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1.  インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 《ネタバレ》 
「魔宮の伝説」といったら”トロッコ”に”カンフーキッド”に”猿の脳味噌”。トロッコのシーンはその後幾度もゲームなどにも応用された程の名作。ヒロインと子供が今回パートナーであるが、毎回違ったパターンでやり取りを楽しめる。「失われたアーク」よりコメディー路線が強くなったが、アクションはノンストップで休む暇も無い。スピルバーグ映画で一番の特徴である「楽しい」というのを最も感じる作品の一つである。ゲテモノ料理だけは本当に参った、原型ばかりだし流石にクドイ。
[DVD(字幕)] 8点(2008-11-16 17:55:55)
2.  インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 《ネタバレ》 
どの映画も3作目はガタッと落ちるものだが、このシリーズは本当に期待を裏切らない。ショーン・コネリーという超大物を抜擢し、下手をすれば変な色に染まってしまうのだが絶対にそうはならないのだから凄い。ヒロインも今回は敵方で正解。クスっと笑えるネタが多いのも特徴。不満というとナチが出てきた映画で此れほど恐ろしくないと感じた映画は初めてであった点。ストーリーの成り行きとはいえ不老長寿になった事も返って後味を悪くした。永遠程恐ろしい事はないと思っているので。(約20年ぶりに復活した続編では何も無かったかのように高齢化していたが)
[DVD(字幕)] 7点(2008-11-16 17:54:16)
3.  インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 
3シリーズ以上ですべて面白かったというと「ランボー」と「インディ・ジョーンズ」しかないのだが、それが偶然にも2作品とも10数年を経て続編が創られるという。よって嬉しい反面、期待を裏切るのではとどうしても心配になる。特に此方の方はポスターと語呂の悪い副題を見ただけで6点以上は望めないと容易に想像出来た。実際、最初の掴みで観客の半数は絶望させたように思う。先ず既に捕まっているという点、いい加減”主役は何度捕まっても絶対に殺されない”というパターンにはウンザリである。此れだけ手癖の悪い主役である、頭脳だけ必要ならば手足の腱ぐらい切れと。そして一番の問題は、エイリアン・・・。理屈では無くこのシリーズには合わないと脳が勝手に拒否反応を示す。この時点で「失われたアーク」を超えるSFの何でもありだと想像が付くのである。最後もバベルの塔でも出て最強兵器でも出るのかと思ったら、単に「Xファイル」になっただけだし。しかしそれ以外は、流石スピルバーグである。最低限世界観を全く壊すことなく、高齢化したハリソン君を筆頭に実に人間関係がコミカルに描かれている。宮崎アニメのような動きを、実写でいとも簡単に表現出来る手腕は関心するばかりである。女優だけは流石に20年も経つと辛いなという印象。  
[DVD(字幕)] 5点(2008-11-14 00:43:00)
4.  犬神家の一族(2006)
原作はしっかりしているし、角川30周年と言うだけあって実に豪華なキャストである。石坂浩二と加藤武の並びはそれだけでニヤッとしてしまうし、長女は松坂慶子でも十分だろうに更にその上の富司純子(藤純子)をもってきた所に邦画の歴史の奥の深さを感じる。今回、その昔の女優陣にどう松嶋菜々子が挑むかを期待していたのだが、正直出番の少なさにがっかりした。原作に忠実なのか知らないが、松嶋菜々子と石坂浩二の駆け引きがこれだけ少ないと流石にのめり込めない。完全にスケキヨ親子に主役の座を奪われている。そして、最大の不満は映像が明かる過ぎて、戦後直後のおどろおどろした雰囲気が全く出ていない点。金田一シリーズは戦争と階級社会という時代背景によって、狂っているとしか思えない殺人者の行動も何となく納得出来るのである。覆面を利用したトリックなどもそうである。その雰囲気を更に完璧にぶち壊したのが深田恭子、唯でさえ血色の良い顔なのに、あの”すっとんきょん”な喋り方はどうにかならなかったのだろうか。 
[DVD(字幕)] 6点(2007-10-07 08:24:46)
5.  イルマーレ(2006) 《ネタバレ》 
この2人が揃ってももう「スピード」の面影は無いね。スターらしく2人共歳をとらないが、風格は漂っている。恋愛モノは苦手なのだが、タイムトラベルを組み合わせている事で、ダレル事無く最後まで見れた。ただ、余りにオチがみえみえで辛かった、完全に先読みするタイプなので。そして、辻褄が合わないのを良しとしないので更に辛い。あの事故の被害者が主役とするとどう考えても合わないのだ。それに待ち合わせに来なかったら、普通安否を心配しないか? 最後に邦題が最悪、レストランは特に関係無い。
[DVD(字幕)] 4点(2007-06-15 00:30:10)
6.  インビジブル2 《ネタバレ》 
出演者が引き継がない続編に多く見られる、単なる”名前を借りただけ”という映画。脚本が素人の私でさえ考え付く様な内容で、クライマックス付近以外殆ど楽しめない。映像も足跡だけとか1人芝居のオンパレードで、「透明人間」の性質を実に生かした安上がりな手法である。軍も透明人間と分かっているのだからそれなりの対策を取れよ。 裸足で事故の可能性を考えると、そう凄い能力とも思えない。
[DVD(字幕)] 3点(2007-06-14 03:01:23)
7.  硫黄島からの手紙 《ネタバレ》 
戦争に行かれた方に敬意の念を抱いているし、硫黄島などについて考える機会を与えてくれたので一定の評価はするが、映画自体の出来だけを見た場合はっきり言って期待外れ。先ず、ハリウッド製作なのだから「プライベート・ライアン」の様な壮絶な戦闘シーンがあるものだと予想していた。それがどうだ、終始爆撃の音が鳴るだけで終始ダラダラという感じ、シーン毎に戦いはあるのだが、全く地形に関しての説明が無いため戦術など全く分からない。よって自害のシーンも無駄に写るのである。最も過酷な戦地の一つと言われた戦闘がどうであったか、何故予想を反して持ち応えられたのか此れを観ても全く分からない。次に、駄目邦画を思わせる脚本、シーン毎にお涙頂戴はあるのだが全体としての繋がりが無いため盛り上がりに欠ける。そして、登場人物達の性格・行動がどうしても現代的に見えるのである。最近の映画に必ずいる”憎まれ役”の存在などこの映画には必要ないだろう。渡辺謙も正義感が溢れすぎているというか、当時の将校のイメージとは違う。最悪は主役のひねたガキ、いきなりの現代語連発の不平不満の数々でこの映画の質は決まった。実際何日経った設定か知らないが、疲労感・絶望感も特に感じられず、常に冷めて観てしまう。ジャニタレがとうとうハリウッドにまで足を踏み入れてきたが、はっきり言って「いい加減にしてくれ」という気持ちである。
[DVD(字幕)] 4点(2007-05-08 00:08:22)
8.  活きる 《ネタバレ》 
この手の貧しいが必死に生きた人々を描いた中国作品に駄作無し。今回はコン・リーが控え目な役を演じており、亭主・子供達と共に実に生き生きと描かれている。終盤は不幸な娘が死なないようにと、そればかり願っていたのだが結局報われなかった。死によって盛り上げるやり方はどんな監督でも出来る訳であって、チャン・イーモウならもっと他の描き方で感動を与えて欲しかった。親より先に死ぬこと程不幸な事は無い。文化大革命と聞くだけでゾッとするが、今回「覇王別姫」程キツいシーンは無く、直接生死にも関わってこなかった。饅頭の爺さんの登場だけは未だに意味不明である。 
[DVD(字幕)] 9点(2006-12-16 05:50:19)(良:1票)
9.  インファナル・アフェア 終極無間 《ネタバレ》 
先ず「1」ありきのストーリーなど、映画として破綻している。此方は、「1」から約2年経って唯でさえ記憶を辿りながら観ているのに、それを嘲笑うかのようなあのご丁寧な時間軸のごちゃ混ぜよう、時間が代わる毎にイライラ、ストレスが溜まりまくった。しかも「2」は全く別の話ということで余計にたちが悪い。結局「3」だけを評価するしかないのだが、元々スパイだらけでややこしい上に、そのくせ平気でばれるような突飛な行動をする者が多く、本当に理解に苦しんだ。折角トニー・レオンやアンディ・ラウという、雰囲気のある役者を使っているのに心情が伝わってこないのだ。結局、「1」の直ぐ後に借りれば違った評価になったように思える。
[DVD(字幕)] 4点(2006-12-15 06:38:37)
10.  インサイド・マン 《ネタバレ》 
つまらない作品では無いが、ちょっと淡白過ぎる。見事に点数が伸び悩んでいるし。練られた脚本で良い点は多々あるのだが、一気に盛り上がるようなクライマックスでは無かった。豪華キャストもデンゼル・ワシントンに何時ものキレが無く、ジョディ・フォスターは出番が少なすぎる。犯人が人質に混じるというのは最初から分かっている訳であって、それでも最後納得してしまうのが、人質の中に一旦入っておくという行為。ただ今や「24」であるような最先端な時代に、盗聴器も見抜けないのはお粗末としか言い様が無い。ジャック・バウアーなら衛星の赤外線システムを使って、1時間で解決すると思うが。
[DVD(字幕)] 7点(2006-11-04 10:36:55)
11.  いま、会いにゆきます 《ネタバレ》 
今回初めてである、主題歌のために観るのを避けていた映画は。人間生理的に受け付けないものがあって、誰が何と言おうがこのグループの曲はすべて拒絶する。映画が良かっただけに最後余韻に浸れないのは残念。途中綺麗な曲がずっと流れているのに何故、最後だけああいう突飛なモノになるのか。内容は落ち着いた雰囲気で、終始ダレルことなく最後も感動出来た。正直、オチまでしっかり描かれていたとは思わなかった。最近の邦画は幽霊モノが多く、これも”幽霊が蘇って何が悪い!”と言わんばかりに強引に突き進むものだと決め付けていたせいもあるが。実は竹内結子の演技を見るのは初めてなのだが、ただ綺麗なだけでなく感情豊かに演じきっていた。ただ、若い頃の容姿が違い過ぎて戸惑いはした。
[DVD(字幕)] 8点(2006-07-22 04:33:32)
12.  イン・ザ・カット
唯の駄作ならつまらなかったで忘れるのだが、これは強烈に空しさばかりが残る。メグ・ライアンのファンでも何でもない私がこれだけ嫌な気持ちになるのだから、ファンはたまらないだろう。他の方々が言っている様にサスペンスとしては最低の出来で、犯人が分かっても「あっそ」ぐらいにしか感じない。刺青の目印で終始惑わそうとするなど嘗めているとしか思えない。ストーリーがこれなので、メグ・ライアンが脱いだのも下心しか感じないし、状況もあれでは単なる淫○で此までのイメージまで吹っ飛んでしまった。躰は正直醜く、それ以上に顔の皺が目に入る。ハリウッド女優は皺をとる整形をするのが一般らしいが、メグ・ライアンはナチュラルのようだ。脱ぐのなら最低自信があって初めて脱ぐべきであろう。例えば50歳で脱いだ松坂慶子の方がよっぽど綺麗なのである。結局、この映画で得をした者は果たしているのだろうか?
2点(2005-03-05 07:54:22)
13.  インファナル・アフェア
潜入捜査と言えば香港映画のお家芸であるが、時代の流れかアクション重視ではなくサスペンスだけで勝負しており、またその完成度の高さに驚かされた。アンディ・ラウは顔は良いのに地味な存在という印象しか私の中にはなかったが、今回やっとハマリ役に出会えたように思える。ストーリーであるが、設定は単純明快で誰でも入りやすく、ダブル潜入という性格上終始緊張感があり、そして最後の結末でアッと驚かされるという、実に流れがスムーズで素晴らしい。警察側の潜入捜査員は”使命”だけであれだけのリスクを負えるだろうか?と疑問は残った。
8点(2005-01-23 23:29:53)
14.  イノセンス
クリオリティーの高さは文句無しに世界一だろう、呆れる程凄かった。ただ予想通り、世界観・ストーリーについては趣味が違った。「押井節」も覚悟していた以上で本当に参った。あそこまで抽象的でこ難しい言葉の羅列は嫌味にしか聞こえない。この監督は「多くの人に楽しんで貰う」という基本的な理念が欠如している。また、押井作品はどうしても盛り下がる傾向がある。今回も中途半端な”少佐”の登場で消化不良のまま終わった。最後にビデオで観たのが悪かったのか、最初にネタばらしの説明を観てしまった。本編のアクションシーンも含まれており、もう少し配慮があっても良かった筈。
6点(2004-11-27 21:34:15)(良:1票)
15.  伊賀忍法帖
深作欣二が監督でないと、ここまでつまらないかと感じた本作。前半のエログロシーンは、当時まだ小学生だったので軽いトラウマになった。当時、よく平気でゴールデンで放送していたものだと思う。そんな中、渡辺典子が一際綺麗で、終始気の毒に思えた。好きな成田三樹夫は全くキャラが合っておらず、髭が付いた時の千葉真一はやはり壊れていた。内容に触れるのも馬鹿馬鹿しいが、結局何がしたいのかさっぱり分からないのだからどうしようも無い。
3点(2004-06-26 01:25:11)
16.  IT/イット〈TVM〉 《ネタバレ》 
前半は”少年時代の友情””約束”と如何にもキングという最高の出来であった。後半は「ドリームキャッチャー」の原点というコケ方で、”キング恐るべし”はこの頃頭にインプットされた。ピエロと蜘蛛の化け物が全く結びつかない。あと友人を招集するのは良いが、大人なのだからそれなりの用意はしておこう。銀の弾丸とか。
6点(2004-05-01 05:30:19)
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