61. 四十七人の刺客
ああ~確かに、菊之助以外は、年寄りばかり。でも、宮沢りえが、良い芝居をしているし、ストーリーに説得力があるのが良いと思う。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-01-15 04:12:19) |
62. 17歳のカルテ
当時の境界例人格障害の概念は、こんなもんだったんでしょうか?少なくとも今のDSMでは除外される気がします(小ネタコメント参照)。もうちょっと、患者のリアリティを求めないと、その苦しみも浮かび上がってこない気がしました。ウィノナもアンジェリーナも下手だとはいわないが、どうしても『カッコーの巣の上で』と比較して見るので、辛くなってしまいます。 [DVD(字幕)] 6点(2007-10-09 00:59:59) |
63. ジョニーは戦場へ行った
今から100年前の人間の尊厳なんて、こんなものだろうかとも思いました。ここで描かれているのは、反戦というより、むしろ、医療の非人間性ではないのでしょうか。乱歩の「芋虫」の方が、次世代に残る創作のような期がします。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-10-09 00:59:18) |
64. 仁義なき戦い 完結篇
うまく、きちんと終わったなという印象だが、これだけ見ても十分おもしろい。ただ、衝撃感は薄れるかな。完結編だから、それでも良いのかな。ここでは小林旭が光り、菅原文太が若干分かりにくい。 [DVD(邦画)] 6点(2007-09-18 01:28:40) |
65. 白い巨塔
《ネタバレ》 昔のドラマ、原作、新しいドラマ、そしてこの映画と、この順に見たり読んだりしました。その中で、私としては、この映画が一番です(といっても7点だけど)。この映画の一番良いところは、財前教授勝訴で終わり、癌で死ぬ場面がカットされている点。財前教授が癌で死ぬというストーリーは、「悪者は最後に罰を受ける」をやらないと気が済まない偏狭な正義の味方主義。それに、2時間程度ですむものを、ドラマでは無理して引き延ばしている感があります。私には、新ドラマは、石坂浩二と黒木瞳しか芝居ができる人が出てないし、あの裁判で財前助教授が負けるのが全くリアリティに欠けるし散々だっただけに、改めてこの映画を見て、原作の良さに納得。やはりきちんと作ると、リアリティもそこそこだし。◆ただ、皆さんの評価を見ていると、制作時の時代背景というか、見る人の年齢層にもよって、行間を埋められるかどうかが異なり、評価は変わるような気がします。当時の人は、財前助教授に共感しつつ、里見助教授にはどこか反発してみていたのですよ。なにしろ、財前助教授の強烈な上昇志向は、昭和40年代はみんなが大なり小なり共有していましたから。今見ると、怒りの葡萄や東京物語も退屈だ。おやじのノスタルジーかよ。ただ、もう少し、脚本や俳優がまともなら、新ドラマもまともなものになったと思いますが…。 [DVD(邦画)] 6点(2007-09-16 11:32:46) |
66. 少年の町
私も蘊蓄を一発。フラナガン神父は、戦後日本の戦災・引き上げ孤児対策についての助言のために、GHQマッカーサー元帥に招聘されたたことがあるそうです。◆当時としては、画期的な取り組みで映画にもなったわけですが、白人の男性少年のことしか描かれていませんし、子どもたちに建築労働とかさせているのは今じゃあ許されないのでしょうね。今や孤児院も死語(児童養護施設)だし、大舎制からグループホーム・里親へと展開しています。それからフラナガン神父も偉いけど、財政面を全面的にバックアップしたイヴ・モリスも相当偉い。◆映画の内容的には、古いアメリカ映画だな、という以上の感想はないです。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-09-03 03:43:53) |
67. 白い恐怖(1945)
う~ん。精神分析って流行ってたのね~という感じ。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-09-03 03:37:57) |
68. 静かなる決闘
暗闇でギラリと光る抜き身のような迫力がある。三船俊郎はうまいなあ。カメラワークのセンスが光る。◆それでも、伊福部音楽が、ここでは少々うるさい。話し言葉が分かりにくくなっていて、字幕がほしい。 [DVD(邦画)] 5点(2007-09-03 00:34:39) |
69. 女性に関する十二章
この頃の市川昆映画は女性の魅力で観てしまうのだが、その点で平均的な作品。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-04-15 08:56:23) |
70. 地獄の黙示録 特別完全版
この映画は、スピルバーグが撮る予定もあったという。スピルバーグは、この映画にインスパイアされて、『スターウォーズ』を作った(カーツ大佐=ダース・ベーダー)。というくらいで、この映画は、とても奥が深いのだ。この映画で6点以下をつける方は、立花隆の「解題地獄の黙示録」を読んで、再度見てほしい。◆ベトナム戦争のリアリティを最初に描いた作品で、それ以降の戦争物のベンチマークになったという歴史価値もある(上映は『ディア・ハンター』が先だけど)。◆コッポラが特に好きなわけではないが、『ゴッドファーザー』とこれは、5年に1回は見直して、感動を新たにしている。 ◆そうそう!ローレンス・フィッシュバーンが、マーチン・シーンの部下役で出てます! [DVD(字幕)] 9点(2007-01-07 00:28:06) |
71. 証人の椅子
ドキュメンタリーなのやら、誰が主人公なのやら、意図が分かりかねるところが多いのですが、昔の日本映画らしい良さも随所に見られます。映画封切り後に歴史が大きく動いたのですが、そこが無いところが良さのようにも思いますが、どうでしょうか。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2006-12-10 13:46:46) |
72. 地獄門
この頃は、邦画に意地があったのだなあ、と感心します。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-12-10 13:46:18) |
73. 仁義なき戦い
あんた、日本人なら、この映画見んいうわけには、いかんじゃろうが。 [映画館(字幕)] 7点(2006-10-10 13:41:38) |
74. エデンへの道 -ある解剖医の一日-
ヤーノシュはよき父で家で料理もする人で、お魚をさばいたりするんですよ。それが、人間の解剖より、非人間的行為に映ったりします。◆監察医がエンゼルケア(死化粧など)までやるのは、良いことのような気がします。 [映画館(字幕)] 7点(2006-10-10 13:40:44) |
75. 仁義なき戦い 代理戦争
日本にも良い映画と、良い役者がいるじゃないの。(広島弁でお読みください) [映画館(字幕)] 7点(2006-10-10 13:39:35) |
76. 仁義なき戦い 頂上作戦
普通におもしろいことは認めるが、続き物特有のパワー不足はいかんともしがたい。 [DVD(字幕)] 6点(2006-10-10 13:35:56) |
77. 新・猿の惑星
まだまだ次作が見たくなる当たり、エイリアンより上だ。しかし、みなさんの採点は「続」より随分高いですね。 [DVD(字幕)] 5点(2006-01-04 08:26:23) |
78. Shall we ダンス?(1995)
そうですよね。6点代ですよね。草刈民代がお芝居してないものね。あれは、性格の問題でしょうか。 6点(2004-11-01 20:40:14) |
79. ジャングル・フィーバー
今の妻と最初に見に行った映画。考えてみれば、黒人と白人がつきあうってことは、普通じゃないんだねえ、と改めて関心。渋谷のシネマライズで見たのですが、妙にこじゃれた人たちばかりで、びっくりしました。シネマライズで映画を見ることは時々あるのですが、あのときはなんだったのだろう。 6点(2004-10-31 19:20:39) |
80. シンドラーのリスト
スピルバーグがオスカーをとりに行くために、ホロコーストを使うというのは、いかにもユダヤ系のスピルバーグらしい逸話である。それでも、スピルバーグらしいリアリティは、この映画で全面的に生きている。 7点(2004-10-25 10:56:01) |