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ゆうろうさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 972
性別 男性
ホームページ http://yuromovie.blog.shinobi.jp
年齢 39歳
自己紹介 名前をdonkeyから「ゆうろう」に改名しました。
好きな監督は北野武、クリント・イーストウッド、宮崎駿、石井聡互、黒澤明など。


よろしくお願いします。

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1.  サウルの息子
「本当に自分の息子なのか?」という部分は残しつつも、「遺体を埋葬したい」という至極まっとうな考えが、非常時にはまるでハタ迷惑な行為として扱われるのが怖い。
[映画館(字幕)] 8点(2018-09-04 00:02:58)
2.  さよなら渓谷
く、暗い・・・。観たばかりで消化できないけど、日にちを置いても消化できないだろうな。前半、夫が「炊飯器買い替えようか」と言っても妻は「いらない」と言う。後半まで見ると理由が分かるのだけど、その内容が、とても重い。雰囲気重視の映画に見えて、しょぼいエンタメ以上に凝ってる丁寧な映画。もう一度見直したら新たな発見がゴロゴロ出てきそう。けど明日DVD返却するんやけどね。とはいえ、出来不出来でどうこう言うことはまだ可能だけど、理解とか共感とは程遠い映画だったな。次は気楽に楽しめるしょぼいエンタメを見るぞ!
[DVD(邦画)] 6点(2015-02-17 11:33:12)
3.  猿の惑星:新世紀(ライジング) 《ネタバレ》 
「エイリアン2」じゃないけど、「今度は戦争だ!」って感じの内容です。「銃を持ち、撃つこと」がいかにショッキングで、後戻りできない行為であるか、まざまざと見せつけられました。コバはコバなりの理由で行動していましたが、それでも銃を持つ姿は背筋が冷たくなります。ハリウッド映画は銃を撃つシーンがあたりまえのように沢山ある中で、この「銃描写」は久々に印象に残りました。 あと、ゲイリーオールドマンの「人類を救う」という言葉のむなしさ。一昔前の映画なら、圧倒的に正しい主人公のセリフだったはず。それが視点を変えればまったく違う印象になってしまう。もう、こんな台詞は嘘くさい時代になったんでしょうね。
[映画館(字幕)] 8点(2014-10-07 12:33:00)(良:1票)
4.  柘榴坂の仇討 《ネタバレ》 
るろうに剣心が大ヒットしている中、こちらも幕末明治モノということで見てきました。前半は面白くて大変引き込まれましたが、後半で失速。じっくり芝居を見せたかったのかもしれませんが、どんどんクドくなって飽きてしまいました。さすがに、「話し合いで決着」というのも腑に落ちない・・・。それができるなら13年も苦しまずに、もっとはやく答えを出すことができたのでは?「斬りたくない相手を、それでも斬らなければならない」とういう葛藤を描いたチャンバラ映画はゴマンとあるなかで、「斬らない、戦わない」という道を選ぶ結末にいたる筋道が弱いような気がしました。誰も死なずに済むのがそりゃ理想ではあるんですけどね。あと、細かいツッコミになりますが、登場人物の顔色がみんな悪い(笑)。「闇を背負っている」感じじゃなくて、「ちゃんと寝てるかい?」という感じ。映画を見てる最中、谷口崇(ぴったらず)のイラストを思い出して笑ってしまいました。 
[映画館(邦画)] 6点(2014-09-27 13:11:00)
5.  サボテン・ブラザース
小学生の時に出会っていたら、ビデオに録画してテープがすり切れるくらい繰り返し見ただろうな、という類いの映画(実際は「クール・ランニング」だった笑)。雑なとこは沢山あると思います。喋る木?透明な剣士?ミシン縫えてなくない?とか色々。けど、良い所も沢山。映画が現実の困難に対して如何に無力かを描いた上で、それでも人々に対して勇気や希望をどれだけ与えているか・・・。ただ単に映画愛を唱っているだけの作品よりか好きです。真実に気づいた後、線を超えるか超えないかの決断のシーンも良かった。直接地面に書かれた「線」を画面に映さないのもニクい。真の男とネズミの境界線は、そう簡単に目に見えるものではないのだ。
[DVD(字幕)] 7点(2014-07-05 13:07:16)(良:1票)
6.  殺人の追憶
個人的には初めて見た韓国映画だけど、その後見た韓国映画と比べてももっとも面白かった作品です。本作よりもエグい暴力映画はいくらでもありますが、これほどまでに禍々しい感情がうごめいている作品も珍しいと思います。見てはいけないものを見てしまった気分になりました。それでいて誰でも楽しめる(?)エンターテイメントとして成立しているのも呆然とします。日本の「復讐するは我にあり」なども凄い映画だと思うけれど、一般受けする作品かというと違う気がするし・・・。最後まで見ると、なんてことない田舎の風景がまったく違ったものに見えてくる凄い映画です。
[映画館(字幕)] 10点(2014-02-07 10:32:19)(良:1票)
7.  さんかく 《ネタバレ》 
映画冒頭から桃のキャラクターが炸裂していて、思わず引き込まれました。性格も難があるし手癖も悪い。それでも「もしかしたら俺も間違いを犯してしまうかも・・・」と思っちゃうような危険な少女でした。三角関係なんて経験したことは無いけれど、それ以外でも「う、身に覚えがある・・・」と思わされることの連続。「まるで映画のような素敵な恋愛」なんて一切出てこないのに、巷にあふれる凡作よりもはるかに映画らしい映画になってます。構造もよく出来てて、キャラクターの個性を人物単体ではなく「キャラ同士の関係性」によって描いています。だから、主役級の3人だけでなく脇役や役名の無い人物も含めて、至る所に人間関係の「さんかく」ができています。人間、色んな人との「さんかく」が折り重なって出来てるんですナァ。職場に桃がやってくることを迷惑がっていた佳代が、今度は百瀬の職場に押し掛けちゃったり。ストーカー被害を受けた百瀬が、気づかぬうちに自分がストーカーになっていたり。最後に登場した桃の彼氏も、もしかしたら今後ストーカーになってしまうかもしれない。もしくは、大人になってから女の子に「ストーカーをボコボコにしてやった」と武勇伝を語るのかもしれない。理解できなかった相手の気持ち、そして気づけなかった客観的な自分の姿。自分が身を置く「さんかく」とは別の「さんかく」からの視点を知れば、それがわかるのかもしれません。現実にストーカー関係で笑えない事件が起きている中で、この映画から学べることは多そう。ビートたけしがエッセイで書いていたことを思い出しました。「三角関係なんて中途半端なことをするから角が立つ。5角6角7角と増やしていけば、そのうち丸く収まる」けどこの3人、もうしばらくは角が立つ関係が続きそうです。
[DVD(邦画)] 8点(2013-11-28 09:56:38)(良:1票)
8.  サイド・エフェクト 《ネタバレ》 
薬の副作用だけではなく、事件から派生する様々な「サイドエフェクト」に翻弄される2時間でした。 見終わった後にこのサイトを見てから「そういやヒッチコックでしたわネ」と気づくくらいで、見ている間は普通に夢中になって没入してしまいました。 ここ最近、「ウソつき合戦」的な映画が増えてますね。「ジャンゴ(含むタランテイーノ映画全般)」や「アルゴ」、など、「ウソ」がキャラクターたちの運命を握っているものが多く、この作品もそういうパターンになっていて、スリリングだと思いました。 それに加え、この映画は「正論というカードの奪い合い」をしているようにも見えました。「鬱病」「殺人」「不倫」「過去の失敗」「精神異常」などのネガティブなレッテルを相手に張ってしまえば、あとはもうこっちのもの。 自分が「正論というカード」を持っていれば、相手をコテンパンにしても構わない!社会的に抹殺されてもしょうがない、悪いのはお前だかんね、という感じで、これは怖いことだなあと。薬や犯罪とはまた違う恐ろしさがありました。 その正論カードがひとたび別の人に移れば、周囲の人間の対応までコロッと変わってしまうのも印象的でした。真犯人が捕まり、失いかけてきたものが帰ってきた、めでたしめでたしという、ありきたりな決着のハズなのに、ちっともそうは思えない結末にゾクゾクします。安部公房の小説っぽい感じもしました。
[映画館(字幕)] 8点(2013-09-12 02:24:59)
9.  秋刀魚の味(1962)
学生時代に名画座で鑑賞。これが初めての小津作品でした。てっきりお客は映画マニアばかりかな、と思っていたら、会場は近所のお爺さんお婆さんで大盛況!終始笑い声が漏れて楽しい上映でした。この時の上映のおかげで、「小津作品はシネフィルだけが見るマニアックな映画」というようなイメージを持たずに済みました。今でこそ小津調の演出には馴れましたが、はじめて見たときはセリフ回しやその撮り方、編集の仕方など、いままで見てきたどの映画とも違う異質なものだったので、えらく驚きました。そのスタイルのおかげか、これがただ単に「庶民の生活を見つめた心温まるホームドラマ」とは思えなかったのも印象に残っています。ただホノボノしているわけじゃない、監督の激烈な感情が奥に込められている、そんな映画のような気がします。
[映画館(邦画)] 8点(2013-07-13 04:05:03)
10.  ザ・マスター 《ネタバレ》 
映画を見てその世界観に夢中になるのって、カルト宗教に入り込むのと似ているような気がします。「カルト映画」と呼ばれる作品も沢山ありますしね。  イベントや講演などで、映画監督の話を聞いたり直接話したりした時に、ある種の映画監督には良く言えばカリスマ性、悪く言えば詐欺師のような雰囲気が漂っていたのが印象に残っています。自分のマインドをヴィジュアルに落とし込むために沢山のスタッフを「その気」にさせなければいけないわけだから、自然とそうなるんでしょう。そういう監督にはごく一部に熱狂的な信者が沢山いるのも、カルト的ですね。特に学生のような、自力で築き上げた生活基盤を持っていないようなヤツはイチコロです。  おそらくこの映画の主人公も、地に足が着いていない、海の上でユラユラ漂っている状態でマスターと出会ったんでしょうね。外界から遮断され、ある程度の長い時間そこで過ごす軍艦やフェリーは、なんだか象徴的な舞台になっています。  後半からは主人公以外の信者も出てくるんですが、それらが「熱狂的な映画ファン」とそっくりそのままなのも、ちょっと面白かったです。 新参のファンを「にわか」と言ってみたり。心酔するあまり、「前の作品とちょっと違うんですけど・・・」と落胆したり。「作品よりも作家そのもののほうが面白いんだよね」なんて言うヤツが出てきた時は笑ってしまいました。  最初は「カルト宗教」なんて自分には馴染みが無いし、面白いのかなと思いながら観ましたが、んなことぁない!自分のすぐ目の前にある世界そのものじゃないか!と思えて面白かったです。
[映画館(字幕)] 8点(2013-03-31 23:06:43)
11.  サニー 永遠の仲間たち 《ネタバレ》 
韓国のこういうドラマ作品って、一見ベタな描写を入れるのが上手いですね。それこそ夕日に向かってダッシュを、素でやってしまいそうな勢いです。邦画は、そういうベタな描写を恥ずかしがって、描かなければいけない大事な要素まで削ってしまう傾向にあると思います。この作品は、本来描かなければいけない「青春の輝き」(書いてるのも恥ずかしいけどw)を、逃げずに真っ向から描いた良作だと思います。主人公たちの内輪だけでなく、異性や家族、敵対グループ、仲間になることが出来なかった奴、すべての人間がキラキラ輝いて生き生きとしていました。 以下蛇足の感想。クライマックス直前の女子2人の掴み合い場面は、前田敦子と大島優子がどつき合いしてるように見えてしまい、物語とは別方向の変な妄想をしてしまいました、スミマセン。
[映画館(字幕)] 8点(2012-11-27 02:01:30)
12.  SR3 サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者
 「サイタマノラッパー」シリーズ第3作にして完結編(?)  1作目から2作目にかけて、内容的にも映像的にもグレードアップしてきましたが、今回は・・・グレードアップどころではない!想像を遥かに超える物語と映像と音楽でした。  主人公マイティはどうしようもない、クズと言われても文句は言えない人間です。しかし、四面楚歌の状況の中で自暴自棄になってしまう気持ちは痛いほど伝わりました。逆に、毎日を全うに生きている普通の人々(自分も含めたいw)にこそ、共感できる人物ではないでしょうか。  毎日生きてりゃままならないことだらけだけれど、トムやイックたちのような「希望」もある。ほんの少しの差だったかもしれないけれど、誰だってトムやイックたちのように、ままならないことだらけの中でも、明るく楽しく生きれるはず。
[映画館(邦画)] 9点(2012-11-26 00:50:46)(良:1票)
13.  最強のふたり
映画が始まってすぐに「あ、これは「障害者」をテーマにした映画ではないのだな」と、自然に思わせる軽妙な作品でした。海外の映画って、これに限らず「題材」と「テーマ」の距離感が絶妙だなあ、と毎回思います。なぜか日本では「題材」=「テーマ」に直結してしまって深みの無いものがままあるのが残念なところです。
[映画館(字幕)] 8点(2012-11-15 01:43:38)(良:1票)
14.  猿の惑星:創世記(ジェネシス) 《ネタバレ》 
とても面白かった。普通に猿側に感情移入してしまったなあ。自分の日常生活の鬱憤が溜まってしまっているのかなあ(^^;)  所々で挟まれる旧シリーズのネタも、適度なバランスで配置されていて良かった。シーザーがオモチャ(?)の自由の女神で遊んでいたり、宇宙飛行士の遭難記事が出たりなどなど。  非常に大満足だっただけに、人間サイドの描写がちょっといい加減すぎて、それがちょっと残念でした。研究所やサル収容所の警備がザルすぎたり、主人公の行動がいちいちどうなの?ってことばかり。主人公はラストに、警官隊や研究所の連中を指して「あいつらはひどい」なんて言いやがりますが、一番ひでえのはテメエだよと。無断で研究を続け、薬を持ち出し、自分の父親に臨床実験も無しに使ってしまう。その上父が死んだら研究は放り出し、他人を批判しながら無責任にも会社を辞めると言い出す。人間はもちろん、猿たちも愛想をつかすよこれじゃあ。 しかし、やはり総合的に観てかなり良かった。旧シリーズを踏襲するなら、円環構造になるようにしてほしいなあ。遺伝子操作で猿の知能があがるよりも、もともとシーザーの母親は捕獲された段階で知能が非常に高くて、体内を研究すると新種ウイルスが・・・みたいな。で、続編でシーザーの母親の正体がわかる・・・とか。どうでしょう。映画が終った瞬間に「次は全面戦争よろしくおねがいします!」と思ってしまった。是非続いて欲しいです。
[映画館(字幕)] 9点(2011-10-18 02:09:07)
15.  ザ・ファイター 《ネタバレ》 
凄い面白かった。まだ4月だけど今のところ今年ベスト1!キャラもストーリーも音楽も全部よかった。ダメ人間たちの再起の物語。兄貴の出所後に、主人公が主人公として動き出す瞬間、そして最もダメ人間だったクリスチャン・ベール兄貴が「じゃあお前は何を成し遂げたんだ!」と叫ぶ場面でグッときた。
[映画館(字幕)] 9点(2011-04-24 01:00:26)
16.  サマーウォーズ
ネットや携帯が普及してきたときは「今までの恋人たちのすれ違い等の物語が通用しなくなった」と言ってる人もいたけれど、最近はネットや携帯がなければ話が成り立たなくなってきましたな。エンターテイメントとしてとても楽しめるレベルの映画だとは思うんだけど、なんか画竜点睛を欠いてるような感じ。ああー面白かった、帰ろ、で終っちゃう。映画自体がネットという小道具に使われてるように感じます。クレヨンしんちゃんの「ブタのヒヅメ」以上のものは無かったです。
[映画館(邦画)] 6点(2009-08-08 13:20:32)
17.  さくらん
美術関係はディティールに凝っていたけれども、好きなものを、好きなようにポンポンポンと並べて、まぁキレイ、というだけに感じてしまった。
[DVD(邦画)] 6点(2008-10-26 02:33:22)
18.  サンダーパンツ!
感動仕立てにしてるあたりが個人的には気に入りました。結構扱ってる題材の根は深い(笑)。演出も「ハリウッド映画」ではなくハリウッド映画のパロディーのように感じました。個人的にはエンドロールの「パトリック大好き!」がツボ。ブラックだねー(笑)
[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-04-02 17:46:22)
19.  THE 有頂天ホテル
面白いんだけど、ラヂオの時間のような、後に残るものが少なくてちょっと残念。けど面白いヨ。
[映画館(字幕)] 6点(2006-04-01 15:39:57)
20.  サーカス(1928)
私は映画を見るとき、「このシーンの演出はさすがだなぁ。スゲー」なーんて生意気に小難しい気分で見てるんですが、チャップリンの映画はそういう見方が全然できないですね。もうスルスルとむこうのペースにのって笑っております。そしてそれでもいいやと楽しく見れるので大好きです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-13 16:52:15)
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