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コメント数 2394
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1.  父親たちの星条旗
映画自体は紛れもないクリント・イーストウッド作品として仕上がってますが、テーマ的にはスティーブン・スピルバーグ作品として、「ミュンヘン」と同じ反「対テロ戦争」に主眼が置かれてます。戦時下に於ける国家の嘘と、その犠牲となる国民(兵士やその家族)という構図は、正にブッシュ政権下のアメリカの姿そのまま(その不信感が今回の選挙結果に現れている)。従って骨太の問題作としての風格は備えてますけど、話が散漫に感じられて、個人的には有名な写真(私には「写真」より「モニュメント」の印象の方が強い)の裏に隠された知られざるエピソードを勉強しただけで終わってしまいました。これは現代のシーンをカットするだけで大分すっきりすると思います(そうなると「父親たちの」星条旗じゃなくなっちゃいますけど…)。あと、本作の硫黄島戦はその背景でしかないので、「硫黄島からの手紙」はあくまでも日本向けの「おまけ」という位置づけだと思います、6点献上。
[映画館(字幕)] 6点(2006-11-30 00:07:59)
2.  地球で最後のふたり
過去を捨ててタイへ逃げてきた日本人男と、過去を捨てようと日本へ逃げ出そうとしているタイ人女が、ほんの束の間すれ違った現在(という私なりの解釈)。撃ち殺される兄、事故で死ぬ妹、セーラー服パブ、潔癖症、自殺願望、刺青、ヤクザ、蔵書、etc.…と、映画には様々な記号が散りばめられてましたけど、何が何を表現してるのやら私にもさっぱりと解りません。たぶん浅野忠信は元ヤクザで、日本でとんでもないことをしでかして足を洗い、ひたすら過去を悔いながら隠遁生活をしてたんでしょう。しかし過去に縛られる人間には、やがて過去が迫ってくるものです、3点献上。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-10-08 00:03:49)
3.  父と暮せば
やっぱり映画的ダイナミズムを感じられないことが大きなマイナス・ポイント。舞台的な二人芝居とCGシーンの馴染みが悪く、チグハグな印象も受けます。そして問題のラスト・カット。これは余計だったんじゃないでしょうか(そんなことはないんでしょうけど、一瞬、私は二人とも死んでたのかと思いました)。と、映画としては不満もありますが、それでもこの二人芝居は見応え充分。原田芳雄の豪快で飄々とした演技と、31歳(!)の宮沢りえの初々しさ。特に原田の一人芝居「原爆一寸法師」の部分だけで、この映画を観る価値は十二分にあると断言できます。ということで、7点献上。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-10-04 00:02:25)
4.  菊豆/チュイトウ
テーマ的にも色彩設計的にも翌年の「紅夢」と同系の作品ですけど、洗練され過ぎてた「紅夢」より、泥臭さの残るこちらの方が私は遥かに楽しめました。封建的な因習の残る時代、鬼の様な老主人に虐げられる若妻と甥(気の強そうなコン・リーが猿ぐつわを咬まされた上、鞍を乗っけられて責め苛まれる姿には、かなりムラムラくるものがある)。しかしコン・リーがただ虐められてる筈はないと思ってたら、案の定、徐々に本性を表していく。甥をたらし込んで子供を設け、主人の体の自由が利かなくなれば、陰湿に復讐し始める。しかし、親の因果は子に報いるのです(この息子はまるでダミアン)。例によって極彩色の反物で彩られた芸術映画風ながら、これは人間のダーク・サイドばかりを描いた極上スリラーです、8点献上。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-07-27 00:01:21)
5.  チルソクの夏
説明的で不自然な脚本は同じでも(こちらは更に少し恥ずかしい)、思春期のプラトニック・ラヴ・ストーリーとしては「パッチギ!」より良く出来てるし、演出力は井筒和幸に一日の長があったとしても、時代の再現力ではこちらの方が遥かに勝ってる(「初恋のきた道」をパクッた様な現在のシーンは要らないか)。そして、韓国人の日本人に対する「憎悪」と同等に、日本人の朝鮮人に対する「嫌悪」を描いてるのが良かった。塩谷瞬の歌う「イムジン河」よりも、私は淳評の歌う「なごり雪」に感動しました。チルソクの如き隔たりは、30年経過して少しは狭まったのでしょうか…、6点献上。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-06-28 00:01:23)
6.  小さき勇者たち ガメラ
日本SF大賞を受賞する程の本格ハードSF・軍事アクションとして、また、「ゴジラ」シリーズでさえ成し得なかった怪獣映画のエポック・メイキング・フィルムとして平成の世に蘇った「ガメラ」を、再び子供達に返す目的で作られた(と思われる)新・平成ガメラ(松竹にとっては「宇宙大怪獣ギララ」以来の怪獣映画?)。冒頭の30年前のシーンは旧・平成ガメラのイメージで作られてますが、それ以外は全くの別物。母親を亡くしたばかりの少年、難病を患う少女、子供達の冒険、そして「のび太の恐竜」的ストーリー、etc.…と、お膳立ては凄く陳腐になってます。ガメラのデザインも可愛いぬいぐるみ。敵怪獣(元ネタはジラースか?)や政府関係等の設定にもほとんど気を遣ってません。これで果たして、メイン・ターゲットである子供が満足するかどうかは判りませんが、劇中の子供達がパニックの中、ガメラに向かってリレーするシーンは流石にグッと来るものがありました、5点献上。
[試写会(邦画)] 5点(2006-04-25 00:06:22)
7.  チャイルド・ゲーム
家にまつわる因縁がそこに住む家族を狂わせていくという、フランス製のオーソドックスな怪談映画。物語のキーポイントはタイトル通り幼い兄妹なんですが、タイトルほど子供達は活躍せず、両親の精神が徐々に侵されていく様がメインになってます。しかし、これは両親が妄想を見てるのか、実際の出来事なのか、幽霊の仕業なのか、単なる精神病なのかを、もう少し明確に表現しても良かった。これでは単に解り辛いだけ。最後に大きなどんでん返しが待ってる訳ではないので、本作ではミステリーより、途中の恐怖こそ大事にして欲しかったと思います。そんな訳で、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-04-09 00:03:07)
8.  着信アリ2
前作も終盤はイミフでしたけど、今回はいよいよ全編に亘って意味不明。これって、いつから「声の主」じゃなくて「電話を取った人」が殺されるようになったの?(しかも「電話を取るのは本人が取った後でも可」って、前作と全く矛盾してるじゃん!) 「中村由美は覚醒した!」って、何に覚醒したのよ? そして、台湾と日本の事件の繋がりって一体何だったのさ? 全く訳が解らない。全く訳が解らないから、どう怖がっていいのかも判らない。だから全く怖くない。演出も近年のこの手の邦画の中では抜きん出て下手。ということで、目を剥いて絶叫するミムラ嬢の必死さに、3点献上。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2006-03-17 00:04:35)
9.  チョムスキー 9.11
何なんでしょう、これは。ノーム・チョムスキーの対談集ではないし、彼の主張を検証するドキュメンタリーとも言えないし、もちろんチョムスキー自身の人となりを追った伝記映画でもない。ほんのちょっとのインタヴューと、後は講演の模様を収めただけの内容。一番近いのは、セミナー会社等で配布してるコンサルタントのPRビデオか。米国内にあって独自の主張の繰り広げるノーム・チョムスキーの、正にPRビデオって感じ。入門編にもならないでしょうけど、彼がどんなことを主張してる人なのかを、ほんの少しだけ垣間見ることは出来るかも…。でも、映画としては並以下の4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-28 00:08:42)
10.  チャイルド・プレイ(1988)
このタイトルを見かける度に「チャイドル・プレイ」に見えてしまって、要らぬ妄想が頭をかすめる私ですが、本作は80’sの懐かしい香り漂う微笑ましいスラッシャー・ムービー。「人形が人を襲う」というと何かおどろおどろしい感じがしますけど、基本的には【クリムゾン・キング】さんのご指摘通り、チャッキーもジェイソンやフレディ等の流れを汲む連続殺人キャラクターと同じですね。セックスのことしか頭にない馬鹿ティーンが相手だと、つい殺人鬼側を応援してしまいがちですが、被害者を貧しい母子にすることで、当時としては物語的な新しさはあったんじゃないでしょうか、5点献上。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-20 00:02:31)
11.  チャーリーとチョコレート工場
「夢のチョコレート工場」のレヴューに「このまま現在に供すことは不可能」と書いたんですけど、私の浅はかな予想に反し、ほとんど手が加えられることなく、そのままの形で出てきたことに驚きました。しかし現在では子供の罪悪が多様化してしまった為か、ガキ共のキャラクター特性が薄まり、全員が唯の「クソ生意気で嫌味なガキ」になってしまってます。肝心のチャーリーも純真さで選ばれたと言うより、偶然最後まで残った様にしか見えない。この辺は、例えばデブは糖尿病であるとか(これは差別絡みで不可能か)、IT狂はゲーム脳でキレ易いとか、ウォンカと父親のエピソードなんかいらないので、何か現代風の味付けが欲しかったです。また、ウンパ・ルンパの歌以外にも、親への戒めがガキ共以上に欲しい。私は、一見ティム・バートンらしさに溢れてる様でいて、実は余り彼らしくない作品だと思いました。そういう訳で、私的に唯一新鮮だったタイトル・バックに6点献上。
[映画館(字幕)] 6点(2005-11-02 00:12:33)
12.  チアーズ!
これ、中々良く出来た映画だと思います。ポイントは三点。まず、これまではいけ好かない学園クィーンというポジションでしかなかったチア・リーダーを、もう一方の側面であるスポーツ選手として捉えたこと。これは新鮮な題材です。そして女性観客に対しては、極普通の女の子(でも、かなり可愛い)が正々堂々と奮闘努力して、人生に於ける大切なものを得ていく様子を描いた成長物語としてアピール出来ること。最後に、そんなものに全く興味の無い男性観客には、女子高生にしては色気が過剰すぎるチア・リーダー達のセクシー・ショットで、存分に目の保養をさせていること。ありふれたストーリーで決して大した映画ではないですけど、普通の感覚の人なら男女問わず、鑑賞中は退屈しないと思います。そんな訳で、6点献上。
[DVD(字幕)] 6点(2005-11-02 00:00:58)(良:1票)
13.  茶の味
風変わりな人達ばかりが登場するのは同じでも、石井克人の前作とは違って、全体が低体温な感じでゆ~っくりと進んでいく、癒し系ならぬ和み系コメディ映画。シュール系ショート・コント集的作りが最近のトレンドなのかどうかは知りませんが、この雰囲気にハマれれば抱腹絶倒かもしれませんし、ハマれなければこのスロー・テンポに大変な忍耐を強いられることでしょう(この内容で2時間23分は長すぎる)。私的には、後半になって話が少しシリアス(?)な方向に行ってくれて救われた感じがします(少なくとも「リアリズムの宿」よりはずっと楽しめました)。多彩な出演者も見所の一つだと思いますけど、一番驚いたのはかつてのチャイドル野村佑香。最近見ないと思ってたら、こんな所でこんなことやってたんですね…、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-10-10 00:29:30)
14.  痴人の愛(1967) 《ネタバレ》 
谷崎潤一郎の永遠のテーマ・倒錯した純愛を、増村保造が鮮烈に描いたラヴ・ストーリー。若い娘を嫁に貰って従順な妻に育てようとゆー、男の妄想を実行する中年ってのが馬鹿っぽくて良い。その目論見は案の定失敗して、女は正反対の性格になってしまう。夫も含めた男三人と同じベッドに入って、夫の横で若い男と平然と乳繰り合うとゆー、奔放を超えた女の馬鹿っぽさも良い。要するに、この二人はお似合いなのです。いつしか二人の関係は苦痛という絆で結ばれるようになる。ラスト、「俺にはお前しかいないんだ」と言う小沢昭一に、安田道代(大楠道代)も「アタシにもあんたしかいないのよ」と返す。そしておもむろに始まる乗馬プレイ。これには「月光の囁き」のラストよりも感動してしまいました、8点献上。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-09-03 00:04:57)(良:2票)
15.  着信アリ
「リング」と言うよりも「呪怨」を狙ったんでしょうけど、これ、話が性急過ぎるんですよ。何の溜めも無く次々と電話がかかってきては、あれよあれよと人が死んでいく。人が死ぬのももちろん怖いことですけど、「得体の知れない何か」が起こってる方がもっと怖い。また、携帯電話にまつわる都市伝説ってのは、現代風で面白い所に目を付けたとは思いますけど、話の組み立て方を間違ってる。都市伝説だって伝説なんですから、それを辿る位のミステリーは用意しておいて欲しい。それに、この幽霊の目的は何なんでしょう? 最終的には携帯と全く関係なくなってるじゃん、3点献上。
[地上波(字幕)] 3点(2005-08-11 00:08:39)
16.  チーム★アメリカ ワールドポリス
一躍、2005年度の私的No.1候補に躍り出た、右も左も、同盟国も悪の枢軸国も、「スター・ウォーズ」も「パール・ハーバー」も、クソも味噌も一緒くたに斬り刻む、18禁の仁義なきパロディ人形劇。アメリカという国の凄さは、映画製作に何百億円もかけられる経済規模でも、不可能の無い映像を生み出す技術力でもなく、こーゆー作品がメジャー会社で平気で製作されて、不快に思う人がかなり沢山いる筈なのに、それが平気で許容されてしまう懐の深さにある。イデオロギーや宗教に毒されてない分、我々日本人の方がニュートラルな気持ちで本作を笑い飛ばせると思います。18禁にして放送禁止用語をバシバシ使った字幕を入れた配給会社も、珍しく気が利いてました。因みに、リアル・イレイザーヘッドこと金正日のファンの方は、エンド・ロールの最後の最後にもう一曲、哀愁を帯びた将軍様の歌声を聴けるので、決して席は立たない様に。という訳で、ファッキン’8点献上。
[試写会(字幕)] 8点(2005-07-23 01:08:36)
17.  父よ
確かに、淡々と凄く地味に物語は進んでいきますが、派手好きの私でも中々楽しめました。死刑を宣告された息子と減刑に奔走する父親をまず提示し、そこから徐々に二人の関係や事件の顛末等を開示していく脚本に引き込まれます。それに何より、私にはこの親子の気持ちが非常に良く解った。親を嫌うのに理由なんかありません。強いて言えば親だからです。だからって親も無理して好かれようとはしない。しかし互いに揺るがない愛情を抱いている。何度も書いてますけど、抱き合って互いに涙を流す様な親子関係の方が異常。ジョゼ・ジョバンニが自身の息子や孫に捧げた自伝映画なので仕方ないと言えば仕方ないんですけど、唯一、ラストの饒舌すぎるナレーションは凄く余計に感じました。そこに-1点で、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-01 00:07:31)
18.  中国の鳥人
バブリーな商社マンとチンピラ・ヤクザが鉱石を求めて中国雲南省の奥地に赴き、そこで歴史と自然と人間に触れ、大切な何かを発見するという癒し系映画。ハリウッドで怪しい日本人を演じてきたマコ・イワマツが、ここでは怪しい中国人を達者に演じてコメディ・リリーフ。しかし、映画自体は何故か非常に生真面目。リアリティの無いストーリーなのに、どーしてもっとコメディに徹しなかったんでしょうか。こんなファンタジックな(言い換えれば馬鹿馬鹿しい)珍道中をシリアスに描いては退屈なだけ。映画も主人公同様、最後まで羽ばたけずに終わってしまったという感じです、4点献上。
4点(2005-03-16 00:05:57)
19.  チキンラン
アードマン・アニメーションズの作品は初鑑賞でしたけど、私の想像してたチープなクレイ・アニメのイメージとは全然違って、もの凄く滑らかな動きだったので驚きました。仕上がりはほとんどCGアニメと変わらないんじゃないですか、これ。間抜けな感じの独特なキャラクター・デザインも楽しく、養鶏場を捕虜収容所に見立て、戦争映画のパロディとして語られる「死にながら生きるのか、生きて死ぬのか」という普遍的で全世代共通のテーマも中々感動的です。(↓)ファンの方達には不評みたいですけど、私の様に一見の客にとっては十二分に面白い映画だと思いますヨ、6点献上。
6点(2005-03-04 00:07:08)
20.  忠臣蔵外伝 四谷怪談
無理矢理にでも格調高くしようとしてるくせに、やってることのベクトルが全方向に向いてしまって破裂した、とゆー所でしょうか。そーゆー意味では深作欣二らしいパワフルさなんですが、こりゃどー考えたって馬鹿映画以外の何物でもありません。とにかく高岡早紀の爆乳よりも、壮麗な「カルミナ・ブラーナ」よりも、情けない特殊メイクやVFXよりも、荻野目慶子のインパクトが有り過ぎ。この演技と演出は狂女ではなく、見世物小屋の狐憑きです。もう彼女が大写しになる度に爆笑! これが当時の映画賞を受賞しまくったってのも凄い。これもお岩さんの祟りでしょうか…、6点献上。
6点(2005-02-26 00:08:25)
040.17%
1351.46%
2793.30%
326911.24%
438015.87%
553122.18%
664126.78%
733814.12%
8823.43%
9241.00%
10110.46%

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