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Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1617
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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1.  SISU/シス 不死身の男 《ネタバレ》 
諸々と、ちょっと「理屈じゃない」みたいなトコロの強烈な作品かとは思いますが、内容としても(根本的には)ほぼほぼワンシチュエーション・一本道みたいなお話を凄~く勿体ぶって(ある分野の)西部劇みたいに語って居る、その「語り方」自体は(あくまで私個人にとっては)十二分に成功していたとも思える感じなのですよね。いや、また諸々とこーいうの嫌いって人も絶対大勢居るだろう…とは思う、そーいう感じのヤツなのも間違いはねーのですケドも。個人的にはやや、終盤に関してはちょっと行き当たりばったり感&そーはならんやろ感がままかなり高度だったって感覚でして、なので評価自体はいったんこの位マデにしておきます。がある意味、北欧ものでプラスちょっと西部劇だとレオーネみたいな超・重厚な質感…てコトでゆーと、直近だとそれこそ『ノースマン 導かれし復讐者』もだいぶん彷彿とさせられる様な重くて分厚い仕上りだったのも確かでして(⇒ちょいグロめなのも含めて)、んでやっぱ個人的にはコレ結構好きな質感だよな~とも思わされては居るのです。だから多少人を選ぶかな…とは思いつつ、逆にそーいうのが好きな方にだったら迷うコト無くオススメ出来るって作品ではありますかね。ご検討アレ。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-03-26 22:45:55)
2.  シャイロックの子供たち 《ネタバレ》 
サスペンスとゆーよりはミステリ寄りとゆーか、人がバンバン死んだり殺されたりする様な事件ものではねーので最初は少し「キレ」が無い…(≒ズバリ盛り上がらない…)みたいな感覚もあったのですケド、でもやっぱ銀行業務ってあまり縁の無い世界のハナシなのでまたやっぱ妙に面白くスイスイ観てゆけるともゆーか、結果的にはかなり楽しく観切れました。この原作者の方の映画・ドラマってお恥ずかしながらほぼ観たコト無かったのですケド、多分ドレも同じ様に手堅く面白いんだろーな…と思いましたよね(今後はチョコチョコ観てゆきます)。  ただ、ソレでも部分的に少し「出来過ぎ」感も在ったかな…とゆーか、原作は未読ですが(2時間の)映画に纏め上げる上でたぶん多少調整が入ってる…ソコが個人的には少しチープにも感じられましたかね。柳葉敏郎さんと佐々木蔵之介さんの「因縁」の辺りとか、あとラスト付近でエラくテキパキと諸々が片付いてく感じは(確かに)テンポの好さは感じられますが⇒また×2やっぱ(TVドラマ的な感じに)チョイ安っぽいな…とも。 てゆーか、江島エステートの件が明るみに出てしまったのだったらば、そのワリと直後に耐震偽装物件の取引にもあの支店が一枚噛んでたってコトだって絶対バレて、そしたらソレこそ西木なんてタダじゃ済まなかったのでは…?と思ったりもするのですよね(私の気の回し過ぎ?)。重ねて、全体としては全然楽しく観れたのでソコまで気になってはいないトコロですし、何とゆーか「カネは人を斯くも狂わせるなァ…」というトコロには大いに共感も出来たコトも勘案しまして、いったんこの評価としておきます。上戸彩さんの小局風OLも個人的にはかなり魅力的に見えましたし。
[インターネット(邦画)] 6点(2024-03-20 14:47:13)
3.  地獄の血みどろマッスルビルダー<OV> 《ネタバレ》 
自主製作で15年掛けて2009年に完成…とゆーコトで、それでも俳優を使った主要部分の撮影は90年代中盤~2000年代初頭までで終わった⇒そこから延々編集等してた…て事情のよーです。画質が超・荒いコトを脇に置けば、確かに登場人物の感じ(ファッションとか)的にも90年代っぽい質感ではありますし、ホラー的にもそれこそ、まず全体として『死霊のはらわた』に非常に似通ってて、後は『死霊のしたたり』『ブレインデッド』とかこの頃のドイツの(キ○ガイ)連中、とかの質感にもかなり近いモノ・描写の似ているトコロを感じ取れますかね。加えて自主製作ってコトで、個人的には『鉄男』みたいな味わいもまま高度に感じられたかと思います。  重ねて、ホラーとしては90年代スプラッタのごくコッテコテなヤツ…を志向してる作品だと思うのですが、まず最初にあくまでB級としては、全く全然好く出来ている・完成度の高いジャンルホラーだと思いましたよね。モチロン「B級として」ってコトで画質をはじめそこら中の「安っぽさ」には目を瞑るとしても、構成や全体のテンポ・スプラッタの分量+過激さ・(コミカルに振った)オチの付け方、なんかからは、先に述べた完成度や纏まりに加えて監督の「信念・美学」といったモノまでごくしっかりと感じ取れたと言いますかね。やはり何より「こう撮りたくて=こーいうのが好きだから」こう撮っている、とゆーのが実にヴィヴィッドに伝わって来る、そのコト自体が大きくまず一つ、そしてそれに(個人的に結構に)共感できてしまう…とゆーのが二つ目として、それ自体はある意味「(B級)映画鑑賞」とかって次元に無い別の行為の齎す快感ではなかったか、と思ってしまいました。最近だとそれこそ『JUNK HEAD』を観た時に得た感動にも非常に近いな…と。  再度、ホラー好きにならば全力でオススメ出来る作品だと思いますので、お暇なら是非。プラス、私の観た完全版(2012年に監督が微修正を施したバージョン)のレンタルDVDだとオマケで監督のインタビューが収録されてるのですが、この短い10分強の内容がま~た非常に面白かったのですよね。こちらも是非、併せてご覧いただければと思います(正直、ココで1点アップしてます)。
[DVD(邦画)] 7点(2024-03-02 00:31:15)
4.  ショッカー(1989) 《ネタバレ》 
ウェス御大とゆーのは、ワリとムラっ気のある監督かとも思いますが、少なくとも今作製作時の彼とゆーのは間違い無くやる気に満ち溢れていた、と思うのですよね。脚本も自身で担当している今作、これでもか!と放り込まれるアイデア(=思い付き)の数々に関しては、質はともかく量とゆーのは中々に凄まじいものがあります。お話はおおよそ3パートに分けられるかと思いますが、最初とゆーのが(生身の)殺人鬼ピンカーが大量殺人を繰り返しており、それを主人公が父親の刑事と共に追い詰めるというパートです。これって正直前置きだと思ってたのですが、この間主人公は家族を殺され恋人を殺され、そして見出した自身の能力「予知夢」を駆使して遂にピンカーを逮捕する…て正直これだけでも映画一本撮れそうなくらいにアイデア的にはボリューミーじゃねーですか。最低限、数年前の監督自身の作品『サランドラⅡ』よりは、この時点でも既に中身の有る映画になってるってコトは請合いっちゅう感じですよね。  御用となったピンカーは(数十人殺しているにも関わらず裁判描写もナニも無く)即座に電気椅子送りとなりますが、ここでトラブル発生!電撃を喰らったピンカーがなんと「電流と一体化」してしまったのです…!て、私はココからが本番で、きっとジョジョ4部の「レッチリ」的な話になるのだろうと大いに期待していたのです、が然に非ず。この時点でのピンカーは電流とゆーよりは単なる幽体的な存在で、人に乗り移る能力しかないよーなのですね。結果ココから繰り出される第2パートは「レッチリ」とゆーよりはむしろ『ヒドゥン』に近いものでした。ピンカーが色々な人間に乗り換え乗り換えしつつ主人公を追っかけ回し、何故か幽霊となった恋人がピンカーに対抗するためのアイテムとかくれたりしながらも(?)、最終的には父親に乗り移ったピンカーと電波塔的なトコロのテッペンで決闘!てな風に話は展開してゆきます。  ココで、更にトラブル発生!電波塔上で何があったかは(演出が下手で)よー分かりませんが、ここでピンカーは最終形態である「レッチリ」的存在に進化して…とゆーのが最終パート。辛くも逃げ延びた主人公は、ピンカーの奇襲を掻い潜りつつ対抗手段を整えいよいよ最終決戦に臨みます…がソレは何故か主人公とピンカーがテレビの中の世界で殴り合う、という珍妙なものでした。ピンカーをビデオのリモコンで操ってボコボコにしたり(?)前述の恋人のくれたペンダントを込めた拳でブン殴ったり(?)して弱らせて、んで待機させたテレビクルーのカメラから自分だけ脱出したら(?)最後は変電所に忍び込んだ仲間が機材を壊して停電を発生させて目出度くピンカーはテレビの世界に封じられたのでした………(?)    率直に、特に第3パートは滅茶苦茶すね。あらすじだけでも既に十分に滅茶苦茶だと思いますケド、更にコレに支離滅裂で供給過多なアイデア(=思い付き)の嵐が襲い掛かるのです。前述どおり、彼女の幽霊は何回も思いっ切り登場しますし(無意味に血ミドロだったり水中で出てきたり)・ピンカーが電気椅子を耐え延びたことの理由付けなのでしょうが処刑直前のピンカーは意味不明なパチモン宗教的儀式を行ってたり・そもそも主人公とピンカーが実の親子…なんて設定にはどーいう意味があったのでしょうか?とにかく、詰め込み過ぎたシナリオを表面上繋ぎ合わせる為・或いはほんの一シーンを挿入する為だけに、かなり疑問がある変テコな設定を毎回ひとつふたつ盛り込んじゃってる、とでも言いますか。。  しかし、だからとゆーか作品は全体としてエラい高密度&ハイテンポで物語に勢いもあります。そして、ミッチ・ピレッジ演じるピンカー自体の凶悪で粗野な悪役ぶりも確かに見事だったり、主役のピーター・バーグも爽やかイケメンで非常に魅力的だったり、だから纏めるとこれって愛すべき素晴らしいB級…というよーにも思えるのですよね。支離滅裂さが逆にユニークに感じられることも含めて、B級として好きか嫌いかで言えば確実に私は好きな方です(愛してます)。なので、やっぱり1点足しておきます。以上。
[DVD(字幕)] 6点(2024-02-05 14:31:41)
5.  少女は卒業しない 《ネタバレ》 
前半は雰囲気というか、いつもの学校よりも尚ちょっと明るい様な気もするけれど、一方でやはり淡くて、そもそも少し密度自体が昨日までとは異なる様な空気の中で…というのが、実に卒業式って感じだなあ、と思いました。その分、最終的に4つに収束してゆくというお話そのものの方は、4人個々が抱えるモノの具体的なトコロが見え始めるのも含めて中盤以降に動き出す…という感じでもありますかね。全体を通してもごくまろやかなテンポで、後半は特にそのまろさが個々のシーンの演出としても効いていた…という感じもあります。その意味では、書いたとおりごく淡い空気感で始まったワリにも、それら個々のドラマというのは思いの外結構ハッキリとしたモノだったな、と言いますか、思ったよりその勘所が明快に分り易いモノだったな、という感覚もあります(特に、河合優実ちゃんのお話は、率直に意外なまでに重いモノでもあったし)。私としては実は、中井友望ちゃんのお話位のささやかな方が好きだったりもしますね(この4つの中でも一番好みではあります)。  上で書いたコトともやや被りますけど、今作の4つのお話(4人の女の子)というのは、比較的チャンと決着をつけて卒業してゆくコトが出来た…というコトだとは思ったのです、があくまで個人的には、大概ってそれが出来ずに卒業してゆくモノだから…というコトだと思ったりもしますよね(⇒端的に、一つ位はソッチの方の話でも…と)。まあ、負け続けた・逃げ続けた者の単なる戯言だと思って頂いても一向に構わんのですけれど、結局、何だかんだ「やり残した」コトというのが人生で最も愛おしい(或いは、それがそう成ってゆくコトこそが人生の妙味だ)な~んて、最近はとみに好く考えたりもします。
[DVD(邦画)] 7点(2024-01-27 13:19:41)
6.  死霊館のシスター 呪いの秘密 《ネタバレ》 
うーん…まずは、好くも悪くも非常に「前作どおり」とゆーか、かなり薄暗いトコロに(突然)ヴァラクが出て来る…のゴリ押しの恐怖描写も前作のまんまだし、かなりシンプルなシナリオ(+最終的な「倒し方」)もそ~んな感じだし、舞台が修道院ぽいナニかなのもそーだし、前述どおり好く言えば(ある種)在り来り・セルフリメイク的な故に手堅い、悪く言えばモ~「こんな続編、ワザワザつくる必要あった?」みたいなトコロがいちばんメインの感想ですかね。ちょっと調べると案の定、前作って相っ当に大ヒットしてたみたいなんすよね。その意味では確かに一つ、タイッサちゃんはやっぱ可愛いし・でまたホラーにもな~んかハマるんですよね(⇒お姉ちゃんも含めてこの姉妹って、一見そーいう風にも見えないんだケド何故かミョ~にホラーと調和するよーな気が…)。だから多分、可及的速やかにさっさと撮りたかった続編なんだケドも、アイデア出て来なかったからモ~力押しで…みたいな感じかな…な~んて邪推したりもして、ですね。  結論、極めて非常に迷ったのが正直なトコロですが、いったん前作と同じ評価にしちゃおうかと思います。ただ、打ち明けておくなら、迷ったのはもう一点下げるかどーか、というトコロなのが事実ではありますね。やはり、ワリとスグにサブスクに出て来そうな感じでもあるので、それを待ってから暇潰しに…位な期待感で宜しいのではねーかと。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-11-28 23:53:36)
7.  死滅の谷 《ネタバレ》 
コレは確かにナンとも強烈な……ブニュエルが今作を観て映画監督になろうと思った、てなコトらしいですケド、個人的には(コレもその影響自体は一般的に認知されてる)ベルイマンとか+彼の『第七の封印』とかへの影響…てのがより強力かもなって印象ですね。それは技術的な部分のみならず、今作が先進的・芸術的な表現技法を駆使して描き出すトコロの力強いテーマ性の部分にもまた大いに見て取れると思うのです。中盤の3つのストーリーで実に極上なるファンタジックの渦の中に見事に引き込まれたと思うやいなや、ラス前のエピソードの余りの冷徹さにモ~首がもげる位の勢いで現実に引き戻される、この感覚が実に鮮烈で、かつ(映画的にエッセンシャルな)「快感」だったと思うのですね。うーん、まだまだ、子どもの頃にコレを観せたら(ブニュエルとかベルイマンとかと同様に)ひとりの人の人生を⇒それを通して世界の在り方をも少し変えてゆける様な超・パワフルな作品だと思われますね。傑作。
[DVD(字幕)] 8点(2023-11-05 02:43:56)
8.  死霊のはらわた ライジング 《ネタバレ》 
うーん、やっぱ最近は全世界的に、スプラッタを名乗るならコレ位やんなきゃモ~話になんない…みたいな感じになって来てますよね(好いのやら悪いのやら)。シリーズ?としては2013年のリメイクもかなりキレキレにグログロ・激イタでしたが、今作も終盤は比較的にも相当なるキレ味を誇ってました。その終わらせ方=でっかい異形のラスボスがゴージャスに出て来るコト+血糊の大盤振舞い(洪水ぶり)の辺りがかなり満足度高かったコトもあり、結果的にはこの評価としております。重ね重ね、こーいう「力技」で、かつシンプルにイタくてグロくて「見るに堪えない」系のホラーがお好みだって御仁ならば、全力でオススメ出来る代物ですかね。是非々々。  と、ひとしきり褒めた後でいちおうネガティブ方面の気付きとして、まずはこのシリーズってやっぱ「ワンシチュエーション」が基本構造としてあるので⇒今作もシチュエーションに入ってからは走りっ放しで多少メリハリを欠くきらいがある…というコトですかね(所ドコロで息継ぎは入るのですが、ソレも逆にテンポを損なっている気もしたりしなかったり…)。あともう一つ、過去作と違って今作は主人公がひと家族で子どもが三人居て、でネタバレ的にはその子ども達にもごく容赦が無い方の(空気を読まない)ホラーだった…と⇒ココに関しては、あくまで個人的には、幾らキョウビの(やりたい放題な)スプラッタとは言え、やっていいコトと悪いコトはあると思うよ!(もし最後にキャシーまでズタボロにヌッ殺してたら、多分この点数にはしてないよ!)というコトですかね。とは言え重ねて、パンチの効いたホラーをお好みの方は一見されても好かろうかと。
[DVD(字幕)] 7点(2023-10-23 10:04:36)
9.  呪餐 悪魔の奴隷 《ネタバレ》 
まずとにかくは、思った以上に思いっ切りな続編!=全て前作を前提!として進む作品なのですね。しかもそのワリにも、当然前作は観てるんだよね?てな上から目線でナンの説明もおさらいも無く始まっては突っ走ってゆくので、このつくりでソレは流石にちょっと不親切すぎね?と思ったりもします。前作を(直前に)観るか、或いはあらすじ位は何らか読み直しておくか、は必須かと思いますね(結構細かいトコロまでテストに出ますよ皆さん!)。  その上で内容的には、舞台が曰く在りげな集合住宅で、んで前作の生き残り家族+そこの住人も多数を新規メンバ追加して群像劇的に進んでゆくので、まずはその意味でも場面が飛び飛びで分かり難い(⇒仮に前作の内容が完璧に頭に入っていてもなお相当に分かり難い)という作品でもありますね⇒シンプルに画面も暗いコトが多くてその意味でも更に更に分かり難いし。プラス、ストーリーの方もまた一貫性があまり無い・ホラー描写を数珠繋ぎにしてゆく系統、なのでなお一層ナンのハナシなんだかごく終盤まで高度に分かり難い…のでありますね⇒新興国産のリーズナブルなホラーとしては比較的尺も長めですし、私も正直、最後まで観たら結構かったるくなってしまった…てのが本音ですよね。  結論、ナニを措いてもまずは前作を観てから観るコト、あとは、話の内容はあまり気にせずにナンなら観飛ばして⇒ホラー描写の部分だけをパワー使って観るようにすると好いヤツなのかも知れません。特に、中盤のエレベーターのシーンとかは(古典的だとも思いますが)個人的には比較的盛上ってハラハラと観るコトが出来ました。オーラス付近もワリと派手っちゃあ派手…かな~とも思います。
[DVD(字幕)] 4点(2023-10-03 22:40:59)
10.  邪淫の館 獣人 《ネタバレ》 
うーん…年代的にも+やや煽情的な邦題的にも、他にもシコタマ散々存在する(この頃の)ポルノ主体の低俗な作品…かと思いきや、この監督ってポルノ的題材・描写を取り扱う系統のお方ではありつつも、根本的にはコテコテなるアート系映画作家だ…というコトなのですよね。ただ、その監督の他作品を観てないのでちょっとアレなのですケドも、今作は正直言ってかなりそのポルノ的な傾向の方が強い⇒否、他の中身が無さすぎる、というコトだとは(私にも大いに)感じられるのですよね。率直に、最初の一時間は全く全然面白くないのですし、でも別にごくシンプルなその背景設定等をもう少し丁寧に語ってゆく+その中に何らかアートな映像的工夫を散りばめてゆく、位のことは幾らでも出来そうなモンなのに、ソレを全然しないから(=ソコら辺がごく雑だから)非常に単純に「誰が何をやってるのか」がイマイチ分からない、という程度の代物になってしまってます。んでもって、その肝心な終盤の乱痴気騒ぎダケがミョ~に気合い入っちゃってるから(⇒でもココも、ワリとシーンごと単体でのつくり込みはやっぱごく雑だな~とも思いますケドね)結局のトコロ率直にポルノにしか見えない…のですね。何となく、観れる範囲で監督の別作品も観ようかな…という位の気分にはさせられたりもするのですが、今作にのみ関しては間違い無く駄作の範疇かと。オススメはしません。
[DVD(字幕)] 3点(2023-09-14 17:36:19)
11.  上海ルージュ 《ネタバレ》 
映像は綺麗なんです、がしかし…  特に前半は非常に華やか・鮮やかな映像が見事でして、少し靄のかかった様な感じも含めてちょっと幻想的でもあるとゆーか、ただ演出のその辺+実際の話の内容・テーマも含めて、ある種実に「虚ろな」美しさでもありますのよね。その意味では、個人的には映像的にも後半の⇒同じく虚ろな美しさでありつつも華やかさを脱ぎ去って寧ろ寂しさを纏ったかの様なソレ、の方が、私としては心に響くモノがあったかな…と思いましたかね。  でも、前述どおりお話としても「空虚な=登場人物の抱える空虚さを描く」作品だとは言え、まず最後まで観ると根本的に相当なバッド・エンドとして終わってゆくにも関わらず⇒ソレでも大して(コッチに関しては)私の心が痛まないのは、やはり前半で全く主役の2人(歌姫ちゃんとガキ)に感情移入するに至らなかったから…なのですよね。後半は、多少その意味で筋が「撚れて」ゆくモノの(=少なくとも歌姫ちゃんの描き方とゆーのは明確に変わってゆくし)ソレでも尚、感情移入の方向が反転するには至らなかった…というコトもありまして、個人的にはどーにもお話としては中途半端…だと感じられてしまいました。重ねて、映像は綺麗だった(女優さんも美しかった)のですケドね。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-07-22 07:44:21)
12.  しとやかな獣 《ネタバレ》 
120%タイトルのまんま!とゆーか、寧ろ『(大から小まで)悪人選り取り見取り!⇒貴方はドレが好き?』とでもゆーか、確かにブラック・コメディとしては傑作だと思いますケドも、本質的には1ミリも面白い話ではねーのですよね(卦体糞悪い…)。あの税務署員の小悪党が出て来なかったら、マジで0点を付けてた可能性もありますよ。個人的には正直なハナシ、今作に関しては(最早)若尾文子が出てるとか出てないとか、そーいう問題でもねーのですよね⇒外ヅラでナンとかなるよーな・ナニかが根本的に変わるよーなお話ではない、と思うのです。  ただね……ブラック・コメディとしてのみならず、技巧的にも非常にレベルの高い作品だと言わざるを得ない、てのが……(部分的にはまた確実に「アート」の域に在る、と⇒こんなゲテモノなのに……)舞台が終始、集合住宅の一室内に留まる…とかって種々の制約すらもコレだけ「楽しみ」つつ、ソレをこ~んな優れた芸術にマデ仕上げられる映画作家が今の日本にも居ますよ!なぞ、私には到底断言出来ないのですよね(残念乍ら)。例えば、あの「階段」のシーンを撮れる監督が(誰かひとりでも)今今に思い当たるのか…というこの状況で、いくら個人的に嫌いだからとゆーて今作に6点は付けられませんですよ(ソレだとあの『万引き家族』と同じ評価になってしまうのですからね⇒あまりに「格」が違いすぎる…と)。結論、重ねて(非常に)悔しいのですが、この点数としておきます。
[インターネット(邦画)] 7点(2023-05-03 23:32:17)
13.  食人族3 ~食人族VSコマンドー~ 《ネタバレ》 
おおお…鬼の様にツマランな…そもそも監督のマーティン・ミラーて誰じゃ?と思ったら、案の定ブルーノ・マッティ(a.k.aヴィンセント・ドーン)の別名義だし、オマエは年に2本も食人映画撮るんじゃねーよ、と(否、年に2本も最低映画撮るんじゃねーよ、と)。  基本的には食人映画だが、ちとアクション寄りとゆーか、食人族のテリトリーに殴り込むのが重装備の軍人になってたりする+少しだけ『プレデター』を意識したよーな描写(例の皮を剥がれて逆さ吊りの死体)が散見されたりする…のだけど、何だろう、とにかく盛り上がらないのだよね。メリハリの欠如、見せ場となるハズの描写のテキトーさ&パクリから来る新鮮味の無さ…あとやっぱ、食人族が集団で襲い掛かってくる…とは言え、竹槍・弓矢の半裸集団をマシンガン5丁で薙ぎ払う!つーのには、流石にスリルとか爽快感なんてのは感じられないっすよね(率直にゆーて大人げ無い、と)。観終わるまでに三日掛かった映画ってのも、久しぶりだすね。
[DVD(字幕)] 1点(2023-05-03 18:23:50)
14.  死の棘 《ネタバレ》 
コレも大昔に観ていて、その時は正直シックリ来なくて、しかし今回観直したら(意外なマデに)観入ってしまいましたね。この監督も超・寡作な方ですが、同じタイプ…てワケでもねーのですがやはり何処かヴィクトル・エリセはまた確実に思い起こされた…な~んて。でも、何故彼らが寡作かとゆーて、やっぱとにかく「画」にはこだわりまくってますよね。今作も、よく見るとマ~何処も彼処も素晴らしいショットだらけ(とゆーか、ソレしかない)ってな感じで、ソレだけでも2時間観てゆけちゃう(で実際観てゆけちゃった)と言いましょーかね。また暫く後には再見するかと思います。  演技は、かなり特徴的なので端的にクオリティが高い、とゆーのとも異なるとは思いますが、作品と調和しているかと言えば間違いなくそう(=成功してる方)でしょうし、その他諸々主演2人の仕事ってのはごくごく素晴らしいモノだったと思います。一点、物語としては極めて進み方が緩慢(とゆーか、殆ど前進してゆくコトもないし、当然何処かに辿り着いて終わるワケでもない)であるコトについては、個人的には好みとしては(=好きか嫌いかで言えば)私のソレからは外れては居ます。なので一点だけ引いておきます。
[インターネット(邦画)] 7点(2023-04-14 20:50:31)
15.  シークレット・マツシタ/怨霊屋敷 《ネタバレ》 
東京だと、ヒューマントラストシネマ(特に渋谷)は「シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション」とか「未体験ゾーンの映画たち」って毎年のよーに特集上映組んでマイナー国産のB級ホラーをシコタマ上映して呉れてるのですが、ソレらって物珍しさは十二分!とゆーて率直に純粋な映画自体のクオリティの方は…という曲者揃いでもありまして、個人的には最近はあんまし足が向かない状況ではあるのですよね(コロナ禍ってのもあって)。この作品は「未体験ゾーンの映画たち2022」のうちの一つかと思ってましたが、実はそーじゃなかった…てコトのよーです(⇒でもどー見てもそーいう系統ではありますケドね)。しかし更によく調べるとナンとペルー原産の2014年もの(もはやプチ・ビンテージ)ですし、で実際に再生始まると初っ端はま~たどー見ても『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』なコテコテ・ファウンド・フッテージでしたです(⇒幽霊屋敷系ではあるモノの、ゆーて正直イマサラ感しか無い)。  んで、やっぱ肝心のクオリティが…つーのがまず、80分にも満たない作品なのに(中々どーして)最初の50分間は大したコトが起こらずに只ダラダラしてる…というホラーの悪しき伝統を継承してるコトですね(今どき)。だから結局全体として、そもそもまるでお話=ストーリーとゆーのに為ってないのですよ(⇒ラスト20分は流石にそこそこ派手なホラーシーンが続きますが、お話としては只々4人で屋敷に侵入して準備して、で襲われて全滅してハイ終わり~てなダケでして)。更に結局、そのラスト20分にも(ホラー映像的な意味で)ユニークなモノってのが別に在りゃしない…となると、このご時世にワザワザ観る価値とゆーのはどーにも見出せませんですよね。結論、映画館鑑賞の方はスルーして120%正解だった、としか言い様がありません。本国ペルーでは、舞台である幽霊屋敷が首都リマのド真ん中に実在する!というローカルな事情もあってか大ヒットした…てなコトらしいのですケドね(残念。。。)
[DVD(字幕)] 3点(2023-04-05 00:44:36)
16.  シン・仮面ライダー 《ネタバレ》 
私は正直なコトをゆーと「え、何でこんなに評判悪いの?」というレベルでメチャクチャ楽しめてしまったのですが、帰って来てこちらのレビューも全部読みましたがソッチにも完全に納得はしました。今サラ私が言うコトでもないでしょーが、重ねて、完っ全に「監督の趣味」でしかない映画であって、だから極めて人を選ぶ・ニッチな作品だというコトではあるのでしょう。しかし同時に、こんな奇天烈な質感を映画として楽しめるとゆーのはソレこそ、この地球上でもごく限られた領域&限られた時代に生まれたからこその「特権」だとも思いました(個人的には、特に今作のチープなCGによるアクションをアクションとして受容可能なのは、実はオリジナルの直撃世代よりはもう少し我々の世代寄り=平成・2000年代のテレビ特撮に少しでも親しんだ世代…なのではねーかと思いましたね)。私は素直に、この映画を存分に楽しめたという自分の境遇を神に感謝したいと思います。面白い映画でした。  とは言え、一言だけ言っておきたいとしたら、この映画って(立派な原作が別に在るにも関わらず)本質的な中身ってまたほぼほぼ旧『エヴァンゲリオン』と同じじゃなかったですか?(+細かい演出のコンセプトとかだってそーだし)でも、演出手法とかの「外観・見て呉れ」或いは「好きな=またやりたい」展開の運び方とかに関しては、私も別にセルフオマージュだって全然好いじゃんか、とも思うのです。ただ、例えソレが自身の最大の信念・価値観であったにせよ(そしてソレばっかり描く=貫くとゆーコトにも確かに大きな価値が在るモノだとは思えども)も~アレから30年にもなるのですよね?個人的には、ならばソレ=その「中身」は多少は変化している・してゆくべきではねーのか、とも(少しダケ)思ったりはしましたですかね(⇒ある意味、シンプルに「人」として)。  ※コレはいよいよ、私もエヴァの新劇場版を観ないといけないのでしょーかね。。事前情報を入れる位なら、直接全部観た方が好いと思うので。。  ※プラス、以下余談: 今作の採点に関しては、個人的に少し外的な要因とゆーのがあって、第一に件の『シン・ウルトラマン』よりはコッチの方を上にしたいと思ったのですね。全体的にはごく似通った質感+諸々のクオリティだとも思ったのですケド、まず(先ほど少し腐したとは言え)テーマ的な部分で今作の方がより共感可能だったコト、あと全体的なテンポも今作の方が好みに近かったコト、が理由です。しかし、実は『シン・ウルトラマン』はその直前に観た『ULTRAMAN』に(本来は5点相当なのに)心情的に6点を付けるしかなくて、だから『シン・ウルトラマン』は(本来は6点相当なのに)7点になってしまって居て、んで今作はそれ故に(前述どおり)8点とするしかなかった…のですよね。従っての結論、今作は「7点寄りの」8点という評価としてご理解頂ければ…と思います(ソレでも、個人的にも良作の範疇であるコトには変わりはねーです)。宜しくお願い致します。
[映画館(邦画)] 8点(2023-03-27 09:12:33)
17.  シャザム!~神々の怒り~ 《ネタバレ》 
主役のシャザム君のキャラ諸々にせよ、どーしたってコメディ含みのジュブナイル系⇒対象年齢低めのファミリー向け、という作品に為らざるは得ないのかな…と思いますし、この続編も実際そーいう作品には(チャンと)為っているかな~と思いますね。ただ、そーいうシンプルな(+多少有り勝ちな)お話の内容はともかくも、まずコメディ部分も前作から引き続いてそれなりに笑えるというモノでしたし、肝心なアクションの映像面のクオリティは(コレは前作に比べても)思ったよりもかなり好く出来ていた…とも思いましたですね(実は、前作ってかなりヒットした…というコトらしくて、だからDCでもそこそこ気合入れてつくった方のヤツなのかも知れんですかね)。  しかし、別にソッチの方にそんなに期待して観に行ってるワケではねーのでソコまで気になっても居ないのですケド、とは言えゆーてお話の内容・展開運びそのものはかなりいい加減だったとも思われますね。アトラスの娘3人のチームワークの(極度の)悪さもそーなのですケド、そもそも彼女らが何がしたいのか+その手段は目的に対して妥当なのか、とかってのもま~整理が雑だな…と(加えて、杖だのリンゴだのと必要なアイテムがアッチャコッチャに分散してて展開自体がかなり分かり難いな…と)。思うに、シャザム君って(バカなダケで)ヒーローとしての力量はなんなら最強クラス…だとも思うのですよね。だから畢竟、敵の方とてそれなりに強力なヤツでないと務まらない…とも思われるのですが、でも重ねてファミリー向けのコメディ・アクションだからそんなにハードな展開にも出来なくて…とかって「バランスの悪さ」が少しダケ感じられるな…とも。
[映画館(字幕)] 6点(2023-03-21 21:31:46)
18.  地獄の私刑・黒い欲望の報酬 《ネタバレ》 
かなり安手な70年代英国産サスペンスで、サイズからしてもごくコンパクトなヤツ…ですかね。率直に、八割がたのグダグダと、残り二割がサスペンス的アイデアを一発カマしちゃれ!てな感じの成分構成になってまして、そのアイデアが炸裂するオーラスには(ゆーて)そこそこの面白みは在るかな…とも(否、炸裂するってホド鮮やかでもねーかな…とも)。ただ、とにかくその他のグダグダが余りにもグダグダ、加えてまた少しバカっぽ過ぎるのもありまして、中盤は正直ちょっと(いやかなり)ダレてしまいましたよね。。マジで、多少なりとも「段取り」てェのを整えるコトの出来る人間 or 感情に流されずに理性的に判断の出来る人間、つーのが一人として出て来ないのですよ。正直、好くコレでサスペンスに仕上がったな…とも(否、コレも本来はブラック・英国・コメディとして捉えるべき作品なのではねーかな…とも)。殆どロハで観れたから好い様なモノの、カネ払ってまで観る価値が有るかとゆーと…うーん……  ただし一点、本作の数少ない「ウリ」の一つであるジョーン・コリンズさんは、シンプルに相当にエロっぽい美形ですし、終盤手前には(またごく無駄に)ホットなランジェリー姿を披露して呉れても居るのですね。しかし、脱いでやったんだからモ~私の仕事は終わりよ!とバカリにその後は(不自然なマデに)急激にフェードアウトしてまうのですよね。。重ねてそんなトコロも含めて、本当にアイデア一発!なサスペンスで人間ドラマとゆーのには皆目成り得て居ない…てレベルの作品なのもまた間違いはねーですね。はい。
[DVD(字幕)] 4点(2023-03-05 23:33:46)
19.  ジェントルメン(2019) 《ネタバレ》 
実は『ロック、ストック…』を観れてなくて、最近の監督の他作品の印象でフツーにアクションだと思い込んで鑑賞に至ったのです。が、どちらかとゆーと今作ってシナリオに仕掛けの在るタイプのクライム・サスペンスだったのでして、かつタイトリング通り(英国風に)ブラックでアイロニーなコメディ風味もまま感じられる…というヤツでした(有り体に言うとやっぱタランティーノぽい…てなモンで)。確かにちょっとまた「思てたんと違う」というコトではありました(特に、ほぼ全編がヒュー・グラントの語る「回想」て構成になってるので、時間の流れがスムーズじゃなくって普通のスリラーみたいに中々テンポがハイになってかない≒とゆーかテンポ速くなると程無くブレーキが都度掛かる…という感じ)が、ごくノンビリ観るのなら(逆に)全然アリかとも思いましたかね⇒私も酒でも飲みながら観た方が好かったかも…と。役者もまあまあゴージャスだし、また役柄にも結構みんな高度にハマってた…とも思うのですよね(個人的にはコリン・ファレルがかなり好きでした、し、ジェレミー・ストロングに凄むマシュー・マコノヒーのシーンはフツーに思いっ切り観入ってしまいましたし)。  ただ、その肝心なシナリオについても二点ほど。多少複雑でもそのモヤモヤも最後まで楽しめる(⇒で最後にはチャンとスカッと出来る)ってヤツだとは思うのですが、ソレでも少しややこし過ぎ&出来過ぎだと思う箇所が一つずつ、と。ややこし過ぎるのはサブキャラで中国人と貴族がそれぞれ二人ずつ出て来るコト、出来過ぎなのは窓から落ちておっ死んだガキがロシアン・マフィアのボンボンだった…て高度な偶然。こーいうのがも~少しシンプル・自然でも他のナニかで魅せられる…てクオリティが在るのが(ソレこそ)初期タランティーノなのかな、な~んて。別に私そんなにタランティーノ好きでもねーのですケド、そんな私でもやっぱ「比較」はしたくなっちゃいますかね(なのでこの点数で)。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-02-18 01:01:35)
20.  ショコラ(2000) 《ネタバレ》 
(理由は実は好く分からなかったのですが)当初からかなりメルヘンな雰囲気が感じられるのですケド、そのワリにはソコまで分かり易く明らかにポジティブ&ハートフルなドラマでもねーかな…と思ったのです(⇒ラスト付近は色々とご都合主義にも近い感じでカタが付きまくってゆきますが)。また、好くある「ふと現れたスーパーな主人公が一切合財解決して回る」というお話に思いっ切り見えるヤツでもあるのですケド、中盤深くまではその辺の感じも率直にだいぶ曖昧だとも思うのですし(特にキャリー=アン・モスとジュディ・デンチの関係性があまり改善した様に見えてゆかないのが私としては大きかったのかな、と思います)、ソレでいてレナ・オリンの元旦那はラス前には一発トンデモなく深刻なコトをやらかしてくれるのですし。個人的にも、ごくまろやかに観てるしかない感じで進行してきて…のあの辺からの暫くのシリアスさは、全体としても少~しバランスが悪かったかな…と思いましたかね。  ただ好意的に捉えれば、見た目は分かり易い様で実際は全然そーでもない、タイトルどおり甘い様で実はほろ苦くもある、とかっていう(種々の側面で)ごく複雑で奥行きのあるドラマだ…と思うコトも出来るかと感じるのです。ソレこそ苦くも甘いチョコレートの様な、と。ロケーションがとても素敵で、美術系の小物も総じて綺麗で、何よりジュリエット・ビノシュは超・魅力的で(外見も内面も)かつ少なくともレナ・オリンに対象を絞るならばごく分かり易くポジティブ+爽やかなお話だったのも含め、いつ観ても全然フツーに楽しめる映画だったかな…とは思いましたですね。観て損とゆーのは全く無かったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-01-25 19:37:51)
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