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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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21.  オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分 《ネタバレ》 
上映時間は86分、主人公の男がハイウェイをドライブする86分をひたすらとらえ続ける。 上映時間=作中の時間、この設定は今となってはさほど目新しさはないのですが、 彼は全く動かない。作品の全ての時間は、様々な相手と電話で話しながらハンドルを握りハイウェイを運転する彼の姿をとらえ続けるのみ。 彼が電話で絡む様々な声の主以外、キャストはハイウェイをドライブする男を演じるトム・ハーディ1人のみ。 運転席に座ったままのトム・ハーディの1人芝居を86分間ひたすら見続けることになるワン・シチュエーション映画。 彼の奥さん、息子、出産を間近に控えたある女性、仕事仲間、仕事で緊急に連絡を取らなければならない警察や役所の人間たち。 彼らとの間に現在進行形で起こっている問題に対し次々に電話で対応しなければならない。電話の向こうの声の主の事情や対応も様々でよく練られている。 この夜に起こった問題の全ては彼の自業自得ですが、それら全てを投げ出さずに向きあおうとする。 今夜の彼の行動のことの発端から適当に逃げていれば、今夜も何事もなく家に帰り夕食をとりながら家族とサッカーを観戦し朝になれば仕事現場に向かい、 何も失わずに済んだのかもしれないが、彼はそうはしなかった。そのために彼は仕事も家庭も失うことになるのだろう。 この夜の様々な問題に対し、たった1人の運転席に座ったままの登場人物と電話、これだけで見事に最後まで緊張感を持続し続けた。 極端に動きが制約された中でのトム・ハーディの1人芝居もまた素晴らしかった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-06-12 23:23:45)(良:1票)
22.  お家をさがそう 《ネタバレ》 
これまでにも「アメリカン・ビューティー」「レボリューショナリー・ロード」で 崩壊の危機にあるアメリカの家族を描いてきたイギリス人監督サム・メンデス。 一方本作は、間もなく産まれくる子どもと一緒に安住できる場所を見つけるために、 全米各地で既に家庭を持っている人々を訪ねるという幸せ探しの旅のようなロードムービーとなっています。 しかし、各地で出会う家族や夫婦達の描写からは、やはり彼らしさが顔を覗かせます。 これから子どもと共に住む場所を探す旅というよりは、様々な夫婦、家族と会う機会を重ねながら、 主人公の2人が新たな家族のカタチを模索していく旅。 そして彼らが新たな家族のカタチを作り上げていく安住の地は、以外にも身近な所にありました。 安住の地を見つけた幸せな2人の姿で作品は終わりますが、これからも2人は結婚はしないという形をとり続けるのかな。 サム・メンデスにとって夫婦とは、家族とは何なのか。 彼のこのテーマの新たな作品をもう少し見てみたい気がしています。できれば、幸せになるストーリーで・・・。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-02-17 13:25:02)
23.  王子と踊子
チャーミングなアメリカン・コメディエンヌ、マリリンとシェイクスピア俳優の英国紳士、オリヴィエ。 本作で2人が演じる役は自由奔放な踊り子と欧州某国の大公殿下。 この2人のスターの持ち味や醸し出す空気も、演じる役の2人が住む世界もあまりにも違うのですが、だからこそのコメディとなっています。 基本的にはドタバタ劇なので監督も兼任したオリヴィエには分が悪くなってしまった感じがしますが、 衣装も素敵だし歌も歌ってくれるし、マリリンのチャーミングな魅力は全開。 ただ、本作の舞台裏を描いた「マリリン 7日間の恋」を見た後に本作を見ると何とも言えない気分になる作品でもあります。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-01-11 21:39:42)
24.  オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ
アダムとイヴの一風変わったラブストーリー。2人は人間ではなく吸血鬼。 ジャームッシュ流、新感覚のヴァンパイア映画。 現代のヴァンパイアにもスマホはもはや欠かせない日常生活のアイテムの1つであり、 you tubeも欠かせない娯楽の1つか。しかし彼らにとっても現代社会は決して過ごしやすくはないようです。 生きにくい現代社会への皮肉に、ジャームッシュ独特の音楽のセンスに心地よいオフビート感とユーモアは本作でも健在。 ある意味だらだらと綴られていく、彼らの夜の闇に包まれた日常。 そんな彼らの日常に途中から投入されるお茶目でおてんばの妹、ミア・ワシコウスカの存在も効いています。 全く異なった趣を見せるデトロイト、タンジールの人気の無い深夜の街の風景。 それは美しくも、彼らの孤独感を表しているようでもあります。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-19 16:34:42)(良:1票)
25.  オズ
ジュディ・ガーランドがドロシーを演じた、あの「オズの魔法使」の続編的作品です。 「オズの魔法使」のかかし、臆病ライオンやブリキ男と同様に、 本作でもドロシーの仲間たちのキャラクターは愛らしくて良かったと思います。 しかし、小さな子どもも一緒に家族で楽しめる作品であることが前提であるべきと思うのですが、 必要以上にダークファンタジーになってしまった世界観はどうたったのでしょうか。 かと言って大人のファンタジーという訳でもなく。 ドロシーと仲間たちがガンプに乗って空を飛ぶシーンなど、好きな部分もあるんですけどね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-09-25 12:15:25)
26.  オーバー・ザ・トップ 《ネタバレ》 
父と、何らかの事情で離れて暮らしていた子どもが再会し、一緒に旅に出る。 定番のロードムービーの始まりですが、この息子が父と打ち解けていくのにさほど時間は必要としない。 アームレスリングで見せられた父の強さ。トレーラーを運転させてもらった時の息子のワクワクした表情。 そして「人生は向こうからはやってこない」という教えと息子自身のアームレスリングの勝利。 ベタベタではあるのですが、父とまだ幼い息子が打ち解けていく2人旅の姿がいい。単純明快なアメリカ映画の良さが出まくっています。 「ロッキー」第1作では最後にロッキーはアポロに負けてしまった。しかしエイドリアンの心をガッチリ掴んだ。 一方本作は親父の強いところを息子の目の前でしっかりと見せて勝利を掴み、息子の心もガッチリ掴んだ。 どちらも本当によく分かる。どちらのスタローンも絵になっている。 父と息子が歓喜する姿を遠巻きに眺める祖父のどこか納得したような表情で全て終わらせるのも良かった。 出来れば父と母と息子の3人で人生を再出発できれば一番良かったんだけど・・・。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-04-17 15:22:20)
27.  黄金の眼
B級なんだけど、結構ゴージャス感のある怪盗ディアボリックの活躍を描くアクション活劇。 イタリア映画でこの邦題、どうしても「黄金の七人」を思い浮かべるのですが、 「黄金の七人」よりもコメディ色は薄く、アクションとサスペンスに軸足が置かれています。 怪盗ディアボリックはどう見てもルパンを連想します。 声があまり可愛くないのだけが残念だけど、衣装もスタイルも素敵な相棒のお姉さんはどう見ても不二子ちゃんですね。 意外に真面目にサスペンスしていますが、もうちょっとコメディ色が強くてもよかったんじゃないかな。 それにしてもあのディアボリックの超豪華な地下要塞は何なんだ?どんだけ金持ちなんだ?ディアボリック。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-12-08 20:11:51)
28.  おとうと(2009) 《ネタバレ》 
山田洋次監督といえば「男はつらいよ」。冒頭の結婚式で姪の結婚式をぶち壊す酔っ払った鶴瓶演じる弟。 思い起こすのは「男はつらいよ」の記念すべき第1作で、妹の見合いををぶち壊す酔っ払った寅さんの姿です。 姉と弟、兄と妹の違いはありますが、やはりこの設定には寅さんを思い出さずにはいられない作品です。 弟と娘の幸せを誰よりも願う優しい姉。これも兄と息子の幸せを誰よりも願う妹(さくら)と重なるのですが、 本作の吉永小百合さん、良かったですねえ・・・。しかし、弟が大阪に帰って以降は借金に病気に、次第に話が重くなる。 しかし、小日向文世、石田ゆり子らが演じる、大阪の施設の山田監督の映画らしい人間模様、 己の死を受け入れた鶴瓶の重いようで軽い、軽いようで重いような演技も良かった。焼酎を使ったユーモアの挿入も。 どんなに成功した人にも、社会的には弱者である人にも、必ず訪れるのが死。 終わりよければ全て良しという言葉がある。 弟の最期が安らかだったことが素直に嬉しかったし、山田監督の優しさが感じられる人生の最期のドラマでした。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-12-05 22:51:28)(良:2票)
29.  男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花<特別篇> 《ネタバレ》 
渥美清さんがこの世を去った翌年の作品。勿論本作の存在は知っていたのですが、ずっとスルーしてきた作品です。 満男の回想で始まる本作。当然一緒のシーンはありませんけど、1つの作品の中で2人の満男が共演を果たす貴重な作品?でもあるのですが、 何点をつけて何と評価すればいいのか難しい作品です。 冒頭で満男が「おじさんは色んな女の人をとらやに連れてきたけど、思い出すのはリリーさんです」という。 それには多くの寅さんファンが異議なし!と手を上げると思います。 そして序盤にはリリーが初めて登場した「忘れな草」、2度目の登場作にしてシリーズ屈指の名作「相合傘」のワンシーンも挿入されます。 寅さんとリリーと言われれば絶対「相合傘」だと思うのですが、本作で扱われるのはリリー3度目の登場となった「ハイビスカスの花」です。 本作の満男君、寅さんがいなくなってしまったせいか少々寂しげ。 満男、なに寂しそうにしてるんだよ。泉ちゃんはどうしたんだよ! 泉ちゃんと幸せになってる姿見せて、「おじさん、僕はこの通り元気で幸せにやっています。」 なんて寅さんを安心させてあげたかったなあ・・・。という思いもあったりします。 例えば、ラストで満男はとらやに帰ってきますが、マイホームに帰ってきて、泉ちゃんが「おかえりなさい!」と出迎えるとかね。  さて、僕の寅さん歴も長くなりましたが↓の3737さんの「雑記」を見て、全く同じ謎をお持ちなんだなと思いましたよ。 そう、備後屋です。一体何の店をしてるんだろうって。僕もずっと謎に思っていました。 備後屋はよく白い作業着を来て配達の帰り?らしき自転車に乗って登場してましたので、とらやとご同業の和菓子屋さんかと推測しますが・・・。 まだ他にもいる。蓬莱屋に麒麟堂に、色々出てきました。 麒麟堂は44作「寅次郎の告白」で麒麟堂のせがれが結婚したというエピソードが登場しました。 その時点で今も柴又で商いをされていることが分かりましたが、結局皆さん何の商売をされているのか全く謎のままでした・・・。
[DVD(字幕)] 5点(2015-10-17 17:55:13)(良:2票)
30.  狼の挽歌 《ネタバレ》 
迫力満点のカーアクションから作品がスタートしますが、その後はひたすら寡黙なブロンソンが渋い。 フランスでもイタリアでも、ヨーロッパ映画のブロンソンは本当にシブくてカッコいい。 テリー・サバラスとの競演もたまらない。 ブロンソン映画の共演者と言えばこの人、ジル・アイアランドが美しい。 寡黙な殺しのプロフェッショナル、そんなブロンソンの持つイメージの1つが固まりつつあった頃。 展望エレベーターのラストの静かなる決着が哀しい余韻を残します。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-09-08 20:13:24)
31.  おじさんに気をつけろ!
ちょっと(いや、かなりか?)ヘンで豪快なキャラクターのおじさんを演じるジョン・キャンディの濃い存在感が全開。 このおじさんが次に何をやらかすのかヒヤヒヤもしますが、そこは安心して見ていられるジョン・ヒューズのファミリー映画。 彼が巻き起こす騒動と子ども達との絡みがとても楽しい。 感動作「フィールド・オブ・ドリームス」と同じ年製作の本作でもエイミー・マディガンとギャビー・ホフマンが共演しています。 また、ジョン・ヒューズ&カルキン君と言えば「ホーム・アローン」ですが、 カルキン君がブレイク前にこんな映画に出ている伏線があったんですね。 ジョン・キャンディ以外のキャストも意外性があって面白かったです。
[DVD(字幕)] 6点(2014-08-18 15:41:44)
32.  オレンジカウンティ 《ネタバレ》 
鑑賞後、何が最も強烈に印象に残ったかと言えば、勢いだけは誰にも負けないバカ兄貴を演じたジャック・ブラック。 主人公は作家志望の弟ですが、オイシイところはジャックに持っていかれているような感じはあります。 でも主人公である弟のキャラクターにしっかり魅力がある。 故郷オレンジカウンティの人々もそれぞれに問題はあるけど許せる、愛すべきキャラクターに描かれています。 両親に、サーフィン仲間に、特に兄貴は無茶苦茶ですが、 何より弟思いであるところがしっかりと出ている点は重要なポイントです。 もう1人、弟の彼女の存在が効いていて、演じた女優さんのもつ雰囲気もとても良かった。 あれほど問題だらけだった彼の周りにあるものが、一瞬のうちに解決するラストも好きです。 兄貴の放火はお咎めなしなのか?と思いますが、まあいいんじゃないでしょうか。 悪友の「ざまあみろ!スタンフォード!」の台詞も良かったですね。 いい大学に入ることが全てではないし、人生、もっと大切なこともあるんじゃないかな。 ジャック・ブラックの濃い兄貴と比較すると地味なキャラクターですが、弟を演じたコリン・ハンクスも好演。 あのハリウッドの超大物を父に持つサラブレッドですが、 育ちの良さを感じさせる風貌と本作のキャラクターがとてもよく似合っていました。
[DVD(字幕)] 7点(2014-08-10 20:14:36)(良:1票)
33.  オー!ゴッド 《ネタバレ》 
ジョン・デンバーが演技しているところを初めて見ました。 歌詞も風貌も、その素朴さに何とも言えない魅力があったジョン・デンバーが本作の主役にピタリとはまっている。まさに適役。 それ以上に素晴しいのが、もう1人の主役である、神様を演じたジョージ・バーンズ。 野球帽に眼鏡。地味なジャンパーを羽織った、アメリカのどこにでもいそうなじいさんといった風貌ですが、 ちょっととぼけた感じが実にいい味わいがあります。 しかしその登場はまさに神出鬼没。ある時はラジオからの声、ある時は突然風呂場に現れ、ある時はベルボーイ、ある時はタクシードライバー。 “神の使者”であるジョン・デンバーに教えを説き、それに耳を傾ける使者。 この2人のキャスティングが絶妙で笑いドコロも十分のハートフル・コメディの秀作です。 神の教えは何も特別なことを言っている訳ではありません。 本作が製作された70年代にも、今僕たちが生きる現代にも通じる、 日頃忘れがちですが人として大切な、普遍的なことを言っているにすぎません。 しかしその神の教えの1つ1つがじんわりと心に響きます。 ラストシーンで語りかけるジョージ・バーンズの表情。そのバーンズの表情はもう神にしか見えなかった。 そして最後の神の教えを聞くジョン・デンバーの表情も実にいい。ラストの2人の姿も感動的でした。
[DVD(字幕)] 9点(2014-08-03 13:25:08)
34.  オルカ 《ネタバレ》 
先に製作された「ジョーズ」を感じる部分は確かにあります。 オルカと対決するあの船も、ロバート・ショウ演じるクイントの船とよく似ている気がする。 しかし本作と「ジョーズ」と決定的に違う所は、無表情、無感情に人を襲うジョーズとは異なり、 本作ではオルカの表情や感情をとらえているところだと思います。 度々アップでとらえられる目が恐ろしくもあり哀しくもあります。 その勝敗は早い段階で想像はつきますが、ラストのシャチ対人間の一騎打ちは見応え充分。 モリコーネの愁いを帯びた音楽やこれも愁いを帯びたシャチの鳴き声も実に効果的に挿入されています。 海洋パニックものとして、映画の面白さは「ジョーズ」に軍配が上がるかもしれません。 「ジョーズ」と比較されることは十分承知の上での本作だと思いますが、 本作はシャチをただの悪としなかったところが良かったのではないかと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2014-07-10 22:07:18)(良:3票)
35.  男はつらいよ 拝啓車寅次郎様
「僕の伯父さん」から始まった新シリーズ、満男&泉ちゃん篇。 でも、僕にとってのこの新シリーズは満男&伯父さん篇なのです。 大学・就活・社会人生活に恋に悩む満男のドラマが描かれる。寅さんのマドンナらしき人も出てくる。 そんな中に挿入される寅さんと満男のドラマが大好きなのですが、本作はその良さがとてもよく出た一本。 まずは序盤の鉛筆をめぐる寅さんお得意の名調子と満男、そしてとらやの人々。 次は長浜で「男がいたっていいじゃねえか。そいつと勝負すりゃいいんだよ」 この時の寅さん、カッコいいんだよなあ。そして鎌倉の別れ際もいい。  2人の師弟関係なのか、友情なのか。この伯父と甥のドラマはいつも本当にいい味わいがあります。 ラストの満男の心の声。「近頃僕は伯父さんに似てきたと言われます」と言う。 そうそう。満男君、僕は本作のだいぶ前からそれに気付いていましたよ。 どんどん伯父さんに似てくるなあって。  更に本作の一番最後と冒頭に出てくる、寅さんを先生と呼ぶ小林幸子演じる演歌歌手。 初期の作品の旅の一座と一座の花形大空小百合ちゃんを思い出します。 旅先でのちょっとした心の触れ合い。寅さんの優しさ。 やっぱり寅さんにはこういうのが似合うなあ・・・。  さて、順番はめちゃくちゃで好きな順番にレビューしてきましたが、ようやくこれで寅さん全作品レビュー完了です。 もうこれで寅さんの新規レビューが出来ないと思うと、ちょっと淋しくなりますね。 既に全作品を複数回見ていますが、これからも見続けますよ。 あなたの一番好きな映画は?と聞かれれば、僕は迷わず「寅さん」と答えますから。
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-20 16:29:42)(良:1票)
36.  俺たちサボテン・アミーゴ
「サボテン・ブラザース」の邦題と原題を足して2で割ったような邦題が付いた作品ですが、続編やリメイクなどではなく全くの別物です。 そこにウィル・フェレル主演なので“俺たち”を付け加えたみたいなタイトルですね。 「サボテン・ブラザース」のような映画を期待して見る人が多いでしょうが、基本コメディではあるものの、さほど笑えず結構真面目なドラマになっているのが拍子抜けでした。 その一方で、ミュージカル風にキャストが歌うシーンや、プロコル・ハルムの名曲“青い影”のスペイン語カバーバージョンもなかなかのもので、音楽が印象に残る作品でした。
[DVD(字幕)] 4点(2014-05-11 15:06:05)(良:1票)
37.  オーシャンズ
僕はBSやアニマルプラネットなどで、こういうドキュメンタリー番組を見るのが好きで、このジャンルも一度映画館で見てみたいですね。 テレビで見るとやっぱりドキュメンタリー番組と変わりが無くなってしまうので…。 これが映画館の大画面で見ると全然違うんだろうなあ…。 ただ本作の場合は、度々挿入されるちょっと抽象的な映像が不要だったと思います。 子ども達も見る映画だと思うので、余計にこういう映像、時間帯は退屈に感じてしまいます。 それでも子ども達が環境問題を考えるきっかけとなるであろう本作の分かりやすいメッセージは良かったと思います。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2014-05-01 16:12:55)
38.  男はつらいよ 寅次郎の青春 《ネタバレ》 
色々と淋しさを感じる作品です。 まず、本作が御前様が登場する最後の作品となり、本作が笠智衆さんの遺作となりました。 どの作品も御前様の登場シーンは多くはないのですが、とらやの人々と共に本シリーズには欠かせない人でした。 そして明らかに渥美清さんの体調が良くないのが感じられます。座っているシーンも多いですしね。  満男と泉ちゃんの別れのシーンも悲しい。新幹線の扉が閉まり、泉ちゃんが何か言っているけど見送る満男にはもう聞こえない。 初期の作品「純情篇」の名シーン、列車の扉が閉まり、寅さんが何か言っているけど見送るさくらにはもう聞こえない。寅さんとさくらの別れの柴又駅を思い出します。  寅さんが座っているシーンが多いと言いましたが、本作の寅さんの最初の登場シーン、 喫茶店の奥の席に座りキザな台詞を呟く寅さん。こういう時の寅さん、やっぱり絵になるしカッコいいんだよなあ・・・。
[DVD(邦画)] 6点(2014-04-26 21:20:09)(良:1票)
39.  男はつらいよ 寅次郎の告白
満男&泉ちゃんシリーズ第3弾。寅さんの存在感が薄かった前作と比較すると、寅さんと若い2人との絡みもいいし、マドンナの吉田日出子さんが本当にいい味出していて、出番は少ないながらも作品の中で見事な存在感を出しています。  寅さんと一緒の時間は短かったですが、その中にも昔2人の間に何があったのか、その光景を十分に思いめぐらすことができるし、2人の心の触れ合いも感じることができました。それだけに、もう少し吉田日出子さんの登場シーンを見たかった気もします。  前作でも満男はますますおじさんに似てきたなあ・・・と思っていましたが、本作でも友達と出かけようとしていたところに泉ちゃんがやって来る。「あれ?お前出かけるんじゃないのか?」「何言ってんだよ父さん、今帰ってきたとこじゃないか」寅さんが若い頃、おいちゃんやおばちゃんと全く同じようなやりとり、何度もありましたね。本人自身がそれを自覚したような、最後の満男の心の声が良かったです。
[DVD(邦画)] 6点(2014-03-10 21:15:39)(良:1票)
40.  俺たちは天使だ
作品が香港からスタートすることもあり、香港のB級コメディか?と思うような始まりからラストまで、小休止の間も無く怒涛のように展開を変えながら登場人物がひたすらしゃべり続け揉め続ける、ギャグ満載のハイテンション・フレンチ・ドタバタコメディです。  ハイテンションが空回り気味のシーンもあるのですが、全体的には笑わせてもらいました。ホントに休む間もなく、という感じですので鑑賞後は軽い内容と尺の割には結構グッタリです。  まだ若く勢いがあるこの頃のドパルデューのコメディは面白い映画が多いです。本作のようなコメディにしても、シリアスなドラマにしても、役者としてのプロ意識を感じるドパルデューですが、エンドロールに挿入されるNGシーン集が面白い。台詞をミスして照れくさそうに笑う素のドパルデュー。映画の中ではあまり見せないような表情を見せてくれるドパルデューが可笑しかったです。
[DVD(字幕)] 6点(2014-02-27 22:57:36)
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