21. UDON
《ネタバレ》 いや、これは意外に面白かったです。エンタメドラマの奥深さを感じました。この映画で取り上げられたうどんのように・・。きっと映画製作の現場は、しょうゆ顔の人ばかりなのでしょう(笑) [DVD(邦画)] 7点(2015-10-25 14:33:04) |
22. ウォリアーズ(1979)
《ネタバレ》 ん?どっかで見たことあるような?あれ?「ストリートオブファイヤー」の喫茶店の女主人じゃん!?彼女、デボラ・ヴァン・フォルケンバーグって言うんだ。そう、ウォルターヒルの初期の作品にもう出てたんだね。つまりこの映画と「ストリート~」は姉妹作品なのかも・・。言うまでもないが、ウォルターヒル節はいいね。これを子守歌代わりに育った我らには、この監督にはどんどん作品を創り続けて欲しい。暴力がテーマのペキンパーと一緒にしないで欲しい。ウォルターヒルは喧嘩がテーマなのだ。落とし前まできっちり描くのが彼の映画のカタルシス。 [ビデオ(字幕)] 7点(2015-06-13 21:35:40) |
23. 美しき冒険旅行
《ネタバレ》 見応えがあった。現地人には白人はどう映っていただろうか?WALKABOUTをしていない人間なのに文明の利器で大きな顔をする人間たち、それが白人だ。案外、現地人には軽く見られていたのではないか?白人視点から行くと、「下」に思える現地人だが・・。この現地人の青年は、案外ひ弱な白人女性に思いっきり、大きな気持ちで求愛したのかもしれない。しかしつれなくされる。実際、ふられた現地人が自殺することがあったのか、どうか。自殺という行動も西洋的な発想だからだ。しかし、ニコラスローグを見直した。「錆びた黄金」でウンザリする映像を見せつけられたので、この映画も悪趣味なのだろうか?と警戒して鑑賞していたのだが、さすが名作と言われてる作品だけある。面白かった。しかし、どうよ?って気になったのが、どんな女性もあの現地人と結ばれることは選択しないのかどうか?あるいは女性によっては、現地化を幸せととらえて、一緒になるというケースもあるのではないか?そんな設定を真面目に撮った映画も、観てみたいネ。 [DVD(字幕)] 7点(2015-02-10 01:49:16) |
24. ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間
《ネタバレ》 このイベント最中の雨は、歴史を変えた雨と言えるかもしれない。あれでみな裸になり、 イベントで一体化することで、「みな一つ」という感覚を味わったのかもしれない。そんな50万人の若者がやがて、社会の中核になり、平和とは垣根を取り払うことだと確信めいて行動することで、世界を引っ張り、時には衝突し・・。感慨深いものがある。それにしても時代は垣根をはらう方向に行くのだろうか?それともやはり風土に根差したそれぞれの環境からくる文化の違いを尊重することが大事と考えるのだろうか?ふと思ったのだが、銭湯文化の衰退と、格差社会の到来は関係がある気がした。往年のミュージシャンの演奏を聞きながら、ふとそんなことを考えてしまった(笑) [DVD(字幕)] 8点(2014-10-14 12:46:45) |
25. ウォールフラワー
《ネタバレ》 青春映画の佳作です。トラウマを描いたことで、奥行きが出ましたが、必要だったかなぁ?友だちができる瞬間を丁寧にファーカスするだけでも、十分素敵な作品になります。そして、成長まで描くと、もう青春映画の金字塔です。でもここでは、成長よりも、親友を通して、ふさぎこんでいた心の整理ができる方にクライマックスを持ってきます。それをぐっとくる音楽がいい調味料になって、本当美味しい作品になりました♪ごちそうさま!おかわり!と言いたいとこだけど、中々こんな青春映画ってあるようで、ないのが映画界の不思議なんですね~。(あるんでしょうけど、残らない・・涙) [DVD(字幕)] 8点(2014-06-21 18:13:07)(良:1票) |
26. 浮き雲(1996)
《ネタバレ》 アキカウリスマキ、いいなぁ。リストラされた人の心にピタ~ッてくるね。中々この味、出せないよ~!? [DVD(字幕)] 8点(2014-05-08 19:40:26)(良:1票) |
27. 裏切りのサーカス
《ネタバレ》 思ったよりも二重スパイが意外な人物じゃなかったのですが、考えてみれば、これは映画だから、良かったんだと思いました。2時間枠の映画であまりにも意外な人物にしてしまうと、映画が破たんしてしまうからなんですね。(破たんを笑ったのが喜劇映画「殺人ゲームへの招待」でしたが・・)だからいかに映画としての品位を保ちながら、なおかつ面白くするか、それがこういう映画のポイントだと思います。その意味では、これはカッコいいし、雰囲気もいいし、音楽も映像もセンスあるし、最高です。細かいとこまで理解したとは言えませんが、十分楽しめました。最後、まるで二人の間には何もないかのように、ゲイリーオールドマンと、若い職員が会社の中ですれ違うとこがまた粋ですねぇ。いいじゃないですか。スパイ映画としては、一級品だと思います。アクションに頼らないで、演出過多にもならないで、ちょっと欲言えば、魅力的な女性が出てきたらなぁとも思いましたが・・(これはおじさんの趣味でしたか・・?)ただちょっと疲れました。難解らしいと、このレビューで知っていたので、緊張した2時間でした。ふ~。コーヒーでも飲んで、一服するか・・。そういえば最近、このような渋い男の映画に、喫煙シーンがなくなりましたね? [DVD(字幕)] 8点(2012-11-19 05:52:18) |
28. 海でのはなし。
物語に重点は置かれてないですね。でも宮崎あおいちゃんが見られて良かったです。 スピッツの音楽も好きなので、自分的には楽しめました。 [DVD(邦画)] 6点(2011-07-31 14:17:22) |
29. ウォール・ストリート
《ネタバレ》 ハイセンスな映像で、最先端のビジネスを素材にしてみせる、ってやはりどのジャンルでも作家ならそういう野心って持つんじゃないでしょうか?オリヴァーストーンにはそういうの期待してます。だからこの映画を観られるのを心待ちにしてました。「おぉあのウォール街の感動をまた!」って。でもあれだな。説教されるのは嫌だな。哲学めいたコメント言われてもなぁ。それよりもうちょっと最先端をネタにしてほしかったな。変なクリーンエネルギーなんかに絞るんじゃなく。そして世界中のマネーに群がるアクの強い個性が描かれても良かったんじゃないかな?ラスト、ゲッコーが一億から十一億へと簡単にお金を増やしたのは、ちょっと映画的には古い展開だね。やはり前作「ウォール街」の方がよくできてたので、今作はちょっとがっかりです。前作の主人公が話題程度に出演するのは、サービスですね。また慈善団体のブログの記事が大悪を退治しちゃうなんてありえないでしょ。あの鳥の鳴き声する爺さんがゲッコーに寝返る展開は面白いけど、ちょっとラストを急ぎすぎた感があります。オリヴァーストーンにはまだまだ頑張ってほしい。ユニークな社会派映画のジャンルを築きつつある彼にエールを! [DVD(字幕)] 7点(2011-06-21 03:19:05) |
30. 浮雲(1955)
何度も観ている、好きなラブ(?)ストーリーの1本。たった一人でも腐れ縁の女性がいるってことは素敵な人生だと思う。 [DVD(邦画)] 8点(2011-06-12 17:38:02) |
31. 運命の逆転
《ネタバレ》 死姦?その言葉で一気に退きました。後はもうこのおっさんは変態やな、と。もう感情移入は出来ないので、裁判の行方はどうでも良かったです。あとは演技合戦ですね。それにしてもグレンクローズの演技達者ぶりは凄みが増してきましたね。彼女自身、そんなに幸せではないんじゃないか?と思ったくらいです。だって回って来る役がこんなんばっかじゃないですか?「ガープの世界」「危険な情事」と女性として幸福な役って少ないですもんね。それにしても、この話。彼女の演じるこの奥さん、こんな気持ちの悪い男とはさっさと別れれば良いのに・・・。なぜ今でも結婚したままなのか、逆に不自然です。 [DVD(字幕)] 7点(2011-05-03 23:32:12) |
32. ウエスタン
こんな作品があると、マカロニウエスタンの方が面白いのでは?なんて思っちゃう。ヘンリーフォンダも「荒野の決闘」より、こちらの役の方がはまってる。オープニングの緊張感から、もうこれは期待できると確信した。本場の西部劇は開拓の苦労もあるので、どうしても無からつくりだす苦労や移動する時の苦労、実際てこずったであろう先住民たちとの闘いがメインになるのかもしれない。「男」の生き様をメインに描こうと思ったら、設定だけ借りて、ヨーロッパなどのよその地域の方がかえって創りやすいのかもしれない。この映画のような「間」は、日本の時代劇の武士にもみられる一瞬の勝負にすべてをかける緊張感から生まれるのだろう。探してみると、日本の時代劇の設定だけ借りて、他の国が創っているってこともあったかもしれないですね。 [DVD(字幕)] 8点(2010-12-02 13:55:38) |
33. ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~
《ネタバレ》 〈原作未読〉夫婦の再生という風に自分は観ました。「存在の耐えられない軽さ」を思い出しました。自分に尽くす奥さんがいるから、外でも浮気をする浅野は、奥さんが飲み屋で働き人気者になり、自分は寝盗られるんじゃないか、と自分のコアである奥さんが心配でしょうがない。しかし奥さんの方はそんなことより、生活を守ろうと旦那のそんな心配に少しも気づかない。それが浅野には奥さんが腹に一物あるのでは、とうつる。広末との心中もそんな、みんなからもてる彼女のまぶしさに自分が醜く見えて、不安に思えて、行ったのだろうと思います。ラストの方で堤と松との間に何が起こったかははっきり示されませんが、松はそこで浅野の広末との心中に精算がついたものと思い、最後の「あなた!」につながるのだと思いました。太宰治の本は高校の頃、一冊読んだきりですが、こういう内容の小説なら読んでみようかな、なんて思いました。 [DVD(字幕)] 8点(2010-10-25 11:57:25) |
34. ウエストワールド
《ネタバレ》 主役は「ジャグラー」のジェームズブローリンだと思って観ていたので、あっさりやられてしまった時には驚いた。しかしテーマパークの発想とか、「ターミネーター」のように不死身のロボットなどこの時代にもう映画化してるんだねえ。「ブレードランナー」も混じっている。古典として、一度は観るべき映画かも。 [DVD(字幕)] 6点(2010-09-27 11:41:35) |
35. 歌う女・歌わない女
《ネタバレ》 最初の方を観てる時、これは凄い映画になるぞと思った。「ガープの世界」のような社会派か!?と思ったのだ。が、話は女の友情の方に向かっていった。それはそれで面白かった。特にポム(巻き毛の女性)の方の楽天的な考え方にはびっくりする。イランの男性と別れるとき、もう一人生んで、子供を分けましょう、なんていう発想はどこから出てくるんだ。もう一人の女性(長い黒髪の女性)は最初、薄幸だなぁと思っていたが、人生の後半で大きな幸せに恵まれる。両方の女性ともマニュアルなんか当てにせず、体で考えていくんですよねぇ。強い人たちだなと思いました。男はブルジョア、女はプロレタリア、という歌が心に残りました。映画はかなり古い映画ですが、なるほどね、と思いましたよ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-03-02 15:16:44) |
36. ウォー・ゲーム(1983)
《ネタバレ》 B級職人、ジョンバダム。最近、お目にかかりませんが、どうしているのでしょう?この映画も地味ですが、面白かったです。特に将軍に頭悪そうな俳優を起用しているのが面白かった。それにしても女性から怒られるかもしれないが、マシュー君、キムタクに見えてしょうがなかった。でも頭のいい少年ですよね。電話があんな簡単に通話できるようになるとは。他にも自動ロックのドアの場面も面白い。あと、アリシーディーの顔もマルコビッチに似ていると思った瞬間があった。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-02-23 09:39:51) |
37. 運命じゃない人
《ネタバレ》 何の予備知識もなく、コメディである事すら知らなかったので、観て、とても満足しました。また探偵が悪い人じゃないので、組長に残酷なことをされたら気の毒だなあと思って観ていたので、あんな風に許してもらえて良かったです。ほっとしました。 [DVD(邦画)] 7点(2009-01-21 19:17:32) |
38. ウィスキー
もてるヤツはもてる、もてないヤツはもてない。 [DVD(字幕)] 7点(2007-12-17 20:13:36) |
39. 海を飛ぶ夢
《ネタバレ》 僕はこの映画、あまり感心できなかった。ラストの方で「なぜ皆と同じように過ごせないか」と夜中になくシーンがありましたが、そこから映画を始めるべきだろう、と思いました。28年間の自分では何もできず、排泄の処理などやはり精神的につらいこともあったと思います。でも周囲は生きてくれることを望んでた。そして、詩を書いてた。自分を表現する事ができたのですよ。僕はこの詩集から主人公に生きようと思わせる何かが始まって欲しかった。カメラに向かって自殺のコメントを述べるシーンがありましたが、あれは彼に残された最後のプライドのあらわれだったのかも。まあ、「ジョニ-は戦場へ行った」という映画もありましたけど、ヨーロッパの方がこういう映画はうまいですね。この監督、次作に期待します。 [DVD(字幕)] 6点(2007-12-17 19:23:04) |
40. ウルガ
《ネタバレ》 文明の利器であるテレビを見て、涙目になるご主人だから、この奥さんも町に住んでたのに、遊牧民の旦那のところに嫁にきたのだと思う。音楽がいい。ディスコの場面でロシア人が、ひいおじいさんの名前を聞かれて、ちょっと感慨深げになり、ちらっと白黒の映像が入るのが、よく分からなかった。でも、これは主軸は遊牧民の家族の愛の物語だから、いいのかな。良い奥さんだなと羨ましかった。 [ビデオ(邦画)] 6点(2007-09-20 22:21:07) |