1. テイク・ディス・ワルツ
《ネタバレ》 女性監督モノである。 この主演女優は「ブルーバレンタイン」で強烈に印象に残ったミシェルさん。 弱さを出すのが巧い。 この映画でも、子どものいない夫婦の、仕事に夢中の夫に取り残され、 満ち足りない何かを抱えている人妻を演じている。 そこに、スポッとリキシャのお兄さんがハマるわけだが、 満ち足りなさから逃げるように、その人の元に走るわけだが、 そこで、抱き合ったり、プロと一緒に3Pまでやって、彼女は果たして・・という映画。 このタイトルのワルツは、「ラジオスターの悲劇」というとこが、 ラストの彼女の表情を引き立たせる。 女性監督の手腕なんだろうなぁ。 プールの場面と言い、なかなか男では出せない味が出てる。 [DVD(字幕)] 6点(2023-12-27 21:47:33) |
2. テリー・ギリアムのドン・キホーテ
《ネタバレ》 あの世界観のテリーギリアムが女を知ったら、こんな映画ができた♪ いつものギリアムワールドだが、ちらちら夢工場の映画の功罪も問うている。 最大の見せ場は、ドン・キホーテの勇気が嫌らしい金持ちの余興の中で消費されること。 しかし、彼の気持ちは生き続けられるのだ。 ラストの巨人との格闘は、ギリアムならでは。 楽しめた。 [DVD(字幕)] 9点(2022-01-04 00:57:10) |
3. デッド・ドント・ダイ
《ネタバレ》 興味深い映画だった。 どこかとぼけてるジャームッシュ。 今の殺伐としたアメリカでは、かなり彼は責められたんじゃないか? そこで、なぜお前は落ち着いてるんだと言われて、 俺は古き良きアメリカに住む男、もう現代の欲にまみれた世界に うんざりしてる世捨て人みたいな男なんだから、という つぶやきが聞こえてきそうな映画だった。 金の亡者こそゾンビだと、トムウェイツの口から、言わせてる。 彼の演じる世捨て人こそ、ジャームッシュなんだろう・・ [DVD(字幕)] 7点(2020-12-19 14:01:06) |
4. 天気の子
《ネタバレ》 いや~、良かったなぁ。 少年のころを思い出しました。 いやいや、それじゃいけないんですよね。 おじさんも頑張りますぞ! 音楽が最高! [DVD(邦画)] 9点(2020-08-14 22:10:55) |
5. DESTINY 鎌倉ものがたり
《ネタバレ》 素直に楽しめた。 山崎監督のは、素直に楽しめますね。 ただ小栗康平監督が映画は痛切が大事だ、と言ってるんだよね。 難しいことだろうけど、心に残る映画って観るのが辛い映画が多いのも事実。 パティシエの創ったケーキみたいな映画だったけど、山崎監督には 生きてる辛さみたいな映画も撮って欲しい。 それをVFXで撮るとどんな映画か、観てみたい。 ギレルモ・テル・トロみたいな味わいも欲しいなぁ。 [DVD(邦画)] 7点(2018-09-28 12:30:57) |
6. 帝一の國
《ネタバレ》 いや~楽しめた。 娯楽作品もここまで来たか! 弾が主人公になるのが今までの漫画だったのに、帝一が主人公というのが今風なんだね。 しかし帝一の武器は光明じゃん!って気もする。 特に才覚があるわけじゃないんだよね。 ただ気持ちは誰にも負けてない!最終目標が総理になって自分の國をつくって、 ピアノを自由に弾けるようにするって(笑) 進学校でのパワーゲーム。 でもテストで高得点取るのって楽じゃないのに、ピアノまでひけて・・ やはり漫画だよな~(ため息) 女の子の出番が少なかったけど、エンドロールでの可愛い女の子でバランスがとれてる。 面白いぞ!日本映画! [DVD(邦画)] 8点(2018-06-03 12:32:18) |
7. T2 トレインスポッティング
《ネタバレ》 本作を観る前は前作のことはトイレと麻薬しか覚えてなかったのですが、観ているうちにあぁそういえば!という感じでなんなく続編の本作も楽しめました。前作はイギリスも日本もすごい不況の頃でした。そしてイギリスはあれから色々あって、ハイテクの時代の中、彼らも生き続けてたんだなぁと感慨深かったです。 ユアンに言いたい。ジェダイがこんなことしたらイカンでしょう!と。そのイメージのギャップが凄い! 教会での宗教ソングは笑っていいものかどうか・・。一方をこんなに茶化していいんだろうか?イギリスだからかな?この洒落はアメリカじゃ無理です。 何といってもこの映画の神髄は「悪友」ブルース。悪友同志はノリもいいが、お互いいつ裏切るか分からない油断ならない関係が持ち味。その辺が面白かったです。 ところどころに「トレインスポッティング」演出が観られて、映画ファンには嬉しいところ。特にラストのカメラの引きが最高! [DVD(字幕)] 7点(2017-12-09 20:41:17) |
8. ディストラクション・ベイビーズ
《ネタバレ》 この映画の柳楽くんのオーラは、昔の織田裕二に似てるね。しかし点数高いね~。やはり現実に喘いでいる人たちにあまり関心持たないまま、現実を何食わぬ顔で泳いで行ってる人たちって問題あるよね。親がいない子どもの心象をあまり理解せず、ほったらかすってのもなぁ。柳楽くんの気持ちに寄り添う人って、一緒に住んでる弟分の人だけだもんね。そういう冷たい現実に対して、敢然と喧嘩を売る存在ってカッコいいよね。しかし、やってることはテロだからね(笑)。組んだ相手が悪かったね。昔の映画なら必ずこういう柳楽くんみたいな男に寄り添う女性がいたもんだけど(「愛と誠」みたいに・・古い!)、今の時代ってそういう女性いないのかな?なんか気持ちが殺伐としたまま、終わってしまったなぁ。でもあれだね、今の若者にこういう柳楽くんを支持する層があるってうなづけるよ。 [DVD(邦画)] 7点(2017-03-25 22:33:21) |
9. 天才スピヴェット
《ネタバレ》 「アメリ」で、このピエールジュネ節にゾッコン。これもまたDVDが欲しい1本。何度も観たい。 [DVD(字幕)] 9点(2015-06-13 21:22:55) |