21. ダイ・ハード3
人気アクションシリーズ第3作だが原題にある復讐の名の通りストーリーが第一作の流れを受け継ぐものとなり、おざなりだった前作よりも力の入った力作とはなっているが、当作品の系譜を踏むスペクタクルアクションとして「スピード」という目玉が前年に公開され、もはや今更感が漂いその影に隠れる存在となってしまった。もちろん面白いが真面目な刑事モノ風と、作風が明らかに今までと違うためファンには入り込みにくい違和感がある。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-25 13:37:23) |
22. TAXi3
前作はポリスアカデミーになってしまったが今回は再び1の雰囲気に近くなった。女王陛下の007のような広大な雪山を使ってみたり、ダイヤモンドは永遠にの片輪走行など随所に007シリーズへのオマージュがある。特にオープニングは007シリーズファンは見る価値有り。どうせならスタローンじゃなくてブロスナンにやってほしかったけど。ストーリーもギャグもカーアクションも中途半端になってしまい前作の馬鹿さ加減のほうが好きだが、この作品も嫌いではない。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-15 22:18:59) |
23. 007/ダイヤモンドは永遠に
シリーズ第7作。コネリーボンド最終作。もう前作でネタ切れしたか月面車での砂漠チェイスというトンでもアクションが最大の山場。これまでは作品ごとに色があったが、今作はコネリーボンドシリーズの集大成的存在で特徴がほとんど無い。それゆえ非常に印象が薄いが、その分質は高く普通に楽しめるアクション映画。片輪走行みたいなアクションを何気なく見せてくれる辺りにボンド映画らしさがあった。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-15 06:10:11) |
24. TAXi2
突然長官が宙を舞い、おいおい、うちらの大臣に何してくれてんだよと思ったが、石破の顔が思い浮かんでツボにはまってしまった。これを見た外国人が日本を馬鹿で愉快な文化を持つ国だと思い込むならむしろ微笑ましい。もはやカーアクションではなくポリスアカデミーだがまあ前作よりは笑えた。惜しむらくはフランス語映画と思い吹替えにしたのだが、よりによってこの内容なので字幕で見たほうがよかった。 [ビデオ(吹替)] 7点(2005-12-09 07:51:40) |
25. TAXI NY
続編というか関連作だと思ってたらリメイクですか。「笑い」の部分はフランス版よりはるかにパワーアップしてるがお色気路線はまあ良いとして、如何せん主人公がクールな「走り屋」に見えず、気のいい近所のかあちゃんにしか見えない。もっと気の強い演技ができる女優は居なかったんですかね。本家より出来はいいので先にこっちを見てれば7点だが後発リメイクでこのレベルは減点対象。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-07 01:59:24) |
26. 007は二度死ぬ
シリーズ第5作。まさかの日本が舞台なのですが、コネリーらもジャパラッチに追い回されるなど苦労したようですね。無駄に相撲が出てきたり、使用目的不明の漢字が建物に貼ってあって謎の自己主張をしていたり、わけのわからない障子らしきものが立てかけてあったりとバカバカしい雰囲気の上、戦隊モノやヤクザモノによく使われる倉庫の屋上での格闘シーン(空撮)やゴジラのような地底基地などB級SF臭すら漂っているが、最近の007は他の作品も全体的に投げやりなので、アクションの迫力が「ロシアより愛をこめて」以来の出来になっていた分結構楽しめました。撮影も日本ということを差し引いてもこれまでで最も苦労したようで映像に迫力があります。作品のテーマは和洋折衷か?決して粗を探してはいけません。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-25 07:20:51) |
27. 007/サンダーボール作戦
シリーズ第4作。今回は水中格闘が全てのキモだがスピード感に欠ける上、みんな水中メガネをしてるので表情が読み取れず緊張感も伝わってこない。敵と味方も見分けにくくどうにもダラダラした印象。別に減点対象ではないが、ここ2作でボンドはただの情けない好色おっさんに成り下がってしまった。いや、それがウリなのか [DVD(字幕)] 4点(2005-11-22 02:18:24) |
28. 007/ゴールドフィンガー
《ネタバレ》 シリーズ第3作。ボンドカー登場。その辺のスパイグッズは相変わらず面白いがアクションに前作のような迫力もなく、そしてボンドが激しく弱い。いや、逆転グッズが出てきてピンチを作れる状況になったのはわかるけど、いくらなんでも弱すぎ。ボンドカーの秘密兵器も結局姑息な解決にしかなっておらず、無駄骨折っただけで最後は軽く大破してボンド拉致られとるし。まあ映画としては固まってきたので次回からに期待。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-18 18:59:38) |
29. 宝島(1950)
もはや何のために撮ったのかすらわからないほど単調でありきたりなディズニーの実写アドベンチャー。ディズニーならやっつけ仕事程度でもこの作品以上の海賊アニメを撮れるはずだ。ドラえもんやアラジンのほうがよっぽど大冒険である。 [インターネット(字幕)] 3点(2005-11-18 18:33:38) |
30. 007/ドクター・ノオ
記念すべき007第一作。まだ映画としての定型が定まっておらず、小説原作の映画にありがちな地味さを色濃く残す。007といえば「スパイグッズ」だがそれもまだ登場しておらず、絶体絶命の大逆転というのが無いので、銃撃に格闘にボンドはスーパーマンとして描かれている。のちの007の評価を知っていると「こんなものか」という程度の感想になるが、ボンドのキャラ自体は既にほとんど固まっており、非常に魅力あるキャラに仕上がっているため、続編を見ようという気にはさせられた。評価6レベルの映画ではあるがのちのアクション映画、スパイ映画に与えた影響や功績は大きいため+1しておく。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-17 04:32:23) |
31. タクシードライバー(1976)
社会に対し根拠の無い故に解消もできない怒りを覚えた若者が犯罪に走り民衆もそれを支持してしまうといういわゆるアメリカンニューシネマ。実際にこの映画に触発された精神病患者がレーガン暗殺未遂事件を起こすのだが…今となっては映画というより思想自体が古臭く世代が違う自分にははっきり言って理解しようがない。社会も病んでいるのかもしれないが、それが犯罪を、それも殺人を犯す理由にはならない。病んでいるのは犯人である。見所はデニーロと、当時13歳というジョディ・フォスター、二人の天才役者の演技くらいか [ビデオ(字幕)] 4点(2005-08-28 07:42:08)(良:2票) |
32. 大脱走
ドイツ軍や兵士が意外とそれほど悪く書かれていないし、最後もバッドエンドだったりと史実映画らしさが出ており、史実だという信憑性が比較的高いので普通の映画の倍楽しめる。地味な映画なんですけどね。名優勢ぞろいですんなりと映画に入っていけることも手伝って退屈しない映画ですね [ビデオ(字幕)] 10点(2005-08-28 07:38:54) |
33. タイタニック(1997)
正直ラブロマンスはどうでもいいんだが、この「時代」が書かれていることを評価したい。ストーリーじゃなく背景や人々の行動様式なんかを観察するのが楽しい。オスカー取ったのは俳優や脚本じゃないですから。ラブストーリーは進行上のおまけですね。タイタニック沈没をノスタルジックな時代観と綺麗な映像、音楽で描いた優れたエンターテイメント映画。 [映画館(字幕)] 9点(2005-08-04 00:14:36) |
34. タイム・マシン/80万年後の世界へ
H.G.ウェルズの有名小説の映画化。原作が書かれた当時にはまだ起こっていなかった戦争のことなどが書かれており、客の「興味」に応える為にはあって当然のシーンだとは思うが、そこから一気にモーロックの話に飛んでしまったため、ストーリーがブツ切れというか現実的な話から非現実の話に飛ばされる点で興味がそこで途切れてしまう。モーロックの部分はもう少し脚色してもよかったと思う。特撮はかなりしょぼくこれを見るとゴジラが絶賛されたのも当然だろうと思った [DVD(字幕)] 6点(2005-07-31 13:45:25) |