1. 人生スイッチ
《ネタバレ》 リカルド・ダリン主演以外の知識無し。 冒頭の旅客機の話に、彼が犯人なのだな! 上がったテンションが、アジャジャ~ ペシャンコに。オムニバスですか。 昔愛読した阿刀田高作品が浮かぶ1~5話はパンチの効いた(死語?)起承転結なかなかの味わい。 6話目がチョットね -2点。 [DVD(字幕)] 7点(2024-06-10 13:04:07) |
2. ジェントルメン(2019)
欲の皮が突っ張った男達のクライムアクション。今風というのか映像も台詞もスタイリッシュ。ヒュー・グラントがらしさを存分に発揮しての狂言回し役でのこれ以上無いゲスさが特筆もの。辛抱強く相手をしているチャーリー・ハナムの胸中「このゲスが」が透けて見える落ち着き振りが見応えあり。展開がめまぐるし過ぎて感慨湧かず。まぁ、感慨を求める作品ではないのでしょうね。 その昔アル様と共演した男前コリン・ファレルがうちの町内会で見かけるオッチャンと同じ様な姿なのが何か寂しい。ヘアメイク、スタイリストは一体何を(怒) [インターネット(字幕)] 5点(2023-06-07 15:30:31)(良:1票) |
3. JUNK HEAD
《ネタバレ》 クリエイター魂には敬意を表するものの、追いつ追われつに終始するストーリーに結局何が言いたいのか分かりませんでした。「地上では思えなかったけれどここでは生きてる感じがする」ハッとした台詞に加点。続編があるそうで言いたいことを見せて貰えるのでしょうか、興味深いところです。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-01-28 23:29:50) |
4. ジャッキー ファーストレディ 最後の使命
お目当てジョン・ハート最晩年の姿は今一つな役どころではありますが語り口は健在でした。 ファーストレディとして凛としたものが感じられないネッチリした台詞回しにウンザリしてしまい、「そうですか」以上の感想が無い作品でした。 [インターネット(字幕)] 3点(2022-12-08 16:02:21) |
5. しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス
《ネタバレ》 私的にはエベレットの物語でした。不器用で無骨な彼が自分に正直になっての「捨てないでくれ」にはこちらも感無量。静かな語り口での深い愛情物語は記憶に留まる秀作でした。 [DVD(字幕)] 8点(2022-01-23 00:07:38) |
6. ジョーンの秘密
《ネタバレ》 ジョーンには共感できません。原爆機密をソ連に引き渡す事への大義名分を並べても一番大事な人を裏切り、あまつさえ、引っ立てられるのを黙って見送る姿に人間のクズ確定。息子の胸中に思いが至ります。刺激的な史実でありながら、盛り上がりるところ無く、お目当てジュディ・デンチの持ち腐れ感があった残念な凡作。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-11-02 15:35:19) |
7. 人生タクシー
作品の背景を知らずに鑑賞。「コズモポリス」のような作りでリタイア必至でしたが、アチラと違ってコチラはイラン情勢も窺える理解可能な内容だったので何とか完走。ただ、「だから? 何?」以外の感想しか持てない作品でした。 [DVD(字幕)] 5点(2021-10-05 16:16:40) |
8. シチリアーノ 裏切りの美学
《ネタバレ》 邦題がいけません。裏切りに美学など1ミリもありません。 裏切られる輩にも同情の余地が1ミリも無いので目くそ鼻くその争いを眺めていました。10000へぇだった裁判模様、脚色されているとしか思えないのですが、対決システムなど実際が描かれているのでしょうか。野次を飛ばす輩、淀みなくペラペラ嘘八百をまくしたてる輩には、猿山の猿に怒ってもしようがないと思わされ血圧上がらず。 仕掛けられた爆弾で道路ごと吹き飛ばされて妻や護衛者と共に命を落とした唯一のまともな人物である判事に点数の全てを。彼の死のニュースに狂喜乱舞する姿には「エエ加減にせえよ・・・お前等まとめてキングコング・・・・」激憤(単細胞) 名前が長くで主要5名以外誰が誰やら状態で尺も長かったのですが一気に観れた力作です。 [DVD(字幕)] 6点(2021-09-06 02:21:58) |
9. しあわせの百貨店へようこそ
1959年オーストラリアが舞台。想像とは違い百貨店従業員3人のプライベートが描かれています。風景、街並み、店内装飾、全員の衣装、それぞれの美しさがイメージとはまるで違うオーストラリアで目を奪われます。開店時ピアノの生演奏で客を迎え入れるなんて「まぁ、素敵」 3名のエピソードは穏やかなものでありながら、移民事情を始めとする価値観の多様さを考えさせられる脚本が上質です。 脚本も兼ねたブルース・ベレスフォード監督の良作を堪能しました。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-08-20 16:51:34) |
10. シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~
作品全体が味わい深いコース料理のよう。ヒリヒリする殺気・迫力に魅せられてきたジャン・レノの丸くなった姿を始めとした敵役も含めた登場人物全員が実に味わい深い。仕事とプライベートの塩梅、ユーモアとシニカルの塩梅、それぞれ絶妙な起承転結が心地よく魅入ってしまいます。好きだから楽しいからだけでする仕事はプロではないとする「ワシはタイル職人の時、歩く人の喜びを考えた」はピリリと効いたスパイスであり忘れ難い台詞です。掘出物の秀作を堪能しました。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-04-24 18:04:32) |
11. しあわせはどこにある
豊かな毎日を送っている精神科医ヘクターが、幸せとは何かが分からないと患者のカウンセリングが出来ないと痛感し幸せ探しの旅に出る物語。中国:ステラン・スカルスガルド、アフリカ:ジャン・レノ、LA:クリストファー・プラマー。この3人目当ての鑑賞でしたが、顔見せゲスト出演で何一つ響いてこないキャラクターでガックリもいいところ。それぞれの地での体験から得た幸せに異議はありませんが、沁み入る事も、よりどころになる事も無く。製作意欲は窺えるものの平板な作品です。 私的には幸せだと思った瞬間が不幸の始まり、逆も然り、であります。 [DVD(字幕)] 6点(2021-04-03 02:40:02)(良:1票) |
12. 幸せへのまわり道(2019)
wikiでのフレッド・ロジャースにトム・ハンクスの役作りの確かさを見ました。名優流石の仕事ぶりであります。取材に来た記者を逆にカウンセリングする物語は良いハナシではあるものの、むず痒いものがありました。自分がすさんでいるのかもしれません・・・・ [DVD(字幕)] 6点(2021-02-25 00:18:21) |
13. ジョジョ・ラビット
10歳少年のヒトラー総統とユダヤ人への疑いの無い思い。「違うんじゃないのだろうか」疑念が確信に変わる過程での出来事に胸が締め付けられます。キャリアを考えて尻込みするような役柄を自らが演じた監督に拍手。そして子役のローマン・グリフィン・デイビス君のルックス&演技力に大拍手であります。 [DVD(字幕)] 8点(2021-02-05 04:05:24)(良:1票) |
14. ジュディ 虹の彼方に
ジュディ・ガーランド物語という事で鑑賞。最晩年の姿をレネー・ゼルウィガーが好演しています。回想シーンでダンスパフォーマンスが皆無だったのが物足りません。あの当代随一の姿を再現出来はしないのでしょう。本人の性格もあるのでしょうが、少女時代から撮影の為にと各種クスリ漬けにしたMGMの遣り口に改めて憤る次第です。 [DVD(字幕)] 6点(2020-09-21 19:23:40) |
15. 幸せなひとりぼっち
《ネタバレ》 「自殺したいのに出来ない!」というのに「天国に行けないパパ」(傑作)がありますが、本作はその理由がもう少しシリアスです。しかし、切れたロープを手に店員に怒鳴り散らしたら「何に使ったのですか?」と返されてグウの音も出ないシーンを筆頭に数々の笑いどころがあって楽しいです。葬儀の際にお義理でなく参列してくれる者を望むなら、ぼっちで生きるのは幸せじゃないよねと思わされます。しっかりとした脚本にキャラが立っている人々。(猫も。オーヴェの胸に乗っかっている姿に涙が出ました)しみじみとした味わい深い秀作です。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-06-28 18:21:34)(良:1票) |
16. シンプル・シモン
《ネタバレ》 アスペルガー症候群で四角四面なシモンに極々ナチュラルに接するイェニファーに心洗われるものがありました。愛情に計算や完璧は無い事をおぼろげながら感じ取ってゆくラストシーンが微笑ましい。ステラン・スカルスガルドの4男だという(長男・次男・五男も俳優だそう、驚驚驚驚)ビル・スカルスガルドの好演が印象的。フィンランド同様にスウェーデンインテリアの色彩感覚も見惚れます。レンタル理由が思い出せない本作は大当たりの秀作。 [DVD(字幕)] 8点(2020-06-08 09:08:51) |
17. 14の夜
タカシ達の体操服姿に自身14の頃を思い返すと、アバに、ジャック・ニコルソンに、ブッチャー・シーク VS ザ・ファンクスに、山崎豊子小説に、卓球に夢中でしたね。社会の先生に憧れを抱いたものの性的な感覚は起きませんでした。息子が14の頃は反抗期の最中でまともな会話が出来ず、当時どういう思いだったのか聞いてみたいと思わされました。淡々~~とした佳作。 [DVD(邦画)] 5点(2020-05-31 11:30:18) |
18. 人生はシネマティック!
戦時下でのプロパガンダ映画製作と脚本担当カトリンの生き様が描かれています。私的に映画は脚本命なので、プロパガンダ作であるのを割り引いても、ご都合主義的にコロコロ変わってゆくのに萎えます。劇中劇と共に作品全体が「パンチに欠ける」もので物足りません。その中にあってビル・ナイの主役と見紛うばかりの存在感が光ります。喪失感に押し潰されそうなカトリンを諭すシーンでの超男前な姿はリプレイタイム。彼に点数の全てを捧げます。 [DVD(字幕)] 7点(2019-09-04 08:48:27) |
19. 地獄愛
モデルとなる殺人鬼カップルが居たというのにビックリ。クズとクズの絡み合い、醜女の深情けにウンザリ。ラストに怒り心頭。どのツラ下げて娘に会うというのか! [DVD(字幕)] 4点(2019-08-14 02:10:11) |
20. ジェーン・ドウの解剖
何がジェーンに起こったか? 「白い巨塔」大河内教授による執刀シーンが浮かんだ丹念な解剖模様に、その答えを知りたいと興味津々。ホラー色が出てきてからは気分は冷めて行き、結末にとどめを刺される。「クルーシブル」じゃあるまいに安易な答えにガックリ。 [DVD(字幕)] 6点(2019-04-29 18:07:29) |