41. スターリングラード(1993)
只々悲惨な地獄絵図にグッタリ。空調の効いたリビングで鑑賞し、子供達と夕食(クリームシチュー)を摂り、お風呂上りにレビューを投稿。ありがたさを思い知る逸品。 [DVD(字幕)] 6点(2018-09-17 21:55:40) |
42. スモーク(1995)
14年間写真を撮り続ける理由が最後になってやっと分かる。映像だけで充分で語りは不必要だったと。消えない過ちを背負いながらも生きてゆくのに人情は不可欠な事を実感。不屈の苦労人 ハーヴェイ・カイテル 圧倒的な存在感の一品。 [DVD(字幕)] 6点(2018-09-17 08:23:13) |
43. スコルピオ
子供時分にどうしても観たかった念願がようやく叶い、更にポール・スコフィールド出演に期待がパンパンに膨れ上がる。彼の重厚な声に惚れ惚れするも中途半端な役どころでフェードアウトしてしまうのが歯痒い。アラン・ドロンは浮ついているし、バート・ランカスターは痛々しい。空回り感が残念な作品。 [DVD(字幕)] 6点(2017-10-23 09:53:17) |
44. スーパーの女
ダメスーパーをふらりと訪れた女が立て直すお話を、監督、キャスト共に小慣れた感じで見せてくれます(花子の男口調には辟易しましたが。) スーパーの色々なエピソードをサラッと紹介しつつ、二つの店の物凄いネーミングやカーチェイスなど、お笑い部分も盛り込まれた、観ていて肩の凝らない楽しい作品に仕上がっています。精肉チーフの「どうせ、素人には判りゃしねぇんだよ」とほくそ笑む姿に、昨今の産地偽装など「見つからなんだら、何をやってもええんや」とでも考えている倫理観の欠如している方々が思い浮かびます。もっとも、 お客の側はお客の側で「見つからなんだら、何をやってもええんや」と思っている人もいるのでしょうね。 6点(2005-01-23 16:44:47) |
45. 素直な悪女
男なら誰でもいいのかと聞かれて、女もよと答えたのには、ジュリエットならやりかねんなぁと笑ってしまいました。まだ子供なんだから、分別も理性も見境も知性も教養も気品も無く、楽なこと、遊ぶ事、セックスする事にしか脳が働かなくてもおかしくないのでしょう。ただ、子供のくせに美貌と肉体美とふてぶてしさは人並み以上なので男どもはヨロメクのでしょうか。ジュリエットがビンタを四連発くらっていましたが、自分は三兄弟とエリックに「いいかげん、目を覚ませよ」とビンタしてやりたい心境でした。最後のほうの踊りまくっているジュリエットをご覧になった当時の殿方はよろめいておられたのでしょうか。全編に亘ってあほらしと思いながらも分別あるエリック役のクルト・ユルゲンスと純情なミシェル役の若きトランティニャンのお陰で最後まで観賞できました。 6点(2004-08-27 00:12:40) |
46. スパイ・ゲーム(2001)
《ネタバレ》 退任まで1日でどうやって救出するのか? 回想録が続くのは当然かと。ドイツとレバノンのシーンで自己愛に満ち約束を屁とも思わないCIAのセイギカンが見応えあり。サイドショー作戦をディナー作戦に書き換えメデタシメデタシに終わるまで野暮を承知でシーアイエーはこんな間抜けな組織なのか・・・馬鹿らしさで1秒も盛り上がれず。 レッドフォードの白すぎてシワシワのお顔が寂しかった。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-05-08 12:24:56) |
47. 素晴らしき休日(1938)
《ネタバレ》 ケイリー・グラント、キャサリン・ヘプバーン共演の舞台劇とくればどれだけけたたましいことやら、恐る恐るの鑑賞。まぁ許容範囲でめでたく完走。予定調和の結末におさまった他愛ない物語。100へぇだったのがグラントの身体能力でバク転、ネックスプリングに、この人はジェームズ・ボンドもをそつなく演じられるのだろうと思えました。エドワード・エヴェレット・ホートンの何時もながらの脇役振りは、クロード・レインズのような主役を食ってしまう強烈さはないものの、味わい深さに魅入るところです。 [DVD(字幕)] 5点(2021-08-23 08:38:54) |
48. スキャンダル(2019)
古今東西見聞きする枕営業のハナシが繰り広げられる舞台がFOXニュースであり最近起こった実話だそうで。容姿端麗且つ知的な人々が織りなす痴的な騒動をポカーンとして眺めておりました。どう見てもシャーリーズ・セロンに見えなかったのが、オスカー受賞者による特殊メイクだったところ、ヒヒ爺振りが圧巻のジョン・リスゴー、健在な姿を拝見出来たマルコム・マクドウェル、枕営業の何たるかを体現したマーゴット・ロビー、実話をサッと1本の映画に作り上げるしたたかさに、それぞれ1点ずつ。 [DVD(字幕)] 5点(2021-04-20 12:15:24) |
49. ストーカー(2002)
詐欺罪に問いたい邦題のせいで間違った期待を持たされたのが腹立たしい。無機質な毎日を送る無機質な男の悲哀を絶妙に表現しているロビン・ウィリアムズの物語として見応えがあるのに、無理矢理ドラマチックにしようとしてものの見事に滑ってしまった作品。 [DVD(字幕)] 5点(2020-09-11 04:21:39) |
50. ストレンジャー(2010)
キャッチコピー「一人の訪問者がこの街の静寂を引き裂いてゆく」に、コリン・ファースの虫も殺さぬ顔して悪の限りを尽くす姿を思い浮かべ興奮したのですが。ちゃらんぽらんじゃないけれど「ちゅーーーーとはんぱやなぁ」としか言いようのない役どころで、ストーリーもまた然り。嗚呼残念。唯一印象に残った要チェックのパトリシア・クラークソンに点数の全てを。 [DVD(字幕)] 5点(2018-11-30 16:03:16) |
51. 杉原千畝 スギハラチウネ
世界を変えたい、この国を良くしたいという外交官としての矜持とは無関係に見えるビザ発給に踏み切った理由を知りたかった。帰国後の外務省の仕打ちに対する夫婦の思いを知りたかった。消化不良な作品なれど、根井三郎の存在と自治三訣の精神を知ったのは収穫。難民の苦汁を味わった人達はパレスチナ難民に対して何を思うのだろうか。 [DVD(邦画)] 5点(2016-08-08 01:24:34) |
52. スーパーサイズ・ミー
その極端さに笑える部分は「黄金伝説」を観ている様でした。企業努力がやり玉に挙げられていますが、子供の頃に習った「公害」とは違い、自らの意志が通用するのです。「お手軽」さにかまけて食べ過ぎたり、子供に食べさせ過ぎたりしているのは自分自身でしょう。出来ない理由を並べ立てて、不都合な結果を他者のせいにするのに白けてしまいます。百万言を並べ立ててもやらなきゃ何も変わらないという監督の敢闘精神に敬意を表します。 [DVD(字幕)] 5点(2012-03-18 13:38:42) |
53. スリーパーズ
殺してやりたい程の憎悪を抱いていても、大抵の者は実行はしません。敢えて実行したのであれば、その責任をとるべきと考えます。自分の尻を他人に拭いてもらって喜んでいる二人の末路は、それなりのもののようでした。いろんな点でデ・ニーロ神父は印象に残りました。神父さん 、貴方の二人にかけた情けは二人のためになったのですか。 5点(2005-01-13 21:40:30)(良:1票) |
54. スノー・ドッグ
デーモンがなかなか愛らしかった。マイケルボルトンは???・・・ファンなので+2点 5点(2003-12-31 08:08:27) |
55. スタンピード
《ネタバレ》 牛の交配繁殖がテーマの凄く地味なお話でジェームズ・スチュワート格闘シーンは57歳の老け込み具合に痛々しさを感じて盛り上がれません。ハッピーエンドとはいえ爽快感が無く直ぐに忘れてしまいそうな作品です。 [DVD(字幕)] 4点(2023-08-24 23:27:18) |
56. スティール・サンダー
《ネタバレ》 潜水艦監獄という設定に興味をそそられ、ドルフ・ラングレン(お懐かしや)上半身裸での腕立て伏せに「これは面白くなりそう」との予感はハズレでした(悄)。良い作品にしようという気持ちは伝わってくるのですが、潜水艦の造り及びクルーのうら寂しさ並びにどこが?と言える国家機密並びに死んだはずだよお富さん的な展開等チープ感満載。そして、二枚看板を謳っておきながら共闘シーンは申し訳程度だったドルフ・ラングレンの友情出演扱いが決定的にいけません。余談ながら、何をどうしたらこの邦題になるのか、「サンセット物語」と並ぶいくら考えても解らないものであります(謎) [DVD(字幕)] 4点(2020-01-19 00:42:45) |
57. 素晴らしき戦争
第一次世界大戦が描かれた本作。監督の意欲的な試みは退屈さしか覚えず、絢爛豪華な俳優陣の印象も薄い。ラストショットに目が覚める。その峻烈さはダラダラとした物語を要約した見事なメッセージであり点数の全てを。 [DVD(字幕)] 4点(2017-10-04 14:28:47) |
58. スネーキーモンキー/蛇拳
ストーリーは他愛ない。名コンビなのに子弟の絆は感じられない。アクションはいまいち。暇つぶしには好適な一品。 [地上波(吹替)] 4点(2015-07-16 04:05:43) |
59. スウィート・ノベンバー
前半部分は結末への興味を持てたのですが、後半は結末が見えるつまらなさと、サラの身勝手さへの腹立たしさでサッパリでした。彼女にかかわる男性は皆寛容であり、音楽・映像と併せてカラリとした心模様も窺えるのですが、それ以上にうそ臭さを感じてしまいました。 [DVD(字幕)] 4点(2009-11-23 02:31:56) |
60. ストーリー・オブ・マイ・ワイフ
《ネタバレ》 初対面の見ず知らずの女性に求婚して相手も承諾する。映画ならではの非現実的な世界に興味が募ったのですが。そこから船長さんの妻の浮気への疑心暗鬼の姿というありきたりな話を延々と見せられて寝落ちとの闘いに。大体自分も浮気していながらどの口で妻を詰るのかというこれまたありきたりな人物像。妻の目つきにも始終嫌悪感。結末にもそうですか以外の感想無く。「心と体と」の監督に寄せた期待は空振りに終わりました。残念です。 [DVD(字幕)] 3点(2023-07-04 00:24:48) |