1. それでもボクはやってない
《ネタバレ》 日本の司法・裁判制度の問題点、なかなか世間の注目を浴びることの無い部分をこの映画が世間に多少なりとも知らしめた事は評価します。しかし、何ででしょう?妻子ある中年サラリーマンが主役の方が現実感があってよかったと思うのだが・・・それにこの主人公は本当に”やっていない”のか???”やっていない”という彼の証言を信じすぎるのもたいへん危険なことじゃないでしょうか?私は彼が本当は”やっていた”という目線でずっと見ていたんですが。。。彼の行動に疑われるような不審は動きがあまりにも多すぎる以上、疑われるのは当然、クロ判決を受けても致し方ない。少なくとも私は電車通勤時代、満員電車に乗る時は極力疑いを持たれる事がないように心掛けていたし、疑われたくなければそれぐらい注意深く行動すべき。またこの映画を観た一部の悪意を持った人間による”痴漢恐喝”が増えやしないか、とても気がかりです。 [映画館(邦画)] 6点(2007-01-26 21:13:58) |
2. ソウ2
前作からさらに開き直ったほどのCUBE+SEVENなテイスト。ジグソーの名前までジョンと被せる徹底ぶり。がやっぱりこのジョンの魅力の無さ、ポリシーの無さにゲンナリ。彼と彼女が一生懸命ワナ仕掛けてる姿を想像するとバカバカしくて・・・ [DVD(字幕)] 1点(2006-05-07 11:23:38) |
3. その夜の妻(1930)
ローマの神殿のような列柱に淡いガス灯、何が始まるかと思いきやギャング映画でビックリ!摺りガラスに影を映したり、手形を残したり(意味がなかったが)手が込んでました。ストーリー自体は罪と罰ででしたが、カウリマスキの罪と罰と比べながら楽しめました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-15 22:37:46) |
4. 曽根崎心中(1978)
近松物の代表的な曽根崎心中ですが、もっとえげつなく、悲劇的に描いて欲しかったです。身分や世間体、謂われ無き罪による仕打ちなど悲劇さをもっと描いて欲しかったと共に遊女と丁稚上がりという彼らの純粋、純潔さを際立たせて欲しかった。イマイチそこが不十分な気がして男の意地や女の意地、恋の手本となる死に様を見せる、という肝心なテーマが薄く感じる。ラストの心中シーンは良かっただけにもったいない。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-05-06 00:07:04) |
5. ソウ
前評判で面白いと期待させられていただけに裏切られた感がかなり強いです。すごく出来の悪い「SEVEN」風の映画でラストはあ~あ、やっちゃったよって感じです。最後に出てきて急にそんなこと言ってもオイオイって感じで、殺される人間が無作為抽出で偶然そこに居合わせたから殺されたりで説明不足。物語の中から犯人の哲学、美学が無く、目的や意志が全く伝わらないんですよ、実にカッコ悪い犯人です。犯人の描くシナリオが出来が悪いくせにみんな大人しく付き合ってるのが理解不能。犯人にとってどんな不測の事態が起きても想定の範囲内なんでしょうか? 0点(2005-03-17 00:56:04)(良:3票) |
6. 存在の耐えられない軽さ
私が男だからでしょうか、彼女たちの心の機微はもう一つ判らない。トマシュのオンナに対して軽くても思想に対しては譲れない気持ちなんてわかるもの。ただ映画全般、何を言いたいかと言われるとなんかよくわからんです。ジュリエットビノシュの脇毛にドキリとし可愛く、美しく、ファッションなんかも好きだなあというくらいです。いい年こいて女心はまるでわかりませんね。 3点(2004-03-20 23:35:40) |
7. ソラリス
新旧2作を新作から見ました。「そんなに悪く無いじゃん」と思いつつ旧作を見たら新作の記憶が削除されました。【STYX21】さん の言われるソラリス入門にはいいんじゃないでしょうか。 3点(2004-03-20 12:08:34) |
8. 早春物語
世間は狭いねえ、出会いから不自然だよ。知世ちゃん全然色気感じないし、そんな小娘・・・でもこられたらいってしまうか、男だもんね。 2点(2004-03-18 11:24:48) |
9. 早春(1956)
サラリーマンの日常から人生の無常さを見事に伝えてくれる作品。戦争で生き残りサラリーマンとして生きる主人公、人生をどこか諦めている雰囲気を持ち流されているような存在。地方へ飛ばされた仲人、脱サラした会社の先輩、若死にする同僚、学のない職人の戦争仲間、自らの転勤、定年を迎える客、唯一の救いのはずの不倫も妻との確執を生む。人生思い通りにいかない事ばかりで憂鬱になりそうである。そんな中で最後までついて来てくれる存在はやはり妻なのか。会社の廊下シーンで初めてカメラが動いた時は感動した、まるでシャイニングで子供が三輪車?で廊下を走っているシーンのようだった。 9点(2004-02-10 14:32:57) |
10. 續・姿三四郎
前作は柔道対柔術でしたが、今作ではより総合格闘技化しています。日本人対米国人というのは外せなかったんでしょう。武道かエンターテイメントか、現在も問われる問題ですね。柔術家がリングに上がる様は曙がリングに上がるのを思い出させる。ただラストがあまりに尻切れトンボな気がします。 6点(2004-02-08 14:58:56) |
11. 空の穴
恋愛下手な中年男性の心情、十分伝わってきました。リアルな分ちょっと痛い部分もありツライ。小ネタのような笑いのツボも嫌いじゃない。 6点(2004-01-13 23:05:20) |
12. 卒業旅行 ニホンから来ました
織田裕二先生の世界陸上的のアホキャラ、東南アジア系顔を最大限に生かした作品。 2点(2003-11-20 22:33:10)(笑:1票) |
13. ソナチネ(1993)
北野映画で最も北野映画らしい映画。緊張と緩和、生と死、陰と陽、光と影、これら対を成すものがうまく描かれている。光の消えた部屋でマシンガンを連射、HANABIのように浮かび上がる一室の中ではじける命、このシーンは名シーンだと思います。ただストーリーの本筋が正直つまらない。 9点(2003-11-08 13:57:08) |
14. そろばんずく
とんねるずと森田監督が友達ってだけの映画。この二枚看板だけで当時は制作費が出るんだから世の中間違ってるよなあ。 0点(2003-08-24 15:04:46) |
15. それから(1985)
私も森田監督の中では一番好きです。もともとの原作が好きですし、前田米造氏の映像が実に見事でこの映画を深くしている。 8点(2003-08-24 15:01:50) |
16. その男、凶暴につき
偶発的ではあるが、監督・北野武を生み出した映画としての意義が大きい。ストーリー自体にそれほど面白みは感じない。ラストのオチも見えすぎていた。 6点(2003-08-24 14:55:05) |
17. 卒業(1967)
初めて見た子供の頃から保守的な私にはわがままな行動が許しがたく大っ嫌いです。 1点(2003-08-23 18:00:03) |
18. ソードフィッシュ
アメリカをテロから守るためのテロ、とてもブラックで面白いのだが、アメリカ人って真に受けそうで怖い。像が消えるイリュージョン?世界No.1ハッカーの表現が1分間暗号解読?最後のオチもあれがハッピーエンド?センスの無さすぎです。 3点(2003-05-29 10:31:58) |