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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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61.  男はつらいよ 噂の寅次郎 《ネタバレ》 
大原麗子さんの訃報を聞いてまず思い出したのが大原さんの本作の姿でした。とらやで食事した後「私、寅さん好きよ」と帰っていく姿が真っ先に思い出されますね。他にもとらやで弁当を食べながら「見ないで」「寅さん、私泣きそう」「寅さんてモテるのね」等々・・・印象に残る大原さんの本作での姿が次々と思い出されます。そんな姿を見ると寅さんでなくても腹痛の仮病を演じたくなりますよね・・・。こうして書いていると実は本作は長い間観ていないのですが、「真実一路」と一緒に観直したくなってきたなあ・・・。大原麗子さん、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
[地上波(邦画)] 7点(2009-10-24 22:51:51)(良:2票)
62.  オーケストラ・リハーサル 《ネタバレ》 
特にストーリーは存在せず、オーケストラと指揮者のリハーサル風景を見せるだけ。と言ってしまえば何と退屈そうな映画なんだ、ということになりますが、これが実に面白い。指揮者やスタッフ、所属する音楽家が口々に語る自分の楽器自慢、自己陶酔、他者批判、仕事の契約内容や組合を盾にした権利主張、指揮者とオーケストラの対立、等々を通して描き方は少し極端な感じもありますが、このオーケストラと指揮者はどこにでもある会社の管理職と部下の人間関係の構図のようでもあり、社会の縮図のようでもある。1から新たなものを創造する際に生じる、個性や立場が異なる人間と人間のぶつかり合いを時には熱く、時にはコミカルに見せるフェリーニの人間考察が楽しい。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-18 13:18:31)
63.  オリエント急行殺人事件(1974) 《ネタバレ》 
上品な香り漂う超豪華キャストだけでもお腹一杯です。これだけの容疑者のいる謎解きミステリーでは誰が誰か区別が付かなくなると映画として収拾が付かなくなるのですが、これだけの顔ぶれが集まればその心配は無用ですね。アガサ・クリスティの原作は未読なので確かな事は分かりませんが、小説の映画化ではよくあることではありますがポワロの謎解きの部分はかなり省略されている部分が多いように感じられました。一方で乗客一人一人の人物描写の方はかなり分かりやすく丁寧に作られていたので、一つの映画でこれだけの顔ぶれが揃ったそのキャストとともに十分楽しませてもらいました。それにしても原作を知らない観る者にとっては誰が犯人なんだろうか・・・?と推理しながらの鑑賞になる訳ですが、確かに乗客の中に犯人はいたものの、あの真相はちょっと予想が付かなかったです。この最後に明らかになる予想がつかない事件の真相、これこそ謎解きミステリーの醍醐味ですね。
[DVD(吹替)] 7点(2009-10-16 21:41:48)
64.  男はつらいよ 寅次郎恋やつれ 《ネタバレ》 
本作はシリーズ中でもとても珍しい特徴があります。何と寅さん、本作では2回目の登場となる吉永小百合演じる歌子と、旅先で出会ったお絹さん、2人の女性に失恋しているのです。しかもこのお絹さん、出番は少ないですが寅さんがフラれる残酷度ではシリーズ中№1といってもいい「望郷篇」の節子と並ぶほどのインパクトがありました。何と言っても「結婚を真剣に考えている相手を紹介する」と、さくらと社長を引き連れて遠路はるばる会いに来たのに、いきなり「主人が帰ってきた」と寅さん、まさに秒殺でしたからね。本作のマドンナは勿論歌子なんですが、僕はこの寅さん秒殺K.Oのお絹さんが強烈に印象に残ってしまいました。
[ビデオ(邦画)] 7点(2009-07-19 17:00:11)(笑:2票)
65.  男はつらいよ 柴又慕情 《ネタバレ》 
おいちゃんが松村達雄さんに交代した作品ですね。実は私は松村達雄さんのおいちゃんが一番好きなんですよ。3人のおいちゃんそれぞれに味があるのですが、「今のその話を寅の奴に聞かせてやりたかったなあ~」なんていうさりげない台詞、寅さんを心配する切ない表情や話しぶりなど、松村さんのおいちゃんの寅さんへの愛情表現が好きなんですよ。本作も冒頭から話の展開が面白く大いに笑わせてくれます。家を建てるさくらと博に対し、寅さんの部屋を貸す相談をする→そこに寅さんの事を思い出し、「さて、どうしよう?」→社長が血相変えて「寅さんが帰ってきた!」と飛び込んでくる。→貸間有りの札を見た寅さんが三味線の音と共に去って行く→寅さんが何と不動産屋で部屋探し(ここで理想の下宿を語る寅さんお馴染みの名調子が最高ですね!)→で、客として寅さん無事ご帰還→そしていつもの騒動勃発!を短い時間で見せる話の流れが実にお見事です。本作のマドンナは吉永小百合。到底手が届かない高嶺の花に恋する寅さん。やっぱり寅さんはこうでなくっちゃ!そしてやっぱり旅に出る事となる寅さん。「どうして旅に出ちゃうの?」というさくらに対し「俺はあんな雲になりてえのよ・・・」という寅さんの台詞に車寅次郎という男がうまく現れていてお気に入りの一言です。シリーズに度々登場する、善人だが口下手でうまく愛情表現が出来ない男。今回この男を演じた宮口精ニ演じる歌子のお父さんもとても良かったと思います。
[ビデオ(邦画)] 7点(2009-01-31 13:49:13)
66.  狼たちの午後 《ネタバレ》 
実話ベースの銀行強盗モノということもあり、コミカルな描写が以外でした。テレビで初めて見たのは随分前ですが、パチーノのファンになるきっかけになった作品です。アッティカ!アッティカ!と絶叫したりしながら野次馬の心を掴み拍手喝采を浴びるパチーノが熱かった。ジョン・カザールと外国へ高飛びしようと相談する場面でパチーノにどこに行きたいか聞かれたカザールが「ワイオミング・・・」と答えるシーンが可笑しくも哀しく、この映画を象徴するようなシーンですごく印象に残っています。
[地上波(字幕)] 7点(2009-01-16 22:22:59)
67.  男はつらいよ 寅次郎夢枕 《ネタバレ》 
シリーズ全作を通して、寅さんには何度か結婚のチャンスがあった。本作はその代表でしょう。(後は第32作口笛を吹く寅次郎も大いなるチャンスでした)寅がフラれないという異色の作品ですが、私のお気に入りの作品の一つでもあります。八千草薫演じる千代となら寅さん、うまくいったんじゃないかなあと思うだけに少し残念ですが、もしあそこで寅が結婚を決意していればシリーズが終了していたかもしれず、後の名作も無かったかもしれないので寅さんには申し訳ないけれど良しとしましょう。この作品で一番笑ったのは旅先の旅館の隣の部屋で舎弟の登が寅さんのモノマネをしていて、それを聞いた寅のリアクションの場面です。初期の限られた作品にしか登場しませんが、この登という男、好きなんですよね。そして、この作品もそうですが、最後にとらやに手紙が届く作品が多いですよね。おなじみ、寅さんの決して上手いとはいえない字で書いた年賀状。マドンナからの手紙の時もあります。メール全盛の今、年賀状もパソコンで印刷の今に見ると心のこもった手紙はとても温かく、懐かしく、こんな何気ない一つ一つの懐かしさも時代は変わっても寅さんが愛され続ける理由の一つではないでしょうか。
[地上波(邦画)] 7点(2008-11-28 00:15:32)(良:2票)
68.  おとなの恋は、まわり道
キアヌとウィノナ、ほぼこの2人にまで登場人物を絞った大人のラブコメ。 共通の知人の結婚式で出会った2人の会話劇が延々と続く。 その会話の中身は結婚する共通の知人の悪口に、互いの人生観の理屈っぽいやり取りに・・・ と言ってしまうと退屈そうな作品に見えてしまいそうですが、意外にそうでもない。 これまでにも結構共演が多い2人。息の合った掛け合いが楽しく、 90分足らずの尺でサラリと見ることが出来る作品です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-09-03 15:20:19)
69.  女と男の観覧車 《ネタバレ》 
アレンが好きな、そう遠くない過去のアメリカを舞台にした人間模様。 1950年代、寂れつつある夏の海辺の行楽地コニーアイランド。 こんな作品の舞台にアレン映画独特の色合いと、前作と同じくストラーロの撮影が絶妙にマッチしています。 登場する全ての人物が、それぞれの繋がりの中で何かしらの後ろめたさを感じながら日々を過ごす人間模様。 そんな中、気だるいようで、時に鬼気迫る熱演を見せるケイト・ウィンスレットの存在が最大の見どころです。 かつては女優だった華やかな日々と、今の空しい日々。 そんな日々を彼なら変えてくれるかもしれない。彼女にとっては救世主のように現れた彼もただの人間。 再婚した夫と、ギャングから命を狙われている再婚相手の娘と、放火癖のあるまだ幼い自分の息子と・・・。 何も解決していない、誰も幸せになっていない、彼女を突き放すようなエンディング。 出ていきたくても引越す金も無く出ていけない寂れゆく夏の行楽地という設定が虚しさに拍車をかけます。 それでも、人間は生きていかなければならないということか。 ご主人が気の毒な役回りですが、演じるコメディアン、ジム・ベルーシが十分にらしさを見せてくれます。 お話の方は既視感のあるソープオペラ的ストーリーではありますが、 アレンらしい色調と音楽を背景に描かれる、コメディと並んでアレンが好むほろ苦くシリアスな人間ドラマです。
[映画館(字幕)] 6点(2018-07-13 16:03:08)
70.  オンディーヌ 海辺の恋人
うまくいかない人生、現実の厳しさをファンタジー的要素にうまく包み込む。 母国アイルランドを舞台に様々な人生を描いてきたニール・ジョーダンですが、これも彼の好きなパターンの作品です。 突如海から現れた美しい精霊と、アイルランドの田舎の海辺の町でさえない日々を過ごす漁師のロマンス。 彼女を精霊と信じる漁師の1人娘が可愛らしく、現代のおとぎ話的世界観に欠かせない重要なピースとなっています。 アコースティックギターを基調とした素朴な音楽も海辺の田舎町の日常に自然と溶け込む。 こういう世界観の作品は嫌いではないのですが、なぜ彼女は突如海から姿を現したのか? もちろん彼女が精霊であるはずがなく、訳アリであることは容易に想像がつくのですが、 その訳アリの事情がそれまでの世界観とかけ離れすぎているのが残念。 男のことでも何でもいいのですが、もう少し普通の事情の方が本作の世界観には似合っていたと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-01 21:08:11)
71.  黄金の指
邦題の通り、“黄金の指”を持つ、4人組のスリのチームのリーダー、ジェームズ・コバーン。 高そうなスーツをスマートに着こなすジェームズ・コバーンがクールでシブい。 でも、どこかユーモアを感じさせるこの人ならではの魅力が出まくっています。 そして金を持っていそうな人間を百発百中で見極める熟練の目を持つウォルター・ピジョン。 もっと昔の時代の人のイメージがある人ですが、ベテランスリ師を余裕しゃくしゃくの味で演じる。 ドジもやらかすまだまだ未熟なマイケル・サラザンに、こういう映画のお約束、紅一点にトリッシュ・ヴァン・ディーバー。 熟練の技を持つ2人に未熟な2人。この4人がいいバランスで、コバーンと他の3人にはならずに4人組のキャラをうまく立てていきます。 いざ仕事に取り掛かるまでが結構長くてスロースタートの作品ではありますが、結末がいかしている。最後はやはりコバーンがカッコいい。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-10-06 21:13:08)
72.  王子と踊子
チャーミングなアメリカン・コメディエンヌ、マリリンとシェイクスピア俳優の英国紳士、オリヴィエ。 本作で2人が演じる役は自由奔放な踊り子と欧州某国の大公殿下。 この2人のスターの持ち味や醸し出す空気も、演じる役の2人が住む世界もあまりにも違うのですが、だからこそのコメディとなっています。 基本的にはドタバタ劇なので監督も兼任したオリヴィエには分が悪くなってしまった感じがしますが、 衣装も素敵だし歌も歌ってくれるし、マリリンのチャーミングな魅力は全開。 ただ、本作の舞台裏を描いた「マリリン 7日間の恋」を見た後に本作を見ると何とも言えない気分になる作品でもあります。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-01-11 21:39:42)
73.  お家をさがそう 《ネタバレ》 
これまでにも「アメリカン・ビューティー」「レボリューショナリー・ロード」で 崩壊の危機にあるアメリカの家族を描いてきたイギリス人監督サム・メンデス。 一方本作は、間もなく産まれくる子どもと一緒に安住できる場所を見つけるために、 全米各地で既に家庭を持っている人々を訪ねるという幸せ探しの旅のようなロードムービーとなっています。 しかし、各地で出会う家族や夫婦達の描写からは、やはり彼らしさが顔を覗かせます。 これから子どもと共に住む場所を探す旅というよりは、様々な夫婦、家族と会う機会を重ねながら、 主人公の2人が新たな家族のカタチを模索していく旅。 そして彼らが新たな家族のカタチを作り上げていく安住の地は、以外にも身近な所にありました。 安住の地を見つけた幸せな2人の姿で作品は終わりますが、これからも2人は結婚はしないという形をとり続けるのかな。 サム・メンデスにとって夫婦とは、家族とは何なのか。 彼のこのテーマの新たな作品をもう少し見てみたい気がしています。できれば、幸せになるストーリーで・・・。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-12-30 00:27:00)
74.  狼の挽歌 《ネタバレ》 
迫力満点のカーアクションから作品がスタートしますが、その後はひたすら寡黙なブロンソンが渋い。 フランスでもイタリアでも、ヨーロッパ映画のブロンソンは本当にシブくてカッコいい。 テリー・サバラスとの競演もたまらない。 ブロンソン映画の共演者と言えばこの人、ジル・アイアランドが美しい。 寡黙な殺しのプロフェッショナル、そんなブロンソンの持つイメージの1つが固まりつつあった頃。 展望エレベーターのラストの静かなる決着が哀しい余韻を残します。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-09-08 20:12:26)
75.  おじさんに気をつけろ!
ちょっと(いや、かなりか?)ヘンで豪快なキャラクターのおじさんを演じるジョン・キャンディの濃い存在感が全開。 このおじさんが次に何をやらかすのかヒヤヒヤもしますが、そこは安心して見ていられるジョン・ヒューズのファミリー映画。 彼が巻き起こす騒動と子ども達との絡みがとても楽しい。 感動作「フィールド・オブ・ドリームス」と同じ年製作の本作でもエイミー・マディガンとギャビー・ホフマンが共演しています。 また、ジョン・ヒューズ&カルキン君と言えば「ホーム・アローン」ですが、 カルキン君がブレイク前にこんな映画に出ている伏線があったんですね。 ジョン・キャンディ以外のキャストも意外性があって面白かったです。
[DVD(字幕)] 6点(2014-08-18 15:41:44)
76.  オーシャンズ
僕はBSやアニマルプラネットなどで、こういうドキュメンタリー番組を見るのが好きで、このジャンルも一度映画館で見てみたいですね。 テレビで見るとやっぱりドキュメンタリー番組と変わりが無くなってしまうので…。 これが映画館の大画面で見ると全然違うんだろうなあ…。 ただ本作の場合は、度々挿入されるちょっと抽象的な映像が不要だったと思います。 子ども達も見る映画だと思うので、余計にこういう映像、時間帯は退屈に感じてしまいます。 それでも子ども達が環境問題を考えるきっかけとなるであろう本作の分かりやすいメッセージは良かったと思います。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2014-05-01 16:12:55)
77.  男はつらいよ 寅次郎の青春 《ネタバレ》 
色々と淋しさを感じる作品です。 まず、本作が御前様が登場する最後の作品となり、本作が笠智衆さんの遺作となりました。 どの作品も御前様の登場シーンは多くはないのですが、とらやの人々と共に本シリーズには欠かせない人でした。 そして明らかに渥美清さんの体調が良くないのが感じられます。座っているシーンも多いですしね。  満男と泉ちゃんの別れのシーンも悲しい。新幹線の扉が閉まり、泉ちゃんが何か言っているけど見送る満男にはもう聞こえない。 初期の作品「純情篇」の名シーン、列車の扉が閉まり、寅さんが何か言っているけど見送るさくらにはもう聞こえない。寅さんとさくらの別れの柴又駅を思い出します。  寅さんが座っているシーンが多いと言いましたが、本作の寅さんの最初の登場シーン、 喫茶店の奥の席に座りキザな台詞を呟く寅さん。こういう時の寅さん、やっぱり絵になるしカッコいいんだよなあ・・・。
[DVD(邦画)] 6点(2014-04-26 21:15:50)(良:1票)
78.  男はつらいよ 寅次郎の告白
満男&泉ちゃんシリーズ第3弾。寅さんの存在感が薄かった前作と比較すると、寅さんと若い2人との絡みもいいし、マドンナの吉田日出子さんが本当にいい味出していて、出番は少ないながらも作品の中で見事な存在感を出しています。  寅さんと一緒の時間は短かったですが、その中にも昔2人の間に何があったのか、その光景を十分に思いめぐらすことができるし、2人の心の触れ合いも感じることができました。それだけに、もう少し吉田日出子さんの登場シーンを見たかった気もします。  前作でも満男はますますおじさんに似てきたなあ・・・と思っていましたが、本作でも友達と出かけようとしていたところに泉ちゃんがやって来る。「あれ?お前出かけるんじゃないのか?」「何言ってんだよ父さん、今帰ってきたとこじゃないか」寅さんが若い頃、おいちゃんやおばちゃんと全く同じようなやりとり、何度もありましたね。本人自身がそれを自覚したような、最後の満男の心の声が良かったです。
[DVD(邦画)] 6点(2014-03-10 21:15:39)(良:1票)
79.  俺たちは天使だ
作品が香港からスタートすることもあり、香港のB級コメディか?と思うような始まりからラストまで、小休止の間も無く怒涛のように展開を変えながら登場人物がひたすらしゃべり続け揉め続ける、ギャグ満載のハイテンション・フレンチ・ドタバタコメディです。  ハイテンションが空回り気味のシーンもあるのですが、全体的には笑わせてもらいました。ホントに休む間もなく、という感じですので鑑賞後は軽い内容と尺の割には結構グッタリです。  まだ若く勢いがあるこの頃のドパルデューのコメディは面白い映画が多いです。本作のようなコメディにしても、シリアスなドラマにしても、役者としてのプロ意識を感じるドパルデューですが、エンドロールに挿入されるNGシーン集が面白い。台詞をミスして照れくさそうに笑う素のドパルデュー。映画の中ではあまり見せないような表情を見せてくれるドパルデューが可笑しかったです。
[DVD(字幕)] 6点(2014-02-26 21:37:24)
80.  男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日
母と娘、おばと姪など、マドンナと寅さんが気になるもう1人の女の子がいる作品って、例えば「寅次郎春の夢」なんかもそうですが、寅さんの絡みが2人に分かれてしまうところがあって今一つ寅さんとマドンナの心の触れ合いが少なくなってしまいますね。  この頃になると寅さんも段々大人しくなってくる。マドンナがとらや(あっ、そうだ。本作から事情があってくるまやに屋号が変わりましたね)を訪ねる。そしてまずは帝釈天にお参りしたいという。寅さんが若い頃なら「ワタシがご案内しましょう!」と尻尾ふって一緒について行くんだけど、源公や三平ちゃんに案内に行かせる。こういう何気ない1つ1つに寂しさを感じたりします。  本作はマドンナとの恋よりも、小諸のおばあちゃんが印象に残りますね。「寅次郎恋愛塾」でも、長崎の五島でクリスチャンのおばあちゃんと人生最後の楽しい夜を過ごしました。僕の好きな寅さんは色々ありますが、こういう時の寅さんもとても好きですね。  そう言えば御前様も珍しく寅さんを褒めてくれました。褒めたつもりは無いんだが…と言いつつも「近頃は金儲けしか考えない輩が増えてきたが、寅のような無欲な男と話しすると心が休まります。寅はこのままでいいんです。」と。時はバブル全盛期。サラリと時代への皮肉が込められています。  「サラダ記念日」って懐かしいですね。作品の中でも所々で詩が挿入されますが、寅さんが早稲田大学を訪ねた時の詩は寅さんの良さがとてもうまく表れています。 「寅さんが 早稲田の杜にあらわれて 優しくなった午後の教室」
[ビデオ(邦画)] 6点(2013-10-12 12:43:05)
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