1. 電送人間
《ネタバレ》 天知茂の明智小五郎シリーズとウルトラQを混ぜ合わせたような映画でした。ツッコミどころが多いとかそういうことよりも、単にストーリーがつまらないのが致命的。人間を電送するというアイディアがまったく活きていませんでしたね。SFとしては中途半端、犯罪・推理ものとしても成り立っておらず、メッセージ性も皆無。鑑賞ポイントは、制作当時の時代感を多少味わえる程度かも・・・。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2019-06-08 18:53:57) |
2. テイク・ディス・ワルツ
映像の美しさとか、凝った演出とか、音楽と映像との相乗効果とか、質の高いシーンはいくつもありましたが、作品全体としてはまとめ切れていない感じでした。そもそも肝心の、不倫に走る要素が弱いというか、動機や心情を描き切れていないため、女子の妄想をそのまま映像化したような印象で、「なんだか、女性の監督が作りそうな映画だなぁ・・・」と思ったら、ほんとに女性監督の作品でした(笑)。 まず、出会いの設定が、まるでメグライアンのラブコメのようでベタ過ぎ。ダンナさんに打ち明けて家を出るまでの、気持ちが揺れてるシーンが長過ぎて、「今日はウキウキ」「今日はどんより」の繰り返しで、まるで昼ドラの総集編のようでした。 映画というより、女性が「そうそう、わかるわかるぅ~」と、雰囲気を楽しむためのイメージ映像のように感じました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-04-25 23:13:41) |
3. 天使の分け前
《ネタバレ》 「天使の分け前」というしゃれた呼び方を、最後にうまく使いましたね。それなりに面白かったものの、でも特に印象深いところもありませんでした。暴力で人の人生を狂わせた・・・とか、立ち直るのかと思ったら結局犯罪か・・・とか、そういう設定は別に気になりませんが、その設定が特に効果的というわけもないし、肝心のウイスキーについても対して掘り下げることもない・・・。ワルが更生・社会批判・痛快犯罪劇など、テーマをどれかに絞り込んで作れば、もう少し伝わるメッセージもあったと思います。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-12-28 00:36:06) |
4. ディア・ドクター
《ネタバレ》 いまひとつ気持ちが入らない感じでしたが、伊野が公衆電話で実家に電話するシーンはグッときました。最後、入院中のかづ子の前に、病院職員に扮した伊野が現れる、それはいいのですが、実際に顔を合わせているシーンをそのまま見せるのは、この監督らしくないと思いました。「最後に2人は病院で会いました。」ではなく「きっと会ったんだろうなぁ・・・」と予感させるような演出で締めてほしかったです。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-10-14 10:25:30) |
5. テルマエ・ロマエ
前半は、阿部寛の魅力を存分に活かした最高のコメディーで爆笑の連続でしたが、後半からはテンポ感も内容も悪く、印象は急降下・・・。でもそれなりに楽しめました。上戸彩の出演作品を初めて見ましたが、演技はヘタだし存在感はないし、この人、役者として大丈夫なんですかね? [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-04-09 09:54:27) |
6. 天然コケッコー
やっぱり山下監督、すごいです!「リンダリンダリンダ」同様、最初は「はぁ?何これ?」って感じでしたが、もう一度見直すとストレートに伝わってきました。こういう映画の印象って、観る側のコンディションにも大きく左右されますね。とてもいい映画でした。でも、現実感があるのかないのかよくわからない印象を受けるのは、やはり大沢の描き方に原因があると思います。あんな中学生男子、現実にいますか?せめて高校生ならわかるけど・・・。あれって、女子の妄想を具現化したような、少女漫画に出てくるキャラですよね?それとも、最近の子ってみんなあんな感じ?自分の偏見ですが、中学生男子って、もっと圧倒的にアホだと思います。 [DVD(邦画)] 8点(2013-03-21 01:24:37)(笑:1票) (良:1票) |
7. 点と線
おそらく原作は面白いのでしょうが、映画としての面白さがまるでなく、薄っぺらい脚本がせっかくの原作を台無しにしたのでは?と思える内容でした。事件の謎解きと人間模様、もう少し見せ方に工夫がほしかったです。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2013-02-12 11:54:46) |
8. 天使の恍惚
この時代の爆弾ゲリラって、学生運動からうまく卒業できなかった人たちだったのかなあ・・・。何の思慮もない自己陶酔タイプの若者たちで、10月だの2月だの、まるで「ごっこ」遊び。今の時代から見ると滑稽そのものですが、でもどこかうらやましい部分を感じました。冒頭と後半の、バーで女性歌手が歌うシーンには、現代の人が昔を懐かしんで作った映画(三丁目の夕日など)には決してマネできない独特の時代感があり、この映画はこのシーンを見るだけで十分だと思います。それ以外、見どころはほとんどありません。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2013-01-17 15:25:36) |
9. 天使にラブ・ソングを2
《ネタバレ》 前作が良すぎただけに、ちょっと期待はずれ・・・。ストーリーそのものは、どこにもありそうな平凡な内容でした。でも歌だけは前作を上回っていましたね。ローヒン・ヒルは最高にかわいいし歌はうまいし、コンクールもかなりうまいグループがたくさん出ていて楽しめました。余談ですが、オーハッピーディのリードの少年が「今度は黒人から何を奪う?」というような意味のセリフ、見た時はよく意味がわかりませんでしたが、「ドリーム・ガールズ」を観て「こういうことか」と納得しました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-15 18:04:25) |
10. 天使にラブ・ソングを・・・
《ネタバレ》 とても良くできた映画でした。ストーリー、演出、歌、それぞれのキャラがすべてかみあっていて、すごく楽しい映画でした。殺し屋の2人が「シスターは殺せない」と手を合わせるシーンや、シスター達がヘリコプターの操縦士に脅迫めいたお祈り(?)をするシーンなどは何度観ても笑えますね。歌そのものは、「~2」の方が有名で聞きやすい楽曲が多いですが、映画としての出来は断然本作品の方が上だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-08-15 17:55:20) |
11. テルマ&ルイーズ
《ネタバレ》 後戻りできない方にどんどん転がっていくし、イライラさせられっぱなし(特にテルマに)だし、でもなぜか面白くて2回観ました。話の内容や2人のキャラよりも、朝焼けの空や赤茶色の荒野に、抑え気味の音楽がすごく合っていて、雰囲気そのものを楽しむことができました。映画館の大画面や音響だったらもっと楽しめたと思います。ラストは良かったですね。泣けました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-17 22:24:56) |
12. 電車男
《ネタバレ》 ドラマがかなり面白かっただけに、映画版はドラマのダイジェスト版のような内容でした。この作品は、電車とエルメスのほかに、2ちゃんねるの住人たちが面白く絡んでくるところが魅力なのに、その描き方が弱いため、ただのくだらない恋愛映画に成り下がっていました。電車も全然アキバ系じゃないので、うまく恋愛できないという設定が浮いていたし、エルメスも中谷美紀ではなくて、もっと世間知らずのお嬢様っぽい人の方が良かったのでは? [CS・衛星(邦画)] 3点(2012-03-09 11:11:48) |
13. 転々
《ネタバレ》 いやー、三浦友和が素晴らしい!これといったストーリーもなく、あるあるネタがやたら出てきて、一歩間違えればどうしようもないつまらない内容になるところを、絶妙のセンスで笑いにつなげていました。奥さんの職場の3人組は最高に面白かったです!もう一度、じっくり観ようと思います。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-10-20 00:42:29) |
14. テレビばかり見てると馬鹿になる
《ネタバレ》 最初は、作り手の自己満足映画かと思いましたが、原作が山本直樹と知り、納得。原作は読んでいませんが、確かにこれは山本直樹の世界ですね。原作の雰囲気を表現できるってことは、作り手にセンス・技術があるってことかもしれませんが、でもひと言でいえば、面白くなかったです。何度も早送りしようかと思いました。中年のおやじ、愚鈍そうでウザくて、主人公の女性が、ああいうタイプのおやじと会話を続けること自体、不自然に感じました。普通なら、徹底無視ですよね。点数ですが、0点以下のマイナスだと思いましたが、ラストはまぁどうにかマシだったので、2点。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2011-09-02 11:41:42) |
15. 天空の城ラピュタ
作品の出来の良さは、今さらくどくどと書く必要もありませんね。ここではあまり書かれていませんが、初井言栄が良かったです!ヒッチコックの「裏窓」でも吹き替えをやっていたし、初井さん、声優としてもかなり実力が高いのでは? [地上波(邦画)] 9点(2011-07-11 01:27:00) |
16. 天使の涙
ストーリーはほとんど覚えていませんが、独特の映像美が印象的だったことははっきり記憶しています。話そのものは「恋する惑星」の方がわかりやすくて面白かったように思えますが、映画そのものの完成度は、こちらの方が上ではないでしょうか。 [映画館(字幕)] 8点(2011-07-10 02:56:57) |
17. 天国と地獄
《ネタバレ》 テンポ感があり、飽きさせる部分がほとんどなかっただけに、麻薬を買うシーン・黄金町のシーンはもったいないですね。あれさえなければ10点でしたが。 三船敏郎、さすがです! 菅井きんは、昔からおばさんだったんですねぇ。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-07-02 22:48:06) |