1. たそがれ清兵衛
《ネタバレ》 ほんわかしていい映画でした。不器用で、素朴で、何とも憎めない男なんだけれども、そういう人物設定だからこそ見えてくる彼のすがすがしい生き方というものが前面に押し出されていて後味がよかったです。 印象に残っているシーンといえば、地方の母親が朋江の名前を思い出せなかった時、やっと清兵衛と朋江の気持ちのつながり合いが、他の人に対しても何か醸し出しているものになったんだなぁと思い、グッときました。 普段洋画ばかり見ているせいか、こういう時代物の邦画を見ると本当に心洗われます。日本人の奥ゆかしさとかが伝わってきて、この国に生まれてよかったな、と思ってしまいます。 あと、ふすまから少しのぞいたりする光の演出のせいでしょうか、最後の果たし合いのシーンでは息が詰まりました。田中民さんは狂気をはらんだ演技でした。 7点(2004-03-06 00:07:49)(良:1票) |
2. ターミネーター3
いきなりジョン・コナーがブサイクになってるやん!エドワード・ファーロング君のクールで殺伐とした面影はどこへやら…いきなりゲンナリ(~o~) ド派手なアクションシーンはそれなりに見応えがあったけど、やっぱこの物語は心のつながりがストーリーにもっと盛り込まれてないとダメな気がするな~。ジョンが無駄におっきくなってしまったため、彼自身もある程度未来を予期しているのでそういうアプローチの仕方も難しかったとは思うけど… 現代なのに機械が過去の作品の未来以上に未来っぽくて違和感もあったしね。 このレビューにおいて私は前作に唯一の満点をつけているのでどうしても辛くなってしまいます。 6点(2004-02-23 22:29:41) |
3. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 あのラストは見たくなかったな…でもそれはセルマにとってはずっと覚悟してきたことで、目が見えないということは死と同様だということだったんだろうね。劇中の線路を貨物列車が通り過ぎるシーンで、「過去も未来も見えてしまった。だからもう見なくてもいい」なんてフレーズがあったと思うけど、最後は彼女の意に反した結末ではあったにしろ、それでも彼女にとっては目が見えなくなる(=死)までの過程が苦痛だったわけで、最後はやっと解き放たれた気分だったのではないかな。しかし残された人たちの中で一番かわいそうなのはジェフでしょう…セルマに好意はあるものの、一定の距離以外には近づけず、もどかしいけど何もできない、そして何一つとして残るものがなかった。言い方は悪いけどセルマのわがままに最後まで振り回されてしまったという感じ?所々、聞こえる音からリズムを作って、空想でミュージカルを思い浮かべるシーンがあるけど、あれがなかったら重過ぎる。ただでさえビョークの歌声は哀れみを持ったものなのに。しかしビョークの見た目以上の才能の豊かさというか、ラストは震えるほど自分の世界に入ってたというか、いろんなものを放出してたね。ドキュメンタリータッチで随所に手ブレごめんのハンディカメラを使用していたのも印象的。印象には残ったけど、もう1度見ようとは思わないね。 6点(2004-01-23 13:43:45) |
4. タンク・ガール
何かところどころに出てくるアニメがパンキッシュでアクセントになってたね。ストーリーの展開ははっきりいってメチャクチャで、あまりにも展開が急でさっきまで二人一緒にいたと思ったら離れ離れになってたり、あっち行ったりこっち行ったりで自分の中で収集はつかなくなってたけど、ノリがいいので許した(笑)。ナオミ・ワッツという人は最初はメガネで地味だな~と思ってたけど、ラストはすごくセクシーな女性に様変わりしてビックリした。全体にパンキッシュな衣装やセット、音楽で気持ちがいい。しかしカンガルーと人間が合わさったミュータントはメイクに少々苦しいところがあったかな。顔がなくなっちゃった公社のボスの再生した顔をホログラフィーで作ってた場面があったけど、あそこに金使うならメイクにも金使ったれよ…と思ったね。 5点(2004-01-20 19:20:32) |
5. ダイ・ハード2
《ネタバレ》 個人的には閉塞空間での戦いであった1の方が舞台設定的には好きだったが、今回の広空間での戦いも十分楽しめた。 なんとも毎回ついてないジョン・マクレーンではあるが、正義感とスリルを求めて一人戦いを求める姿は、「仕方ねぇか~」という感じではじめは嫌々のように見えて、結局ドデカくやっちゃうんだよな。やっぱブルース・ウィリスといえばこれだ。でも今回は、偶然が重なり合った幸運が味方した印象はなく、自分の嗅覚と、いろんな人との関わり合いで情報を得てテロリストを倒すという感じで、彼の一人舞台ではなかった。そこが前作と比べて若干淋しかったところだけどね。テロ対策特殊部隊がまったく機能してないなぁと思ってたらそういうことだったのね(一番ネタバレしちゃいけない)。管制塔の指揮官と、マクレーンに板ばさみになっていた警備本部長の姿が面白くて話の中でいい味を出してた。 7点(2003-12-26 01:25:50) |
6. ダイ・ハード
ブルース・ウィリス、ムサいおっさんが孤軍奮闘するわけであるが、知力より警官として現場で培ってきたカンや行動力でテロリストの目をくらませ、片付けてしまう姿には視覚的にはムサいんだけど、感覚的には清涼感を感じた。ホント、スタントなしで全部生身の体で体当たりしてたのはすごい!警視やFBIの捜査官が登場しても、「現場にいないやつに何が分かる」といった感じであしらう姿は印象的(踊る~を思い出した?)。ビルの爆破なんか15年前の作品とは思えないほどのデキだった。テロリストがもっと毒々しくて殺伐としてればなおよかった?(少し機転が利かずあっさりしてたので) 7点(2003-12-18 21:53:36) |
7. TAXi3
新作は音がよくていいね!ということと、ダニエルもリリーもフケたな~というのが冒頭の印象。この映画はストーリーなんて関係ない。スピード感と、小ネタを楽しめればそれでよし。だけど今回は過去の作品と比べて同じ舞台のはずもスピード感がいまいち。逆にフランス独特の街並みや歴史を感じる建造物の方に目が行ってしまった。新鮮味を感じられたのでよかったが。あと、エミリアンのボスってあそこまで間抜けな人だったっけ?それとサンタ窃盗団の中国人の女は気持ち悪いキャラだった。バンザーイ!は面白かった。 5点(2003-11-06 01:51:09) |
8. ターミネーター2
あの音楽が最近頭を離れない…テレビもレンタルも含め何度も見たはずなのに自分の中に突如ブームが再燃してる。シュワちゃんが州知事になったからか(謎)?しかしサラ・コナーは強い!肉体的にもパワーアップ。ジョン・コナーも勇敢に立ち向かう姿は将来のリーダーを予感させるもの。そしてターミネーターは機械でありながらユーモアなどの感情を最後はインプットされてた。完全に冷徹でないところも好感。特撮技術もすごいね。顔に穴が開いた液体金属が戻るシーンとか。 10点(2003-10-15 01:03:30) |
9. タイタンズを忘れない
実話ということでリアリティがあるので入り込めた。人種差別を自分たちのプレーで徐々に壊していく若者たち。白人の中唯一黒人であるデンゼル・ワシントン扮するコーチが厳しくも温かい目でフットボールを通じてわだかまりを溶かしていく姿が印象的。オフェンスとディフェンスのコーチの対立も最後なくなったしね。コーチも選手たちに教えられたところが大きかったのでは。さわやかな青春群像は素晴らしかった。 7点(2003-10-15 00:51:43) |
10. TAXi2
リュック・ベッソン監督はアジアびいきなのか?それとも日本人をバカにしてるのか定かではないが、設定としては1の方が面白かった。カーチェイスシーンなど映像の質は当然ながらアップしてたが。 5点(2003-10-15 00:26:05) |
11. TAXi
短く一気に見たいという理由で借りてみた。スピード感満点のシーンは評判どおり面白く、マザコンでちょいと頼りない警官とのやりとりも面白かった。エロティックなタクシードライバーの彼女もセクシーでいい。3作見たけど、金かける割に続編はあまり進化ないよな。個人的には1が一番面白かった。 6点(2003-10-15 00:23:48) |