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よしのぶさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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41.  知りすぎていた男 《ネタバレ》 
半世紀前の映画の演出法は現在とは随分違っていたんですね。いろいろと勉強になりました。オーケストラのシンバルと共に暗殺が行われる。旅でマッケナ夫婦に近づいてきた怪しい男が殺される。秘密を知った夫婦の息子が誘拐される。夫婦は自分たちだけで息子を探し出そうとする。歌で息子の居場所が判明。息子を探して戻ってきましたのオチ。極上の設定ですね。北アフリカの異国情緒とオーケストラも堪能でき飽きません。サスペンスなのにユーモアが随所に見られるのが特徴。またホテルに知人が大勢押しかけてきたり、剥製屋でドタバタを演じて見せたり、「息抜き」の部分があります。また敵のエージェント夫婦が高齢で善人だったり、拳銃で撃たれても血は見せない。これらは観客に安心してみてもらうためでしょう。当時の観客にとって息子が救助されてハッピーエンドになるのは当たり前だったでしょう。展開に手に汗握り、画面に釘付けになるような昨今のリアリティを追求した演出は望んでなかった。そういう要望に応えた演出でしょう。あざとい演出とは無縁で、品のよさを感じました。現代映画を見慣れていると、テンポがのろく、ゆるく感じられます。製作時代を考慮し、頭を切り替えて観る必要がありそうですね。気になったところ:①ジョーが暗殺現場を知ったのは警部に助けを求めにアルバートホールに行ったためで全くの偶然。たまたま警部が首相を警護していた。脚本でここが一番弱い。②サイレンサーを使えばいつでも撃てた。③大使館の敵ボスが捕まっていない。④子供があんな指笛を吹けるの?⑤スナイパーの顔はインパクトあった。音楽に合わせて乱闘、転落するシーンは絶品。⑥マッケイは大使館に子供がいるとどうしてわかった?ある意味「知りすぎていた男」だ。
[DVD(吹替)] 7点(2009-09-22 21:37:45)(良:1票)
42.  シェルブールの雨傘 《ネタバレ》 
ここでの歌詞は詩ではなく台詞。日常会話にメロディをつけただけ。ちょっとぞんざいな印象を受けました。で、踊らないんですね。歌も吹き替えだし。オペラの手法に近いわけですね。でストーリーですが、「ギルなしでは生きられない」と言っていた16歳のジェヌ。愛する人の子供をみごもり、まずはめでたしと思っていたら、出産前に別の男と結婚するという怒涛の展開へ。なぜ!なぜ!なぜ!たった9ヶ月も待てないの。男は戦場で死にそうな目にあっているというのに。とても切ないです。「太陽と死が一緒だった」戦場の様子が描かれてないので、女性に同情が集まるのでしょうね。男は不利だ。二人の間に誤解があったわけではないのに。結局、お金のためですか…。女なら愛に生きてほしかったです。カサールはジュヌをろくに知りもしないのに「理想的な女性」などといって結婚を申し込む。妊娠を知っても「僕達の子にしよう」などと平然。どんな性格?カサールは失恋の痛手を知っているのだから、ここは援助だけして、身を引きましょう。帰還したギルの心は荒み、仕事は辞めるわ、娼婦に手を出すわで大変。でも叔母の遺産とマドレーヌの献身のおかげで立ち直る。叔母の遺産というところが安易すぎますが。で、数年後の再会へ。ここはよかったですよ。「元気だったかい?」「ええ」「子供に会う?」「いや」ほんの短いやりとりの中に、数奇な運命をたどった二人の押し隠した心情が思いやられてじーんと来ました。二人とも世間並みに家庭を持ち「不幸ではない」が、もしもあのときという思いが心を去ることはない。でもこの再会で少しはふっきれたことでしょう。余韻の残る東洋的な結末で、感心しました。どうでもいいけど気になったこと:傘店なのに傘がおどろくほど少ない。病床の老いた叔母までが歌わなくてもいいのに。最初の方で二人が歩いてなくて台車に乗って移動するシーンがあったけど、ばればれ。ギルのアパートの壁ぼろすぎ。ジュヌのアパートの壁紙はあんなにきれいないのに。あの娘は大きくなったら本当の父親に会いたくなるんでしょうね。そのときは会ってあげてください。もうひとつの「雨傘(保護者)」として。
[DVD(字幕)] 6点(2009-09-21 01:40:51)
43.  ジャイアンツ 《ネタバレ》 
古い価値観が時代と共に剥落してゆく物語。テキサスの大牧場主ベネディクト家の当主ビックは美しい娘レズリーと結婚する。その未来派薔薇色に見えたが、人生は彼の思い通りには進まない。姉と妻の諍い、姉の死。妻は夫に従順に従わない女権主義者で、家の習慣を守らず使用人と仲良くしたり、村に出入りする。息子は跡を継がずメキシコ人と結婚、姉娘の夫は独立して小さな牧場主になるといい、妹娘は仇敵ジェットを好きになる。戦争で、牧場の一部をジェットに売らなくてはならなくなる。レストランでの殴りあいで、打ちのめされる。妻はその姿が「英雄に見えた」という。どういうことか?それは長年メキシコ人に偏見を持ち、差別してきた夫が、メキシコ人のために体を張って、殴りあいをしたからだ。喧嘩に負けても、真に弱いものの味方になったのだから、精神的には勝利。心の勝利者こそが人生の真の偉人(GIANT)という物語。ジェットに目を向けよう。レズリーと初対面のとき彼女はすでに結婚していた。最初から報われない恋だ。が、これは脚本のミスだろう。未婚の彼女に恋心を抱き、失恋する設定でないと、あとの物語が続かない。土地かお金か選ぶときに土地を選んだのは、レズリーの近くに住みたい気持ちがあったから。石油採掘に成功し、成金に。病院を寄付する善意も見せる。空港を作ったり、ホテルを経営したり、ビジネスの才能もある。ラズと付き合うのは、母の面影を追っているため。が、前半に彼の恋愛感情に触れる場面がほとんどないので感情移入できず。ビックが彼を嫌っている理由も不明。ジェットが石油を掘り当てたとき、ビックも採掘すればいいのに思った。当然石油が出て、邪魔できたはず。二人とも不器用な人間だ。ジェットは人生の敗者?失恋の空白を酒とお金で埋めるような生活を25年も続けてきた。だが悔い改めるのに遅すぎることはない。これから失った人生を取り戻すことは可能でしょう。ジェットを悪人として描き、最後は破滅する物語にすればインパクトがあった。少なくとも彼の苦悩をもっと描くべきでした。レズリーは村人を助ける活動をしていたが、その成果があいまい。政治にまで口を挟もうとしていたが、どうなったのか。このあたりが中途半端で、女の自立物語としてのカタルシスを得られない。また四代の物語なのにビックの父や祖父が登場しないのも未消化の原因。
[DVD(字幕)] 7点(2009-09-16 02:41:29)
44.  G.I.ジョー(2009) 《ネタバレ》 
武器や戦闘アクションシーンが好きな人向きの映画。善悪がはっきりと分かれていて、とてもわかりやすい。簡単に敵の基地がわかって、もぐりこめたりします。武器も自分で作っておいて、それをわざわざ盗むとか、チープ感満載です。そーいえば、ライバルをほめただけの理由で自分の武道の先生を殺す少年とかでてきて、完全にお子様向けの作品ですね。ナノテクを使ったユニークな武器が登場しますが、中途半端で終わります。どの場面をとっても緊張感がないんですね。CGが満載なのだが、残念ながら質は高くありません。カーチェイスはパワードスーツの人間が活躍しますから、少しは楽しめました。いまだに日本と中国の違いを理解できないハリウッドを確認するにはうってつけの作品です。あ、そうだ、最後がよくわからなかったですね。「戦いはまだ始まったばかりだ」と追い詰められた悪役がいいますが、ナンバーのついた部屋が現れ、閉じ込められます。あれは独房なのでしょうか。それにしても、あの悪人、大統領になりすまして何をしでかすことやら。知能の低いことに決まってますがね。次作は見る必要なさそうです。
[映画館(字幕)] 6点(2009-09-01 00:53:38)
45.  12人の優しい日本人 《ネタバレ》 
パロディー、コメディなのだからもっと楽しめるものにしてほしかった。死刑判決が出るかもしれないような重要な事件を題材にしているのが最大の欠点。もっと笑える、ごくつまらないものに議論を尽す構成にすればよかっただろう。つまりどっちに転んでも大して違いがないようにすれば、結論をあまり気にせず評決がでる過程を楽しめるはず。議論するのに理屈や理論ではなく、ただ感情に左右されすぎる人物が多すぎるのも気になる。ただフィーリングと繰り返したり、口を聞かないとか、たとえ有罪でも無罪とか、ちょっとひどすぎる。もっと議論好きを出して、議論を楽しむ内容にしてもよかったのではないだろうか。結論もトラックの運転手が眠っていたとか、被害者の自殺だったとか、ジンジャエールと叫んだとか、無理が多い。また元夫婦の寄りを戻す話し合いを居酒屋ではしないだろう。実際にはトラックの運転手が二人の立ち位置や轢かれた瞬間を目撃していたはずで、その証言が決め手になるだろう。急カーブをふくらまずに曲がっているので眠っていたとは思えない。一度観れば十分という程度の作品。脚本ががんばっているのは認めます。
[DVD(邦画)] 6点(2009-07-02 02:49:23)
46.  下妻物語 《ネタバレ》 
とても勢いのある作品。前半は漫画チック、後半は劇画調。発色のよいフィルムを使って、ポップ調に統一している。B級コメディ路線狙いが見事に成功。お馬鹿映画に見えるが、内容は深い。「星の王子様」と同じテーマ。桃子は、不幸な家庭環境が影響し、現実を拒絶している。牛の糞のある田舎町を受け入れず、18世紀のロココの時代に生きる空想ばかりを抱く。生きがいは、ロリータファッション。服が心の鎧となっている。現実を生きていないため、常に孤独で、友達もいない。感情も停止させているので、孤独さえも感じない。重症である。そこへレディースのイチゴ登場。彼女は過保護すぎた家庭環境のせいでいじめに遭い、それから抜け出すためにレディースに入った。一皮剥けたのである。イチゴは自分をぶつけてくる。好きな服には感心し、先輩のために刺繍を入れたいと願い、バイトもするし、将来の設計もあり、失恋もする。現実に生きて、悩み、もがいているのだ。二人に共通なのは孤独。桃子は離れようとするが、特殊能力が友情のきっかけに。パチンコである。ここはご都合主義だが、もう一つの特殊能力、刺繍に目覚めてから桃子は変わる。イチゴのために刺繍をしたいと願うのだ。初めて自分から他人との関わりを願ったのだ。それはイチゴの「他人のために何かしたい」という無垢な心が伝わったから。そして服の会社から刺繍の依頼。初めて社会との接点ができたのだ。他者から必要とされることで、不安を覚えならがも自我に目覚めてゆく。不安は刺繍するときに出る汗で表現されています。そんな桃子に感応して、自己中心的だった社長も仕事より友情を選べといってくれます。途中で事故に遭うが、このとき桃子は生まれて初めて「生きたい」と心から願った。イチゴを助けるために。神に願いは届き、再び立って歩き出す。再生した桃子だ。あとは怒涛の展開。心の鎧であった服は泥にまみれる。生きるとは泥にまみれること。啖呵は初めての感情の発露。関西弁が出たのは、不幸な子供時代を受け入れたということ。ウソがすらすら出たのは、現実で生きるための直感と知恵が備わり始めたということ。現実逃避の少女が、友情をきっかけに現実を受け入れ、真の自分らしさとは何かを探し始めるというテーマに貫かれています。スカッとする映画です。最初に事故のシーンを出して驚かすのもうまい。女優二人の体当たりの演技も光ります。
[DVD(邦画)] 9点(2009-04-19 16:14:35)(良:4票)
47.  ジャンパー 《ネタバレ》 
ちょっとまとめてみましょう。ジャンパーの能力=1.好きな場所にテレポート。2.触っているものも移動。3.念ずれば車でも移動。部屋ごと移動も可。4.電気で脳がしびれると移動不可。パーデンツの能力=1.中世からの組織。2.電気網。3.機械でジャンプの痕跡を調べ、そのトンネルを伝って追跡移動。4.火炎放射器。5.止めを刺す特殊な剣。比較するとジャンパーの方が圧倒的に有利。ただジャンパーは人格がお粗末。デビットは、銀行強盗したお金で豪遊やナンパの日々。スフィンクスの頭の上でお気楽に食事したりします。(きっと目撃されているでしょうね)グリフィンはゲーム好きで、高級車を盗み、人前でジャンプを繰り返す。二人に友情はなく、会えば喧嘩ばかり。(喧嘩にまきこまれ、チェチェンで戦車の下敷きになったトラックの運転手はかわいそうでした)危機が迫っているというのに。トホホです。最後の闘いの場面でも、敵のわなにすぐにひっかかりますね。まるで子供です。恋人との関係ですが、8年ぶりに会ってすぐにローマに行へ旅行。閉まっているコロシアムに無理やり入ろうとしてトラブル。また銀行家などとすぐにわかるウソで信用されません。あげく空港でお別れ。両親との関係ですが、父親は何も知らないようです。母親はデビットが5歳のときに息子がジャンパーであることを知り、失踪。コロシアムのときに鍵をもって助けにきました。てっきりジャンパーと思いましたが、パーデンツでしたとさ。ジャンパーでなかったら、どうやってあの場面で出現できたのか不思議です。おおむね、ジャンパーは順法精神が希薄なので、パーデンツが正義の味方のようにもとれます。が、パーデンツはジャンパー狩りのために手段を選ばず、周囲の人間も殺します。どっちもどっちですね。それがこの作品の最大の欠点。主人公に感情移入できないのです。不幸な家庭環境に育ったせいとも考えられますが、主人公の苦悩が伝わってこないのです。苦悩を描きたいのならもっと丁寧にに過去を描く必要がありました。ジャンパーが過去を悔い、特殊能力をいい方に使えばいいと思うのですがね。物の瞬間移動ができるし、悪い奴もやっつけられるし、救助活動もできます。で、きっとそれは続編ででてくると想像してますが。
[DVD(字幕)] 5点(2009-04-05 13:22:21)
48.  シャレード(1963) 《ネタバレ》 
サスペンス、ロマンス、コメディが上手にミックスされた上質の映画。傑作の部類でしょう。レジー役のオードリーの魅力があればこその映画でもあります。レジーが賢く独立心の強い女性であれば成立しない物語です。すぐに騙されるかわいい女でなければいけませんね。夫が殺されて、彼女自身その殺人犯に狙われているという状況で、簡単に恋に落ちる役ですから、並大抵の女優ではつとまらないでしょう。子供の水鉄砲のシーンは、ジョシュアの服を着たままシャワーシーンとリンクしています。子供が切手好きであることを最初から描いていて、何度か切手が映りますね。いい伏線になっていると思います。(あの変な切手は普通気づくと思うのですがね…)ところで25万ドルですが、最初は夫が家財道具を一切合切売っぱらって得たお金となっていたのに、いつの間にか戦争で盗んだ金となっています。電気がきてないのに電話は通じたり、お金がないのにいい服たくさんもってますね。最後のどんでん返しはやりすぎでしょう。ジョシュアが米国財務省の役人(事務方)だとして、どうして自ら単独で警察のような探索をして、命をかけてまで、お金を探し出そうとするのか?最後までレジーには「お金を政府に返すな」と言っていましたし。二転三転するダイルの正体は見事でした。バーソロミューがあやしいと気づいても、死んだはずのダイルだとは誰も気づかなかったはずです。劇場での「落ち」も見事でした。拳銃を使っていたら作品にそぐわなくなりますから。夜の劇場に簡単に入れたりするのはおいておきましょう。そこらあたりが、”古き良き時代”の”古き良き映画”たるゆえんです。目くじら立てずに観ましょう。
[DVD(吹替)] 8点(2009-04-04 07:38:56)
49.  時代屋の女房 《ネタバレ》 
幾組かの男女の恋愛をのぞきからくりのように描く映画。 時代屋の主人、喫茶店のマスター、喫茶店のウエイトレス、クリーニング屋の主人、盛岡の女みさと、沖田演じる若者、時代屋の主人の父の妾。決して幸せではないが、目の前の小さな幸福にしがみついて生きている、そんな下町の平凡な人たちの生き様を描きたかったのだと思う。 しかし、渡瀬恒彦と夏目雅子のからみ以外は魅力がない。どこか演技がうつろなのだ。せつなさが伝わってこない。夏目雅子の明るくて、神秘的な魅力でもっているような映画。ただ、盛岡の女みさとを夏目雅子が演じる必要はなかった。一気に冷めました。 
[DVD(邦画)] 6点(2009-01-14 11:49:52)
50.  幸せの1ページ 《ネタバレ》 
コメディー映画として、それなりに楽しめました。 ただ、父親の危機と娘の危機と小説家の危機がリンクしてないところが欠点。 物語が上手にからまっていませんでした。 最後に二人がひかれあって、というのも、なんだかなあ、という感じです。 とってつけた展開という印象です。 子役の女の子はがんばってましたね。
[映画館(字幕)] 6点(2008-10-02 19:19:08)
51.  写楽 《ネタバレ》 
江戸の文化、風俗が丁寧に描かれていて興味深かった。 できればもっと写楽が絵を描くアップを入れてほしかった。 真田をはじめ、役者陣の演技はがんばっていたと思います。 ただ写楽と遊女の恋は未消化。 遊女に血が通っていない。 それとよくばりすぎて、登場人物が多すぎなのが欠点。
[レーザーディスク(邦画)] 7点(2008-07-25 00:22:33)
52.  シーナ 《ネタバレ》 
アフリカのとある国の話。 弟が兄である国王を殺して王位を簒奪しようとする。 部族のシャーマンは予知でそのことを知り、国王に報せようとするが、国王の弟に捕まり、逆に国王殺しの犯人にされてしまう。 (他人の運命はわかっても、自分の運命はわからないらしい) 偶然ニューヨークから来たジャーナリストの映すカメラに暗殺の真実が映っていた。 アフリカの原住民に育てられた金髪の美女、女ターザンが、シマウマに乗ってやってきて、象、ライオンなどとともにシャーマンを助け出す。 女ターザンとジャーナリストは新国王から追われることとなる。 シャーマンは死に、近隣の部族も皆殺しに。 新国王の妻が悪役で、女ターザンを滝に落として殺そうとしますが、逆に自分が…。 女ターザンの武器は動物と会話できるところ。 ライオン、豹、チンパンジー、象、サイ、フラミンゴが彼女の手助けをします。 やがてジャーナリストとの間で恋に…、そして別れ。ジャーナリストは女ターザンを残したまま去ります。 手に取るな やはり野に置け 蓮華草です。 全体的にゆるいストーリーで、はらはらドキドキはありません。 
[地上波(吹替)] 4点(2008-06-25 15:52:36)
53.  THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に 《ネタバレ》 
何がなにやらさっぱり、といった内容になっています。 気弱な主人公の心の内面をぐたぐた聞かされるのは正直つらいです。 不登校の子供じゃなくて、人類の進化にかかわる重要な役割を担っているのですからね。 セカンド・インパクトを正確に記述していないので、わかりにくくなっているんですね。 過去にこれこれこういうことがあって、今サードインパクトが起こっているんですよ。 シトやエヴァには実はこういった役割があったんですよと、なぜ説明しないのか。 エヴァシリーズの儀式の場面など疑問だらけでした。 あとシンジとアスカのキャラがTV版とだいぶ違ってきてるんですけどね。 シトとエヴァの戦いを期待していたのに、人間同士の殺し合いとは、トホホです。 説明を避け、壮大なストーリーを感じてほしいという意図はわかるんですが、見終わって「おめでとう」っていう気にはなれないです。 シンジがアスカの首を絞めるのは自我が生じたということでしょう。 一つの統合して安定した意識から不安をもつ個の意識が生じたということ。 「気持ち悪い」は、感情が生じたということで、個への分裂の過程を表現していると思います。 二人が新しいアダムとイブで、首を絞めるのは原罪を象徴しているのかもしれませんね。 主人公に一貫していいところがないのが欠点です。 アスカは自信喪失していたのですが、エヴァ2号機の中に自分の母(魂)がいることを感じ取って生きる希望を取り戻し、活躍しました。 シンジは「神児」ではなく、「死ン児」です。 死ばっかり考えないで、もうちょっと前向きに生きようよ。 人類の命運がかかってるんだし。 一生懸命やった結果があれであれば納得するんだけど。 あんな精神状態のままじゃ覚醒なんて無理だね、て思えるから説得力に欠ける物語になってしまったんだ。 カタルシスを感じないんだよ。 シンジが選ばれたのは、母がエヴァと統合したという偶然だけ。 そこが最大の欠点。 精神的に成長しないとダメ。登場した時よりむしろ精神力が下降してしまっている。 
[DVD(邦画)] 3点(2008-04-27 07:09:22)
54.  書を捨てよ町へ出よう 《ネタバレ》 
いもっぽい映画ですね。 ストーリーは渾然としており、オムニバス形式と理解したほうがよいでしょう。 田舎出の兄ちゃんが、田舎出の兄ちゃんを描いたような作品。 気を衒って、いろんなことをしていますが、訴えかけてくるものがありません。 そもそも演技力がないんですね。 実験的な映画なのですから、若者のエネルギーが充満していればよいのですが、 どーも芝居がかってしまってて。 かっこよさの欠片もないですね。 寺山修二ののちの活躍をかんがえると、不思議なくらい才能がかんじられない。  
[ビデオ(邦画)] 0点(2008-04-16 19:25:03)
55.  忍 SHINOBI 《ネタバレ》 
最後、仲間が水をすくって飲むシーン。 水は流れてなかったのに、次の立ち上がるシーンでは激流になっている! これは変だ! それにしても、オダギリのまぬけづらみてると萎えるなー。 悲劇の時代劇向きの顔じゃないでしょ。 この二人、最後海岸でどうやって落ちあったんだろう? どうやって連絡をとりあったのか。 決闘する理由もないのにね。 ふつうあの状況ならまず話し合うでしょ。 それに椎名が徳川の魂胆を見抜いていたのなら、なぜ無策だったのか? みんなに知らせてあげればいいのに。 少なくとも頭領には知らせろよな。 頭領といえば、甲賀と伊賀の頭領どうしの闘いをなぜ省略したのか? 絶好の見せ場のはずだが。 あのばあさんどんな術をつかったのか、気になるね。 戦闘シーンでよいところもあったので残念。
[DVD(邦画)] 4点(2008-02-03 10:43:10)(良:1票)
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