギュアになってるではないですか。こんなのがあったとは・・・ちょっと羨ましくなりつつ上映開始。結果から言うと期待外れというのが率直な感想です。理由は↓の方々が書いてらっしゃるのと大体同じです。ストーリーがつまらないの一言に尽きますね。序盤の方で日本の学校の教室内に『蛾の一生』というポスターが貼ってあるのを発見して、これはモスラ登場の伏線だなと勝手に盛り上がっていたのですが、実際はmutoとかいう変な悪役しか登場せずガッカリでした。続編でキングギドラを希望する声もあることから、きっと続編はゴジラ対モスラ対キングギドラで決まり!(違うか)
[映画館(字幕)] 4点(2014-07-28 00:15:34)
34.  ゴジラVSビオランテ
おそらく初めて観たゴジラ映画がこれだった。 だが、子供心にあまり面白かったという記憶は残っていない。 今25年ぶりに見返してみてその理由が分かった。ストーリーが全然子供向けじゃない。いきなり冒頭からG細胞を巡って兵士達が激しい銃撃戦を繰り広げたり、人間同士の争いばかりが描かれなかなか怪獣バトルが始まらないからだ。怪獣プロレスがメインの平成ゴジラシリーズの中では異質な存在といえる。結局、テーマとしては1番恐ろしいのは怪獣でも兵器でもなくそれを生み出した人間ですよという1作目から受け継がれたものだが、今作は1作目から比べると大分陳腐な展開が目立つ。そもそも、ビオランテの存在自体が微妙。人間の細胞も入っているという設定を生かし切れておらず、結局ゴジラを際立たせる為の引立て役にすぎないのが残念。  あと、毎回謎なのが何故ゴジラは新しい怪獣が出現したら当然のように海から出現してきてそれと戦うのか。怪獣とグルになって人間を襲えば効率がいいのにと思ってしまう。ましてや、ビオランテは自分と同じ細胞から成る仲間みたいなもんでしょ。 また、怪獣同士が戦い始めると急に傍観し出す人間達というのも毎度の事ながら不思議だ。闘いに夢中の時こそ2体同時に葬り去るチャンスなのに何故・・・きっと暗黙の了解があるんでしょうな。
[映画館(邦画)] 6点(2014-07-25 20:09:55)
35.  子猫をお願い
どこにでもいそうな等身大の若い女性達の、挫折や戸惑いといったものが痛ましく描かれている。ともすれば暗くなりがちな内容だったが、見終わってとっても清清しい気持ちにさせられたのは、たぶんに、最近は「リンダリンダリンダ」でお馴染みのペ・ドゥナによるところが大きいと思う。彼女はこの作品でもとても魅力的な役柄を演じている。分かり易く言うと韓国版「アメリ」といった感じ?一見夢見がちで奇妙な言動が目立つ天然系キャラかと思いきや、実は芯の強い繊細なキャラであって、自らも大きな問題をかかえながら、他人の事も放っておけないタイプなんですね。友人になにかあれば真っ先に駆けつけるのも彼女だし、バラバラになりそうな仲間をつなぎ止める重要な役柄でもある。そんな彼女の特に印象に残っているセリフがある。施設に放り込まれた友人に面会したときに言い放った言葉「もし、あなたが斧で人を殺したとしても、私はあなたの味方だから」。なんて凄いセリフだろうか。この一言で彼女の友人に対する気持ちがストレートに伝わってくる。 また、ペ・ドゥナに限らずどのキャラクターにも生々しいほどの現実感が溢れ出ていて、彼女達の生活の様子がありありと伝わってきた。脚本も書いたというこの監督は人物に対する演出力が本当に素晴らしいと思いました。監督の次回作がとても楽しみですね。
[映画館(字幕)] 10点(2014-07-09 17:29:26)(良:1票)
36.  告白(2010)
あまりに荒唐無稽。しょせんフィクションだ。中二病もここまで極めるとたいしたもんだな。 というのが見終わった私の正直な感想。あまりに重い内容に打ちのめされ観てる間十苦痛しかなかったわけで、やっと終わりかと安堵したのも束の間。ラストの松たか子の一言でさらに追い撃ちをかけてくるという、終始徹底して観るものに平穏を与えない演出が凄すぎた。疲れすぎてもう二度と観たいとは思えず、これは中島監督の力業に軍配が上がりました。
[DVD(邦画)] 7点(2014-06-30 11:50:43)
37.  ゴジラ(1954) 《ネタバレ》 
劇場で、デジタルリマスターで、遂に観た! 初めて観たのは「ゴジラ対ビオランテ」で、映画館で観る迫力に興奮し、以来ゴジラというと年に一回必ず映画館で観るのが恒例でした。したがって白黒のゴジラ作品は観たことが無く、今回60周年記念で第1作を見れるという貴重な機会なので行って参りました。  まず、戦後10年足らずでこんな作品を作ってしまうそのパワーに驚かされる、そして反戦映画でもあり、戦争の悲惨さ水爆の恐ろしさをゴジラに置き換えて描いていると思いました。勿論エンターテイメントとしても面白く、人間のドラマ部分もしっかりしているのでこの評価なのだなと感じました。 何より良かったのは、ゴジラが怖いという意見が多い中、私はカワイイ!と思わず叫んでしまうほどゴジラに親しみを覚えました。初登場シーンの山の向こうからひょっこり覗いているところとか、ミサイルの集中攻撃にあうもマイペースに、ちょっと踊りながら余裕で海に帰って行くシーンとか、最高にチャーミング! なので、ラストの海底で何も知らずに興味津々の様子で兵器を持った人間に近づいてくるゴジラを観た時、ダメー!こっちに来ちゃダメー!と夢中で叫んでいました。
[映画館(邦画)] 8点(2014-06-24 15:37:08)
38.  ゴッド・ブレス・アメリカ
ポップコーンを食べながら何も考えずに気軽に楽しめる映画を期待すると肩透かしをくうだろう。主人公はいとも簡単に軽いノリで人を殺すが、決してその行為は正当化出来るわけでもなく、しかもコメディでは無いので笑えるわけでもなくその行為をどう受け止めればいいか解らない。悪く言うと真面目に作りすぎたんじゃないか。この設定を生かすならコメディ路線が最適なのに…などと勝手な理想を言っても始まらないが。とにかくこの映画に論理感を求めては駄目だ。人生に絶望したオッサンの最後の悪あがきを黙って見届けよう。どう考えても悪い結末しか浮かばないが、躊躇することなく突き進むオッサンの吹っ切れ具合はある意味清々しい。
[DVD(字幕)] 6点(2014-05-13 19:56:06)
39.  コラテラル
マイケル・マン監督の作品はその重厚さ故、観終わった後は息が詰まるほどの疲労感に襲われるので正直苦手としていた。だが、本作は気軽に観られるようなエンタメ重視の作品だった為、マイケル・マン初心者にもお薦めできる、入門編に最適なのではないだろうか。  タクシーの運転手が殺し屋を乗せてしまったことで事件に巻き込まれて行くという巻き込まれ型サスペンスアクションで、ストーリーも至って分かりやすい。 でも只の勧善懲悪ものにならないのはマイケル・マンならではの美学が炸裂しているからであろう。タクシー運転手を演じたジェイミー・フォックスと悪役を演じたトム・クルーズ。2人とも甲乙付けがたい存在感で魅力的だ。 この2人が終盤タクシー内で交わすやり取りが印象深い。「人間なら誰にも備わっている根本的な何かが欠けてる」「お前は夢を本気でやろうとしていない」という応酬は互いの人間性を炙りだしており、凄く心に響く。 それまで言いなりになっていたマックスが自らの意志で正義の為に女性を救いに行く場面はグッと来た。 一転ラストの追いかけっこは急にホラーな展開で、ハラハラドキドキ楽しめました。
[DVD(字幕)] 8点(2013-11-21 21:16:52)(良:2票)
40.  ゴールデンスランバー(2009) 《ネタバレ》 
いわゆる巻き込まれ型サスペンス映画で面白くなかった事がない。というぐらいこのジャンルにはずれは少ないですね。 その理由を考えるに、まず主人公が無実だということを観客だけが知っている点だろう。窮地に立たされる主人公をどうしたって応援したくなるものだ。 この映画でも主人公は例によって無実の罪を着せられ、冒頭から逃げまくることになる。その過程はスピーディーであり、テンポよく進むので全く飽きさせる事はないだろう。しかし、残念なのは終盤に進むにつれ、段々粗が見えてくる所だ。何故あんなに都合良く主人公を助ける人物が続出するのか。いつの間に花火を用意したのか。目立ちすぎる車。警察間抜けすぎじゃない?などなど、あげればキリがないが、この手の映画の肝は如何に主人公に感情移入させるかだと思うので、その点においては成功してるんじゃないだろうか。堺雅人の演技が素晴らしく、最後まで目が離せなかった。   最後に、管理人さんの真似して私も伏線を一つ。  ・犯人のニュースの後に流れるVTRで白と黒のツートンカラーの猿。小猿は”白い”→犯人はシロ  という事かなと思ったんですけどどうでしょう。違ってたら御免なさい(^_^;)
[DVD(邦画)] 7点(2013-11-21 18:19:49)(良:1票)
0110.81%
1463.40%
2544.00%
3977.18%
419514.43%
500.00%
624718.28%
728521.10%
828821.32%
9946.96%
10342.52%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS