1. S.W.A.T.
冒頭の銀行強盗のシーンなんかはすごくよかったのだけに、その後の失速ぶりは観ているこちらが慌てちゃうくらい。 だいたいわざわざあれだけ時間を割いてメンバー選抜したのに、その人物がいまいちキャラが立ってない。 ミッシェル・ロドリゲスなんか魅力的なキャスティングだったのに、現場でのたいした見せ場もなく…。 題材としては興味深かっただけに、残念。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-09-16 01:12:45) |
2. スラムドッグ$ミリオネア
世の中におよそ悲惨でない不幸や貧困はありえないのだが、満たされた生活をしていても死んだようにただ生きている人間もいれば、地獄の中でもキラキラしてる者もいるという、あったり前のコトがストレートに描かれているのが、この映画に感じる爽快感ではないか。 取調室、スラム街、クイズの舞台、これらのシーンをつなぐスピーディなカット割りで、息もつかせず物語は進んでいく。 もちろん、クイズの問題に「答えられた理由」を通して、主人公の波乱の生い立ちが明らかにされていくという構成そのものが当然の如く面白いのだが、ひとつひとつのエピソードの細かい演出も非常に意図的で、いわば夢物語であるストーリーに、とことん力強さを与えている。 音作りも非常に凝っていて、一度もテンションを落とすことなく最後まできっちり突っ走り抜いた後に感じるのは、大げさでなく「生きる活力」。 命の躍動感に満ちた快作である。(5月22日・バルト9) [映画館(字幕)] 9点(2009-05-24 09:18:39)(良:1票) |
3. スクール・オブ・ロック
《ネタバレ》 いやぁ、面白かった! 何が良かったって、ジャック・ブラック演じるS先生が最後の最後までただの「ロック馬鹿」だったところが良かった。 生徒との信頼関係にしたって、決して生徒への愛情があったワケなんかじゃなくて、ただただ熱いロック魂をたぎらせたい主人公の情熱が、生徒に伝わっただけで。 その証拠にラストのステージでさえも生徒に花を持たせるどころか、暑苦しいほど前に出て、観客に向かって夢のダイブまでやっちゃう始末。 でも、押しつけがましい師弟愛なんか盛り込まれるより、ダメダメな主人公の、その「好きで好きでたまらないロックへの情熱」こそが、心地よい感動を呼ぶ。 ものすごくカワイイ子役たちと、画面から汗臭さが漂ってきそうなジャック・ブラックの熱演に7点献上。 [DVD(字幕)] 7点(2009-03-26 17:00:25) |
4. 素晴らしき哉、人生!(1946)
軽妙でユーモラスな演出で「人が生きる意義」を問いかけた名作。どんなにちっぽけな人生に思えても、善く生きようと努力した主人公の人生の足跡はあまりに大きかった、という人生賛歌をこれ以上ないくらい暖かく感動的に謳いあげている。ところで、この映画の中で交わされる会話の数々が大変瑞々しいのも必見。例えばジョージに「なぜ俺と結婚した?」と尋ねられたメアリーが「だってほかの人とじゃあなたに似たベビーが生まれないわ」と答えるシーンなどは、女の私から見てもあまりにも愛らしい。映画はこうでなくっちゃ。 10点(2003-11-24 16:03:40)(良:2票) |
5. スリーピー・ホロウ
古典だけあって、物語自体に斬新さがないのは仕方ないとしても、脚本・演出共に、もうすこし練れてたらなぁ。 この監督独特の映像美とジョニーの愛らしさのほかは、観るべき点を見出せずちょっと残念。 悪くはないんだけどね。 5点(2003-11-17 15:00:31) |
6. スタンド・バイ・ミー
ロブ・ライナーが実に上手にキングの原作を調理している。原作ではややもすると悪い後味を残しそうな結末を爽快にし、うかつに扱うと甘ったるくなりそうなノスタルジーが、若さという残酷を描くことで深みを出している。そしてベン・E・キングの主題歌が、本作を傑作にした。 8点(2003-05-18 12:53:03) |
7. ステラ
泣きました。ええ、泣きましたとも。ベット・ミドラー扮するステラの強さと可愛らしさ(あわててお化粧するクリスマスのシーンと言ったら…)愛情深さ、そして高潔さに感動と共感を覚えました。細かいことはともかくも、あれだけ泣いておいて、低得点はつけられません~。 8点(2003-04-05 19:40:12) |
8. スティング
これこそエンターテイメント!これぞ娯楽映画!と言いたくなるお気に入りの1本。誰が観ても楽しい快作です。私の携帯の着メロは本作のテーマソング「the entertainer」です♪ 10点(2003-04-05 19:34:53)(良:1票) |