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FSSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 854
性別 男性
自己紹介 <レビュアー引退について>

他の方にとってはどうでもいい事ですが(笑)、
こちらでのレビュアーを引退させて頂きます。
理由はあまり映画自体を見なくなった事と、
結局、映画以外にもレビューを書けるAmazonが
レビュー投稿の中心になってしまった事ですね。

長い間、お世話になりました。 2021/11/27
   
<ジャンルの好みについて>

・好きなジャンルは「ホラー」「サスペンス」「ミステリー」。
・嫌いなジャンルは「ミュージカル」「恋愛」「韓国映画」「感動押し付け系」。
・どちらでもないのは「アクション」「SF」「コメディ」「時代劇」。

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21.  殺人の追憶 《ネタバレ》 
サスペンスを下敷きにしての、韓国の複雑な歴史と民族性に対する内部批判がテーマなのだろうか。韓国社会の持つ「暗部の象徴」としての警察に焦点を当てるにしても、あまりにも刑事のやる事なす事がドラスティックに無能すぎる(笑)。過剰演出すぎて、ほとんどギャグにしか見えない。上司に「暴力は止めろ!」って何度も言われているのに、次の瞬間、テーブルに手をついて容疑者に飛び蹴りを入れる刑事には爆笑。また銭湯でチ○毛の生えていない人間を探したりする刑事とか、どこまで真面目にやっているのか理解に苦しむ。  韓国社会の実情がどうであれ、個人的にはあくまで「サスペンスミステリー」として見ていたので、【ネフェルピトー】さんの仰るように、露骨な証拠捏造や自白強要、異常なまでの差別意識、どつき漫才並の即効暴力など、まったく真実を追究する気も知性も無い刑事たちのやり方に呆れるばかり。そりゃ、あんな捜査してたんじゃ、捕まるものも捕まらないわ。犯人逮捕への執念や捜査への情熱と、やっていることの無能さがアンバランス。  主人公の刑事が少しはまともながら、「感情的」という国民性はそのままで、途中までは冷静沈着で論理的な捜査を進めておきながら、DNA鑑定が違うと分かった途端、容疑者を射殺しようとしたり、あまりにも無茶苦茶。犯人である事がはっきりしていても、証拠不十分で逮捕できないから腹を立てているのとは次元が違う事に注意。もともと容疑者と考えられる根拠と言えば、ラジオ番組に送られた「リクエスト葉書」くらいなのに、真実そっちのけであそこまで思い込んでしまうという点では、韓国人の「感情過多で冷静な判断や検証が出来ない」という国民性はよく出ているのかも知れない。  そう言う意味で、監督自身が自国を思うあまり、痛烈な韓国批判を意図した作品なのだとしたら、それなりに成功している。隣国でありながらここまで民族性が違うということを認識するにはいい作品かも。   PS.「ハイパーオリンピック」で定規技を使っているところが笑えた。
4点(2004-10-22 16:18:52)(良:3票)
22.  座頭市(2003)
オリジナルを知らないので比較は出来ないが、今作のみの評価としては「予想以上にイマイチ」、というのが正直なところ。  エンターティメントを謳っている割には、アクションもストーリーもギャグも何もかもが中途半端。やたら殺陣を絶賛する向きがあるが、金を取る以上、今時、この程度のアクション演出はクリアして当然の最低ラインでしょう(映画だけでなく、日本には漫画やアニメという、今やハリウッド映画が参考にする優れた「見本」がいくらでも存在するんだから)。「あずみ」や「VERSUS」などもそうだけど、とにかく「アクションが斬新!」と喧伝するものに限って、いい意味での「漫画的カッコ良さの演出」が分かっていない作品が多すぎる。  CGによる腕の切断シーンの違和感や、切られてすぐ吹き出る大げさな血飛沫なども不自然であまり上手い演出とは言えない。「居合」がメインのキャラなんだから、リアリティ無視でもいいから、もっと抜刀の緊張感や凄絶さを前面に出したカッコ良い演出の仕方はいくらでもあるはずなんだけどなあ(納刀したと思ったら、しゃべっているチンピラの身体が少しづつ斜めにズレて行くとか(しばらくしてから血飛沫「ブシュー!」でしょう)、その後さらにしばらくして後ろの木が倒れるとか、居合の弱点を知っている忍頭との対決とか、同じ居合の達人同士による抜刀術の撃ち合いとか)。  また、海外でも分かりやすい、言い方を変えればベタで寒いギャグを随所に入れるという媚びた姿勢も気になる(特にガダルカナルが「ギャグ担当」として出すぎでウザい)。昔ながらの勧善懲悪・義理人情物のストーリーもあってないような内容で退屈(別に正義の味方が悪いとは思わないけど、あまりにもありがち)。  特に娯楽映画の割に中盤以降がダラダラとしているのが痛い。無駄な時間稼ぎのようなシーンも多く、早送りしそうになることが多かった。特にラストのタップダンス等、斬新と評価されることを計算して撮っているあざとさが鼻につく。  浅野忠信演じる用心棒や、たけし自身の独特な演技には味があって悪くないし、一瞬で決まる居合の緊張感もそこそこ出ていただけに、アクションの中途半端さと外人に媚びた作りにがっかり。
[映画館(字幕)] 4点(2004-05-21 13:44:35)(良:2票)
23.  サスペリア(1977) 《ネタバレ》 
改めて見てみて一番驚かされたのは、この作品のビデオを販売している会社が「セガ」ということ(笑)。ゲーム専門かと思ってたから、ホラービデオを扱ってたなんて知らなかったなあ。  閑話休題。  ホラー映画を語る上で避けては通れないであろう、代表的な作品のひとつ。しかし今見ると、内容的にはゴブリンの独特な音楽とケバケバしいライティング以外、はっきり言ってほとんど語るべき部分が無いことに驚かされる。  序盤の不気味な雰囲気は大好きなんだけど、本当に「雰囲気だけ」で、さすがに今見ると基本的に内容が薄っぺら過ぎる。やたら「溜める」だけでダラダラと間延びするシーンが多い杜撰な編集もマイナス。あまりにもテンポ悪すぎ。  序盤以外、特にインパクトや意外性のある展開も無いし、血糊も今見ると、いかにも「水彩絵の具の赤色」のような不自然な色で拍子抜け。後半に行くに従って底の浅さが露呈する印象。  公開当時に見るのと、今見るのとでは、年齢的な刺激耐性の有無とも相まって受け取るインパクトや印象が全然違うものになるだろうけど、神格化された部分や「ホラー映画史における意義」などを考慮に入れずに評価すると、個人的にはこの辺の点数にならざるを得ない。
[ビデオ(字幕)] 4点(2004-02-28 04:07:50)
24.  ザ・コア 《ネタバレ》 
災害パニック映画として基本的かつ王道かつ凡庸な作り。  基本設定やストーリー展開の大枠は、まさに「アルマゲドン・地下版」。  序盤に起こる異常事態の数々はまさに嵐の前の静けさって感じで、先の展開に興味を持たせるが、地中に潜る船を作るあたりから、ほとんど科学公証無視の非現実的なSF映画に転落。  さらに地中に潜ってからのご都合主義的な展開の連続は、いっそ気持ち良いほど。途中の乗組員たちのやりとりや、用意されたシナリオに沿って行儀良く一人一人が死んでいく「泣かせる」展開に至っては失笑を禁じ得ない。日本の漫画などでは、こういう分かりやすい展開を「死亡フラグが立つ」と表現しますw。  娯楽映画としての割り切りは見えるが、どうにもハジけっぷりが中途半端。はっきり言って、二度見られる内容ではない。クジラの「歌」がラストの伏線になっていたのは良かったので+1点。
[ビデオ(字幕)] 4点(2004-02-15 01:46:33)
25.  サプライズ(2011) 《ネタバレ》 
他の方も書かれていますが、「サプライズ」なのにサプライズが無い!!動画配信サイトのあらすじ紹介で「襲撃者にとっても意外な展開に」みたいな事が書かれていたので期待して見ましたが、これと言って意外な展開など何も起こらず仕舞い。殺人者側の動機も「遺産を独り占めするため」という、これまたオーソドックス過ぎる平凡な動機で拍子抜け。途中で親戚一同や殺人者とは別の第三勢力が出てきての三つ巴の戦いになるのかと思っていたので、このあまりにも意外性の無い展開にはガッカリ。襲撃者もマヌケ揃いなので緊迫感もいまいち。ホラーとしてもミステリーとしても中途半端。
[インターネット(字幕)] 3点(2017-12-30 01:42:01)
26.  サンダーアーム/龍兄虎弟 《ネタバレ》 
身体をはってるからとか、大怪我したから傑作とは限らないわけで。  いつも通りのジャッキー映画とは言え、今回はいつも以上にストーリーが稚拙。そこをお約束の肉弾アクションで補っているんだろうけど、そのカンフーやカーチェイスも今作は中途半端。ふたりの相方にもまったく魅力が無い(特に男)。金持ちの女も命の危険があるのに、わざわざついて来る理由が分からない。ついでに存在理由も(笑)。20年前の作品とは言え、お笑い部分のセンスも古臭いし、三人の恋愛ドラマも薄っぺらい。  他の方の指摘にもあるように、てっきり世界各地の遺跡に「神の武器」を取りに行くアクションアドベンチャーかと思っていたら、お笑い要素で誤魔化すご都合主義的なストーリー展開や、邪教徒なのに正々堂々と肉弾戦を挑んできたりと、緊迫感の無い戦いばかりが目立つ、中途半端なアクションコメディ。ラストもめちゃくちゃ中途半端な終わり方。ラスボスのような強敵と戦うでもなく、何の盛り上がりも無いまま終了って…。気球に飛び移るシーンも木の枝が見えてるし。  とにかく話の持って行き方や演出にセンスが感じられない。相変わらずエンディングのNG集の方が面白い。  ジャッキーファンには申し訳ないけど、いくらなんでもここの平均点は高すぎると思うので、この点で。  
[地上波(字幕)] 3点(2007-01-21 02:59:10)(良:1票)
27.  ザ・グリード 《ネタバレ》 
B級映画としては比較的高評価だけど、やっぱりモンスターパニック映画としてありがち過ぎるかな。  この手の映画って、クローズドサークルの中で「どこから怪物に襲われるか分からない」という恐怖感くらいしか見所が無い作品が多いけど、今作も舞台が豪華客船になっただけで、従来のモンスターパニック映画からの発展が無い。モンスター相手に逃げ惑うかドンパチやってるだけで、悪い意味で単純。  ストーリーや演出にも特筆すべき工夫が無いから、どういう展開になって、どこからモンスターに襲われて、どう対処して、誰が生き残りそうか、みたいな事が全部予想されてしまう。モンスターもただデカいだけで、「エイリアン」や「物体X」のようなデザインセンスやインパクトに欠ける。主人公の仲間の女性じゃなく、指名手配されてる女泥棒が生き残るという展開も何だかなあ…。せっかくの「女泥棒」という設定が生かされていないのも不満。  何よりモンスター以上に描くべき「人間」という怪物の醜さが描けていないのが致命的。あくまで船長の行動はこの客船を停止させ、主人公たちを乗せるための「口実」でしかなく、人間ドラマとしては機能していない。強盗団の一味も武器を調達させるためだけの存在+適度なエサ(笑)。  その点「エイリアン」や「物体X」などはモンスターの恐怖以外に、上手く人間不信を煽るドラマを盛り込んでいたから傑作たり得たと思う。  今さらその劣化コピーを見せられてもなあというのが偽らざる気持ち。
[地上波(吹替)] 3点(2006-11-09 16:22:18)
28.  サウンド・オブ・サイレンス(2001) 《ネタバレ》 
まさに凡作。何もかもが中途半端。どんでん返しや凝ったトリックがあれば良いと言う訳ではないが、この手のジャンルは、今や見る側にもかなり耐性がついているので、やはりここまで工夫や盛り上がりが無い作品は、どうしても評価が下がらざるを得ない。  少女の封印された記憶という謎にも何の意外性も無いし、家族愛というお涙テーマも陳腐。もっと精神科医にしか出来ない心理的な駆け引きでもあれば面白かったかもしれないが、あまりにも謎解き部分に工夫が無い。  おまけに、とても肉体派とは言えない精神科医や「足を骨折している奥さん」にまでやられる悪党たちの体たらくぶりには笑うしかない。  少女の相手をしていた悪人も、後々改心しそうな伏線を張っておきながら、結局、悪人のまま。どうせ予定調和のハッピーエンド話なんだから、死ぬにしても最後くらい主人公を助けて死ぬくらいの使い方をしてやれって。
[地上波(吹替)] 3点(2005-12-29 19:14:18)
29.  ザ・ビーチ(2000) 《ネタバレ》 
作品として何が言いたいのか、何が見せたいのかが中途半端な感じ。  若者の暴走でもないし、楽園を目差す狂気でもないし、せいぜい「若者の休日」って程度のもの。その辺の「生き方の軽さや覚悟の無さ」がテーマなのかも知れないけど、映画として退屈過ぎ。
[ビデオ(字幕)] 3点(2004-03-01 01:46:27)
30.  催眠
何ですか、これ?原作は未読ですが、たぶん原作はもっときちんとしているのでしょう。そう願いたい。それにしても、この映画のしょぼさはかなりのモノ。ホラーにもミステリーにもサスペンスにもなってない。設定だけで突っ走って、広げた風呂敷を畳まずテキトーに終わり。催眠術やサブリミナル効果で「不特定多数」の人間のトラウマを喚起させて自殺させるという設定に無理がある。特に刑事の子供時代の出来事なんて自殺するようなことか?別に友達を見殺しにした訳でもあるまいし、あんな程度のことがトラウマになるか~?多重人格の描き方もそんまんまで、作品として何がやりたいのか散漫な印象。菅野美穂以外の出演者の演技もダイコンで見てられない。特殊メイクの出来も演出もすべてが安っぽい。で、犯人って誰でしたっけ?管野美穂のホラー女優としての可能性に期待してこの点で。
3点(2003-09-27 18:02:56)
31.  ザ・セル
「殺人犯人の精神にダイブする」というSF的アイデアは、もっと上手くやれば絶対に面白くなったはず。それなのにビジュアル的な表現にばかり気を取られて、肝心の本質的な部分をおざなりにしてしまった印象。犯人の精神世界での「謎解き」のようなものが中心になれば良かったし、見る人はその辺のアプローチを期待してたんじゃないかな。はっきり言ってミステリーとしても、サスペンスとしても、SFとしても中途半端で薄っぺらい。
[ビデオ(字幕)] 3点(2003-07-01 17:05:58)
32.  サイン 《ネタバレ》 
「必然や偶然をどう捉えるか」がテーマのようだが、あらゆる事象を必然(奇跡)と考えれば、それは自己満足であるし、クールに偶然と考えるのもつまらない。ま、どこまで行っても、結局は個人の解釈でしかない。  ただ、この作品のように露骨に「必然」を押し付けられると笑ってしまう。それこそ、他の人も言ってるように、宇宙人と戦う場面がコントに見えてくる。芸人がどつかれて転んだところへタライが落ちてくるシーンと寸分違わない(笑)。ちょっと宇宙人が気の毒(本当に悪い宇宙人だったのかも不明だし)。部屋に閉じ込められ、指を切られ、バットで殴打され、とロクな目にあってない。単に崩壊しそうだった家族愛の再構築に貢献させられただけの気の毒な宇宙人に合掌。
[ビデオ(字幕)] 3点(2003-06-24 10:14:46)
33.  ザ・フォッグ(2005) 《ネタバレ》 
つまらない作品に共通している原因は、やはり脚本構成や演出が大雑把という点。せっかくの面白そうな設定も、映画としての作りそのものがいい加減では、その設定を昇華出来なくて当然。  特に今作は、ストーリー展開上、「観客に対して伏線として開示すべき情報と、そうでない情報の取捨選択」といった脚本管理が杜撰。  かつて町を救ったとされている四人組みが「過去に何か悪事を働いた」という序盤からすでにネタバラシになっているように、謎が謎として機能していない場面が多く、飽きずに見続けさせる求心力に欠けている。ミステリーのような謎解きが中心ではないにせよ、観客の興味を持続させ、物語に没入させるためには「謎の提示の仕方」や「タイミング」と言うものにもっと気を使わなければならないはず。  こうした脚本管理に対する考えの甘さは、演出面にもセンスの無さとして表れている。例えば船で女をナンパしていた友人が怨霊に襲われるシーンでも、観客に対して襲われるところを見せてしまっているので、翌日、主人公が誰もいない船を発見して「何があったんだ」と不安に駆られても、すでに何があったかを「知らされている」観客にとっては謎やサスペンスとして機能しないばかりか、このシーン自体が時間の無駄ですらある。  しかも前述したように、この町での事件が「怨霊というオカルト絡み」であることが確定しているので、「誰かの陰謀かも知れない」というミステリー的疑念すら持つ余地も無く、最初から最後まで退屈なモンスターパニック映画として見るしかないのである。  また、襲ってくる怨霊たちも、その能力(殺し方)に統一感が無く、中途半端に何でもアリになっていて、わざわざ霧という形をとっている意味が無い。そのため襲われる側も対処の仕様が無いので、逃げるばかりで、かえって恐怖感が薄くなっている。この辺の恐怖演出にもセンスが無い。  エリザベスが前世の姿に戻るというラストも、彼女の過去や主人公との関係をきちんと描いていないから、現世の肉体を捨ててまで前世の旦那と共に逝くというオチが唐突に感じる。
[DVD(字幕)] 2点(2007-05-24 19:12:19)(良:1票)
34.  サイコキラー(2003)
なんて陳腐なサイコサスペンスなんだ。一体、何本、同じ様な作品を作れば気が済むんだろう。「聖書」の一節を見立て殺人に使う「連続殺人鬼」とか、それを追う「過去に訳ありの刑事」とか、登場人物のちょっと悲しい「意外な過去」とか、もう余りにもやり尽くされたキャラ設定や、ありがちなパターンにウンザリ。演出も何もかも、「セブン」や「羊」のコピーでしかない。  こんな凡庸極まるシナリオを平気で作れる監督や脚本家の感性の愚鈍さに、ある意味で感心させられるほど。2003年にもなって、こんな凡作を大真面目に作っていてはダメだよ。「FATE(運命・宿命)」と言う、何のヒネリもない原題も、「サイコキラー」というクソ邦題に負けず劣らずセンスが悪い。
2点(2005-02-13 17:43:20)
35.  13ゴースト(2001) 《ネタバレ》 
とにかく作品として中途半端。  ホラーにもサスペンスにもファンタジーにもなっていない。  いかにも外人の発想らしいゴーストのデザインセンスにも興醒め。悪魔のデザインとされる「装置(家)」が、あまりにも機械的というのも萎える。ストーリーも「儀式といけにえでもって、未知の扉を開く」という、さんざん使いまわされている上に、この手の設定の作品によくあるパターン同様、「開いた後の展開」を考えていないテキトーさ。  何故か霊能者の青年がだんだんカッコ良くなっていくところは笑える。「ゴーストシップ」を見ても分かるが、はっきり言って、この監督さんにはホラーやサスペンスを撮る才能は無い。まず「恐怖とは何か」ということを徹底的に勉強したほうがいいと思う。
[ビデオ(字幕)] 2点(2003-06-17 13:59:48)
36.  サウンド・オブ・サンダー 《ネタバレ》 
低画質バージョン(?)を借りたのかと勘違いしてしまうほどの、恐竜や未来都市のロークオリティCG。ブリキのハリボテのような未来タクシーのバッドデザイン。問題が起こるに決まっている大雑把な安全対策。矛盾やご都合主義など屁とも思っていないシナリオetc.etc...。  突っ込み大好きな自分としても、いちいち突っ込むのが面倒くさくなるB級っぷり。  しかし涅槃の境地に達しているようなB級映画ではなく、製作サイドがマジにやっちゃってるところがイタいというタイプのB級映画。   原作通りとは言え、「サウンド・オブ・サンダー」という、作品のテーマとほとんど関係の無いタイトルをそのまま付けちゃうのもなかなかのセンスレス。中途半端にカッコつけてる安っぽいネーミングがこれまたカッコ悪い。どうせなら「ジュラシック・パラドックス」とか「バック・トゥ・ザ・ジュラシック」くらいのダサ邦題にして欲しかった。   PS.あとからこの映画の制作費が8000万ドル近くも掛かっているという、本編をはるかに凌ぐ大ドンデン返しを知って、大いに驚かされつつ笑わされた。どこにそんな大金を投入してるんだ?ゼロがふたつかみっつばかり多くないか?
[DVD(吹替)] 1点(2006-10-20 18:54:48)
37.  ザ・ウォッチャー 《ネタバレ》 
これまた大雑把なサスペンスだな~。「羊」や「セブン」を真似ただけの駄作の典型。殺人鬼としての美学も中途半端だし、何で刑事に執着するかも不明。ラストも、「犯人かと思ったら違う死体でした」、という展開が普通だろうが、わざわざ必死に脱出するシーンを見せながら、結局は焼け死んでるなんて、意味分からん。ある意味どんでん返し。
1点(2003-12-07 03:54:29)(笑:1票)
38.  ザ・ワン 《ネタバレ》 
はっきり言って駄作。何から何まで中途半端。格闘が中心のアクション映画なのに、肝心の戦いのシーンが見事なまでに迫力不足&演出下手。例えば、主人公の超人ぶりを見せつけなければならないのに、やっていることが非常に中途半端で、カッコ悪い(走る姿のマヌケさ、ノロさ、打撃の重みやスピード感を感じない迫力不足な格闘シーン等)。また、多次元宇宙に容易に行き来できる程の超絶な科学力がある世界なのに、単に肉体的な超人に過ぎない主人公を拘束できないなんてことはあり得ない。そのくせ、それほど技術があるはずの世界で、警察官(?)たちが使っているのは、現代とほとんどかわらない銃や防弾チョッキや車である。手錠ひとつにしても、例えば「光子(フォトン)チェーン」とか(笑)、「重力ルーム」のような演出で、この世界の科学力を見せつけるとともに、それらすら突破してしまう超人の凄さを演出できるではないか。ラストシーンはちょっとかっこいいだけにもったいない。この点数は、このラストシーンのみの点数である。
1点(2003-07-01 16:34:40)
39.  最後通告 《ネタバレ》 
現代の「神隠し」として、十二人の子供が行方不明になるという話。概して「神隠し」とは、子供が自分の「存在理由」を見失っていることに起因するらしいが、そういう意味で、「何か」の問題提起を促すための作品のようだが、なんとなく思わせぶりな雰囲気作りに終始していて、結局、作中では具体的な解決は何もされないまま。「行方不明の謎」で引っ張っておきながら、「解決無し」という終わり方には、途中経過がダラダラしているだけに余計に腹立たしく感じる。  出来るだけ好意的に解釈しても、「子供がいなくなると困るでしょ」、「だから大人がガンバってもっと良い世界を作ろうよ」というような、抽象的な理想論の押し付けにしか思えない。「具体的代案」無くして、そんな事わざわざ言われても、「だからどうした」としか言い様がない。  こんな監督の独りよがりで自己完結的な内容では、伝えたいものも伝わらないのでは?
[ビデオ(字幕)] 0点(2004-09-25 14:45:57)
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