1. ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!
《ネタバレ》 今どきクレイ・アニメってこともないだろうから、クレイ・アニメ風のCG、かと思ったらホントにクレイ・アニメなんですか。すごいですね。 でも、ストーリーとしては、おもしろいんだけど今ひとつかな。私はこのシリーズの短編を見たことがないので、世界観についていけません。ウォレスがウサギ男になったり、ウサギがウォレスになる、そのノリがよくわからない。SFなのか単なるコメディなのか、自分の中でこの映画をどう分類したらいいのかとまどいました。 欽ちゃんの吹替えは味があるのかもしれないけど、もたもたっとしていて私は好きになれない。欽ちゃんはあくまで欽ちゃんであって、ウォレスという役を演じていないように思えました。 犬のグルミットはウォレスよりもはるかにおりこうさんですね。ウォレスがウサギ男になったり、ウサギがウォレスになれるくらいなら、グルミットがしゃべれそうなものですが。 [インターネット(字幕)] 5点(2016-12-24 23:54:19) |
2. ウォーキング with ダイナソー
《ネタバレ》 絵はとってもとってもキレイ。映画館で3Dで見たら超感動しそうですが、家のテレビだとそれほどでも。絵はキレイなんだけど、ストーリーがちょっと...。いい話なんだけど、NHKの教育テレビみたい。引き込まれるような魅力がない。 パッチが赤ちゃんの頃に、お母さんのゲロがどどっと落ちてくるのを赤ちゃんたちが群がって食べているところは、見ててウゲッと来ました。小さい子どもだとちょっとこわいシーンもあるけど、子どもでも安心して見られる映画だと思います。というより、子どもじゃないと退屈で見てられません。 兄弟でメスの恐竜を奪い合っているので、交尾のシーンとか出てくるのかなと心配しましたが、出てきませんでした。 [インターネット(字幕)] 5点(2016-09-01 17:04:48) |
3. ウエスト・サイド物語(1961)
チンピラの争いの映画です。映画史に残る名作として不動の地位を築いている理由が私にはわかりません。 [地上波(字幕)] 2点(2015-09-27 22:19:20) |
4. ヴェニスの商人
良い映画なのかもしれませんが、私は原作を読んだことがなく、ユダヤ人差別が理解できず、シェイクスピアの格調高さもわからないので、ただ退屈で不快なだけでした。●無理な約束はするもんじゃない、●嫌いな相手にもひどい仕打ちをするもんじゃない、●いつ誰が聞いているかわからないので軽口はつつしめ、●結婚相手は慎重に選べ、等のご教訓映画のように見えました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-30 14:40:21) |
5. ヴィレッジ(2004)
《ネタバレ》 アメリカみたいに、土地が広くて、スケールの大きなお金持ちがいて、犯罪が多いと、こういう村もひょっとしてあるかもと思わせますね。でも、現実離れしすぎてて、ストーリーに入り込めませんでした。村の正体がわかるまでの長くておどろおどろしい部分は、とても退屈でした。ラストは意外だったけど、後味が悪い。ケビンはいい人だったのに...。それに、ルシアスはあんな重傷なら、即死、もしくは薬を取りにいってる間に死んでるでしょうが。また、ちょっと路線は違いますが、TVドラマのERで、統合失調症患者が医学生を刺し殺したエピソードをNHK総合テレビが放送しなかったのを思い出しました。この映画もNHKは放送しそうもないなと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-06 20:37:25) |
6. 噂の二人
《ネタバレ》 監督も俳優も原作者も超一流、だけど....不愉快なシーンの連続で救いがないんですよね。#7【ボビー】さん が書いている、最後のオードリーのシーンが救いといえば救いかなあ。わたしゃ小市民なので、格調高い芸術作品を鑑賞したいとは全然思ってなくて、私が見たい映画は、「山あり谷あり、ときに泣きあり笑いあり、不愉快なシーンもあるけど、後味はスッキリ」なので、なんでわざわざこんな不快な思いをするためにこの映画を見ているんだろうと思いました。発見したことは、60年代のアメリカの良家の女子教育ってこんなものなのかなということです。29才の同級生の女性たった2人が自転車操業で経営していて、教師が料理も食器洗いもして、根性悪で老いぼれの落ちぶれた元女優が手伝っている全寮制の学校...、あの2人が同性愛でないとしても、現在ではこんなところには私のような小市民でさえ娘を入学させたいとは思いませんね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-06-11 18:45:22) |
7. 歌え!ロレッタ 愛のために
出だしでは、不実な男と哀れな女の話かと思いましたが、そうではなかったのでホッ。ロレッタが売れ始めるところまではワクワクして見られましたが、後半は見ていてどうでもよくなってきました。私はカントリーがあまり好きではないので、歌のシーンがとても多く、そのうえ歌詞が何となくしみったれた内容のものが多かったので、滅入りました。一生分カントリーを聞いたような気分。もう当分聞きたくありません。 7点(2005-02-15 18:05:52) |
8. 裏窓(1954)
《ネタバレ》 この映画以外の古い映画のレビューでは、「名作といわれる古い映画は、今見ると意外につまらない」と書いていることが多い私ですが、この映画は素直におもしろかったです。ストーリーは単純この上なく、今の価値観で見ると「どうかな?」と思うことも多いのですが、演出のたくみさで最後まで引き付けられました。それにしても、クーラーがない時代とはいえ、何とあけっぴろげな光景ですね。「ボウリング・フォー・コロンバイン」が作られた国も、50年前はこんなにのどかだったのですねぇ。また、私見では、アメリカ映画は「事件の前には意見が食い違っていた恋人どうしが、事件の後にはお互いかけがえのない存在であることに気付き、『あなたの行くところにはどこへでも行く』などといつまで続くか分からない決意表明をしてハッピーエンド(そのうち別れるんじゃないの?)」という展開が多いように思えるのですが、この映画はそうでないところが良かったです。事件後の2人の様子を、セリフも何もない短い1シーンで表し、彼女のほうは彼に合わせるそぶりを見せつつも、本質は何も変わらないということを茶目っ気たっぷりの演技で見せていた点がほほえましかったです。というふうにベタボメなわけですが、7点どまりです。私は8点以上の映画には、1.予想もしない衝撃的ラスト、2.これからの私の人生に影響を与えるほどの感動、3.深い思い入れ、のどれかを必須条件としているのですが、この映画にはそのどれもないからです。 7点(2004-12-20 13:04:34) |
9. 運命の女(2002)
《ネタバレ》 ダイアン・レインとリチャード・ギアの共演ということで期待した見たが、ストーリーが三流でがっくり。映画の中で、オリヴィエ・マルティネス演ずる浮気相手のことを、女友達がセクシーだと言っているシーンもありましたし、このサイトの感想でも同じようなこと書いている人がいますが、私の目には、虫酸の走るエロ男にしか見えません。ダイアン・レイン演ずるコニーは何不自由ない生活をしていて、リチャード・ギア演ずる夫は完璧なのに、なんであんな最低男との浮気に走るのか理解できませんでした。仮に、夫が妻を女として見ないとか、仕事中毒で家庭をかえりみないとかの不満が1つでもあれば、平凡ではあるが、納得できる作品になったのに。後半のサスペンスとしての展開も実におそまつ。 5点(2004-07-07 22:14:52) |
10. 失われた週末
《ネタバレ》 ワイルダーにしては重いストーリーで、ところどころに使われているテルミンの音が、ホラー映画的な味わいを添えています。映画史に残る名作だとは思いますが、現代の視点で見ると私的感想では不満が残ります。あらすじは「主人公は30代で無収入でアル中の自称作家。アル中から立ち直らせようと手をさしのべる兄や恋人の好意をさんざん無にし、酒を飲むための小銭を手に入れるためには、人をだましたり、泥棒まがいのことを平気でする。出先で階段から落ち、アル中の病院に収容されるが脱走し、自宅で拳銃自殺しようとするが、それを察知した恋人にとめられ、ついに立ち直る決意をする」というもの。主人公の自分勝手さが見ていてとても不愉快でした。アル中は性格の問題ではなく、依存症なので病気だということですが、依存症から立ち直らせようとする人々を拒否し続けるのは、どうしても自分勝手としか思えません。また、ちょっと見かけがよくてユーモアがあるだけで、そのほかには何一つ取り柄のないロクデナシの男に恋人がいて、その恋人が美人で、タイム誌に勤める才媛で、主人公に裏切られても、どんなにみじめな姿を見ても、決して見放さず、立ち直るよう説得し続ける、というのがなんとも虫のいい設定に思えます。世の中にはアル中で周囲から見放された人も多いはずです。主人公には、養ってくれる兄もいれば、決して見捨てない美人の才媛恋人もいる。安易な設定だと思います。どうせなら、誰からも気にされないアル中が立ち直るストーリーを見たかった。または、この恋人もかつてアル中で地獄を見た身で、主人公を同じ地獄からはいあがらせようとしている、というひねりでもあれば、納得して見られたと思います。主人公は自分でも何度か立ち直ろうとしてはだめだったので、ラストで立ち直る決心をした部分も、それまでの決意となんら変わらないように思え、どうせまた酒におぼれるんでしょ、と冷たい目で見ました。 6点(2004-01-10 18:43:03)(良:1票) |