1. シン・ウルトラマン
Z世代の新入社員に「ウルトラマン世代ですよね」と言われた。 悪気があってではなく、その時代からウルトラマンを知っている人と話したい特撮好きの若者のスキンシップのようだ。 「シン・ゴジラ」も観たし「シン・ウルトラマン」も観るかなぁ、、 と、ぼんやり思っていた私が公開2日目に劇場に行く理由になった。 来週あたりにZ世代は「どうでしたか?ウルトラマン世代にはハマったんじゃないんですか」と言ってきそうだからね。 しかし庵野監督が作るとフルCGも「特撮」という扱いになるのか、その辺りが「職人」と言われる所以なのかな。 「Z世代」と「ウルトラマン世代」に共通の話題を与えてくれたこの映画の価値は大きい。 でもね、「細部までオリジナルへのリスペクトとオマージュが、、」なんていう人は、「ウルトラマン世代」ではなく「特撮好き」だからね。 個人的には山本耕史(メフィラス)がとても良かった。 [映画館(邦画)] 8点(2022-05-14 23:56:35)(良:1票) |
2. 新感染半島 ファイナル・ステージ
《ネタバレ》 前作「新感染ファイナルエクスプレス」が面白かったので観に行きました。 ゾンビ化の謎や前作で生き残った人が出てくる等を期待したが、それらはなくマッドマックス化しちゃいましたね。 ストーリーはどちらかと言うと「ニューヨーク1997」 韓国映画は「え、この人死んじゃうの?」って裏切ってくれる作品があるのが個人的には好きなので 序盤の「愛の不時着」に出ていたお母さんとかがあんなことになって期待感膨らんだのですが 最後の最後で2流邦画の結末のような終わり方でガッカリ イギリスの変異コロナもあっさり日本に入ってきたことから、爆発的に増えるゾンビが半島に抑え込められるわけないじゃん とか思いつつも結構最後までドキドキさせてくれて、テンポ良いゾンビ映画としての評価は高めです。 [映画館(字幕)] 7点(2021-01-06 15:40:54) |
3. 新解釈・三國志
《ネタバレ》 新解釈ってもう少しぶっとんだ解釈なのかと思っていました スマホが出てくるとか、宇宙人とか、予想もつかない福田ワールドを広げてくれる為の言い訳が「新解釈」と言っているのかと。 この程度の新解釈ならもっと三国志ファンに見せる真面目な映画に作った方が良い。 終盤あたりに子供の声で「ねぇまだ?」「もうおわり?」と小さな声が 「今日俺」見て足を運んだ親子なのかな、そうだよねそのイメージ引っ張ると楽しめないよね。 福田ワールドを期待してもはじけてないし 三国志として観るにはレベル低い。 広瀬すずが美人だという基準の時代に生まれてよかった。 [映画館(邦画)] 5点(2020-12-13 10:14:53) |
4. ジョーカー
《ネタバレ》 冒頭のモダン・ワーナーのロゴが出たところから「その時代」に引き込まれていた (映画を見てるときははっきり分からなかったが、このロゴは1972年から12年間使われたロゴなので、その時代) アーサーは確かに精神的に壊れつつあったが、自分の最後をマーレーの舞台で閉じようと覚悟していたところまでは正気であったと思う。 母も殺し「その」準備を整えて自分の最後を見てもらいたかったが、マーレーの一語一句が確実にアーサーを追い込んでいる(さすがデニーロ) 「やばいよ、それ以上言うと、、」と思ったらズドン、、ジョーカーの誕生。 ジャック・ニコルソンは素晴らしかった、ヒース・レンジャーには魅了された、今作ホアキン・フェニックスには震えた。 もうこうなると「どの役者が良かった」ということより「ジョーカーについて」を語りたい。 (「スタートレック」が好きだが「どのカークが良かった」ということを話題にしたことがないのと同じ) ヒース・レンジャーの時に「これ以上のジョーカーは出てこない」などと勝手に思ってしまったが、 「今後どんなジョーカーが出てくるのか楽しみ」とう気持ちを持って続編やドラマ化を期待します。 [映画館(字幕)] 9点(2019-10-07 10:36:10) |
5. シェイプ・オブ・ウォーター
《ネタバレ》 必要ないのではと思えるエロな部分、これをなくせばR+15にはならなくてもっと興行成績を伸ばせたのではないかと思ってしまうが 監督の強い「こだわり」は興行成績度外視で自分の思う「アマゾンの半漁人」を作りたかったのではないかと思う。 その「こだわり」が映画の完成度を上げているのは間違いないし、個人的にも良い作品に出合ったと思っています。 しかし、それでも「スリービルボード」の方が作品賞を取ると思っていました。 だってこの監督はヲタクであって「人種差別」「移民問題」は周りが勝手に騒いでいるだけのような気がするから。 もちろん何もメッセージ性がないとは言いませんが。 アカデミー賞が反トランプのメッセージの場や「セクハラ」を訴える場になってるのがちょっと疑問に思うが、それもまぁ世相なのかな。 [映画館(字幕)] 8点(2018-03-06 12:10:07)(良:1票) |
6. ジュピター
《ネタバレ》 前にテレビで映画が駄作だった場合に使う映画評論家のコメントは 「マニア垂涎」とか「好きな人にはたまらない!」という言い方をするらしい。 ジュピターの公式サイトや映画サイトのキャッチを見てみると「マトリックスシリーズの監督最新作」 「映像革命の新章はじまる」 「すべての映画ファン待望のSFアクション超大作!!」 「天才が考えることはケタ外れ!我々の想像をまたもや超える!」 「映画ファンが待っていた3D!」 「超スタイリッシュ、超絶エクストリームアクション」、、、まさにそれ系のキャッチが多い気がする、観に行く前に気づくべきだった、、、、そんな私から言えるのは、「ウォシャンスキーファンならぜひ!」 [映画館(字幕)] 5点(2015-04-01 09:59:14) |
7. シャッター アイランド
《ネタバレ》 興行的に「謎解き」をキーワードにして映画を与えているから、この映画にどんでん返しを期待して「オチが途中で分かったから」という理由で評価が下がる人が多いのが残念でならない。多くの人が見破った「テディが患者」は衣服を少しずつ脱いでいく感じの展開で非常にストーリー溶け込んで個人的にはテディの精神の葛藤や苦悩を感じることができ、とても良い映画に出会えたと思う。特にテディの最後の言葉はとても考えさせられるし印象的だった。「今流行のオチをこの映画でもあなたがダマされる」的な映画の宣伝をしてしまった配給会社にマイナス2点。 [DVD(吹替)] 8点(2010-09-21 17:44:53)(良:1票) |