1. ジャンヌ・ダルク(1999)
ジャンヌは利己的で傲慢な女の子、観る側にこんな印象を一方的に押し付けるような映画になっているのが残念。彼女のそんな一面だけしか描かれてない、好感を持てる様な逸話を全て排除している。伝記映画として非常に後味が悪い。ジャンヌの子供時代と戦闘、火あぶりのシーンはよく撮れていた。そんなこんなでジャンヌ・ダルクにではなくリュック・ベッソンに2点。 2点(2004-09-29 02:13:54) |
2. 白い刻印
一面の銀世界、社会不適合父子に掻き回される町。母、元妻、娘、恋人関わった女性達が不幸な結末を迎える度に気分が冷めていった。燃え盛る納屋を見つめるラストでなく自分も納屋で一緒に燃えて終えるくらいの潔さが欲しかった。親父が悪いという結論は見せたが主人公自身の責任感が伺えない。重たい雰囲気と裏腹に内容には重みがない一品。 3点(2004-04-29 04:08:53) |
3. 十二人の怒れる男(1957)
評決の行方を先に観てたのでひたすら続く密室のディスカッションに真新しさは感じれなかった。リメイク版とは出演者以外全て同じ、討論の内容から陪審員の座り位置、雨の降るタイミングまで。リメイクより良かったのが12人のチョイスが脚本の時代背景にマッチしている、誕生日席のヤンキース好き男の所詮他人事っていう感じが良く出てる等。3番陪審員が説き伏せられた後はこっちのほうが少しリアル。8番陪審員はジャック・レモンの方が説得力があり良かった。製作順に観るのが正解。 8点(2004-04-29 04:06:01) |
4. 17歳のカルテ
とりあえずアンジー良かった、理由無く誰にでも噛み付いていく感じがとっても。精神的に病んだ役柄であるから際立ってる訳じゃなく、アンジー・ウィノナの2人に関してはその枠を取っ払っても見所十分の演技だった。お話はスザンナは退院でめでたしだが残された患者さんたちに目を移すと、とってもシュールでしゅ。そして病気になった経緯も実際有り得るんだろうなぁと思いながら観てた。女豹たちの諍いと奇妙な友情意識が面白かった。 9点(2004-03-10 22:45:06) |
5. Jam Films
短時間で観せるという点を「the messenger」の北村監督は認識してないのか、とってもマスターベーション=視覚のインパクトのみ。しかし良いように考えれば、この作品が頭で良かった。締めがこれだったらかなり不快だったろう。この作品を除けば7点以上。先ほどの点では「コールドスリープ」「HIJIKI」「JUSTICE」はとても良かった。 6点(2004-03-01 21:55:56) |
6. 少林サッカー
素敵なラブロマンスでした。主人公好みに変わろうと努力する饅頭屋の彼女が優勝カップを彼と掲げる瞬間は中々感動的。単に少林寺拳法風サッカーコメディならここまでブレイクしなかったろう。ここが笑いのツボってとこは特になかった。全てのシーンでしつこい程にくどいCG駆使し、馬鹿馬鹿しくも見える夢の中のような動きを貫いたのが素晴らしい。 7点(2004-03-01 21:51:42) |
7. ジャイアンツ
ビッグな俳優達がビッグな大地でビッグな人生を演じている。エリザベス・テイラーは前中半、ロック・ハドソンは前後半、ジェームズ・ディーンは中後半がジャイアンツ。愛する女性レスリイの愛を得たビックとそうでないジェットの人生が良く描かれている。結果としてジェームズ・ディーンの映画人生最後になったカットをなんとかしてほしかった。一つ確実なのは老け行く3人のメイクがわざとらしい事。 8点(2004-03-01 21:34:14) |
8. Shall we ダンス?(1995)
素敵なおじさんになりたいと思わせる映画。サラリーマンをかっこ悪く写す映画。昨今の竹中直人の原点を見るような映画。まだこれを観て社交ダンスやりたいとは思わない。 6点(2004-01-23 23:50:23) |
9. シュリ
まず金魚を殺しすぎ、人が倒れてる傍らでピチピチはねてた、そして動かなくなった金魚多数。映画でしかいえなそうな韓国の本音が面白かった。スタジアム爆破のタイマーが9分もとってるのが不思議だ、そしてライト消すのどうだってとこも。話がスタジアムに入ってからわざとらしさが目に付いた。 5点(2004-01-19 20:38:46) |
10. JUSTICE 必殺
ストーリーは面白そうなのに観ててやるせなくなる。いろんな要素が絡んでるんだろうけど、一番鼻についたのは黒人の看守と遺族会会長の学芸会並の動きと表情の乏しさ。 3点(2004-01-18 20:13:44) |
11. シンプル・プラン
あれだけの大金を着服しようとするときにきれい事並べて偽善ぶるハンクが1番小心で強欲に見えて増幅する嫌悪感を拭えなかった。偽FBIの彼が署長室にいるのも不思議だった。ある種ジェイコブの存在感は主役以上だった。 5点(2004-01-14 19:48:58) |
12. 淑女と髭
後半の3人の駆け引きは面白かった。この頃の女優さんは皆ぽっちゃりしてるのか時代を感じる。 6点(2004-01-06 23:09:49) |
13. シーズ・ソー・ラヴリー
現実にこれに近い恋や愛はあるんだろうけど、経験はしたくない。こういう痛い女がSO LOVELYであるのも現実。彼女の考動はガキというか病、2人して精神病って感じ。空回り気味のショーン・ペンの灰汁は余り印象に残らない。トラボルタの痰が絡んだような声のくだりは卑怯だけど笑った。ペン夫妻・残された父と娘3人皆ハッピーエンドで内容に反してさわやかな後味。十八番ともいえるトラボルタのやるせないおじさんキャラはとってもリアル、あの表情・声・仕草、右に出るものはいない。 7点(2003-12-10 20:15:31) |
14. 12人の怒れる男/評決の行方(1997)<TVM>
オリジナルを観る前にこっちを観た。あそこまで突き詰めると有罪を評決するまで続編作って欲しいね。陪審員の一人が実は僕がやったで完結みたいな。冷静なジャック・レモンが迫力十分だった。限られた時間と空間の12人の人間心理に納得。 9点(2003-12-09 20:14:19) |
15. ショーシャンクの空に
「希望を持つことはすばらしい」というアンディの台詞以外の大部分は頭脳を超えた希望を持つと生きづらい、というシュールなメッセージ。淡々と進んでいく話に目が離せず、一貫した気概みたいなものが伝わってくる。現実逃避したい時にとっても気持ちいい映画。脱獄成功の瞬間とラストはすごく気持ち良くなれる。 8点(2003-11-30 02:02:05) |
16. ジェヴォーダンの獣
1764年に実際に起きた100人の虐殺事件の伝説を映画化した。破滅的な革命だった。肝心の獣がチープ、主役クラスが簡単に死んだり蘇ったりしすぎな辺、黙殺すれば割と面白い。 7点(2003-11-16 16:53:54) |
17. 七月の宴
素朴な田舎町。突如現れた謎の美女エンベス・デイビッツに一家の息子達が次々に惹かれていく。短気というより凶暴な末っ子が下した最後の選択、ナイスなストーリーに駄目を押しって感じだった。 9点(2003-11-13 21:48:06) |
18. シティ・スリッカーズ2/黄金伝説を追え
のりのりのビリー・クリスタルが良い。結構笑いました。あんな2泊3日のツアーあれば行ってみたい。 7点(2003-11-09 20:40:19)(良:1票) |
19. シングル・ファーザー(TVM)
ほのぼのと流れ、多少ドキドキも有り、赤ちゃんの画に癒され、当然エンドはハッピー。安心して観れてたまにはこんなのもいいな、と思った。それにしても頭で出てくる東洋人女性は撫子というかワビサビを心得すぎだ。 7点(2003-11-07 19:47:01) |
20. 湘南爆走族
続編も出てるけどこの映画が本物の湘爆っぽくて1番良い。砂浜での江口の「ヤンピコンピしようぜ」ってとこが好き。マンガと比べると江口と石川以外の3人がキャラが薄い。湘爆リーダー兼手芸部長の江口洋介と横浜御伽リーダー竹内力の最後の根性比べ、ありえないけど江口の寸止めはかっこ良かった。今は無き翔の権田役はまり過ぎだった。 5点(2003-11-03 17:31:53) |