1. 裏窓(1954)
開始30分は本筋とは関係ないメロドラマ。 裏窓から見える殺人の疑問は50分を過ぎてから。 そもそも殺人の動機が何だったのか描かれてないし、ドラマの振幅の幅が狭いので退屈した。 ジェームス・スチュワートとグレース・ケリーは親子のように見えて凄く違和感。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-02-03 18:10:28)(良:1票) |
2. ヴィランズ
評価は高いのに制作されない脚本を「ブラックリスト」と呼ぶんだそうです。 そのブラックリストに挙がっていた一つが本作らしいんです。 でも蓋を開けてみると、いかにもコンクールで佳作を取りそうな内容で、一つ一つのアイデアが、どこかで拾ってきたものじゃないかって思うものばかりなんです。 タランティーノ、ティム・バートン、ヴィンセント・ギャロ。 数えたらキリがないくらいで、物語に新鮮味が感じられません。 コンビニ強盗から逃亡中のカップルが、とある家にたどり着いたら、地下室には少女が監禁されていた…。 サスペンスをやりたいのか、コメディをやりたいのか、全くわかりません。 ドキドキさせる展開なのに、中途半端に笑いを入れるせいで、緊迫感が失われてしまっています。 80分で終わったのが、せめてもの救いでした。 おすすめはしません。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-11-03 20:40:09) |
3. ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
《ネタバレ》 胸糞悪くなる映画でした。 チャーチルについてはほとんど知りませんが、やはり政治家というのはエゴの塊なんです。 戦争に勝利したからいいようなものの、チャーチルたちの考え方はギャンブルそのものです。 自分の手を汚さず暖かいところで温々と生きているような連中に私は終始感情移入できませんでした。 地下鉄に乗って国民の声を聞いたなんて、なんて偽善的なことだろうか。 最後の演説をハンカチ一枚の動きで訳も分からず賞賛している連中にも腹が立ちました。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2020-02-06 22:50:21) |
4. ウェインズ・ワールド
アメリカ向けのコメディですね。 日本人の私には合いませんでした。 でも一応最後まで見れたので5点つけます。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-01-23 07:55:51) |
5. 麗しのサブリナ
ハンフリー・ボガードのどこがカッコいいのか理解できませんが、それなりに楽しめる作品でした。 古き良き時代を感じました。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2020-01-21 00:27:19) |
6. ウィッカーマン(2006)
オリジナルを見てない人は絶対に本作を見ないでください。 私は先にオリジナルを見ていました。 この映画は「猿の惑星」や「シックスセンス」のように一つのアイデアが全てなんです。 それをオリジナルを鑑賞せず、こんなくだらないリメイク版を先に見てしまうと、全てが台無しになります。 本作はオリジナル版を完全に汚しています。 私はニコラス・ケイジは生理的に受け付けないんです。 だからでしょうか。 物語の全てがお粗末に思えてきます。 ラズベリー賞に5部門ノミネートされただけのことはあります。 これから見ようと思っている人に言いたいです。 この映画はクソです。 絶対にオリジナル版を先に見てください。 オリジナル版のDVDはアマゾンやヤフオクで1000円程度で販売されています。 購入価値は十分あります。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2020-01-08 13:33:26) |
7. 宇宙人ポール
決してつまらなくはないんだけど、なんだか入り込めなかった。 いろいろなSF映画のオマージュが入っていて愛情が感じられた。 笑える場面も多々あった。 でも2回に分けて見た。(途中で疲れたっていう意味) [試写会(吹替)] 6点(2019-12-12 15:25:46) |
8. ヴィデオドローム
初めて見たのは中学生の頃。 大勢の友達とレンタルビデオで見ました。 全く意味がわからなかったのですが、全員、この映画は素晴らしいと思わなければ馬鹿にされると思ったのでしょうか。 皆が「う~ん…」と頷いていました。 今だから言えます。 「王様は裸だ!」と。 今見ると単純な映画でした。 シナリオの段階で失敗したのでしょう。 まあ、それはともかく。 私は最近ブロンディのデボラ・ハリーにハマっているんです。 デボラを見たくて、この映画を探しました。 Amazonではソフトが1000円で売っています。 買おうかと思いましたがレンタルショップに置いてあることを知ったのでレンタルで見ました。 デボラが登場するシーンは90分中、15分ほどでした。 予告を見るとジェームス・ウッズより先にデボラ・ハリーが紹介されています。 ブロンディを解散した後のデボラを宣伝したかったのがよくわかります。 さすがに映画はつまらなかったので、100円レンタルで済ませてよかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2019-09-29 15:43:24) |
9. ウォリアーズ(1979)
こんなクソつまんねえ映画ないよ。学歴の無いバカ達が理由もなく、ただ喧嘩してるだけ。TSUTAYAで100人の映画通に選ばれているそうだが、そいつらって40から50代のオヤジだと思う。他の世代が見ても、ちっとも面白くない。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2015-12-03 00:56:49) |
10. 運動靴と赤い金魚
《ネタバレ》 WOWOWの発掘良品の放送で久々の鑑賞でしたが、いい映画はいいですね。 主人公の少年の何とも言えない、たよりないタレ目から流れる涙が胸を締め付けてくれます。 この監督の作品「少女の髪どめ」もオススメです。 でも、最後は3位にしてやってもよかったんじゃない? ちょっと意地悪な終わり方ですね。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-12-18 00:46:44) |
11. 失われた週末
きっと、公開当時は、こういったシチュエーションのドラマは初めてだったんでしょう。 でなきゃ、こんなに多くの賞を獲れるはずがありません。 今観ると、韓流レベル以下のメロドラマです。 ビリーワイルダーの映画を観ていて、いつも納得いかないのが、出会ってすぐ恋に落ちてしまうところです。 どうして、こんなアル中のオヤジに金持ちのお嬢様が恋するのでしょうか? ビリーワイルダーの最大の弱点だと思います。 ストーリーは、酒に落ちぶれた主人公が、ただ延々描かれているだけで、何の振幅もありません。 最後に「失われた週末」は本当に失われたものだったのか?というのがオチなんですが、それだけ観るのに、1時間40分は、私にとって、とても長く感じました。 この映画が評価できないのは、私が以前水商売をやっていて、酒癖悪い客を沢山見てきたからかもしれません。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-01-20 20:56:47) |
12. 噂の二人
《ネタバレ》 オードリーとマクレーン、二人の魅力がこの映画のみどころです。 子供の残酷な嘘、怖いですね。そのちょっとした嘘がオードリーの恋人、ジェームズ・ガーナーも含めてすべてが崩壊していってしまうんですから。 同性愛じゃない、これは友情なんだ!というテーマかと思ったら、実は片方は本物の恋心があったという、同性愛というものも丁寧に扱っているかと思いきや、最後は恋心を抱いていたマクレーンの自殺で終わってしまう。これって当時の社会を写実的に映しているのではないかと思うんです。 最後、棺桶の前でメッセージを送るオードリー、そのむこうには罪の意識を抱きながら立っている親御さんたちでしょう。恋人もいました。 その連中の視線を合わせず、じっと前を見つめ歩いていくオードリーの姿は本作の一番印象に残るシーンとなりました。 現在ならもっとハッピーエンドに作れたと思いますが、隠れた名作だと思います。 [地上波(字幕)] 8点(2013-02-21 05:47:19)(良:1票) |
13. ウィンターズ・ボーン
これだけ衝撃を受ける映画も数少ないと思う。 主演のジェニファー・ローレンスは、この役で数ある賞をもらったらしいが、2012年には、米国男性に魅力を与える女優第一位に選ばれたらしい。 この17歳の少女を通して、あるアメリカの暗い一部が描かれているわけだが、その中で生き続けていくには、少女のような、逞しさが必要なのだと思う。 幼い弟、妹、精神を病んだ母を持つ17歳が、兵隊に志願する姿が痛々しく…。 ウィンターズ・ボーンの意味が映画を見ていくとわかるのだが、違う意味で自分の体の骨がウィンターズ・ボーンになりそうになる。この世界に入ると一生出てこれないのではないかと思わせる不安感を持った。 その中で、光を与える、この映画の感動は何なのだろう。 私の中で非常に重要な位置づけを持つ映画になった。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-01-14 10:52:15) |
14. ウホッホ探険隊
《ネタバレ》 田中邦衛さん、五郎さんを演じている間に、こんな役もやっていたんだなぁ・・・と始めは思いましたが、「女、いるんだ」の一言で、な~んとなく、この家族が崩壊していく。でも崩壊と言えるだろうか?妻の方からみても、子供の方からみても、この家族、不幸になっていくというカラーは全く感じられないし、ラスト、夫から「別れた…いや、何でもない」というセリフに少しばかり笑いも含まれているようにも思えました。 因みにタイトルですが、なんとなく業とらしいです。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-06-28 19:49:41) |
15. ウィッカーマン(1973)
《ネタバレ》 改めて観直すと、このおまわりさん、無線も飛行機も壊され、ピストルも持たずに、どうやって村人たちと戦おうとしていたのだろうって疑問持たずにいられなくなってくる。 それに「異教徒!異教徒!」って言うけど、それって単に自分の宗教と違ってるだけで、来年は豊作になるかもしれないし。 少なくとも、この村の人達、以前から不作だったこともあるだろうから「ウィッカーマン」なんてモン、簡単に作っちゃうんだろうに。 観賞が二度目だけあって、いろんなとこにツッコミ入れてしまうのでありました(笑)。 可愛い子ばかりのセックスアイランドだったらいいんだろうけど、ブスが一人いたら、その子、可哀相だよね。 [DVD(字幕)] 7点(2011-08-13 09:56:48) |
16. ウエスト・サイド物語(1961)
子供の頃テレビで観て前半のダンスに感動しました。この映画の主演がジョージ・チャキリスと勘違いされるのは例の有名な片足を上げるシーンが必ずCMで使われるからではないでしょうか? 数年前に来日したジョージ・チャキリスは全くといっていいほど変わっていませんでした。 今回、この映画を放送する前に5,6分間、市村正親さんが熱烈に本作の素晴らしさを自分の体を使って訴えていましたが、あれはNHKの上手い手だなと思いました。 あの対談を観たら、その後に続く本編を観ない訳にはいきません。 度々タレントのタモリさんが、会話の途中で突然歌い出すというミュージカルが全然理解できないと言ってますが、それを聞くと私は必ず「ウエストサイド物語」を思い出してしまいます。 映画通の人が「あの曲はナタリー・ウッドが歌っているんじゃないよ」と言ってました。 空手をやっている友人が「あの蹴りでは相手には効かない」と笑っていました。 そんな人が周囲にいる中で、この作品の全てを感動出来る自分がいることに幸せを感じます。 この作品に足りないものは何なのでしょうか? 私にとって「サウンド・オブ・ミュージック」と並んで満点以上のミュージカル映画です。 観客の心を揺り動かす全ての要素が含まれていると思います。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2010-10-11 01:30:41) |
17. 歌え!ロレッタ 愛のために
シシー・スペイセクとトミー・リージョーンズが、これほど素晴らしい作品出演しているとは知りませんでした。 シシーの父親との約束を簡単に破って、ロレッタを殴ってしまうトミーですが、最後まで、ロレッタに対する愛を貫き通すところに胸が熱くなるテーマを感じさせます。。 これが「映画」なんです。ドラマなんです! カントリーミュージックが浸透していない日本で、私は最近、アリスン・クラウスとういう歌手を知ることが出来ました。 一昨年、レッド・ツェッペリンのロバートプラントとコンピレーションアルバムをリリースして、アルバム・オブ・ジ・イヤー・グラミーを獲得したので参考までに聞いてみてください。 ところで、シシーは何故歌手活動に転向しなかったのだろう。 映画で歌うシシーは、プロの歌手そのものです。シシー本人が歌っています シシー・スペイセクといえば、「キャリー」が有名ですが、本作を観賞して、見方を変えていただけると嬉しいです。 因みに、本作のモデルとなったロレッタ・リン。HPを見ると、まだ健在なんですね。それに映画のシシーと雰囲気もそっくり。 ロレッタからの制約もあったのでしょう。レイ・チャールズのような悲惨なシーンは少ないですが、タイトルがダサいけど、見る価値「大」の傑作です。 [DVD(字幕)] 10点(2010-05-28 05:28:48) |
18. WEEKEND BLUES ウィークエンド・ブルース
一般社会人の友達の援助で土日だけで半年間撮影を行い、編集と製作に2年以上掛けたそうです。役者は素人でありながら他の自主製作映画とは比べ物にならないほど上手い人がゴロゴロいます。 この監督は時間軸をずらして、次第に人物像をハッキリ描いていくのが特徴なんですね。 最近、この手のスタイルを真似した作品が目立ち、ウンザリすることもあるのですが、後に作られる「運命じゃない人」「アフタースクール」に通じるところは十分伝わってきます。 音声が聞き取りにくいので、ちょっと疲れた。 [DVD(邦画)] 6点(2009-10-09 05:46:34)(良:1票) |
19. ウォーリー
《ネタバレ》 「ディズニーは子供が観る映画」という私の偏見を覆してくれた作品です。心の洗濯をさせてもらいました。 お子様には、ウォーリーの孤独感に、トラウマ的な淋しさを感じるかもしれませんが、私的には、映画「2001年」のパロディや、初代から少しづつ太っていってる歴代の船長の写真など、シュールな笑いも散りばめてあって最後まで楽しめました。 冷酷に見えたイヴが次第に可愛い女の子に見えてくるのは本当に不思議! これって声優のせいかな? それと吹き替えに切り替えると、映画の中のタイトル、モニター、張り紙の文字まで日本語に変わるのもビックリしました。ディズニー映画っていつもこうなんですか? [DVD(吹替)] 8点(2009-05-03 02:12:04) |
20. ウーマン・イン・レッド
《ネタバレ》 私の田舎では、たしか「ターミネーター」と同時上映だった。観客のほとんどが「ターミネーター」が目的だったので、鑑賞する前は期待していなかったと思う。 その反動もあってか、主役のジーン・ワイルダーが、赤いドレスの女に一目惚れするシーンから、私も含め、満席の会場はずっと爆笑の渦だった。 しかし、昨今ネット上に書かれた数少ない評価のほとんどが批判めいたものばかりで、私には悲しくてならない。 主人公とオールドミスのブラックユーモア溢れる無言のやりとり、愛妻と娘のボーイフレンドの関係、親友のゲイの告白など、ストレートな説明を全く使わずに描かれた脚本は「超」がつくほどの絶品だと思う。 主要人物全員が嘘のセリフを交わしながら相手を騙し、騙されて続けている。 ジーン・ワイルダーはビリーワイルダーに負けず劣らずコメディ映画の天才だと思う。 コメディというジャンルは、やはりリアルタイムで鑑賞しないと評価は厳しいものになると思う。特に本作は夜中に一人で観るような映画ではない。 最近、レーザーディスクを安価で手に入れたので久しぶりに観たのだが、ちょっとした細部の演出など計算がやはり上手くて、なつかしさもプラス、終始笑いっぱなしだった。 オールドミスのおばさんを演じていたギルダ・ラドナーは、私生活ではワイルダーの奥さんだったが、この作品の数年後に亡くなっている。 ジーン・ワイルダーは今何をしているのだろう。 最近日本で「大陸横断超特急」のDVD化が再評価されていることを彼は知っているだろうか? あの日、映画館を出て友人と心底笑いながら帰った記憶が今になって時の経過を感じずにいられない。 私にとって特に思い入れの深い作品である。 [レーザーディスク(字幕)] 9点(2009-02-21 03:20:33) |