1. THE LAST MESSAGE 海猿
《ネタバレ》 「THE LAST MESSAGE」なんつうタイトルのせいで索引から探すのが大変だったじゃないか(笑。 まぁ、たしかにB級アメリカアクションムービーな雰囲気がとても匂っていますが、 個人的には好きなジャンルだし、特に文句の言いたいところもなく、楽しめました。 まぁ、こちらはB級アメリカムービーの何十倍の予算で製作されているのが、 多少あちゃちゃというか、真剣に凄いの作ろうとして、たまたまできてしまった程良いB級感(褒めてます)が、結果オーライだと思います。 また邦画がしょうもない映画に金つぎ込みやがった!と酷評される出来ではないと思います。 [地上波(吹替)] 6点(2013-09-23 21:53:02) |
2. ザ・ハリケーン(1999)
《ネタバレ》 実話モノ。ということですが、 正直、嘘でしょ?と言いたくなるぐらいの人種差別の冤罪で22年も投獄されるハリケーン。 何年か前に、日本でも冤罪で、ずーーーーーーっと刑務所に入れられてたというケースもありましたが、 でっちあげで人の人生を狂わすなんざ、下衆の極み。しかも、たいてい冤罪に持ち込む奴らの言い訳ときたら、「もう後戻りできない」だのメンツがどうのとか、 本当に小さな理由で、よくも、まぁ、それを「裁き」と呼んだもんだ。 今作のハリケーンに出てくる田舎刑事の人種差別野郎が、この後どう失脚したのか、も描いて欲しいくらいの胸糞の悪さでした。 と、珍しく平常心を崩されるくらいのストーリーでした。 多少の脚色はあるんだろうけど、それにしても理不尽な目にあわされ過ぎ(苦笑 [地上波(吹替)] 7点(2013-04-29 21:20:50)(良:1票) |
3. ザ・ファン
《ネタバレ》 まぁ、普通かな。 デニーロの怪演で、不気味さが増しておりますが、けっこうストーリー自体は弱い。 ウェズリー・スナイプスをはじめ他キャストの奮闘も光ってはいるんだけどね。 でも、結局、傑作となりえなかったのはシナリオの弱さにあると思います。 奇行に走る路線が中途半端。「そこがリアル」と評すべきところが、あれば良いのですが、中途半端なうえにリアルでもないんだよね。 [地上波(吹替)] 5点(2013-02-14 22:30:34) |
4. さまよう刃(2009)
《ネタバレ》 元々あった小説や漫画等を、他人が焼き直し映画化となり、作品として発表する、という行為は、大体上手くはいかない例が多い。 描き手の意図するものを100%そっくりそのまま読み手が理解するということは、不可能だと思う。読み手が映画監督というプロであってもそれは然りだ。 だから、これまで数えきれない原作ありきの映画が製作発表され、多くのファンはその出来映えに一喜一憂されるのだ。 しかし、また繰り返されていく原作ありきの映画製作。 まぁ、それが面白い面白くないは別として元々いるファンだとか多少の話題にはなるので、商業的に見込まれるジャンルなので、きっとなくなりはしないしないんだろうけど、焼き直しにもほどがある時がある。今作は、残念ながらそっちの部類で原作と比べてはいけない出来だと思う。 扱うテーマが少年法や、被害者家族、加害者の人権等、もう10年以上も世論の異議を醸し出されているものなので、監督の個人的な意思も加えたくもなるのであろうが、 この件に関しては、やはり十人十色で違った感覚の人々が考えを重ね合わせても、未だ答えが出ていない。だからこそ、他人が描き手の書いてない部分勝手に解釈し、その方向へ持っていくのはどうか、と思う。 原作自体が、そのテーマに対し読み手に考えされる意図で作られた話なので、淡々と手を加えず作るべきだったのでは?と思う。 加害者に死ぬほどの後悔の念を、だとか個人的な答えが今作で出してしまった部分が最大のデメリットになったのだ。まぁ、あくまでこれも個人的な意見に過ぎないのだが。 作品的価値は正直0点か1点。演者の熱演に免じての3点といったところ。 原作未読であったり、これがこの監督のオリジナルというのなら、点数は変わってくるのだが、原作を知ったうえで観た人は、なんか変な違和感の残るラストだったに違いない。 [地上波(邦画)] 3点(2012-08-15 20:43:22) |
5. 座頭市(2003)
《ネタバレ》 うーーん。。。って感じ。 オリジナルが凄すぎるとか、わざわざ陳腐なことは言いたくないが、オリジナルの方が断然良かったな。 コッチの良さ、というか評価されてる点は「ガイジン向け」の演出でアザとさしさしか感じれなかった。 タップも別にどうでもいいよ・・。やりたきゃインド映画みたいなの作ればいいんだよ。 なんで座頭市に入れる必要あんのかね?? [DVD(邦画)] 3点(2012-03-25 11:13:13) |
6. サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS
《ネタバレ》 ラストは、泣かすためなら、なんだってやるぜ的な問答無用な手口。 でも、泣いてしまったんだから負けを認める(なんの??)しかない。 [地上波(邦画)] 8点(2011-03-10 01:53:19) |
7. 最高の人生の見つけ方(2007)
良かったです。 死を目前にした老人2人の話なので、あまり感情移入とかもしないんだろうな、と観る前は思っていましたが、なんか引き込まれてしまった。 肌の色も考え方も違う相対する二人。しかし、同じような境遇というだけで、わずかな期間でも親友と呼べるものになる、っていうのは、今の自分の年齢では想像もつかないけどリアルに感じてしまった。 親父(62歳)が、この映画が公開されたとき観に行ったそうで、この映画のことを話していたなぁ、なんてことを思い出しながら観てたら、30歳前半の自分でも、なんとなく思いを重ねて観てしまいました。 妙に悲壮的にもならず、説教くさくもならず、ただただ人生を楽しもうぜ!っていうメッセージがストレートに表現された名作だと思いました。 [地上波(吹替)] 8点(2010-11-18 23:22:36) |
8. サマータイムマシン・ブルース
ご都合主義?いやいや、これ何気に凄い脚本だと思います。 B級感タップリだけど、ちょっと衝撃的だった。 まるでパズルを嵌めているかのような映画だった。 [DVD(邦画)] 10点(2010-10-31 22:40:06) |
9. サマーウォーズ
キャラ構成、ストーリー展開等、あえて新しい事をしなかったことが、 ネット世界での戦いを更に引き立てたのか、最終的に全体の成功に繋がったように思います。 これでハッキングソフトが意思のある化け物として喋りだしたりちかしたら、普通のアニメ映画に終わっていたと思いますが、純粋にハッキングソフトとして、システムを破壊し混乱に落とし込めて行ったのが、ドラゴンボール(笑)との違いかな。 最終的に元気玉でやっつけたようなもんだけどね。 [ビデオ(邦画)] 7点(2010-08-11 22:21:09) |
10. ザ・リング
意外にもハリウッド版の方が評価されてるんですね。 ホラー自体、あんまり得意なジャンルではないからかもしれないですが、 日本版の方がインパクトという意味では強かった。 ハリウッドのほうがけっこう淡々としてるので、途中脱落しかけましたよ。 [DVD(邦画)] 4点(2009-11-26 10:38:39) |
11. ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
《ネタバレ》 アメリカ版ブラックなサザエさんというべきか。 妙におかしかったり、せつなかったりのくだりを行ったり来たりします。 深夜か日曜の昼間にダラーッと見ていたい感じの映画ですね。 家族を愛してやまないのに、愛し方の判らない親父と、それを忌み嫌う超個性的な家族達のやり取りを、ひたすら見る感じ。 深く考えてはいけません。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-04 09:11:28) |
12. サイン
《ネタバレ》 高額の脚本料が支払われたそうですが、それに見合った脚本かというと正直・・・。 家族4人を演じた演者が予想外に頑張っていたので、何とか成立した部分が大きいかも。 撮り方も、スリリングにツボを押さえてたと思います。 じゃあ、何が悪かったって?やはり脚本以外ありえないと思います。 娘が所々に水を汲んで置いておくという奇行という伏線も、「強引」としか思えないし、何より宇宙人に木のバットで戦い、そして「お水」が弱点の宇宙人。 これには良い解釈などしようがない。 妻を事故で失い、神の存在に疑念を抱いた神父が農夫となり、今回の件で再び神の存在を信じるようになり神父に戻る。 普通に宇宙人侵略的な部分を切り取って、ここの部分だけを丁寧に描いた方が良い映画になったんじゃないですかね? これみよがしに綺麗なオチをつけられても、その過程までが、あまりに自分本位な脚本な印象があります。 「シックスセンス」が当たったことにより、ストーリーを作る上でのセンシブルな部分が欠けてしまった。 「アンブレイカブル」も、そんな雰囲気あったけど、さらにひどくなった。 [DVD(字幕)] 4点(2009-10-23 08:57:20)(良:1票) |
13. ザ・マジックアワー
《ネタバレ》 パラレルワールドを楽しめない人にはまったくついていけないかも。 雰囲気自体が日本映画として異質だから。かなり舞台でしか今までやらなかったような雰囲気。 日本のお話なのに、ヤクザがマフィアチックだったり、町並みも古いヨーロッパ風だったり、おおよそ映像に具現化しても、どうなんだろう?という雰囲気。 こういうのって、平気でジャンバルジャンを日本人が演じてしまう舞台人にしかない発想なのかもなぁ。 でも、シナリオの造り方は日本屈指の構造なんだよ。少なくとも「有頂天ホテル」よりは、映画としてというか、かなり話に引き込まれた。「ラヂオの時間」ほど引き込まれはしなかったけど。 落語に似た世界かも。 映画じゃないとバレてから話がだれてしまったのは、それだけ佐藤浩市さんの演技が素晴らしかったからだと思う。 「これ、ひょっとして映画じゃねぇな」 この映画を楽しめた人には、このシーンが最高の見せ場だったし、 この映画を楽しめなかった人に向けられたメッセージなのかもしれない。 [地上波(邦画)] 7点(2009-10-06 08:17:20)(良:1票) |
14. THE 有頂天ホテル
《ネタバレ》 途中まではめっちゃ面白かったんだけどね。 だんだん、張りすぎた伏線が絡まってほどけなくなっちゃった。という感じ。 一番の違和感はカウントダウンパーティーのシーンそのもの。 最終的にここで一番盛り上がらないと行けないのですが、バラバラで動いていた登場人物たちが、このシーンに来るまでに消化しきれてない伏線が、チラチラあるので、 あの異様な盛り上がり方を、最後に「ハイ、どうぞ」と見せられても、ついていけない。なんで急にこんなテンションの上がり方してるの?という感じ。 結局、最初の導入が一番面白かったのかな。メインキャストが一通り出終わると、あとは期待外れな展開をただただ見せられる感じだった。 [ビデオ(邦画)] 5点(2009-04-22 22:06:01) |