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まさかずきゅーぶりっくさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 848
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 思春期の学生時代、何気なく見た水曜ロードショー「ローマの休日」でアン王女との運命的な出会いをしてからウン十年、ひたすら好きな映画を何十回観るような偏食家です。

ホラー&感動映画&難解映画大好き♪ホラー映画も好き!監督別にも観ます。キューブリック、リンチの2人は別格!スピルバーグも大好き!ホドロフスキーもナタリも好き!ハネケは苦手!

レビュー点は相対的に甘めです(ボーダーは6点)。期待に背き大ハズレ、虐待モノ、悪意を感じるバッドエンドな作品には低い点も付けますがよっぽどです。逆に最高点は9点に設定し、10点は人生観を変えられる程大好きな作品だけにしてます。人生であと何本10点の映画に出会えるか、ワクワクしてます♪

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1.  オットーという男
オリジナル未見。トム・ハンクスが原作を気に入り製作兼主演をする作品は地味なものが多いのですが、この作品も地味ながらとても良質な作品でした。 アメリカの良心と呼ばれるトムが偏屈な変人を演じられるか不安でしたが、そこは流石の演技力、途中から見事にイライラさせられました(笑)  若き日のオットーを演じた実子のトルーマン・ハンクスは太り過ぎとはいえ、抑えた演技で良かったですし現在に自然に繋げられました。トーマス・ニューマンもこうしたヒューマンドラマに音楽付けるのは相変わらず見事でした。  妻に先立たれた初老の男が周囲の方々との交流で徐々に希望を見出していく話自体は目新しいものではありませんが、回想交えながら悲哀と生きる希望を取り戻す主人公の描き方が丁寧で非常にステキなヒューマンドラマだと思います。  ただこの作品をコメディと位置づけるのは止めたほうが良いかもですね。クスっと笑えてもゲラゲラ笑う作品ではないので。
[映画館(字幕)] 7点(2023-03-16 00:54:05)(良:1票)
2.  鬼平犯科帳
テレビシリーズ開始から6年、50代に突入し一番脂の乗り切った吉右衛門鬼平の頃の作品です。 吉右衛門没後も時代劇専門チャンネルやBSフジ等で何度となく再放送され、どのエピソードも非常に内容、テンポ、役者の演技力すべて完成度が高いのですが、唯一のこの映画版の出来が、ワーストに入るほどの残念な仕上がりです。 105分の尺ながらエピソードのつなぎ方もあまりうまくなく、キャスティングが豪華ですがそこに気を遣い過ぎた事も要因か、多くの人物描写にも物足りなさを感じます。テレビシリーズのスペシャルのように1本の原作を元に制作した方がまとまり良かったのではないかと思いました。 あとせっかく大物、藤田まことさんが出演するなら、そのカリスマ性を描きながらも吉右衛門鬼平とガッツリ共演する所が見たかったです。勿体ぶらせ方がガッカリ感に繋がってしまってます。 他にも書かれている方いらっしゃいますが、手に取りやすい映画版の吉右衛門版の鬼平を見て、こんなものかと思われるのは非常に残念です。連ドラ版、テレビスペシャル版の吉右衛門鬼平の面白さも知っていただきたいです。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2023-03-10 18:25:36)
3.  おくりびと 《ネタバレ》 
納棺師という仕事の存在を知らずにいました。大変であるとかそういう事を抜きにして、大事な仕事ですね。誰でもいつか必ず死にますから。  私は過去に父をおくりだした事があるので、最後にモックン演じる大悟が、30年生き別れた父に仕事をする時のあの仕草がたまりませんでした。自分の父があんなぞんざいに納棺されそうになったら、誰しも無碍にはできないでしょう。  広末さん演じる奥さんが、夫の仕事を知ったときに「汚らわしい」と言ってたのですが、そう感じる方もいるんですね。そこは私には理解できない部分でしたが、女性ならではの感じ方もあるかもしれません。でも大悟は妻に仕事の事を言えずにいる時と、伝えた後に妻が出ていっても仕事を続けてる時では、明らかに後者のほうが生き生きしていて、なるほど天職っていうものなんだなー(社長さんも仰ってましたが)と思いました。  この映画がアカデミー賞で外国語映画賞を獲ったと聞き、やはり日本的で独特な文化をそのまま投影している部分が良かったのではないかと思いましたが、そこに様々な愛が重なったのも良かったです。  過去に1人でも愛する人をおくりだした経験をお持ちの方であれば、この作品は決して茶化せないでしょう。重みがあります。  モックンも山崎努さんも余さんも上手かったし、広末さんも頑張ってた。広末さんのあのしゃべり方のトーン、終盤ダンナを理解して包み込むような優しさが見事に出ていたと思います。  ただもう1人、火葬場で働く役(銭湯の常連さん)の笹野さんも本当に素晴らしかったです。この役者さんは本当に器用ですね、武士の一分ですっかり好きになりましたが、いい味を出しています。ますます好きになりました。  観る人が観たら、中盤~終盤の「愛」の描写がしつこく受けるように感じる方もいるかなと。久石譲さんの音楽も素晴らしいけど、素晴らしすぎるので一瞬冷静になってしまう方もいるかなと。それでも1度は観て損のない作品だと思います。死んで終わりではない、まさに「死を見届けるだけではなく、違う世界へおくりだす門番」役の見事な仕事ぶりに触れて、改めて「生きる」という事も考えさせてくれます。いい作品だったと思います。
[地上波(邦画)] 8点(2009-09-22 00:04:31)
4.  お熱いのがお好き 《ネタバレ》 
本当に素晴らしい作品を見ると、この感動を誰かに伝えたくてたまらなくなりますが、この映画はまさにそれでした。20年近く映画を観ているのに、ヘプバーン好きの小生は、恥ずかしながらこれといった理由も無く、彼女の対照に存在していると言われた大スター、マリリン・モンローの作品を1つも観てこなかったのですが、損したなーと痛感しました。  しかしこの作品、面白い反面、不安もありました。自分の身を守る為とはいえ、女装という「嘘」がいきなり発生し、ジョーにいたっては女性キャラだけでなく、ジュニアという石油会社の御曹司にもなります。嘘の先には必ずそれがバレる時が来るし、ギャングから逃げてきた2人は見つかり、再び命を狙われる事になります。作品のテンポも良く、時間を忘れる程夢中になれますが、エンディングに進むにつれそんな不安が脳裏をよぎります。  ところがそんな不安は全ていい方向に裏切られます。女装も御曹司では無かった事も許され、ギャング一味からも逃げ切ります。幸せになって欲しいと願う人物が結果誰1人不幸にならない、これこそ完璧なエンターテインメントです。  主要の俳優陣も完璧。玉の輿願望があるのに純粋で、可愛くもあり妖艶でもあるシュガーを演じるマリリン・モンローが全く鼻につきません。これがもしどこか計算高い女という印象を抱かせていたら、ジュニアが別れを切り出した時、観ている側もどこか複雑な心境でしょうが、この作品では何とか彼女も幸せになって欲しいと願います。だからこそ、ラストで2人がオズグッドのボートに乗り込むシーンで、自転車で追いかけてきた時に胸打たれるのではないでしょうか?船上デートの際は先行くシュガーをジュニアが自転車で追いかけましたが、その逆という演出も粋です。  ジャック・レモンも狂言回しのような存在でしたが、必要不可欠な良き友人で非常に良かったです。シュガーとジュニアのラブシーンと、ダフネとオズグッドの「ラ・クンパルシータ」が交互に挿入されるシーンなんか「これぞ娯楽!」という感じでワクワクしました。  ビリー・ワイルダー監督の無駄のない演出に心から脱帽です。蒔いた伏線を全て観客の願う方法で拾い集めるなんて、非の打ち所がないです。こんな作品に巡り合えて本当に幸せです。心の財産になりました!名作中の名作に敬意と感謝を込めて、文句なしの満点です。
[DVD(字幕)] 10点(2009-02-11 19:39:32)(良:3票)
5.  大いなる陰謀 《ネタバレ》 
なんとも説教くさい。アメリカの抱える矛盾などをついているし、狙いも分かるんだけど、それをこんな3大スター並べてやるのは勿体無さすぎ。ラスト、兵士2人が立って犠牲になる演出も不要。「大いなる」でも「陰謀」でもない。スター3人の登場場面と、登頂を目指す兵士たちの現場の場面のリンクがいまいちしっくりきてなかった気もする。エンターテインメントを求めてしまうとガッカリです。
[DVD(吹替)] 5点(2009-02-08 18:20:02)
6.  オープン・シーズン 《ネタバレ》 
なんだかどの動物にも感情移入できない・・・。もっと熊に同情できるかと思ったけど、鹿と一緒にはしゃぐ所は思いっきりはしゃいでるし。まぁ自然に帰る年齢だったのかという事だけで飼い主さんとの別れが少し寂しげなだけ、後は非常に表面的な感じがしました。展開もこじんまりしてて別に映画にする事も無かったのではないかな?川くだりのシーンの迫力は良かったんだけど。 そもそも狩猟解禁日に人間達と闘って追い返した所に飼い主が来て抱き合うという流れが不自然すぎるのでは?テレビで放映してももう1度観たい作品というわけではないですね。
[DVD(字幕)] 4点(2009-01-27 10:38:13)
7.  ALWAYS 三丁目の夕日
古き良き昭和の時代を「懐かしいなぁ…この頃はモノは無かったけど精神的には満たされていたなぁ」と回顧しながら微笑む映画ですね。アンサンブルだし、シナリオの1つの部分(誰のエピソードだけ)を突出して見せるワケではなく、この三丁目の人々の暮らしそのものが「作品」になっていると思います。ケンカっぱやいけど実は純情な工場の社長、集団就職で15歳そこそこで親元を離れて泊りこみで仕事する少女。自分の才能を信じて小説を書き続ける男。借金を背負いながら不器用に行き続ける女性。全ての人物が心の奥底にある不安を、希望という存在で打ち勝てている前向きさが前面に溢れていました。VFXも凄いし1つ1つの小道具も凄い。そんな技術も見せつけるでもなく、出演者の出過ぎない演技と相まって「昭和30年代の下町」という完成品になったと思います。泣かせるエピソードも決してあざとくはありません。素直に「いい映画だったなぁ」と思える自分自身がいたし、それでいいのかなとも思いました。
[地上波(邦画)] 8点(2007-11-12 11:35:21)(良:1票)
8.  オクトパス 《ネタバレ》 
冒頭の潜水艦の中の緊迫したムードは期待を高めて良い。序盤の街中の銃撃戦は爆発も含めて安っぽくなくて良い。副長が見方によってはデンゼル・ワシントンぽくて良い。豪華船の船長も見方によってはショーン・コネリーぽくて良い。調査員の女性のオシリがセクシーで良い。良い所がこんなに沢山あるのに(無理矢理並べた感は否めませんが)肝心のタコちゃんが始めの1時間ちょっとの間に1分も映らないんじゃないか?画面にそれらしきモノが出たと思ったら高速でシュルシュルッ!と横切って終了。そのシュルシュルが潜水艦型ミニチュア模型にぶつかったように見せ、セットの中の俳優さんが揺れに耐えるシーンが延々…。それに加え、護送する男がすったもんだ掻き回してくれて逆にイライラ。お前の護送エピソードより俺はタコちゃんがしっかり見たいんだよ!それに最後、爆弾を積んだ脱出船がタコちゃんに突っ込んで大爆発&操縦した偽キアヌも無事でハッピーエンドだけど、あの大爆発から無傷で逃げれるってどんだけぇーー。北島康介かイアン・ソープ並みの泳ぎの名手なのか?突っ込みどころ満載の愛すべきダメ映画。巨大タコちゃんが襲ってくるから急いで下に降りなきゃいけないのに調査員の女性の下着姿を見てエロいニヤツキをしてたパチデンゼルに自分を重ね2点献上。
[地上波(吹替)] 2点(2007-09-04 10:55:32)
9.  オーメン(2006) 《ネタバレ》 
展開から終わりまでほぼ完全リメイクというより完全コピー。こう見るとオリジナルのグレゴリー・ペックって終盤のメギドの剣でダミアンを刺すかどうかの葛藤とかよく出てたなあと思う。どうもこっちの男性は感情移入しにくい。音楽もオリジナルの音楽の方が高尚でより怖かった。こっちは音響というか音の大きさで怖がらせるホラーにしてしまってたのが…。あと「ローズマリーの赤ちゃん」で悪魔の赤ちゃんを宿したミア・ファローが、今度は悪魔の赤ちゃんを守る側の役とはビックリ!?時間は人間を変えてしまうのですね。ああ無情・・・。カメラマンの首ハネシーンだけはオリジナルに負けず劣らずのインパクト。総評で6点です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-08-27 14:11:44)
10.  オーロラの彼方へ 《ネタバレ》 
私自身、10年前にオヤジを亡くしているので、オヤジを事故で亡くした息子が、無線を通じて時空を超え、過去を変えてハッピーエンド(連続殺人の被害者になりそうだった母親も助ける)という結末が、初見時には、そんなにうまくいってたまるかという僻みみたいなものがあって嫌いだったんです。でも俺自身最近は多少は物事を多角的に観られるようになったからでしょうか、単純に羨ましいなあと思えるようになりました。そして映画は2時間夢の世界に入り込めるものと思っているので、それを見事に叶えてくれる作品だな、と今ではこの映画が好きになりました。特に主演のデニス・クエイドが、30年後の息子の声に耳を傾け奔走する姿は理想の父親像そのものであり、感情移入してしまいます。親子の絆、家族のあり方を再認識する意味でも、教材のようなステキな作品となっています。途中、ちょっとサスペンス的な怖い部分もありますが、観て損の無い映画としてオススメいたします(^^)
[DVD(字幕)] 8点(2007-01-08 01:34:01)
11.  オリバー・ツイスト(2005) 《ネタバレ》 
オリバーが可哀想な孤児とは思うんだけど、オリバー自身に感情移入できる作品ではない事が致命的かな?と思いました。展開は紆余曲折あり、ハラハラドキドキ(捕まるかどうか、見つかるかどうかの部分)もありますが、登場人物がやたらマンガチックな部分もあり(特に窃盗グループ)期待した程の盛り上がりもないまま終わってしまった印象で多少残念でした。ただベン・キングスレーは最初から最後まで上手いですね。「戦場のピアニスト」は鬼気迫る出演者の演技とポランスキーの演出が冴え渡っていましたが、貧困の設定でありながらどことなく危機感を感じさせない映画の色になっていて、もう少し登場人物を追い込んでも良かったかなと思いました。仕方ない犠牲だったのかもしれませんが、ナンシーは可哀想だったなぁ・・・。
[DVD(字幕)] 6点(2006-12-30 00:43:13)
12.  女必殺拳
志穂美悦子様の美貌とアクションの両方に心から酔う事の出来た作品です。こりゃ長渕も惚れるわなとか思ってしまったり・・・。私が少林寺拳法を習っていた事もあって益々感情移入が楽でした。勧善懲悪モノは安心して観られますね。そして女ドラゴンの名に恥じないカンフーで、まさに敵を倒した時のイッちゃってる悦子様の表情が、全然似ていないのにブルース・リーっぽく映ったり・・・。ソニー千葉は思った程手助けもしてくれませんでしたが、その分悦子様がバッタバッタと敵を倒す豪快ぶり、異名ばっかりゴリッパで結局なす術なくやられていく個性的な敵グループも70年代アクションの古き良き時代を彷彿させ、堪能いたしました。1976年にはブロマイドの売り上げが1位になったという悦子様、なるほど納得です。これを観ちゃったらもう「キルビル」のユマ・サーマンでは満足できなくなってしまいました。
[地上波(邦画)] 8点(2006-10-01 14:46:00)(良:1票)
13.  奥さまは魔女(2005) 《ネタバレ》 
うーん、、、ちょっと脚本懲りすぎかな?とか思いました。普通に「奥さまは魔女」のナンセンスコメディをやっても良かったのかなとも思ったり。あとウィン・フェレルは芸達者でコメディセンスもあるけど、ダーリンって感じじゃないかなあ・・・。多分10年前ならノーラ・エフロン監督はトム&メグでやらせたかったんだろうなあ(笑)でも大オマケで7点を付けちゃう理由は、とびきり可愛いニコール・キッドマンのサマンサ(イザベル)ですよ!本当に可愛いしこんなに軽いタッチの作品も上手いなあと感心しました!典型的な美人ってコメディは向いてなかったりしますが、彼女はさすがにオスカー女優ですよ!あと有名なあのテーマソングも聞けてよかったし、数々の魔法も笑えました。ハッピーエンドが分かってても思わず観ちゃうのがノーラ・エフロンの作品ですね!!
[DVD(字幕)] 6点(2006-09-20 12:12:23)
14.  オーメン4<TVM> 《ネタバレ》 
前3作と無関係かと思いきや、実はダミアンの遺児だった!という設定、二重胎盤で双子の悪魔の子が誕生し、殺そうと思った母親が逆に死んでしまうという後味の悪さも一定の評価をしたいですが、まずもって主役の女の子が馬面で可愛くないので、下に書いてる方もいますが悪事が憎たらしいだけに感じてしまいます。ジェリー・ゴールドスミスのオリジナルの音楽を使っている部分もあり、オーメンの匂いは残していますが、やっぱり1作目のような緊張感はありません。グレゴリー・ペックのような大物を使った事で、作品に重厚さが出た意味を改めて感じました。しかし赤ん坊の手の平の「666」を見せるまで随分引っ張りましたね、引っ張りすぎです。新興宗教の教祖となった女性も、もう少しいきさつを説明してから死んで欲しかったですね。説明不足も残念な部分でした。
[地上波(字幕)] 5点(2006-09-09 18:23:15)
15.  オーメン/最後の闘争 《ネタバレ》 
安かったんでDVD買っちゃいましたが、メギドの剣を掴んだ7人の修道僧があまりに弱いなあって思いました、作戦もグダグダですし。そもそも32歳になるまで何もしないでほっといたんか!って思いますし。女性の力で一突きで殺せるのに・・・。ただ犬や人々を洗脳するシーンは、ダミアンのカリスマ性みたいなものを感じましたし、どこかの国みたいで怖かったです。サム・ニールは熱演でしたが、やはりダミアンは少年である事に怖さが増すのであって、どうしてもインパクトに欠ける点は否めませんでした。
[DVD(字幕)] 5点(2006-07-22 20:32:42)
16.  オールド・ボーイ(2003) 《ネタバレ》 
認めざるを得ない物凄い完成度の高い映画。最後まで一気に見せる力があるし、主演の俳優はほぼ全員とりつかれたかのような演技を見せています。ただし、シナリオは本当にキツイですね。実の姉との関係を広められた事が原因で死に至らしめた事を、15年ごしに今度は実の娘と二人に暗示をかけて関係を持たせるなんて、ちょっと普通じゃ考えられないような復讐です。でも元々は実の姉と関係を持った彼も歪んでいるし、まぁ口数の多かった主人公にも問題アリで、どっちもどっちだなって感じでした。口は災いの元っていう教訓の映画ですね。最後まで娘に箱を開けさせないで済んだ事、ユ・ジテ演じる犯人がエレベーターで自ら命を絶ったこの二点でかなりすくわれました。観る価値のある名作だと思いますが、フルコースディナーみたいな濃い映画なので、1度観たら、観返すまでに時間がかかりそうです。点を付けるのが本当に難しい作品ですね、完成度だけなら9点ですが、グロさ、シナリオのやるせなさ等を考えて7点です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-16 16:25:32)(良:1票)
17.  オペレッタ狸御殿
清順さんの映画を初体験しましたので、この1作においての感想ですが、ひとまず起承転結がなっていて、チャン・ツィイー演じる狸姫も可愛いし「観終えたなぁ」という感じですが、特段それ以上の感想も無いという気もします。ブルーバックのセットでの作品作りも全然いいし(ドッグヴィルよりも無理がない)、出演者も個性豊かでニコニコして観られる部分もあるけど、万人受けではなく清順監督の世界を既に堪能している方向けなのかなという気もしました。構図とかカメラワークだけでなく展開も独特で、110分の尺で1本の映画という感じではなく、わざと短い線を繋ぎ合わせて110分にしたような印象を受けました。もう1度観たらまた印象が変わるかもしれませんが、日本語を話すチャン・ツィイーは最高にステキでした!
[DVD(邦画)] 4点(2006-07-13 11:18:35)
18.  オープン・ウォーター 《ネタバレ》 
この映画は完全実話ではなく「実話に基づいて描かれた半フィクション」なんですよね。それでも冒頭で「これは実話に基づいて・・・」と表示されると、恐怖感が増すし、登場人物2人に感情移入しやすくなります。そして余計な先入観「実話に基づいてるならどちらかは助かったんだろう」と思わせる所までは上手いです。但し、海面に置き去りにされた2人の様子を中心に79分も見せるには、あまりにダラダラしてしまいました。序盤の2人の仲の良さを植え付ける為のベッドでのサービスショットまであまり意味を持たなくなってしまいます。それに仕方ないけど、海のシーンは観てる方が画面の揺れに酔います。海に置いてけぼりをくらう恐怖、励ましあう恋人が、気が付いたら傍にいない恐怖や孤独感を、もう少し上手く演出できなかったかなと思います。クラゲに手を刺されたとか、サメに足をもがれたとかって苦しみは、海に放置され、いつ助けがくるか分からない絶望感に比べたらこの映画ではあまり意味を持たないんじゃないかな?と思いました。そして皆さんが仰るラスト。彼は結局夜明けには息を引取り、サメの餌に・・・。彼女も絶望から自ら背負っていたボンベ等を投げ捨て海に沈む・・・。元来の奇跡的に助かる映画が素晴らしいって意味じゃないけど、いくらリアルとはいえこんなやり切れない映画をわざわざ作った意味ってあったのかな?って首を傾げたくなりますね。結局2人とも死んで終わりなら、期待を持たせるような救助のヘリのシーンとかも全く不要です。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-07-05 10:53:26)
19.  オースティン・パワーズ
くだらない映画は好きで「裸の銃を持つ男」とかは何度も観返しているのに、何故かこの作品は好きになれません。理由は分からないんだけど、笑えるくだらなさと笑えないくだらなさがあるのかもしれませんね。でも3作目まで出来たんだからアメリカ人には面白いのかな?私的には何にも面白く無かったです。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2006-06-15 15:58:14)
20.  オペラ座の怪人(2004) 《ネタバレ》 
音楽もいい!映像も綺麗!金もかかってるし、ミュージカル映画として完成されております!変な脚色もないし、CGの使い方も絶妙!カメラワークも変な狙いが無いし。モノクロを現在、昔をカラーにして(初恋のきた道パターン)エピソードを織り交ぜるのですが、それがラストにまた繋がって<クリスティーヌのお墓を訪れるシーンである物を見て「うぉ~!」と嬉しくなりました(笑)  ジャーン!!ジャジャジャジャジャーン!て例のテーマソングにしょっぱなからゾクゾクきまして、終始ファントムに感情移入して見られる最高のパターンでした!今までの、ひたすらファントムを怪人=悪者扱いする映画や、ダリオアルジェント(監督としては好きだけど)のようにただのホラーにしてしまうのとは違い、「オペラ座の怪人」の題目をいかに映画として魅せるかを計算しくつして作られたなあと大満足でしたよ!!多少ファントムの歌声レベルが「?」でも全然いいじゃないですか!?仮面を取ってもオットコ前なのはご愛嬌。  あんまりにネタバレは良くないのでしょうが、最後のところでファントムとクリスティーヌがキスして、ファントムが泣くシーンがジーンときまくりで感動!良かったなあファントムって感じで(笑)ファントムがオペラ座に住むきっかけを与えたあの全て悟ってるおばちゃんがもうちょっとエピソードに絡んできたら文句無しでしたが、凄い完成度でレベル高いなあと思いましたよ!「オペラ座の怪人」好きならDVD買って損無しじゃないでしょうか?  エミー・ロッサム(まさしく美声で顔も可愛い 笑)演じるクリスティーヌが、ファントムの歌声を聴くとフラ~っと流されちゃう辺りのうつろな表情は最高でした!中だるみの少ない140分、しかもネタバレだけどファントムが少なくとも劇中では死なない展開で終幕だったので、理想の脚本に大満足です!つうか、オペラ座もだけどファントムの住む地下とかセットに金かけすぎの超大作ですよこれ(笑)  この作品を舞台と比べるのは全くもって問題外。だって生で体感する方が上なのは当たり前ですし(笑)そもそも演劇鑑賞と映画鑑賞は別個の芸術ですから(^^;;;
[DVD(字幕)] 8点(2005-10-12 12:05:20)(良:1票)
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