1. 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
《ネタバレ》 老けたなあ。じいじと孫娘かと思ったぜい。なんつーかセクスィーさが無いんだよねえ、キレもねえし。ボンドガールも鳩胸チッパイ決して美形じゃないし。 アクションだって半端なカーチェイスと銃撃戦とダンスみたいな格闘っていう非常にありふれた、どこかでみたような映像ばかり。 おまけにあの長さはなんだよっ!は?3時間くらい映画の部屋にいたぞお!尻が痛くなってしまうじゃないか。 で、一番許せないのは勝手に007終わらせるんじゃないよ全く。007は永遠に続くんだよサザエさんみたいに。っったく。 映画ってのは映像で魅せてくれよ。 長い長いセリフを延々と、哲学の授業じゃないんだからさ、止まったような画像で俳優に喋らせてばかりで、007の絵本版かと思ったぜ。 [映画館(字幕)] 3点(2021-10-06 23:33:44) |
2. 探偵はBARにいる3
《ネタバレ》 北海道の風景は良し。ストーリーもまあそこそこ退屈しない程度には良し。 ただ絶対許せないことがある。それは殴り合いの描写。 あんな殴り合いが実際にあるかのように勘違いしてしまう世間知らずな若者が出てきやしないかと心配でならない。 ちょっと待てコラ!と肩に手をかけただけで相手に転ばれたら立派に暴行、傷害罪で逮捕、前科者となることを強調しておきたい。 あれほど殴ったりは今時絶対に出来ない。映画だからというわけにはいかない。あの暴力が日本でまかり通ることはなく、札幌という名前のおとぎ話の出来事としか考えられない。 もう少し現実味を持った描写をしてもらわないと、くだらなくて見る気にならない。昭和のヤクザ映画、仮面ライダーVSショッカー、デストロンじゃないんだからさ。あくまで現実社会を舞台にしているのだから。 いや、出来ないというだけでなく、あれほど殴られたり蹴られたら、内臓破裂、骨折、脳挫傷、まずは死ぬね。 極端すぎるんだよ。暴力描写が。 カンフーでは「入ってない」でしょ?一発はいればうずくまって終わりじゃない。あんな一方的に倒れた相手を集団で殴るける続けてケロっとできているのは、絶対におかしいって。 [映画館(邦画)] 5点(2018-01-16 06:54:21) |
3. ターミネーター:新起動/ジェニシス
《ネタバレ》 ターミネーターってのはさ、何が良かったのかといえば、あの骸骨が追いかけてくる恐ろしさ。ゲゲゲの鬼太郎初期の白黒TVシリーズ「モウリョウ」さながらに、死骸がいつまでも追いすがってくるところが怖くて人気が出たんだよ。そもそも「ホラー」的要素を含んだSFという立ち位置が良かったのに。それがだんだんSFアクション物になり、バックトゥザフューチャー化。自分でドンドンわかりにくくしておいて、それを映像やストーリー展開でなく言葉で説明させるというマッチポンプ的なくだらなさがエスカレート。もう完結した一作品としての体裁は端っから放棄したかのようなスタンス、こんなんで金とるの?日本人は騙せないぜ。アメリカ人相手に今後は商売なさんなさい。おまけに今回のキャストが魅力なさすぎ。特にサラ役。もう少し見栄えのする人、いなかったの?昔のサラと似てはいるけど、劣化させちゃあだめだろ。 [映画館(字幕)] 4点(2015-08-02 00:27:11) |
4. 007/スカイフォール
《ネタバレ》 007に期待する事と言えば、美しい海外風景、あっと驚くような斬新な追跡&逃走シーン、スパイ特有の小道具、ボンドガールなど、様々な要素を思いつくのだが、今回の007は残念ながらそのうちのいくつかの魅力が薄かった。007は困難な課題をその超人的な知識と能力、MI6の技術力で軽々と打ち砕いていく爽快感が欲しいところなのだが、最近の007は現実的というか、人間ぽい苦労がにじみ出るような存在になってしまい、そのあたりがちょっと物足りない。アクションもスケール感が乏しくなり、機関銃バリバリの戦争ものっぽくなってしまい、本来の魅力と少しずれた方向性に走っているのが心配だ。だが、そうは言っても、やはり007らしさは残っていて、マカオのシーンなど、実際にはあんな場所は無いと思うのだが、上手く雰囲気を出していて、まあ、そこそこ面白い映画だった。次回作に期待したい。 [映画館(字幕)] 8点(2012-12-06 21:47:33)(良:1票) |
5. ダーク・シャドウ(2012)
《ネタバレ》 「現代に蘇った吸血鬼」ではあるが、真の現代ではなくて1972年ということで、今から思えば「懐かしいあの時代」である。ベトナム戦争とかヒッピーとかLove&pieceとか、日本でも今の50代後半からは「わかる」文化だ。それを舞台としたワケは、まあ、近代的な現代よりは馴染みやすいからであろうし、懐古趣味でもあろう。とまあ、真面目に評しようとしても無駄な努力かもしれない。エバ・グリーンのエロい魅力とカーペンターズのTop of the world が映画館で聴くと案外音質よくて感心したことが印象に残った。ケチョンケチョンの低評価はリアルに70年代を知る「少数派」としては残念であるので、9点とさせていただいた。 この映画はストーリーの整合性とかモラル的なものを基準に見ちゃ、つまらない。「くだらない」ものでも飽きずに惹きつけられて1本見とおしてしまう、そういう味の映画かな。まあ真面目で品が良く、40歳より若い鑑賞者にはつらい映画かもしれないが、ブラックな味が好みの中年男にはギリギリストライクです。 [映画館(字幕)] 9点(2012-05-20 23:17:38)(良:1票) |
6. 食べて、祈って、恋をして
《ネタバレ》 こういう映画が成立するってことは、現実のアメリカではこういう心情を持つ女性が実在するということか・・・・。わからん。実にわからん。理解できないから共感もできない。今まで自分が生きて、みて、聞いて、読んできた「人の道、道理」ってものが全く成り立たない世界。カフカやカミュを読んだときのような「ムズムズ」する嫌な感じを長時間、味わうはめになった。バリに行こうがどこに行こうが、彼らにとっての「人間界」は白人社会だけなのだと、あらためて知ることができた。さらに主人公の女優が年増で醜悪だ。 [映画館(字幕)] 1点(2010-10-14 00:16:10)(良:3票) |
7. 007/慰めの報酬
《ネタバレ》 007の魅力は、まず第一に連続的に繰り広げられる激しいアクションシーンにある。空間的なスケールとスピードと絶対絶命度が劇的なわけだが、SFヒーロー物と異なり現実感、臨場感が伴っていることが必須条件だ。そういう観点で今回は出来が良い。何度死んでいても不思議ではない状況をさらりと切り抜ける格好よさはまさに期待通り。魅力の2番目に挙げられるのは世界紀行映画だということ。国際色豊かに物語が進み、インディジョーンズ的(本当はインディがまねしたほうかもしれませんが)に楽しめる。 ボンドガールが絡む好色的な描写は私はもともと好きではないので、今の役者になってから以前のロジャームーアのような「ねっとり」した感じが消えて、ハードボイルド色が少しはっきり出てきたところも好感触だ。 [映画館(字幕)] 8点(2009-01-18 01:15:01) |
8. ダークナイト(2008)
《ネタバレ》 ジョーカーを上手く使い、さまざまなワナを展開して楽しませてくれた。 が、検事が悪側に廻ってしまった理由が全くわからない。いや、「わかってくれますよね」という感じは伝わってくるが、私はいやだ、わかってあげたくない。信念はそんなに簡単に曲がるものではないよ。SAWでも同じだが、洗脳することによって、その人に内在していた悪が目覚める的な発想は米国では一般的なものなのだろうか。なにか流行りのような思想なのかもしれないが、私から言わせてもらえれば、偏りすぎた思想だ。米国の腐敗臭が漂ってくるような映画だ。 [DVD(字幕)] 9点(2009-01-01 02:33:11) |
9. ダーククリスタル
最近の映画ではないが。当時としては非常に斬新だった。ストーリーのまとまり、映像の綺麗さ、キャラクターの突飛さ。今観ても遜色ないが、スターウオーズの小動物のキャラやそういうのに慣れている世代には面白くないかもしれない。当時こういう映画が他にあったか?この映画が出たあとだからネバーエンディングストーリーには新鮮さを感じなかった。 [映画館(字幕)] 10点(2005-11-07 22:48:03)(良:1票) |