Menu
 > レビュワー
 > FSS さんの口コミ一覧。3ページ目
FSSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 854
性別 男性
自己紹介 <レビュアー引退について>

他の方にとってはどうでもいい事ですが(笑)、
こちらでのレビュアーを引退させて頂きます。
理由はあまり映画自体を見なくなった事と、
結局、映画以外にもレビューを書けるAmazonが
レビュー投稿の中心になってしまった事ですね。

長い間、お世話になりました。 2021/11/27
   
<ジャンルの好みについて>

・好きなジャンルは「ホラー」「サスペンス」「ミステリー」。
・嫌いなジャンルは「ミュージカル」「恋愛」「韓国映画」「感動押し付け系」。
・どちらでもないのは「アクション」「SF」「コメディ」「時代劇」。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234
投稿日付順1234
変更日付順1234
>> カレンダー表示
>> 通常表示
41.  ジェイソンX 13日の金曜日 《ネタバレ》 
まあ、この作品にはホラー映画の「男はつらいよ」をめざして欲しい。  ラスト付近での「もう、いいって」というセリフや、大気圏に火だるまになりながら突っ込んでいくシーンや、それを地上で見ていたバカップルが「あ、流れ星」と言ったりと、完全に「分かってやっている」確信犯。  それを理解した上でなら、笑えます。ただ、どうせやるなら、もっとハデに、かつバカにやっても欲しかった。  エスカレートするのを望んで、次回作は「ジェイソンvsターミネーター」でお願いします。不死身度で言えば5:5。攻撃能力では4:6でターミネーター有利かな。でも良い勝負になりそうで期待は膨らむね。
[ビデオ(字幕)] 5点(2003-06-27 20:16:42)(笑:2票)
42.  死霊館 《ネタバレ》 
「エクソシスト」からあるオーソドックスな悪霊撃退系ホラー。  他の人も言っているように、実話ベースで真っ向勝負なのは良いけど、あまりにもよくある内容で、そのありがちな展開と演出には意外性が無さ過ぎて、さすがに食傷気味。  いかにも来そうなポイントをいったんハズしておいて、次の場面で「ドーン!!」とやる驚かせ方もワンパターン。  キリスト教の宗教観ありきの恐怖なので、やることの解決手段が悪魔祓いくらいしかなく、やはり日本人としては恐怖のツボが違う。ラストも少年漫画にありそうな展開で、「みんなの家族愛や友情のパワー」であっさり正気を取り戻し、あっさり悪霊を退治してハッピーエンド(笑)。  まあ、後味は悪くないので、あまり普段この手のホラーを見ない人にはお奨めできるかも。
[インターネット(字幕)] 4点(2017-12-30 22:42:42)(良:1票)
43.  シャンハイ・ヌーン
舞台や時代設定などに工夫はあるが、それ以外は良くも悪くもいつものジャッキー映画。  はっきり言って、この手の緊迫感に欠ける「お約束カンフーアクション」はもう飽きたというのが本音。せっかくのウェスタンという舞台もイマイチ活かせてないし、全体的に地味な印象。  ジャッキーの相方も中途半端なキャラで魅力に欠けるし、ルーシー・リューも「助けられるお姫様」役は似合ってない。ラスト辺りで少しアクションもこなすが、どうせなら「チャーリーズエンジェル」ばりに戦いに参加した方が面白くなったんじゃないかな?  また、他の方も指摘されているように、ラストでジャッキーの嫁がオーウェンとくっつき、ジャッキーは姫とくっつくと言うのも何かおかしいw。   とにかく娯楽映画としての割り切りが足りない。
[地上波(吹替)] 4点(2006-12-22 16:47:44)
44.  6デイズ/7ナイツ 《ネタバレ》 
結局、ハリソン・フォードがちょいと頼れる男の役をやるだけの中途半端なサバイバルアドベンチャー。お粗末な内容ではあるが、辛うじて暇つぶし程度にはなるレベル。このゆるゆるな感じが意外と悪くない。  ただ、せっかく少しは感動させられるはずのラストのセリフにセンスが無い。例えば「これからはややこしく生きる事にした」じゃなくて、自分の気持ちを偽らないと言うなら「シンプルに生きる事にした」でしょ。  また、「家と言うより、小屋だな」と言うセリフに対しては、彼女は「ベッドくらいあるでしょ」じゃなくて、「無人島よりはマシでしょ、ウフフ」じゃないと。
[地上波(吹替)] 4点(2005-08-06 23:11:21)
45.  ジャッカル
何ともオーソドックスと言うか、古臭いシナリオ。全体的にまとまってはいるけれど、これではあまりにも普通過ぎる。もう少し、独自の工夫やアイデアを入れる心意気が欲しい。  リチャード・ギアも好きな人には申し訳ないけど、今作に関して言えば、何とも存在感が希薄で、まったく魅力が無い。キャラとしても中途半端。  ブルース・ウィルスも、演技自体は悪くないものの、あえて彼を「非情の殺し屋」にキャスティングする意図が不明。他に適役はいくらでもいるだろうに。  いかにも豪華キャストで客を呼ぼうと言う志の低さが見て取れる。  
4点(2005-03-02 16:06:57)
46.  シュレック
カッツェンバーグとディズニーの確執についてはどうでもいいけど、本人曰く、「これまでのアニメ映画の常識をことごとく覆す作品」とまで公言しておきながら、結局、昔ながらのよくある「おとぎ話」の基本パターンから何も脱却しておらず、風刺や皮肉と言っても、お姫様がカンフーアクションをするという程度の「薬にもならない毒」なのだから、失礼ながら失笑を禁じ得ない。  海外でのアニメ・漫画文化の発展性、多様性の無さについて、色々な意味で納得しつつも考えさせられる内容だった。  
[DVD(字幕)] 4点(2004-11-13 00:38:22)
47.  11人いる! 《ネタバレ》 
やはり原作が古いだけに、「何故11人いるのか」、という点でのストーリー展開やオチはありがち。「閉鎖空間でのテスト」となれば、突発的なトラブルに対する柔軟性や、他人との協調性を見るための「仕込み」であることなんて、あれだけ優秀な人間の集団なら誰かしら気付くと思うけどなあ(笑)。そこら辺での意外性に欠けていたのが残念。  原作自体は未読なので、キャラに対する違和感は特に無かったが、問題は肝心の人間描写がかなり大雑把なところ。特に王様やその腰巾着などが典型で、「人間関係や状況を悪化させるためだけ」の存在にしかなっておらず、あまりにもキャラ設定として安易過ぎる。  また、他のキャラもちょっとした事ですぐタダを疑ったり、王様のアジテーションに簡単に惑わされてパニックになったりと、これまた「煽動されるだけのバカ」にしかなっていない。あまりにバカ過ぎて見ていてイライラさせられる。いくら何でもフロルも日和見過ぎるだろ。温度調節バー(?)の件も、状況を見ていたんだから、ワザとか偶然かなんて分かるだろ。と言うか、信じてやれよ!  ラストにしても、あれだけタダの事を疑って、罵詈雑言、誹謗中傷してた連中が、合格したとたんに長年の親友のように振舞うところもシラける。   ただ、最近のアニメには無い個性的なキャラデザ自体は魅力的だし、あまり他に見ないアニメによる「SFサスペンス」をやってくれた事自体は評価したい。もう少しひとり一人のキャラ描写や心理描写、謎の提示などがしっかりしていたら傑作になった可能性があっただけに残念。 
[ビデオ(邦画)] 4点(2004-10-01 16:00:52)
48.  10億分の1の男 《ネタバレ》 
発想は良いが、せっかくのアイデアを生かせていない。  致命的なのは、「森を目隠しして走らせる」とか、「虫を頭につかまらせる」といったように、「運を試すイベント」にまったく面白さや意外性、突飛さが感じられない点。やはり自分の運の強さを見せつけるなら、見ている我々が「おいおいっ」と焦ってしまうくらい突拍子も無いことをして欲しかった(例えば、無造作に崖から飛び降りたのに、木の枝がクッションになってかすり傷ひとつ無いとか、屋上から落された無数のナイフやガラス片の中に立っているのに平気とか)。  「運」と言う概念が抽象的だからこそ、映画内ではその存在に説得力を持たせるような描き方を徹底するべきだった。その辺の描き方が中途半端なため、ボスの老人がそこまで凄い運の持ち主には見えず、魅力にも乏しくなっている。ジイさんの「運を吸い取る」というスタンド能力(笑)みたいな設定も無意味。  また、そもそも何のためにあんな事をしているのかがよく分からなかった。子供の頃に自分だけが生き残ったことに対する罪悪感があるとしても、こんな不毛な事やってたってしょうがないじゃん。カジノ経営なんかやってないで、生き残ったことに感謝して、その運の強さを世のため人のために使えばいいのにと思ってしまう。  対戦相手もあんな危険な賭けを受けている理由がいまいち分からない。しかも賭けの対象が「相手の指」とか「命」って時もあるけど、そんなもんもらってどうすんのって感じ。と言うか、こんな目にあってる地点でみんな運悪いだろ(笑)。 
[ビデオ(字幕)] 4点(2004-08-25 04:26:05)
49.  Jam Films 《ネタバレ》 
・『the messenger』~ダメだ、この監督。相変わらず、どこかで見たようなストーリー設定や演出にキャラ造形のオンパレード。全てが「借り物」の域を出ていない同人作品。ちょっと漫画やアニメを見ている人なら、素人でも作れるレベル。「短編」にも関わらず「長編っぽい」作り方を平気でやっている所に、この監督のセンスの無さが窺える。ビジュアルに気を使っているだけ。0点。  ・『けん玉』~コメディとドラマのバランスが絶妙でテンポも良い作品。ほんわかした中にも、男女の恋愛感情の性差が鋭く描かれている。篠原涼子の自然な可愛らしさが出ていて、女優としてのレベルが意外に高いのが分かる。短編ゆえの傑作。8点。  ・『コールドスリープ』~ありがちなSF的設定をコメディタッチに仕上げたのは目新しいが、「笑い」と「真面目さ」の配分が中途半端なので、本来は突っ込まなくてもいい所を突っ込みたくなる。コメディというよりブラックユーモア作品。4点。  ・『Pandora ~Hong Kong Leg』~フェチズムに対する拘りが中途半端なので何が言いたいのか意味不明。全体的にテンポも悪い。1点。  ・『HIJIKI』~SABU監督のような世界観。現実と非現実の微妙な境界世界を象徴するかのような黄昏迫るアパートの一室で繰り広げられる、これまたコメディともサスペンスともつかない不条理ドラマ。撃たれて終わりというラストも安易。4点。  ・『JUSTICE』~「ブルマを愛でるくらいの余裕があれば世界も平和」というテーマがひしひしと伝わる(笑)。しかしブルマ以外の魅力は皆無。ブルマ復活を願って、5点。  ・『ARITA』~広末涼子のARITAを受け入れつつも困惑しているような独白がちょっと可愛い。ただ、さすがに何の謎解きも解釈も無いまま終わらせるのは手抜き。5点。  ・・・という訳で、平均してしまうと4点くらい。どの作品もちょっと思いついた小ネタに肉付けした程度で、『けん玉』以外、これといった作品が無かった。まあ不遜を承知で言わせてもらえば、現在、第一線で活躍しているであろう気鋭の若手が揃って、この程度の作品しか作れないと言うのだから失笑を禁じ得ない。せっかく映画を作れるという稀有な立場にいるんだから、もっと精進せんかい!
[ビデオ(字幕)] 4点(2004-06-11 19:28:11)
50.  真実の行方 《ネタバレ》 
どんでん返しのために、自己矛盾に陥っているような脚本。「二重人格を装った知能犯」とするには、あまりにも綱渡り的で不確定要素が多すぎるのでは?最初から精神病による審理無効を狙うくらいなら、普通にアリバイを作った方がいいんじゃないのかなあ?普通ならそのまま有罪になる可能性の方が圧倒的に高いはず。ラストもそのままやられっ放しで終わってしまい、イマイチすっきりしない。なんか、「どんでん返しのためのどんでん返し」という感じ。
4点(2004-02-26 00:54:40)
51.  自殺サークル 《ネタバレ》 
序盤のインパクトや雰囲気は最高。病院でのエピソードまでなら傑作と言っても良い。  しかし、その後ローリーが歌を歌い始めたところから様子がおかしくなる(笑)。一瞬、「すわ、「発狂する唇」の再来か!?」と身構えた。まあ、あそこまでデタラメではなかったが、結果的に破綻する事に違いはない。  安易な自殺を通して、現代の若者の病理を描いたつもりだろうが、スタイルだけで中身がスカスカ。ミステリーっぽい伏線も、まともな説明がないまま放り出してある。ラストの子供達も露骨に「エヴァンゲリオン」のパクリ。こういう上っ面だけをパクるから、エヴァまで同列に見られてしまう。ファンとして迷惑。「破綻していそうで、破綻していない」のがエヴァ。「破綻していそうで、やっぱり破綻している」のがこの作品。似て非なるもの。  とりあえずテーマだけは深いので、もう少しまともな撮り方をすれば傑作になった可能性があるだけに惜しい。
[ビデオ(邦画)] 4点(2003-10-21 12:59:27)(良:1票)
52.  呪怨 (2003)
このシリーズ最大の不運は、「リング」同様、あまりにも有名になり過ぎた事と、他ならぬ監督本人が、自分の作品のどこに魅力(恐怖の本質)があったのかをまるで理解していなかった事だ。  OV版の恐怖感は、直接的な霊現象よりも、あくまで「人間」の持つ欲望や嫉妬心といった、深い業がそこに絡んでいるから生じたものであり、この劇場版のように、すべてが霊現象ありきではないから傑作足り得たのだ。  とにかく劇場版は恐怖表現が「ワンパターン」で飽きてくる。伽椰子や俊雄が露出しすぎ。幽霊でも何でも見慣れたら、それは非日常から日常に堕してしまうという事に留意するのが、「恐怖」を演出する上での最低限の常識では?  出てくるタイミングにも工夫がなく、全編通して安易な演出のオンパレード。女子高生に至っては失笑するしかない。まるで「伽椰子と愉快な怨霊たち」。ほとんどテーマパークのお化け屋敷のノリ。  もはやストーリー性も無く、各エピソードにもまったく繋がりがない。ストーリー性が無いので、時系列をバラバラにする必然性も感じないし、単に分かりにくくなっているだけ。
[ビデオ(字幕)] 4点(2003-10-21 12:16:58)
53.  ジュラシック・パーク
maxさんの意見に同意。「恐竜が描かれているから、人間が描かれてなくてもいい」という評価があるのには呆れた。傑作「ゾンビ」では、ゾンビの存在はあくまで人間ドラマを際立たせるための「素材」という位置付けでしかなく、「ゾンビを描くために作ったパニック映画」ではないから傑作なのです。「パニック映画にストーリーなんていらねーよ」という見方も、そりゃひとつの見方ではありますけどね。しかし、パニック映画として見ても、登場人物達のいかにも「状況を悪化させるための」、ひいては「パニック映画として成立させるための」バカでお約束な行動の連続にはイライラさせられることも事実(動いちゃいけないところで動き、単独行動すべきでないところで、単独行動をして襲われる)。もっと深い内容に出来るはずの作品だっただけに、単純なパニック映画に仕上げられたことが残念です。
4点(2003-10-03 04:06:55)
54.  真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章 《ネタバレ》 
これだけ有名な作品なのに、かつて劇場版が一作しか作られていないとは意外。もっとも連載当初からの原作ファンで、期待していたアニメ版の「ユーアーショック!!!」にショックを受けて以降、アニメ版はギャグとして認識→黙殺しているので、変なモノがあまり世に出回らなかっただけ良かったとは言えるのかも。  ---閑話休題。  と言うわけで、今回、初めて「北斗の拳」の劇場版を見てみたけど、内容的には「サウザー編」のダイジェスト版って感じで、そこにオリジナルのエピソードを適当に混ぜてみましたって程度の出来。  何よりオリジナルキャラのレイナとソウガにまったく魅力が無い上に、ラオウとの絡みもあって無いようなもの。あのラオウと対等の口を利くというのも違和感ありまくり。何のエピソードも無いのに、そこまでのキャラとして出すのは無理がある。だいたい「修羅の国出身」という設定も何も生かされていないし、そもそもこのオリキャラがこの作品にとって必要な存在とは思えなかった。まして中盤以降、ラオウすら傍観者になってしまう始末。どこが「ラオウ伝」なのかと。  ケンとシュウの関係やサウザーとの闘いも原作の簡略版だから、原作を知っている者にとっては今さら何の新鮮味も意外性も無いし、原作を未読の人にとっては(そんな人が見に来るとは思えないけど)、展開が早過ぎてストーリーやキャラの関係を理解できないと思う。そのくせ肝心のサウザーの過去話は完全省略。  既にキャラ的にもストーリー的にも完結している作品だから、ストーリーの大きな変更や、旧キャラに影響を及ぼすような新キャラなどを追加する事は難しいとしても、ここまで原作のダイジェストだと、わざわざ劇場版として作る意味が薄いと思う。  さらに、ある意味で「期待通り」と言うか、「予想通り」と言うか、ケンシロウとラオウの声を担当する例の御二人が低レベル。まだ阿部寛はマシだが、ラオウの宇梶剛士がヒドい。技術的にも声質的にもミスキャストであるのは明白。もともと芸能人をメインキャラに起用する事自体が間違っている。  この辺の作品に対する愛着や拘りの無さが、いかにもブームの再燃に乗っかって作っただけである事を物語っている。丁寧な作画に対する敬意と、今後の期待を込めて、おまけで+1点。
[地上波(邦画)] 3点(2007-04-22 16:29:29)
55.  60セカンズ 《ネタバレ》 
中途半端。  望まない車泥棒をやらされる主人公の苦悩も、かつての仲間たちとのドラマも希薄。見所であるべき盗みのシーンもあっさりし過ぎているので緊迫感に欠け、面白味が無い。コメディや恋愛要素も中途半端だし、カーチェイスもとってつけた感じで迫力不足。  また事情はどうあれ、あれだけの派手な盗みをした事は事実だからどうやって纏めるのかと思いきや、案の定、何のお咎めも無いご都合主義的なラスト(ハッピーエンドは好きだけどね)。  序盤はテンポも良いし、ニコラス・ケイジのキャラクターもハマっているから、本来はもっと面白くなっても良さそうなのになあ…。
[地上波(吹替)] 3点(2007-03-19 22:58:36)
56.  Jam Films2 《ネタバレ》 
「Jam Films」→「Jam Films S」→「Jam Films 2」と、このシリーズを見てきたが、共通しているのは、どの短編も高校生の自主制作映画レベルで、自己満足以上の商品的価値を持った作品がほとんど無いことだ。毎回、監督は総入れ替えされているが、若手らしいパワーや独創性に溢れる作品には一作もお目にかかっていない。こんな既存作品の廉価版みたいな映画しか作れない若手が、第一線で活躍しているというのだから呆れる。  ・『机上の空論』~何故か似非日本を舞台にした恋愛のHowToビデオから始まり、後半はそれを参考にした男の恋愛話という二段構成のコメディ。結局、「現実は理屈通り行かないよ」というありきたりなオチ。レクチャービデオの「バカな事を大真面目にやる」というお笑い部分も、日本のコント番組や一昔前のギャグ漫画などでよく使われてきたもので、笑いとしてはかなり使い古されたパターン。ワイヤーアクションも中途半端すぎ。笑いにしても何にしても、やるならもっと徹底して欲しい。4点。  ・『CLEAN ROOM』~無菌室に閉じこもった少女の精神的自立を描いたであろうストーリー。結局はよくある内的世界を打ち破る成長物語。ラスト付近の雰囲気やエンディングテーマはなかなか良いが、全体的にはよくある「イメージ先行型」の作品で薄っぺらい。3点。  ・『HOOPS MEN SOUL』~これも、いかにも最近の若手クリエイターが撮りそうな作品。ひとつのジャンルに徹底することが出来ないのか、する気が無いのか…。真剣さの中に、おふざけの要素を露骨に取り入れることで、両方の要素を際立たせようとする、演出において一番安直なパターン。2点。  ・『FASTENER』~これも真面目さとおふざけのバランスが悪い典型。何故かキスされた途端に、少年が大人になる為の現実と幻想の世界を彷徨う旅をする話。問題は、その人生の矛盾や生きる意味を問うための脳内妄想旅行(?)が、まったく面白くないこと。思わせぶりなエピソードを繋いだだけで、具体的な主張性や問題提起の無い薄っぺらなストーリー。これもイメージ先行型の作品。1点。  と言う訳で、今回も平均すると3点くらい。どの作品も中途半端で、発想や演出のすべてが、どこかで見た事のある借り物のパッチワークの域を脱していない。もう少し、荒削りでもいいから、若手らしいパワーや独創性を感じる作品が見たい。
[DVD(邦画)] 3点(2005-10-31 13:25:36)
57.  失踪(1993) 《ネタバレ》 
「失踪ネタ」は大好きなので期待したけど…、犯人そのままやん!  序盤におけるネタばらし気味の展開に、「フッ、これはミスディレクションというヤツで、この『いかにも怪しげで、犯人以外に見えないオッサン』はフェイクだな。まったく、露骨過ぎるんだよ。さ~て、本当の真犯人は誰かな~」と思いながら見てたら、何と驚愕の肩透かしが!!!  まさに「妄想は危険な凶器」。サスペンスやミステリーに慣れている人ほどダメージがデカい。これもある意味どんでん返し。勝手に一週回ってスタート地点に戻ってるのは自分だけど。
[ビデオ(字幕)] 3点(2004-10-10 12:33:40)(良:1票)
58.  ジェニファー8(エイト) 《ネタバレ》 
これまた中途半端。サスペンスとしては極めて王道的な作りで、それなりに過不足無く出来ているが、その分新鮮味は皆無。個人的にはこういう「連続殺人鬼を追う刑事」とか、「その過程で守るべき女性と恋愛に落ちる」という設定にはもう飽き飽き。「離婚経験のあるちょっとアウトローな刑事」という人物設定もワンパターン。  たいした展開がある訳でもなく、全体的にダラダラとしているのもマイナス。犯人の意外性、動機、謎解き、犯行の手口等、どれを取っても見るべき目新しいものが無く凡庸。もっと独自のアイデアをひとつでも取り入れるチャレンジ精神が欲しいところ。  逆光で誰だかはっきり見えないのに主人公の名前を叫んで撃たれる、ハタ迷惑なバカ刑事とか(だいたいビルには犯人が潜んでいるんだから、様子のおかしいヤツが出てきたら、まず犯人だという前提で対処しろよ!)、署長を始め、他の刑事があそこまで無能で非協力的とか、とにかく単に「主人公の行動を邪魔して苦労させる」というトラブルのためのトラブルが多過ぎる。  ラストも本人が解決せず、そのままご都合主義的に唐突に終了。切り方が早すぎて、余韻を味わうどころの話じゃない。ジャッキー・チェンの映画並(笑)。あれだけ疑われていたのに、目撃者もいない状況からふたり揃って無罪放免というのも無理がある。序盤の丁寧な作りが最後まで持たなかったような作品。
3点(2004-06-19 17:44:40)(笑:1票) (良:1票)
59.  13階段 《ネタバレ》 
結局、「死刑制度反対」とか、「罪を憎んで人を憎まず」ってことが言いたい社会派サスペンスなのか?  この作品も、よくある死刑制度反対論者の主張のように、「加害者側からの視点」が中心で、動機にも同情すべき点があることが強調されているように思える。共通している問題点は、「殺人」という行為を、「過失致死」も「計画殺人」も「死刑による死」も、すべて同じレベルで捉えている点だろう。殺人事件には、動機も含めて、それこそピンからキリまであるわけで、ケースバイケースに考えなければならない問題であることは言うまでもない。冤罪を盾にして、同情や奇麗事で片付けられる問題ではない。   作品としての評価は、ミステリーとしてもサスペンスとしても中途半端で、ご都合主義のオンパレード。特にラストでフィアンセが目覚めるというシーンの余りにも都合の良い「お涙頂戴」な展開には笑ってしまった。どこかで見たような、こんな安っぽいシーンや陳腐なセリフで感動できる訳がない。また、こういう状況下で娘が結婚したり、「タンポポを見ました」というセリフの後で、崖にタンポポが咲いていたり、そのタンポポが本に挿まれていたりと、とにかく感動の演出手段が安易で押し付けがましい。
[ビデオ(字幕)] 3点(2003-12-19 17:29:33)
60.  ジュマンジ
これまた中身の無い、消費型娯楽映画の典型。まあ、頭をからっぽにして見るべきものだとは思うけど、どうにもハジけ方が中途半端で、コメディにもアドベンチャーにもなっていない。当時としてはCGのレベルはかなりのものだとは思うが、やはりこの手の「CG礼賛映画」に共通して感じることは、CGで描かれたものの「重みや存在感が希薄」ということ。実際のセットとの同調にズレがあったり、動きが不自然に滑らかすぎたりするので、中途半端にリアルなだけに齟齬が目立つ。この頃から「見所はCG、ストーリーは二の次」という主客転倒した映画(と、それを絶賛する観客)が増えて来ている。何でもCGに頼るのではなく、もっと効果的な使い方を考えて欲しい。
3点(2003-10-07 22:54:01)
0475.50%
1627.26%
2647.49%
312514.64%
416319.09%
514516.98%
6829.60%
7758.78%
8495.74%
9303.51%
10121.41%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS