1. 温泉シャーク
サメは軟体動物(正確には軟骨魚類と呼ぶらしい)で化石は歯しか残らない、と言うのは初めて知った。 長らくサメ映画を見ておきながらこんな当たり前の事も知らない自分を恥いった。 映画自体はクラウドファンディングで資金を集めて作られた自主映画です。 従ってCGや特撮の出来は推して図るべしで編集も全くの素人です。 が、ストーリーはトンデモサメ映画としては意外なまでにしっかりしていた。 また映像のショボさに反して音楽やラストの歌は本格的である。(本格的と言うのもナンだが。。。) 総じて「見て損はしていない」レベルには仕上がっていたと思う。 熱海市(映画では熱海への風評被害を恐れて暑海市にしたそうだが)の宣伝にかけるマニアの熱意に敬意を表して6点で。 [映画館(邦画)] 6点(2024-07-08 09:14:58) |
2. オーメン:ザ・ファースト
《ネタバレ》 「最近のハリウッド映画はなんでこう昔の作品を引っ張り出してリメイク、続編、前日譚ばっかしなんだ。オリジナルを作るアイデアも尽きたのか?」とブチブチ文句垂れながら見に行ったこの映画。見たら思いの外、良く出来てました。このレベルで作ってくれるんなら文句は言わんよ。 オリジナルのオーメンの荘厳な雰囲気を(おおむね)損う事なく、ダミアンを産み出すために奔走する取り巻きたちを描いてました。 出産シーンを始めとしてグロ描写も多く、この辺は賛否分かれるところ。 また前半は「これオーメンの前日譚?全然違うじゃん」的な展開が続くんで、前半が我慢できるかが鍵でしょう。 総じて見終わったら満足感は高かったです。繰り返しますがこのレベルであれば文句は言いません。 [映画館(字幕)] 7点(2024-04-09 15:49:52) |
3. オッペンハイマー
《ネタバレ》 IMAXで鑑賞。 圧倒的な説明不足により全体の半分も理解できませんでした。 SFならいざ知らず史実映画でこれはマイナス評価をつけざるを得ない。 終盤、名誉回復したオッペンハイマーの受賞パーティで、テラーを睨みつけるエミリー・ブラントに唯一人間らしさを感じた。 彼女が助演女優賞を取らなかった事が唯一残念。 4/24、2度目の鑑賞。もうじき我が街のIMAXシアターはコナンに全て奪われるので。 初見ではさっぱり理解できなかったが2度目では逆にほぼ理解できた。 登場人物の多さとセリフの多さについて行けなかったが、ストーリーの概略が分かっている2度目ではまごつく事がほとんどない。 この映画はその意味でサブスク向きかもしれない。私みたいに定年退職後のヒマな年寄りは劇場で2度見ることに抵抗がないが。 が、2度見ても意見や感想にアップデートする事は特に無かった。 この映画がアカデミー賞を取るのなら「インターステラー」で取って欲しかった。 エミリー・ブラントがアカデミー賞にはふさわしい。 [映画館(字幕)] 6点(2024-03-29 21:03:10) |
4. オクス駅お化け
《ネタバレ》 何とも安っぽい邦題だが、中身はもっと安かった。。。 非常に安い演出で「わざとやってるのか?」としか思えない。リングの高橋洋が脚本をやってるからなのかリングそのものの井戸も出てくる。 日韓を問わず、都市伝説系ホラーは基本ハズレばっかりですね。 韓国物の特徴である「悪い奴に最後は天誅を下す」と言う展開だけは王道でした。でもここも彼氏みたいに一工夫しないとダメだよ。 [映画館(字幕)] 3点(2023-10-06 21:39:16) |
5. オー・ルーシー!
予告編で「人生の可能性に気づかせてくれる希望の物語」とありましたがこれは大嘘です。実際は「暴走女が破滅するまでの物語」です。 寺島しのぶは怪演と言って良い演技ですが、見事なまでのクズ人間です。お姉さんも姪っ子も、そしてジョンもみんな最低です。 私は不快さが先に立って鑑賞を楽しむどころではなかったです。特に退職者の送別会であれはやっちゃいかんだろ。謝っても遅いわ。 [インターネット(邦画)] 4点(2022-11-25 00:25:41) |
6. オカムロさん
《ネタバレ》 作品的にはヒドイ出来です。前半はコロナのパロディ、後半はオカムロさんとの対決、前半部分は見終わってみると「いる?」と言う印象。尺を稼ぐ以外の意味は見出せなかった。それでも全部で73分しかないんだから、この監督まだ長編映画は早かったかな? ただ、クライマックスに入り般若心経ロックがかかってからはバイオレンスと言うか殺陣として結構見れた。要するにこれが撮りたかったのね。こりゃ作品としては成立してないなぁ、自主映画レベルだなぁとは思うが、クライマックスは結構見入ったので4点は献上します。 [映画館(邦画)] 4点(2022-10-15 23:08:38) |
7. オレの獲物はビンラディン
《ネタバレ》 これほどしゃべるニコラス・ケイジも珍しいですね。ウィリーズワンダーランドと正反対にしゃべるしゃべる。ニコラス・ケイジも底の見えない俳優ですね。ただお話自体はハタ迷惑なオヤジのお騒がせ紀行です。行動力のあるアホの凄さは分かるけど、一体どこから資金を調達したのかしらとそこばかり気になってました。それと刀持って飛行機に乗れるのはキルビルの世界にでも行かないと無理だね。 [インターネット(吹替)] 5点(2022-07-26 22:08:18) |
8. オールド
《ネタバレ》 いきなりシャマランの語りから始まって驚いた。「この映画のラストは決して人には語らないでください」・・・ではなく、「皆さん、映画館におかえりなさい」だと。この作品も例によって製作費は自費だそうで映画館での上映にこだわる姿勢には100%同意と言う事で、作品評価も甘くなる・・・という事は全くないです。こちらも真剣に見させていただきます。 これは、とある海岸で肉体の新陳代謝が異常に速くなると言う状況でのシチュエーションムービーだろう。速くなる理由はとりあえずどうでもよろしい。この映画に出てくる一行がそれに気づいた頃には既に子供らは大人になっていた。そして次に来るのは大人たちの老化だ。30分で1年なら丸1日で48年、大人たちは死んでしまう。急いで脱出しなくてはみんな死ぬ、そもそも老化した肉体は元に戻るのか?緊迫感ある作品になりそうだが、大人の老化が思った以上に速くみんな理性的な行動を取る事が出来なかった。死を意識するとやはり人間そんなものかもしれない。 まぁまぁ退屈する事なく見る事はできたが、腑に落ちないシーンも多く大満足とはいかなかった。離婚寸前だった夫婦が年老いてお互いを許し和解するシーンに共感したのは自分も似たような年齢になったからだろうか?嫌な映画ではなかった。 [映画館(字幕)] 6点(2021-08-28 23:01:00) |
9. オーヴァーロード
《ネタバレ》 いかにもJJエイブラムス風の娯楽映画。JJはスターウォーズよりこう言う映画の方が似合っている。冒頭の降下シーンから迫力充分でその後も前半は緊迫感があった。これは面白いと思ったが、その緊迫感が最後まで維持できず、クライマックスが盛大なお祭り騒ぎになってしまったのは残念だった。JJとしては標準的な作品でしたが、R15の残酷描写は相当きつめでタランティーノ並みです。評価は前半が8点、後半が5点、総合は7点か6点か迷ったが、最後の「結局何なの?これは」感が強かったので6点で。 [映画館(字幕)] 6点(2019-05-12 17:47:10) |
10. 音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!
《ネタバレ》 妻と私は映画の趣味が全く違うので、一緒に映画を見る事は年に1回あるかないかぐらいだけど、この映画は妻から「見に行かん?」と誘われて見に行きました。ちなみに妻は阿部サダヲのファンです。が、これは失敗したと思った。ストーリーが支離滅裂、行き当たりばったりの展開、妻も途中で集中力が切れたのがはっきり分かった。個人的には開眼する前の吉岡里帆がか細い声で歌う「夏風邪が治らなくて」や「まだ死にたくない」がユーモアがあって良いと思った。 [映画館(邦画)] 4点(2018-10-12 16:24:30) |
11. オープン・グレイヴ-感染-
《ネタバレ》 雰囲気はなかなか良かった。序盤の次々にばらまかれる伏線らしき謎もうまく回収されれば一級品のミステリーになっただろう。と書いたのは中盤以降の展開ががっかりすぎるから。しかし、それなりに楽しませてもらいました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-04-13 22:58:51) |
12. オデッセイ(2015)
《ネタバレ》 少しでも良い環境でと思いIMAX3Dで。だが3Dの不自然さが目に付いた。火星や地球の表面がデコボコし過ぎに見える。時折良い効果もあるが何だろう?特にいらないように思える。肝心のストーリーだが、これもリドリー・スコットとしては、いや大ベテランとなったリドリー・スコットだからこそか、無難にまとまり過ぎているように見えた。火星からの脱出劇だがどうしても長いスパンになる。緊張感が続かない、間延びしたサバイバルだ。その割にディテールは結構雑。火星にあんな暴風が吹くわけがない。地球と火星の間は電波が届くのに10分はかかる。テキストでもリアルタイムの会話は不可能だ。何だか火星というよりも地上のどっかの砂漠かのような印象が途中でわいてきた。彼の救出方法もこれしかないだろうと思っていたら案の定だった。「エイリアン」や「ブレードランナー」で目の覚めるようなビジュアルを見せてくれたリドリー・スコットも、もはやこんなものなんだろうか?それなりに期待していただけに残念な出来だった。 [映画館(字幕)] 5点(2016-02-06 18:59:48)(良:1票) |
13. 思い出のマーニー
《ネタバレ》 どれ、ひとつ見てやるか、みたいな不遜な気持ちで見たら、思いのほか出来が良いので驚きました。最近のジブリの作品では「かぐや姫」を別格とすれば一番出来が良いと思います。何よりもストーリーがちゃんと完成されている。原作の良さだとは思いますが、最近のジブリの悪いところ(場面設計のみが先行し、ストーリーは後付けでこさえていく手法)を踏襲しなかったのは素晴らしかったです。1本の映画を見た満足度が高いです。メルヘンチックな少女ドラマをイメージしてたら、マーニーの謎に迫るミステリーだったと言う驚きがありました。 [映画館(邦画)] 8点(2014-07-19 15:31:02) |
14. オール・ユー・ニード・イズ・キル
《ネタバレ》 一番最初の戦闘はトム・クルーズのヘタレぶりがなかなかリアルで良かった。2回目、3回目もそれぞれ趣向が凝らされている。でもヒロインとからみ始めてから単なるゲーム戦闘となってやや単調になりましたね。あんたたち簡単にリセットしまくりだよ。もし生き返らなかったらどうするの?みたいな逡巡はいっさいなく、その潔さは良かったのか悪かったのか。ゲーム戦闘と全く同じ趣向の展開はそれなりに面白いです。でもそれが中盤どうしても行き詰まって、ヒロインに声もかけずにたった一人で先に進んで行く場面だけが、妙にリアルでした。 [映画館(字幕)] 6点(2014-07-05 17:22:07) |
15. オブリビオン(2013)
《ネタバレ》 まぁまぁですね。「トロン・レガシー」よりはSFらしかったです。でもトロンの場合は誰もストーリーに期待はせずに、3DのCGが全てだったわけですが。 精一杯がんばって作ったのは分かるしそれなりに見れますが、穴も多いです。一番納得いかないのはラスト。いくらクローンでもそれはないでしょう?それで納得するの? 廃墟となった地球の姿も「アイ・アム・レジェンド」の方がリアルで印象深かったです。トム・クルーズのSF物は案外見れるものが多いんで個人的には期待してたんですがちょっと残念でした。 [映画館(字幕)] 6点(2013-06-04 21:35:07) |