81. ジュニア
お下劣なフランス艶笑喜劇「モン・パリ」のパクリまでしてコメディ演技に邁進する大根シュワの酔狂には付き合っていられないナァ!好い加減にしてくれよ、全く!!しかも笑えない…(T T)。 5点(2003-01-21 03:21:47) |
82. 新・猿の惑星
どなたも指摘していないので、言わせて貰うけど…前作のラストから考えてジーラとコーネリアスが宇宙服を着込んで宇宙船で脱出てのは猿社会の文明レベルから言っても、タイミングとしても無理があり過ぎる!この出発点が大いなる矛盾を孕んでいるのに何故誰も言及しないのかナァ…。公聴会での二匹の答弁とかは結構面白かったとは思うけど。ここまでシリーズを支えたジーラ役のキム・ハンターに敬意を表して…6点! 6点(2003-01-18 01:22:51) |
83. 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生
弐号機のカカト落としに?点、シンジのへたれにマイナス?点!こんなモン劇場で観たstupidなオレに?点!だー!! 3点(2003-01-18 01:03:07) |
84. ジュラシック・パーク
マイケル・クライトンの原作も一応読んだが、可成り映画版と違っている。ただ、どちらにも共通して言えるのは、こんな物騒なテーマ・パークを建設するに当たっての危機管理が杜撰過ぎるってコト。よって3点マイナス。スピルバーグ演出はCG恐竜の跋扈に圧倒されて今回はチョイ控え目。当時のインパクトは確かに凄まじかった…!! 7点(2003-01-17 15:03:58) |
85. シティ・スリッカーズ
都会の垢が染みついた中年男3人組が「カウボーイ体験ツアー」で純粋さを取り戻したいと思う気持ちは、同じ中年の身としては他人事とは思えない切実さ。ロン・アンダーウッドの演出は持ち味の”まったり”感に加えて、優しさにも満ちており好感度大。たまにはこういうのも良いネ。ジャック・パランス扮する老カウボーイは死なないで欲しかった。よって3点マイナス。 7点(2003-01-17 14:27:51) |
86. 幸福の黄色いハンカチ
原作(って程のモンでもないが)はピート・ハミルがNYポスト紙上に掲載した短いコラムで、それを翻案に作られたポップスをトニー・オーランド&ドーンとかいうグループが「幸福の黄色いリボン」のタイトルで歌い、確か全米1位を記録してました。本作はどうもハミルより全米ナンバーワンソングからパクったもといヒントにしたものと思われます。一応、リボンからハンカチに変えてはいますが。キャスティングは予定調和な「寅さん」より冒険してて山田洋次監督にしちゃ意外な感じですが、途中でいつもの常連俳優(寅さん、タコ社長、さくら!)が出て来るんで、結局元の木阿弥。何度でも言いますが、狙いが見え透いた「泣かせまっせ」映画には今イチ感情移入できないし、桃井かおりがマジでうざいのと、元ネタがバレバレなのとで…マイナス3点。完全オリジナルだったらねえ…残念。 7点(2003-01-09 17:52:03) |
87. ジャガーノート
まずまずの海洋爆弾処理サスペンス映画。オマー・シャリフ船長が木偶の坊で泣ける。個人的に余り好きじゃないリチャード・ハリスがカッコイイ主役ってのも、今イチのめり込めない原因かな。爆死するのがD・ヘミングスと逆なら最高だったのに。渋いイギリス映画なんで、ハリウッド製パニック物と勘違いしないように。R・レスター、意外に良かった。 7点(2003-01-07 02:28:18) |
88. THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
《ネタバレ》 劇場版で決着つけるとか言っといて…コレ?非道い。庵野ってナニ考えてんだ?金返せ!胸クソ悪い。5/12追記:ただ罵倒して終わりってのも何だから一応補足。「どうにも収拾つかなくて丸投げしますた」と素直にカミングアウトしてりゃまだ可愛いんだが、本作の不快な所は劇場版の結末に期待して足を運んだ観客に確信犯で三行半(みくだりはん)を叩きつけた不遜さにある。一体誰が「皆殺しエンド」なんぞ望んでいると思ってたんだ??裏をかいて賛否両論を巻き起こそうとしたのなら目論見はチャッカリ達成されたんだろうが、そこが又あざといというか不快極まりないので大幅減点した次第。悪しからず。 2点(2003-01-03 22:41:54)(良:1票) |
89. 地獄(1960)
いやぁ怪作の一語ですナ。新東宝のグロ路線の代表作なんだけど、DVDにもなってるってコトはヒットしたんだろう。よくもまあココまで真剣に”地獄”をビジュアル化しようとしたモンだ。鬼はもちろん、閻魔大王まで出てくるし(演ずるはナント嵐寛寿郎だ!)。登場人物がどいつもこいつもヤな奴ばっかりと思ってたら…全員地獄に落ちてるよ~オイ。うーーーむ、このセンスてかノリに付いて行けるか?ただ、中川信夫監督の意気込みは充分感じたので6点ッス! 6点(2003-01-03 03:41:24) |
90. ジェイコブス・ラダー(1990)
《ネタバレ》 恐らく下敷きにしたのはアンブローズ・ビアスの傑作短編「アウルクリーク橋の一事件」だと思われる。ていうかモロパクリ?確かロベール・アンリコが「ふくろうの河」というタイトルで映画化していたと思うが未見。本作も同じく所謂「走馬燈」テーマを描いたモノだが、ベトナム戦争後遺症映画と思わせてのアノ”うっちゃり”は…如何なものだろう。個人的には「ハァ?」ってな感じ。あ、ビアスを読みたい方には「悪魔の辞典」も有名だけど(「羅生門」の原典になった)「月あかりの道」もオススメ! 5点(2003-01-02 13:18:37) |
91. 十三人の刺客(1963)
確かに西村晃の無様な最期(「か、刀、刀!」)は脳裏に焼き付くインパクトだった。ただ、個人的には狂気の明石藩主を演じた菅貫太郎のアノ完全にイッてしまった目つきと狼藉ぶりも忘れがたい。オレが千恵蔵ならあんなにアッサリ殺さず、ネチネチ苦しめた揚げ句に嬲り殺しにするね。工藤栄一監督の東映集団時代劇は「大殺陣」「十一人の侍」を経て、実録やくざ映画へと変貌していったのだった。ウーム、残念。 8点(2002-12-30 05:58:13) |
92. シベールの日曜日
《ネタバレ》 セルジュ・ブールギニョンという監督はよく知らないが、パトリシア・ゴッジ扮する少女が可愛くて…!無邪気な二人を偏見で永遠に引き裂く銃弾に胸が痛みました。変態扱いされて射殺されたピエールに同情の念を禁じ得ません。こういう映画はフランスの独壇場ですナ。 8点(2002-12-30 05:08:23) |
93. JAWS/ジョーズ
ピーター・ベンチリーの原作よりは遙かに面白い!が、原作がダメダメ過ぎるだけであって、別にスピルバーグが超凄いって訳でもなかったりする。特にあのサメは公開当時から既に作り物丸出しで興醒めだったぞ。あれで全てが台無し。ラストのブロディの台詞「Smile you、 son of a bitch!」はカッコイイけどね。どうでもいいけどJAWSって「顎(あご)」のことなんだよな。「サメ」だと勘違いしたヒト結構いたんじゃないの?あ、オレの事か…(^^)。 7点(2002-12-25 05:25:59)(笑:2票) |
94. ジャッカルの日
フォーサイスの出世作となった原作が抜群に面白いので、駄作になる訳がナイ…って思ってたら、マイケル・ケイトン・ジョーンズ版のマァ、つまらないこと。偉大な原作に一歩も引けをとらなかったジンネマンの筋金入りの演出力を改めて思い知らされました。「読んでから観るか、観てから読むか」という角川キャッチコピーを借りれば、この場合どちらも正解。ま、私は前者でしたが。 8点(2002-12-25 04:20:39)(良:1票) |
95. 七人の侍
《ネタバレ》 野武士の人間描写などに浮気をせず、完全なENEMYと割り切ってひたすらその数を減らす戦略に徹したのが勝因の一つ。個人的には宮口精二演じる「久蔵」にシビレた。本来は文学座の名脇役、この時点では時代劇や立ち回り等はズブの素人だったにも関わらず、アノ渋過ぎる名演。彼ほどの剣の達人でも種子島の前には敢え無く散る、その皮肉さ。しかし、あの激しい雨中では(例え屋内から狙撃したとしても)火縄が湿って撃てなかったと思うんだが…? 10点(2002-12-20 00:58:55)(良:1票) |