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21.  運び屋 《ネタバレ》 
イーストウッド、単なる犯罪映画ではない家族との関係、繋がりを感じさせる映画作りには感心させられた。犯罪組織とのやり取りも笑える事を放つ。組織の一人に頭痛のタネとか言われたら、医者で見てもらえみたいな事を言って笑わせたりする。そして、命の危険な立場であるにも関わらず、別れた元奥さんの最期を看取る為に家族達の元へ戻ってくる素晴らしさ、お金で何でも買えたけど時間は買えない。この台詞こそこの映画の一番、言いたかった事だと感じることができる。それもイーストウッドが語るからこそ説得力を感じさせるのだ。イーストウッド歳を取っても変わらないかっこ良さ、この映画を見て、あんな風に自分も歳を取ってもかっこ良く生きていくことができたらと思う。この映画はイーストウッドが監督し、自身も主人公を演じるからこその映画であって、他の人ではここまでの説得力は感じないだろう。
[映画館(字幕)] 8点(2019-03-20 21:51:17)(良:2票)
22.  白昼の死角 《ネタバレ》 
岸田森の焼身自殺から始まる只ならぬスタートからこれはタダでは収まらない予感通り、夏八木勲がどんどん変わって行く。夏八木勲に忍び寄る悪魔、島田陽子の美しくも悲しい姿にどんどん引き込まれていく。地獄の果てまで付いて行くと言う島田陽子の幸薄い演技、この女優さん程、幸薄い役が似合う女優さんは居ない。犬神家の一族の珠代さん、砂の器の高木恵理子に今作といい、幸せとは無縁な儚い女が似合う。他には役者の顔ぶれ、ギラギラした雰囲気、犯罪映画として見所満載!夏八木勲と藤岡琢也のやり取りは可笑しくて笑ってしまいます。可笑しいという意味では西田敏行の初登場シーンが釣りバカシリーズの浜ちゃんみたいで、笑ってしまう。犯罪映画には不向きな俳優が何人か居るが、それを補うだけのスリリングなストーリー展開に2時間半の長さも苦にならない。それにしても藤岡琢也の嘘芝居といい、西田敏行の浜ちゃんみたいな感じやら、まんまと騙される長門勇といい、本物の木下の丹波哲郎、誰もが役に相応しい顔触れを見せてくれているのが凄い。
[DVD(邦画)] 8点(2019-02-07 19:14:49)
23.  ハドソン川の奇跡 《ネタバレ》 
俳優としても監督としても評価の高いクリント・イーストウッドこの監督の重さ、そういう物が今作品ではさほど無く、そういう意味ではとても見やすいし、他の監督作品程の好き嫌いは分かれない作品になっている。そして、実話というものを上手く表現しており、完成度も高い。主演のトム・ハンクスのこの俳優のはい、泣いてください的なオーバーな演技も無くて良い。そんなトム・ハンクス演じるサリーが決断した自分の意見に自信を持ち、機械の判断ではけして、出来ない人間としての判断が155人全員の命を救う事になる。そういう人間だからこそ出来た救出にこの作品から感じられる監督の想いが伝わりました。人の命を救うには大きな決断が必要だし、大勢の人の協力がないといけない。この作品は人が人を救う事、その為には何が必要なのかという事をきちんと描いている。アメリカ映画がかつて最も得意としていたヒューマニズム、こういう映画がもう少し見たいし、もっと作られる事を期待したい。
[映画館(字幕)] 8点(2016-09-30 17:58:17)
24.  犯罪王リコ 《ネタバレ》 
リコ演じるエドワード・G・ロビンソンの存在感、そして、悪党なんだけどどこか人間味のある姿が招く、哀れな結末にリコの弱さを感じずにはいられない。親友との互いに別の人生を選んだ事がその後、哀れな死という形になって現れるのだが、親友であるかれこそ最後まで悪に徹する事が出来ない姿に犯罪王である以上に一人の人間としての弱さというものを見た様な気がする。所でこの作品、後の犯罪映画の在り方、義理と人情を大切にするより犯罪者として最後までとことん悪者に徹しないと悲劇的な死を迎える事の恐ろしさを見せてくれていると同時に殺人シーンや銃撃戦のシーンなどはあの名作「ゴッドファーザー」に大きな影響を与える成果を生み出している。そういう意味でも見るに値いする作品です。
[DVD(字幕)] 8点(2016-09-22 11:34:09)
25.  はじまりのうた
キーラ・ナイトレイの歌声が良い。勿論、歌が良い。それにも増して歌声が良い。そんな歌声を聴いてるだけでも、嫌な事など忘れさせてくれそうです。音楽の持つ力とニューヨークの美しい街並みが心地良くて楽しむ事が出来た。この映画のサントラが欲しくなります。同じ監督のonce ダブリンの街角でも感じた様に音楽が素晴らしいです。この監督の作品、もっと見たい。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-04-10 09:52:23)
26.  花咲く港
木下恵介監督の監督デビュー作です。まるで小津映画の様な雰囲気が充満している。俳優の顔ぶれを見ると小津映画なんじゃないかとさえ思ってしまいます。そんな雰囲気ながらやっぱり後の木下恵介監督作品に見られる街の景色を上手く生かした映像、走る自転車、海沿いの景色、打ち上げられる花火やら何から何まで後の木下恵介監督作品らしい映画作り、あの二人のペテン師でさえも皆の為にと頑張る姿は木下恵介監督らしい優しさを感じずにはいられない。
[DVD(邦画)] 8点(2014-07-21 14:52:25)
27.  はじまりのみち 《ネタバレ》 
原恵一監督ファンであり、木下恵介監督ファンでもある私として、やっと見る事ができた。国の圧力により思うような映画、自分が本当に撮りたい映画を撮らしてもらえなくなり、一度は映画監督を諦めて辞める。しかし、そんな中で出会った一人の青年便利屋の「陸軍」を見て泣いた話を聞き、更に母親の今いるべき場所はここじゃない。映画監督に戻りなさい。という問いに再び映画監督に戻る決意をする木下恵介、正吉から再び恵介へ!木下恵介監督が今まで世の中に送り出した数え切れない程の名作の数々が蘇ってくる。この映画は原恵一監督が木下恵介監督ファンであることがよく解る作品になっている。今まで一度も木下恵介監督作品を見た事がないであろう今の人達(10代20代)の若者に一人でも多く木下恵介監督の素晴らしさを木下恵介監督作品の素晴らしさを知って欲しいという気持ちが伝わってくる。私も原恵一監督と同じ気持である。同じ日本人として木下恵介監督は黒澤作品や小津、溝口、成瀬監督達と並んで誇りに思う。この映画を見て一人でも木下恵介監督作品に興味を持てたら嬉しい。  
[DVD(邦画)] 8点(2013-12-21 10:18:15)(良:1票)
28.  裸の十九才
新藤兼人という人の人間観察の鋭さ、見つめる視線の先には日本社会がその後、次から次へと犯罪者が増え、どんどんと悲惨な状況になっていく。人が人でなくなるような乾いた空気がこの映画では充満している。主人公の男は実在したと聞いたけど、本当にこのように人間は何かがきっかけで過ちを犯す生きものなんだとばかり言っているような映画である。作品全体の乾いた感じ、冷たい雰囲気、映像美は日本映画というよりはどこなくフランス映画の臭いを感じる。自分の居場所を見つけ出すことの出来ないこの映画の主人公の姿は昨今の人間にも数多く存在するし、そういう人間の孤独のようなものをここまでストレートに見せられると誰もがこの映画の主人公のようになっても何ら不思議ではない気がして、色々と考えさせられる。既に時代の一歩先を進み、見つめる新藤兼人監督の凄さを思い知らされることになった。
[DVD(邦画)] 8点(2012-08-22 22:16:00)
29.  裸で御免なさい
「裸でごめんなさい」って何を言うか?こんなにも若くて健康的で可愛くてナイスバディのブリジット・バルドーなら許す。いや、もう男なら誰だって許すでしょ。これで許さないようでは男じゃないと言いたい。とにかくそのぐらい本当にブリジット・バルドーが最高です。もうストーリーなんてどうでも良いとさえ思えてしまうぐらいである。待てよ?ストーリーだってそんなに悪くはないぞ。むしろ良いではないか!だってブレジット・バルドーがストリップショーに出るんだぞ!そこまでの流れも良い感じである。そして、やはりブリジット・バルドーが良いのである。ブリジット・バルドーの健康的な肉体美、それを観て楽しむ。それでけっこうじゃないか!どうしても観たくて仕方なく、近所のレンタル屋にはないし、我慢出来ずにDVD買ってまで観た。観る動機が凄く不純であるので「スケベでごめんなさい」と謝りたい気持ちです。それでも観たことに後悔などしません。むしろ観て良かった。
[DVD(字幕)] 8点(2012-01-20 22:46:06)
30.  ハーヴェイ 《ネタバレ》 
人は大きくなる(歳を取ると)に連れて、物事に対して疑ってみたり、信用しなくなったりとそういうものをこの映画では大人になっても子供の気持ち、純粋に物事をとらえよう、例え他の人には見えなくても自分には見えるんだという主人公の姿がそれを物語っている。自分と同じように大きなうさぎのハーヴェイを見せることなく想像させてくれるという映画ならではの想像する力をこの映画を観ていると感じさせられる。ジェームズ・スチュウートの純粋さ、そんな気持ちを考えずに精神的におかしくなっていると医者に見せようとする姉、それでも絶対に自分の気持ちというものを正直に表そうとする主人公、ジェームズ・スチュワートの演技というよりもまるで人柄そのもののような表情から滲み出る人間的魅力で楽しませてくる映画だ。
[DVD(字幕)] 8点(2011-09-18 11:33:40)
31.  はなれ瞽女おりん 《ネタバレ》 
何だか凄いものを観ているようなそんな感じがこの映画を見ている間と観終わってからもそう思わずにはいらなくなるほど映像の素晴らしさ、宮川一夫カメラマンの映し出す日本海の景色の素晴らしさ、冬の景色の中で切なくも悲しい大人の男と女、眼の見えないおりんが姿は解らなくてもどんな男なのか解っているような女の表情が何とも悲しくてあの結末も哀れ、愛した男にはなかなか抱かれなく、愛してもいない男達には抱かれるという不憫、刹那さ、水上勉原作らしい女の哀しみ、不幸な生い立ちから逃げたくても逃げれないまま自ら命を絶つ姿にあの沢山のカラスの飛び立つ瞬間のどろどろとした不気味さ、最後に映し出される海、同じ原作者による「飢餓海峡」と何か通じるものを感じます。ストーリーとしての面白さという意味では「飢餓海峡」に比べてしまうと見劣りする。しかし、女が一人生きて行くということの厳しさ、ましてや眼が見えないというハンデによる苦悩、この映画を観ると人は一人では生きていけないというものがよく解る。おりんが愛した男にも苦悩というものがしっかりと描かれているのでただ単に女だけが苦しいという映画なんかではなく、愛した女のハンデを解るからこそ、そんな女を林の中で好き勝手に抱いた男を殺すという行為がその後の二人の人生が更なる苦悩を生む。岩下志麻の美しさと原田芳雄の男臭さがドラマを更に盛り上げる。はっきり言って面白い。楽しいそんな映画ではんい。この原作者の作品全てに通じる男と女の苦しみ、岩下志麻の言おうとしている全てを宮川一夫カメラマンが美しい映像によって語っているようなそんな映画です。
[DVD(邦画)] 8点(2011-08-12 22:06:39)
32.  ばかもの 《ネタバレ》 
ばかもの!これほどの作品なのに1本しか置いてない近所のレンタル屋にまずは「ばかもの」だ!どうでも良いようなアニメの実写だのテレビの映画化の劇場版何々だのとくだらんものきり沢山置くレンタル屋に「ばかもの」だ!そして、いくら内田有紀のような年上の美女に誘われたからってのこのこ付いて来てはSEXしまくるとんでも野郎の成宮寛貴の「ばかもの」エッチする前に餃子なんて買って来て、その後、女みたいな声だすんじゃないよって言われるほど本当にお前はどうしようもない「ばかもの」だ!年下の男と年上の女、何とも不器用な男と女、飛び交う台詞のリアルさにそして、本当にリアルなほどのだらしない男の駄目さ加減が男からしたら解るほど解りすぎてどうしようもなくなってくる。内田有紀の年上女のいやらしさがかもし出すほどに観ていて本当に「ばかもの」だと思わずにはいられなくなる。内田有紀が感じている時にアホみたいに「気持ち良い?」ってそんなこと聞くなよ!本当にこの男も女以上にどうしようもない「ばかもの」だ!最後に内田有紀が脱いでる。全裸が完全に見れるんだと思ってそれだけの為に借りてきた私にも「ばかもの」と言いたい。競馬場のシーンで熱くなる男達、観客も含めての熱気やら何から何までこの映画の持つ熱気が私は何だか好きです。拝啓、金子修介監督様、正直、エッチなシーンきり期待して借りてきた本当にどうしようもない「ばかもの」な私をどうかお許し下さい。金子修介監督、この監督って「ガメラ」シリーズといい「毎日が夏休み」といいもっと評価されても良い監督さんだと思う。
[DVD(邦画)] 8点(2011-08-06 19:53:17)(良:1票)
33.  バーバレラ 《ネタバレ》 
やっと見つけたぞ!この映画を観るために市内のレンタル屋さん片っ端から入ってやっとのこと8件目で見つけた時の喜びはとても嬉しく、この映画を観る為だけに会員になったしまった。冒頭のバーバレラ(ジェーン・フォンダ)が宇宙服を脱いでいくシーンで私も含めて世の中の男性諸君の心を鷲づかみにしたに違いなく、少なくとも私は心だけでなく下半身も鷲づかみにされそうになった。てよりもなった。若き美しいジェーン・フォンダの素晴らしい肉体、素晴らしい裸体、男なら間違いなくこの場面だけでも、もう一度観たいとDVDの良さを知ることになるはずだ。劇場で観ていると出来ないことが出来る。そうです。何度もその裸だけを目的に巻き戻したり、一時停止したりと映画館じゃ出来ないことが出来るという利点!ただ難を言えば動く字幕が凄く邪魔である。それでも美しい裸を観ることが出来るのはやはり嬉しいものである。裸となったままのバーバレラが大統領閣下に対し「何か服を・・・」と言うと「構わん」という返事が返ってくる。いやあ、本当に構わんである。男なら誰しも閣下と同じ気持ちであるはずだ!それにしてもこの映画のジェーン・フォンダは文句なく美しい上にエロイ!デュラン博士の開発した機械さえもショートさせ、燃やしてしまうなんて、一体、どれだけ凄い性欲なんだ?男をただ捨てるだけの悪女でなく、きちんとご褒美までしてくれる何と言う有り難い女である。映画的にはけして、誉められるような内容じゃないし、でも、こういう映画を時には観るのも悪くはない。いや、悪い所か嬉しいものである。男心を確実に刺激するという意味で本当に嬉しい映画である。これ、日本でリメイクするなら、もしも、増村保造監督が生きていたら若き頃の若尾文子様(この場合は様です。ちゃんではない。)でお願いしたい。増村監督だったらこれ以上にとんでもない凄い映画となるはずだ。
[DVD(字幕)] 8点(2011-04-09 21:32:56)(笑:1票) (良:1票)
34.  花嫁の父 《ネタバレ》 
まずは何と言っても花嫁となるエリザベス・テイラーのとてもこの当時、まだ十代だとは思えないほどの美しさに驚かされる。そんな娘の心配ばかりしている父親の奮闘振り、娘の結婚相手が思っていた男ではなかったり、演説シーンでの可笑しさ、みんないなくなってしまった後の慌て方、夢に魘されている場面も恐いんだけど妙に可笑しかったりする。娘を思う父親の有り方、何しろ娘がここまで美しいエリザベス・テイラーだ!そりゃあ、落ち着いてはいられないのもよく解る。親子の絆を味わい深く描いている映画として評価して良いし、良きハリウッド映画にある品の良さを感じさせる作りにも共感出来る。それにしても本当にエリザベス・テイラーは美しい。美しさと上品さを兼ね備えている女優の代表!そして、守ってあげたくなる女優の代表でもある。これもまた間違いなくエリザベス・テイラーの代表作だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2011-04-09 14:09:46)
35.  パピヨン(1973) 《ネタバレ》 
パピヨンとドガの男と男の友情、生きるために自由を求めて逃げる二人、しかし、何度逃げてもどこへ逃げても必ず邪魔が入る。自由を手に入れることの厳しさ、この世に自由なんて本当に存在するのか?と見ていて思わずにはいられなくなるほどこの映画はとにかく全てが重苦しさで充満している。独房でのパピヨン(スティーブ・マックイーン)がとにかく恐いし、凄い。何が何でもドガ(ダスティン・ホフマン)からの差し入れを貰ったことを話さなかったパピヨンが食事を半分にされようが絶対に口を割らない。友達のためなら、また自由を手に入れるためならどんな辛さも絶えてみせるという男の中の男ぶりに同じ男として私にはとても真似は出来ないものを感じさせる凄さ、見ていてとにかく楽しいとか面白いとかそういう感覚よりも人間ってどこまで我慢出来るものなのか?というものをこの映画を観ると思わずにはいられない。人は目的のためならどんな苦しみだって耐えてみせる。例え食事を与えられなかろうが殺されかけようがそれでも絶対に諦めない。物事、諦めたらそれで終わりであるというものをこの映画は私達に教えてくれている。諦めなければ必ず報われる。若い裸の女性とも出会える。えっ?それは違うって?でもきっとそういう希望みたいなもの、かすかな夢、望みを持って生きていくことがどれだけ素晴らしいことかと思わずにはいられなくなるし、ラスト、海に飛び込んで本当の自由を手に入れてみせたパピヨンの「俺は生きてるぞ!くそったれ!」て台詞を聞きながら見ているドガ、この二人の対照的な二人の演技がもたらす男の人間臭さいっぱいの映画である。
[映画館(字幕)] 8点(2011-04-08 21:38:28)(良:2票)
36.  バーレスク 《ネタバレ》 
これは凄い。話の面白さはそんなにも感じられないけど、大きなスクリーンで大勢の女性達が声を出し、身体全体を使って歌いまくる。踊りまくる。そのパワーの凄さ、躍動感にこれは絶対に劇場で観る映画である。クリスティーナ・アギレラの声といい、美しさ、ナイスバディに男ならまず間違いなく眼が釘付けになることでしょう!ショービジネスの世界の華やかさ、豪華さ、素晴らしい音楽の数々、圧倒的なパフォーマンス、今の日本ではまず無理です。このような映画を撮ることは!この映画はクリスティーナ・アギレラの素晴らしさをただただ観て、興奮する映画です。ただ可愛いだけとか、美しいだけとかなら日本にもいるけど、美しい上に声の素晴らしさ、音楽のセンス、歌って踊れて、美人でナイスバディ、三拍子揃っている人は今の日本にはいない。クリスティーナ・アギレラがステージに立つだけで、それを観ている劇中のその他の人物、男も女も関係無しに拍手し、興奮している。スクリーンの中での彼女の活き活きとした姿に本物のアーティストの力を見せ付けられ、とにかく凄い迫力です。伊達に何度もグラミー賞獲得してませんね。ところでもしも、この映画のようにクリスティーナ・アギレラのような人が一人で自分の住んでる家に居候し、一つ同じ屋根の下で生活なんてなったらそりゃ、男なら喜んで泊めてしまう。絶対に断りません。むしろ大歓迎です。あぁぁ、良いな!俺もクリスティーナ・アギレラの靴下を脱がしたい。と思った男は私だけじゃないはずです。
[映画館(字幕)] 8点(2010-12-23 18:14:41)(笑:1票) (良:2票)
37.  薔薇の名前 《ネタバレ》 
不気味!何しろ出てくる人物が不気味な奴ばかりです。それを更に醸し出しているのが如何にもヨーロッパ的な雰囲気を表現している素晴らしいセット、ハリウッドが得意とするようなCGなんかではない。CGなどでは体験することの出来ないほどのこの素晴らしいセット、修道院というこの如何にも何かがありそうな、起こりそうな雰囲気を感じさせるその舞台設定の見事さがあればこその映画であると言っても良いだろう!この映画は最近のアメリカの大作が好みの人には物足りないと感じるかもしれないが、私のようにヨーロッパ的な雰囲気、アメリカ映画にはない雰囲気を楽しみたい。そういう映画が好きな人には間違いなく楽しめる筈です。物語としの面白さも勿論ではあるが、何度も言うようにこの映画には雰囲気が感じられる。だから見ていても飽きるなんてことはない。見ていて何だか「犬神家の一族」を感じさせるストーリー展開、黙示録になぞられて起こる殺人という所からしてそっくりです。「犬神家の一族」は何度も見ているぐらいの私であるからして、嫌いなはずはなく、十分に楽しむことが出来た。欲を言えば暗い画面がずっと続く為に何が起こっているのか解りずらい所があったり、ユーモアという意味でもいまひとつではあるが作品の雰囲気、ミステリアスな中に見える人間ドラマとしての面白さなど色々考えさせられるので一度、見ただけでもう、良いや!という気分にはならない。それにしてもこの映画は本当にハゲ親父きり出てくる。ショーン・コネリーにしても良い歳の知り方、禿げ方していると思いました。最後に修道院て所では笑ってはいけなんだね。私には絶対に生活できません。笑いの無い人生なんて考えられません。だから、この映画に出てくる男達はどいつもこいつもあんな膨れ面しとるんだ!
[ビデオ(字幕)] 8点(2010-01-04 11:29:12)(良:1票)
38.  晴れて今宵は(1942)
フレッド・アステアとリタ・ヘイワース、このコンビも良い。好きだなこの映画!この二人の優雅なダンスをただ楽しむ。それだけでも観る価値十分だと思います。リタ・ヘイワースの美しさ、あの色気、全てが好きでして、ストーリーなんてこの際、気にしません。ミュージカル全盛期の頃の二人の演技、やりとりの面白さ、そして、何よりも最近のミュージカル映画みたいにうるさいだけの品の無い作品とは違うし、変な殺人だの、黒人問題がどうだのこうだのといった余計なものもないので良い。
[DVD(字幕)] 8点(2009-09-24 22:05:12)
39.  裸の島(1960) 《ネタバレ》 
この映画には台詞らしい台詞がほとんど無い。笑い声や掛け声、子供達の歌声などはあるけれど、会話という会話が無いのである。そして、そんな会話を一切省くことで省略することによって、新藤兼人監督は互いが相手のことを全て受け入れてこそ伝わる人間としての正しい姿、人間が人間であること、人としての有り方、それを認めているからこそ、そんな関係のある者の間には言葉など要らない。言葉など無くても伝わるのである。言葉というものはお互いを確かめ合う上において時には不要であると言っているようである。そうなのだ!信頼しあっている者同士の間には言葉は要らない。相手を受け入れ、相手の気持ちを知る。また自分の気持ちも相手に伝える。人と人との関係、繋がり、この映画が意味するものは何なのか?全く知らない別の世界で生きている者同士なら言葉が無ければ解らないだろうが、この映画の人達の間には相手をよく理解している者同士、同じ島に住む者同士であるから言葉は無くても良いのである。人と人との繋がり、そして、人間って凄い。生きること、生きていることの凄さを映像だけで見せてしまうこの新藤兼人監督という人の凄さ、今の日本映画には無い。欠けている要素、何でも台詞でやってしまう今の日本映画とは正反対な作品である。
[DVD(邦画)] 8点(2009-08-19 22:52:53)(良:1票)
40.  (ハル)(1996)
森田芳光監督って脚本さえしっかりしていれば良い映画を撮れるんだということを証明する上で最適な監督であるように思うわけで、この映画の主人公、言葉というものの意味合い、コミニュケーション、時代の一歩先を既に感じ取っていたかのようなそんな内容のこの映画を観ると言葉って大切なんだなあ!気持ちというものの表し方、相手に対する優しさやそういう人として最も大切なものをこの映画では見せてくれているようで色々と考えさせられる。この映画を観るまでは深津絵里って特に意識したことなかったけどこの映画を観てからというものすっかりファンになってしまった。顔の知らない何処の誰とも分らないメールだけの会話、やりとりなんて凄く不安だし、もし、その相手が自分の思い描いている人とはまるで別人のような感じだとしたら私にはなかなか会おうなんて勇気が湧かないけれど、でもそれが深津絵里みたいな彼女だとしたらなんて想像するという楽しみもこの映画の魅力なのかもしれない。いずれにしてもこの映画の深津絵里はとにかく文句なく可愛い。
[DVD(邦画)] 8点(2009-03-17 22:37:18)(良:3票)
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