21. どら平太
《ネタバレ》 ん~~、これって映画でやる必要あるのかねぇ? ほんっと、ふつーの時代劇。遠山の金さんを2、鬼平犯科帳を1、シェイカーに入れてよく振ると出来上がり、みたいな。ライティングには凝ったらしいが、それもV撮りじゃああんまり有り難味も無かったみたい。それにあの程度のライティングだったら、必殺シリーズやフジの火曜時代劇シリーズでも普通にやってるし。まあ、必殺や火曜時代劇は映画のスタッフが作ってるから、アレが特別なんだって言われりゃそうなんだけど。それはともかく、話も特別どうって事ないし、裏切り者は宇崎だろうなって途中で読めちゃうし。……やっぱりTVの2時間ドラマでよかったんじゃない? [地上波(邦画)] 4点(2007-03-10 08:16:48) |
22. TRICK トリック 劇場版2
ほんっと損も徳もしてない、って感じ。(笑) わざと空かしたつもりなんだろうが、至極適当なメインストーリーを小ネタで笑わせてお茶を濁すという作りは、金とって見せる劇場映画としてはどうなんだろう? しかもその小ネタにしても、何の脈絡も無く出て来るから、面白いというよりバカバカしい。自分が笑ったのは、奈緒子の寝相が極めて悪いという1stシリーズからの設定を受けて出てきた貞子ぐらいじゃなかったかな……。さらに矢部や里見が物語に絡んで来ず、有っても無くてもいいようなサイドストーリのみでの登場ってのも、ファンにとっては物足りない。誰に観せたい、誰のための映画なんだろう? まあ、1よりはまとまりも良く、(1よりは)ずいぶん楽しめましたが、それでもビデオで十分な映画ではあります。 [DVD(吹替)] 5点(2007-02-15 18:53:16) |
23. ドラゴンヘッド
《ネタバレ》 原作があまりにも中途半端だったので、映画は何らかの解釈を持ち込んで提示してくれているのか? と思いきや……orz。これじゃ単に「原作の粗筋を2時間で出来る範囲でなぞってみました」って感じの映画ですな。 しかも、原作を読んでる者には、なぜ??? と思うような改変がたくさんある。仁村と岩田が車で動いてるのを見て「ああ、ヘリ使う予算が無かったんだぁ」と思ったら、後からちゃんとヘリ使ってるし。だったら、ワケのワカラン民間人がヘリを操縦してるより、自衛官が操縦してる原作の設定の方がリアルじゃん? しかも、なんで根津甚八はあんなに試薬の入った食料について詳しいんだ? さらに関東、東海と巨大地震が併発して富士山が噴火、地殻変動で房総半島に新しく富士山そっくりの巨大火山が……、という説明が何も無いから、何の騒ぎやら全く分からないまま、ただドタバタと右往左往してる。 だいたい龍頭って何? 誰が何のためにあんなロボトミー手術を? で、だから彼らが何なの? タイトルになるほど重要なモノのはずだったんじゃねぇの? これをまず原作者に聞きたいね。w まあ、原作既読者の暇つぶし程度には……、って映画だな。 [ビデオ(吹替)] 3点(2007-01-23 18:47:12) |
24. ドラキュリア
《ネタバレ》 この10数年内に作られた吸血鬼モノでは、かなり良い出来だと思う。ちゃんと原作に敬意を払った上で、新解釈を加えた現代のドラキュラ物になっている。ドラキュラの取り巻きの女吸血鬼を3人で止めておいた辺りや、マリーの親友の名前がルーシー・ウェステンラだったり…。さすがウェス・クレイブン! マニアのくすぐり所を知ってると言うか。しかも、ドラキュラが陽光、十字架、銀に弱い理由として、彼の起源をイスカリオテのユダに持って行った辺りは、やられた~って感じ! よく、ドラキュラに気品やエロティシズム、闇に生きる者の悲哀etcなんぞを求める人がいるが、そんなモンは全て後の誰かが言い出した後付であってね。観る人がそう感じたければそう思っといてイイんじゃない? 程度のものなのよ。現に原作のドラキュラにはそんな描写は一切無いしね。要はモンスターは恐怖の対象であるべきであってさ。ま、それはともかく、またこの映画の面白い所は、ヘルシングとドラキュラの「娘」の奪い合いだという所。ドラキュラの血を注射して現代まで生き続けたヘルシング。その娘であるマリーは、ヘルシングの娘であると同時にドラキュラの血を継いだ娘でもあり、この辺りの設定も上手い。細かい所で展開が少々強引だったり、サイモンとかいう若い男の存在にあまり意味が無かったり、という難点や、ヘルシングが半ばであっさり死んでしまう残念さなど(やっぱりドラキュラVSヘルシング父娘の対決は観たかったなぁ…)はあるが、それを補って余りある斬新な話は十分に楽しめた。 8点(2004-08-13 02:47:37)(良:1票) |
25. ドラキュラ(1992)
ドラキュラに不死の悲哀だとかセクシーさなんぞを求める人って、その元にあるのはベラ・ルゴシやクリストファー・リーが作り上げたドラキュラ像なんだろうな。でも、原作ファンから言わせてもらうと、アレは全くの亜流。原作のドラキュラは醜く矮小な小男。つまり忌むべきモンスターなんだよ。過去の映画化作品なら『ノスフェラトゥ』が一番近いだろう。 はっきり言う。コッポラ、アンタ、ホラーの才能無いよ。コレと言い、フランケンシュタインと言い、モンスターの何たるかが分かって無い。味噌汁で顔洗って出直しやがれ! モンスターは恐れられ、忌み嫌われてなんぼだろ。 この映画は原作に忠実に作った、との触れ込み……。おいおい、なぁにが原作に忠実なもんか。ラストでミナがドラキュラの元に駆け戻るなんて、改悪もいい所。男達は何の為に遠路遥々トランシルヴァニアまで化け物退治に出かけたんだ? それを「ドラキュラ様ぁ~」みたいに駆け戻られちゃ立場無ぇだろが。原作ファンとしては断じて許し難い。『ドラキュラ』というと、みんなドラキュラを主人公にしたがるんだな。でも、原作では本当の主人公は、ヴァン・ヘルシンクであり、ミナを救出に向かった男達なんだよ。原作の『ドラキュラ』は、ミナ・ハーカー奪還&モンスター退治の物語なのだから。 モンスターってのは、恐怖の象徴。恐れられ、忌み嫌われるから魅力的なのだよ。攫ってきた女に同情されて腕の中で死んでいくドラキュラなど魅力の欠片も無い。ハマー映画見て勉強し直せよ、コッポラ。 [ビデオ(字幕)] 0点(2004-04-19 04:54:06) |
26. TRICK トリック 劇場版
TVシリーズは大好きなんだけれど……。これ、わざわざ映画にする必要あった? って感じ。 3点(2003-11-06 03:23:16) |