21. インファナル・アフェア 終極無間
《ネタバレ》 作っているうちに、やりたいことが拡がっちゃって収拾つかなくなっちゃったんだろうなあ・・・という印象。今作ではラウの妄想への陥りというのが重要なファクターなはずなのだが、現実の進行の方にも同じウェイトを置いているため、結局両方が中途半端になっている(キーパーソンの精神科医も、あまり上手く機能していない)。また、ラストの変な引っ張り方なんかにもその辺が表れていますね。終始ごちゃごちゃして落ち着かない感じでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-04 01:45:41) |
22. インファナル・アフェア 無間序曲
この作品でもラウとヤンが主人公だと勝手に思いながら見てしまったため、大きく違和感が残ってしまいました。ここでは主役はウォンとサムだったんですね。ただ、単なる前置きを2時間も見せ続けてどうするの?ということは、やっぱり思ってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-02 02:58:42) |
23. イン・アメリカ 三つの小さな願いごと
ほのぼの系泣かせドラマを期待して見たら、全然違って、コンセプト先行の難解な話だった。主演2人の演技があまりうまくないのが致命傷。子供2人に何とか救われている。 5点(2004-01-12 22:17:43) |
24. インビジブル(2000)
《ネタバレ》 視覚効果に無駄に凝っていながら、やっていることがその辺の小市民とまったく変わらない中盤までは面白かったのです。が、収束がただの単純ホラー+無意味な大爆発という凡庸なまとめ方だったのが何とも残念でした。 [DVD(字幕)] 5点(2003-10-27 00:07:15) |
25. 硫黄島からの手紙
イーストウッドとも思えない、ステレオタイプな軍人の描写と平坦な進行が大きなマイナス。あえて硫黄島の戦いを(しかも日本側から)描くのであれば、少ない戦力の日本軍がどうやって日本軍以上の損害を米軍に与えたのか、その背景にはどのような思考や発想があったのか、また地下壕でどれほど苛酷な環境を耐え抜いたのか、といった点の描写をきっちりとやってほしかった。 [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 4点(2010-05-26 04:30:24)(良:2票) |
26. イン・ハー・シューズ
《ネタバレ》 どこにでも転がっているストーリーなのですが、それ以上のものを感じさせないのは、脚本が致命的に面白くないからです。序盤なんかは半分くらいが説明台詞になってますし、最後の2人で写真を見て和解するところなんかは、あまりの陳腐さに絶句してしまいました。靴がどうのこうのというのも、ちょっと変わったところに目をつけてみました、鋭いでしょ、という自己満足が聞こえてきそうで、気恥ずかしくなります。尺も長すぎですね。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-11-03 01:01:35)(良:1票) |
27. イン・ザ・カット
内容にはほとんど意味がなく、主人公の精神錯乱ぶりをひたすら追い続けるだけの作品。ここまで破綻していると逆にある意味清々しいので、4点。出てくる男性陣がみんな少しも格好良くないのも、妙な徹底ぶりを感じさせる。 [DVD(字幕)] 4点(2008-10-16 03:21:14) |
28. 愛しのローズマリー
古典的なテーマなのだから、作り込みをしっかりしないと映画としてはつまらないと思うが、例えば、催眠術にかかった後での世界の見え方の違いとか、ほかの人と自分の感覚の違いによるギャップなど、おいしい視覚ネタを含んでいるはずなのに、それが全然生かされていない。なので、最後も安直にしか映らない。制作者が考えているはずの「心の美しさ」とは何なのかが見えてこないのもマイナス。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2006-01-03 20:43:39) |
29. インソムニア
スリリングさもなければ意外性も際立った人格描写もなく、わざわざ映画にするほどの内容とはまったく思えないのですが。一番強力な一瞬が、スワンクの「もう10時よ。・・・夜の」というのでは、やはりまずいでしょう。 [DVD(字幕)] 4点(2005-03-14 01:56:46) |
30. イブラヒムおじさんとコーランの花たち
《ネタバレ》 少年側も老人側も、何とも描写が観念的で、設定ありきで進んでしまっている。肝心の父親の失踪という分岐点からしても、ごくさらっと流れているので、その後も予定調和的であるし、感動も湧いてこない。 [DVD(字幕)] 3点(2019-12-14 00:53:20) |
31. いつか読書する日
《ネタバレ》 導入部の主人公の描写は、いかにも情熱と縁遠い地道な生活を送ってきたという雰囲気がよく出ていて、そこそこ期待させるのです。が、その後がまったく続いていません。児童虐待も痴呆症も同僚の不倫も、それが出てくる必然性がなく、相互にあるいは本筋ともつながっていません。なので、ラジオの場面以降も、予定調和になってしまっています。それと、もっともらしく出てくる本とか読書とかいうタームも、全然利用されていないと思うのですが。 [DVD(邦画)] 3点(2013-01-28 00:46:39) |
32. 陰謀の報酬<TVM>
まったくどうということもなく、見所もありませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-06-01 23:10:06) |
33. インベージョン
《ネタバレ》 変なゾンビとかモンスターが登場しないところには好感が持てますが、それならば、もっと一般生活を基調とした何気ない違和感に基づく恐怖を前面に出してほしいところでした。危機の起こり方や解決のし方がその辺のパニックものと変わらないので、結局、出てくるのが人間の形をしているだけで、やっていることはゾンビと同じという気がします。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-03-29 23:55:33) |
34. イーオン・フラックス(2005)
前半は馬鹿っぽいところにかえって見所があったのですが、真面目につくり始めた中盤以降、急速につまらなくなってしまいました。もっともらしいキャラをいろいろ出しておいて何一つ料理されていないのも、制作者の腕の限界を感じます。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-05-08 23:24:51) |
35. 犬と私の10の約束
《ネタバレ》 タイトルにも堂々と謳っている「10の約束」を、そのまんま台詞で一気に朗読させる芸のなさ。しかもそれが物語をまったく構成していない上に、そもそも主人公がそれに従っていないというか、思い出してすらいない。ギタリストの彼は、犬に近寄ってはいけないと厳しく言われていて実際に従ってもいたのに、引き取ったときにはそれがなかったことのようになっているとか、そういう細かい(ともいえないが)突っ込みは、しているときりがありません。あと、肝心の犬が、各登場人物を慕っているようには全然見えない(画面に嫌々登場しているように見える)のも気になりました。見どころは池脇千鶴の個人技のみ。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2023-11-09 02:13:20) |
36. イビサボーイズ GO DJ !
《ネタバレ》 アホな若者2人組が、DJを目指して聖地クラブを目指す・・・というものなんだけど、コメディの定番設定の割に、中身が滑りまくっている。というか、笑える箇所がほとんどありません。作中の主人公コンビ同様、作品自体が、あのパパとママに助けられているだけなんじゃないでしょうか。ここぞというところで下ネタに頼ってしまう姿勢も、ネタ切れを物語っています。 [DVD(字幕)] 2点(2023-07-01 00:58:58) |
37. 苺の破片
漫画家は漫画家ですと説明されないとそうであると分からないし、マネージャーもまたしかり。そして、オカマバーの人たちや母親など、周辺人物の描写にも光るところがありません。その結果、登場人物の誰も魅力的でないという困った状態に陥っています。制作者は何がしたかったんだろう。 [DVD(邦画)] 2点(2022-04-26 01:21:52) |
38. 犬神家の一族(2006)
《ネタバレ》 オリジナルの方は、後半はグシャグシャだったとはいえ途中まではあの「犬神家」の世界をそれなりに頑張って抽出していた。それから30年も経って、こんな単なる劣化コピーを出すことのどこに意義があるのだろうか。内容もさることながら、そもそもそのような制作者としての志の欠如に対しては、腹立たしさを禁じ得ない。●仮面のネタばらしという一番美味しいカードを途中で切ってしまうとか、それに伴って湖の例のポーズも三種の神器すらも意味がなくなってしまうとか、犯人には原作にあった誇り高さがまったくないとか、終盤の事件解明に至る流れはわざとつまらなく変更しているとしか思えないとか、この辺はオリジナルもそうだったっけ?何でそんなところまでわざわざコピーするの?制作者は本気でそれが良いことだと思っていたの?●で、事件がどうのこうのよりもよほどミステリーとサスペンスを感じたのは、30年経ってまったく変わっていない、時空を完全に超越している大滝秀治神官でした。 [CS・衛星(邦画)] 1点(2020-04-25 01:38:29) |